妹に婚約者を寝取られたので姉を辞めます~婚約破棄という運命に抗って~

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その18

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「ところで……お姉様??????」

「何かしら??????」

レイナは、なんとか抑えようと必死に頑張っていたが、それでも、イコンがはしゃぎすぎると、やはり、このまま冷静さを保つことはできないと思ったのだった……。

「お姉様……そんな怖い顔をしないでくださいよ?????????こう見えたって、私はお姉様思いなのですからね!!!!!!」

何を言っているんだ……レイナはそう思った。

「最近ですね、チャーリー様がですね!!!!!!!!!」

婚約破棄された相手のことを話題にするなんて、全くどんな神経をしているんだ……レイナの怒りのボルテージが少し上がった。

「チャーリー様がですね!!!!!あれ??????お姉様、ひょっとして、チャーリー様のこと、忘れちゃったんですか???????」

「そんなわけないでしょう…………。それで??????なんなのよ…………」

「はいっ!!!!!!実はですね、チャーリー様がですね、私に愛してるって、言ってくださったのですよ!!!!!!!!!」

「…………それだけ??????????」

「それだけって……お姉様、ひどくないですか????????あれほどお姉様のことをあの、チャーリー様がですね、私のことを愛しているんですって!!!!!!!」

「だから…………それがなんなのよ…………」

レイナの怒りのボルテージはうなぎ登りだった。まあ、当然と言えば当然なのだろう。

「あれっ……ひょっとして、お姉様?????????私にでもやいているのですか??????」

「そんなことはない…………」

「いいんですよ???????強がらなくても!!!!!!!!!お姉様のことは、この私、全てお見通しでございますから!!!!!!!」

「そんなことはないって言っているでしょうが!!!!!!!!!!!」

レイナは思わず声を荒げてしまった…………。


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