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その46
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「ああ、君は随分と厄介な妹さんを持ったものだなあ……」
最後には、皇帝陛下まで同情されるようになってしまいました。そんな自分が、とても恥ずかしくなりました。
「いいえ、本当に申し訳ございません……」
私はこう言いました。
「君が謝る問題ではないよ。まあ、私もこんな令嬢に倅のことを任せようとしたんだから……随分と愚かなことをしたと反省しているよ。ああ、ロンメル殿。倅はもう完全に消えてしまったのか???」
皇帝陛下に話を振られたロンメル伯爵は、再び少し恐縮気味で、
「はいっ!!!私が習得しております魔術では、死者を蘇らせることはできませんので……」
と答えました。そこにローズが食いつきました。
「はいはいはい!!!私ならば、回復魔法が使えます!!!ですので、王子様を生き返らせることができます!!」
ローズは言いました。確かに彼女の力を持ってすれば可能かも、私はそう思いました。
「ああ、それならばいいや。倅よ、しっかり神の元で働くのだぞ!!!」
皇帝陛下はローズの提案をきっぱり断ってしまいました。まあ、王子様もこの辺鄙な運命のある意味被害者なんですよね。私的には、少し同情してしまいますが。
「もう……こうなったら!!!!」
ローズは最後の手段に出ようとしておりました。私が気付かないくらいの速さで、ロンメル伯爵を羽交い絞めにしてしまいました。
「私は、ロンメル伯爵と再び婚約したいと思います!!!」
「ローズ!!!何度も同じことを言わせないで!!!」
私はもう一度、ローズを叱りつけようとしました。
「お姉様は黙っていてください!!!」
ローズもすっかり怒っておりました。
最後には、皇帝陛下まで同情されるようになってしまいました。そんな自分が、とても恥ずかしくなりました。
「いいえ、本当に申し訳ございません……」
私はこう言いました。
「君が謝る問題ではないよ。まあ、私もこんな令嬢に倅のことを任せようとしたんだから……随分と愚かなことをしたと反省しているよ。ああ、ロンメル殿。倅はもう完全に消えてしまったのか???」
皇帝陛下に話を振られたロンメル伯爵は、再び少し恐縮気味で、
「はいっ!!!私が習得しております魔術では、死者を蘇らせることはできませんので……」
と答えました。そこにローズが食いつきました。
「はいはいはい!!!私ならば、回復魔法が使えます!!!ですので、王子様を生き返らせることができます!!」
ローズは言いました。確かに彼女の力を持ってすれば可能かも、私はそう思いました。
「ああ、それならばいいや。倅よ、しっかり神の元で働くのだぞ!!!」
皇帝陛下はローズの提案をきっぱり断ってしまいました。まあ、王子様もこの辺鄙な運命のある意味被害者なんですよね。私的には、少し同情してしまいますが。
「もう……こうなったら!!!!」
ローズは最後の手段に出ようとしておりました。私が気付かないくらいの速さで、ロンメル伯爵を羽交い絞めにしてしまいました。
「私は、ロンメル伯爵と再び婚約したいと思います!!!」
「ローズ!!!何度も同じことを言わせないで!!!」
私はもう一度、ローズを叱りつけようとしました。
「お姉様は黙っていてください!!!」
ローズもすっかり怒っておりました。
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