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前編
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「スーザン!!!!私は貴様との婚約を破棄しようと思っているのだ!!!!!」
時の皇帝に婚約破棄を宣告された公爵令嬢のスーザンは悲嘆に暮れていた。皇帝の隣には、尻をフリフリと子犬のように降っている少女が三人……皇帝はロリコン趣味で、少女を側室に迎え入れようとしていたのだ。そして、皇帝の新しい婚約者といえば……。
「14歳で子供を産むことのできる公爵令嬢のナタリーだ!!!!!!彼女こそが、私の婚約者にふさわしいのだ!!!!!」
つまり、スーザンは皇帝と年が一緒で、ロリコンの皇帝には趣味が合わなかった……とこういうわけだったのだ。
会場に居合わせた人々は、スーザンに同情した。スーザンに落ち度があったわけではなかった。ただ、ロリコンの皇帝に認めてもらえなかった……そういうわけだった。
「だったら、スーザン様は俺がもらいます!!!!!!!!!!!!!!!!」
と、猛烈な勢いで会場にやって来たのは、女好きで知られる男爵のモールスだった。実は、モールスと皇帝は古い付き合いなのだ。モールスの父である先代の男爵と、皇帝の父である先代の皇帝は学友であり、共に親しかった。
それ故、子供同士も非常に仲が良く、身分の垣根を越えて、遊んでいたりしたわけだった。
「おお、モールスじゃないか??????今日はどうしたんだ!!!!!!!!!」
皇帝はモールスと言葉を交わした。
「いいえ、皇帝が婚約者であるスーザン様を御捨てになることは、予め予感できていたわけでございますから!!!!!!こうして、スーザン様を頂きに参ったと、こういうわけでございます!!!!!!!!!」
「ああ、なるほど!!!!!!!!!!!ああ、勝手に持っていっていいぞ!!!!!!!!!!」
「本当ですか??????????????ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!」
皇帝の許可を得たモールスは、そのままスーザンを抱きかかえて、城を後にした。この出来事に一番脅えていたのは、他でもなく、スーザンだったのだ!!!!!!!!!!!!!!
「あの……少し話したいのですが…………………」
スーザンは、道中、モールスに確認をした。
「はい、なんでございましょうか???????????私に答えられる質問でしたら、なんでも承ります!!!!!!!!何なりとどうぞ!!!!!!!!!!!」
そう言って、スーザンに質問を促した。
「どうして、私が婚約破棄されることを知っていたのですか???????」
「ギクッ………それはですね……ええっと……超能力ってやつでしょうか???????????????」
モールスは嘘をつくのが下手だった。そして、スーザンは人を疑うのが得意だった。だから、二人の会話がかみ合わなくなるにつれて、その不信感は増大していったのだった。
時の皇帝に婚約破棄を宣告された公爵令嬢のスーザンは悲嘆に暮れていた。皇帝の隣には、尻をフリフリと子犬のように降っている少女が三人……皇帝はロリコン趣味で、少女を側室に迎え入れようとしていたのだ。そして、皇帝の新しい婚約者といえば……。
「14歳で子供を産むことのできる公爵令嬢のナタリーだ!!!!!!彼女こそが、私の婚約者にふさわしいのだ!!!!!」
つまり、スーザンは皇帝と年が一緒で、ロリコンの皇帝には趣味が合わなかった……とこういうわけだったのだ。
会場に居合わせた人々は、スーザンに同情した。スーザンに落ち度があったわけではなかった。ただ、ロリコンの皇帝に認めてもらえなかった……そういうわけだった。
「だったら、スーザン様は俺がもらいます!!!!!!!!!!!!!!!!」
と、猛烈な勢いで会場にやって来たのは、女好きで知られる男爵のモールスだった。実は、モールスと皇帝は古い付き合いなのだ。モールスの父である先代の男爵と、皇帝の父である先代の皇帝は学友であり、共に親しかった。
それ故、子供同士も非常に仲が良く、身分の垣根を越えて、遊んでいたりしたわけだった。
「おお、モールスじゃないか??????今日はどうしたんだ!!!!!!!!!」
皇帝はモールスと言葉を交わした。
「いいえ、皇帝が婚約者であるスーザン様を御捨てになることは、予め予感できていたわけでございますから!!!!!!こうして、スーザン様を頂きに参ったと、こういうわけでございます!!!!!!!!!」
「ああ、なるほど!!!!!!!!!!!ああ、勝手に持っていっていいぞ!!!!!!!!!!」
「本当ですか??????????????ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!」
皇帝の許可を得たモールスは、そのままスーザンを抱きかかえて、城を後にした。この出来事に一番脅えていたのは、他でもなく、スーザンだったのだ!!!!!!!!!!!!!!
「あの……少し話したいのですが…………………」
スーザンは、道中、モールスに確認をした。
「はい、なんでございましょうか???????????私に答えられる質問でしたら、なんでも承ります!!!!!!!!何なりとどうぞ!!!!!!!!!!!」
そう言って、スーザンに質問を促した。
「どうして、私が婚約破棄されることを知っていたのですか???????」
「ギクッ………それはですね……ええっと……超能力ってやつでしょうか???????????????」
モールスは嘘をつくのが下手だった。そして、スーザンは人を疑うのが得意だった。だから、二人の会話がかみ合わなくなるにつれて、その不信感は増大していったのだった。
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