世界一美しい妹にせがまれるので婚約破棄される前に諦めます～辺境暮らしも悪くない～

そんなことは……

キャサリンは未だに、自分の置かれている立場を理解していないようでございました。

「ということは……やっぱり、私はハンフリー様と婚約することになる……わけでございますか？？？？？？？？？？」

「ああ、つまりはそう言うことなのだな…………」

お父様はそう言いました。

「信じられません！！！！！！！！！！！！！」

なるほど、キャサリンにとってみれば、これは非常に喜ばしいことなのでございましょうが…………やっぱり、いきなりこのようなことを言われてしまったら、それはそれは驚くわけでございましょう…………。

「ああ、そうだ！！！！！！！！！！！！これは非常に素晴らしいことなのだ！！！！！！！さあさあ、そうと決まれば、すぐさま話を進めることにしようじゃないか？？？？？？？？？？なあ、キャサリン。そうだ、この度の王子様の招きに関してだが……マリアの代わりに、お前が行きなさいよ。それならば、いいじゃないか？？？？？？？」

お父様は、既に納得しているようでございました。お母様も然りでございました。

「ああ、なるほど……それはそれで……いいのかもしれませんねえ！！！！！！！！！！！！」

キャサリンはこう言いました。

「そうと決まれば……さあ、行こうじゃないか！！！！！！！！！！」

お父様にとっては、もうこれくらいしか手段がなかったのです。

「分かりましたわ。着替えてまいります…………」

キャサリンは最初、戸惑っていましたが、改めて考えると、これはキャサリンにとっては非常にいい話でございました。