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その6

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「私は……随分とていたらくな人生を送ってきましたものでして……それでも、心のどこかで女を欲しているのでございまして!!!!!!!」

「なるほど……あなた様は女の身体を欲しているのですか……」

フィンゴリモド様は考え込んでしまいました。こんな話が王子から出るとは、全く持って思ってもいませんでした。

「なあ、マリア。どうせだったら……」

「致しません!!!!!!!!今更、スミス様のことなんて、考えたくもありません!!!!!!!」

「マリアさん……なにをそんなに怒っているのですか???????」

スミス様は、このことについて、何もわかっていないようでございました。全く以て、女心わからない人間と言うものは最低でございます。私はそんなことを彼に言い聞かせたくもなりましたが、仕方なく黙っておりました。


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