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その16
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だがしかし、余裕をこいていた母親もまもなく処罰されることになった。なぜかというと、私たちの娼館の存在が、帝国本土の貴族令嬢たちにばれて、その存在が明るみになってしまったためである。令嬢たちは一斉に文句を言ってきた。これに対して、母親は割と毅然とした対応をした。
「娼館をやっていたのは事実でございます。しかしながら、元はと言えば、あなた方の旦那様が悪いのではなくて?私たちはあくまでもビジネスなのです」
こう発言すると、令嬢たちは一目散に母親を罵倒し始めた。
「何がビジネスよ!殿方を囲い込んで、自分のハーレムを作りたかったんでしょう。このクソババー!」
図星である。私は心の奥底で笑った。もちろん、私を怒鳴る令嬢もいたが、なによりも母親のことをコテンパンに罵倒してくれたので、かえって嬉しかった。
「私は皆様のために……」
「うるさい!クソババー!黙れ!」
母親はクソババーと呼ばれた。
「娼館をやっていたのは事実でございます。しかしながら、元はと言えば、あなた方の旦那様が悪いのではなくて?私たちはあくまでもビジネスなのです」
こう発言すると、令嬢たちは一目散に母親を罵倒し始めた。
「何がビジネスよ!殿方を囲い込んで、自分のハーレムを作りたかったんでしょう。このクソババー!」
図星である。私は心の奥底で笑った。もちろん、私を怒鳴る令嬢もいたが、なによりも母親のことをコテンパンに罵倒してくれたので、かえって嬉しかった。
「私は皆様のために……」
「うるさい!クソババー!黙れ!」
母親はクソババーと呼ばれた。
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