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殺人鬼 その1
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僕の妹は殺人を好む。
女のためにやってるらしい。
女の復讐を代行しているのだとか……。
「誰かに言ったら……お前も殺す!」
殺気がプンプンと漂ってくる。
昔はこんなんじゃなかった、なんて、有り体に回想してみる。
人殺しは愚か、虫一匹傷つけることすらできなかった。
「おにいちゃん……こわいよぉっ……」
こんな感じでよく懐いていた。兄としては、まあ、そこそこ好かれていたように感じる。
こんなふうになったのはいつからだろうか?
考えても全く分からない。
あれほど優しかったのに……。
犯罪者の近親はみな、口をそろえて言う。
僕も言いたい。
「昔も今も変わらず優しいんですよ……」
さてさて……。
もうじき妹が帰ってくる。支度をしなくちゃ。
ニートな僕の面倒を見ているのは妹だ。
この手の仕事は収入がいい。
僕にできることといえば、最大限奉仕することくらいだ……。
「ただいまー」
妹が帰ってきた。
「おかえりなさい」
そんな妹を僕は優しく出迎える。
女のためにやってるらしい。
女の復讐を代行しているのだとか……。
「誰かに言ったら……お前も殺す!」
殺気がプンプンと漂ってくる。
昔はこんなんじゃなかった、なんて、有り体に回想してみる。
人殺しは愚か、虫一匹傷つけることすらできなかった。
「おにいちゃん……こわいよぉっ……」
こんな感じでよく懐いていた。兄としては、まあ、そこそこ好かれていたように感じる。
こんなふうになったのはいつからだろうか?
考えても全く分からない。
あれほど優しかったのに……。
犯罪者の近親はみな、口をそろえて言う。
僕も言いたい。
「昔も今も変わらず優しいんですよ……」
さてさて……。
もうじき妹が帰ってくる。支度をしなくちゃ。
ニートな僕の面倒を見ているのは妹だ。
この手の仕事は収入がいい。
僕にできることといえば、最大限奉仕することくらいだ……。
「ただいまー」
妹が帰ってきた。
「おかえりなさい」
そんな妹を僕は優しく出迎える。
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