妹に婚約者を寝取られたので姉を辞めます~婚約破棄という運命に抗って~

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その15

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「それで……結論は出たわけでございますか???????????????」

ステロンは結果を求めていた。結果がなければ、わざわざやって来た意味がない。そして、まだ幼いレイナの顔を見てみると、その答えは自ずと分かったのだった……。

「私は…………」

レイナが何か言いたそうにしているのを、母親は必死で制止した。

「この度の婚約については、ご遠慮願いたく存じます…………」

母親はそう言った。

「それは…………レイナ様の御意向なのでございますか?????????????」

「ええ、そうです。私の意志は、レイナの意志と常に一緒なのでございます。ねえ、レイナ??????????」

母親の眼差しはあまりにも強力だった。だから……レイナは必死におびえた。

「声が…………お母様の声が……響いているのです!!!!!!!!!!!!!」

レイナはそう言い放った。

「なるほど…………そうなのですね?????????????????」

ステロンは理解したようだった。
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