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第7章 ハーレム旅行ってマジですか?
第116話 反響:新たな『お姉ちゃん』
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※本日は2話更新。こちらは2話目。
(すみません手違いでしばらく非公開になっていました……!内容は変わっていません!)
――――――――――――――――――
「蓮ちゃん、可愛い……」
もともと人気急上昇中だった遠野蓮は、先日のクエストでさらに支持層を広げていた。
ダンジョン崩壊なんてことが起これば配信界隈だけに留まらず、社会的な大問題になっていたところだ――もはやネットニュースに留まらず地上波や全国紙の新聞までが蓮のことを大々的に取り扱っていた。
「ヨシヨシしてあげたいなぁ……」
そのおかげもあって、老若男女問わず『最年少にして最強のダンジョン配信者』に注目を向けることになった。
ダンジョン配信への反感を持つ者もまだ少なからずいるので、全国民が熱狂しているかというとそうはならないが――中には、これを機に彼の勇姿に夢中になる者もいた。
そんな人物はここにも――
平日の夕方。
東京の外れにある、とある安アパートの狭いキッチン。
型落ちの古い携帯端末が小さな窓の桟に立てかけられ、蓮のアーカイブを映しだしていた。
「こんな弟がいたらなぁ。恋人で、弟で――」
通信料金を気にして低画質で再生しているが、それでも彼の輝きはちっとも色あせなかった。
包丁を扱っていても、つい画面が気になってチラチラ見てしまう。もう何回も視聴したシーンだというのに、まったく飽きる気配がない。
普段のシャイな照れ顔と、モンスターを薙ぎ倒していく横顔のギャップ。平静でいるときも、どこか物憂げな、歳不相応の哀愁を感じさせる。
そんな魅力的な男の子――
「はあ、甘やかしてあげたい……」
熱い吐息が漏れる。
こんなに母性本能がくすぐられることなんて、これまでの人生で1回もなかった。
「【ゆのちゃん】より、わたしのほうがずっと――」
2人の距離はかなり近く見えるが、あの調子だとキス以上の行為には及んでいなさそうだ。まだチャンスはあるはず。
「――なんて、わたしも付き合ったことないけど」
ひとりごとをつぶやきながら小さな踏み台から降り、エプロンを外す。
夕飯の仕込みもひととおり終わったので、共働きの両親が帰ってくるまでは宿題の時間だ。居間の隅に置いていたランドセルを開いてプリントを取り出し、小さなちゃぶ台に広げて置いた。
けれどなかなか手に付かない。
彼のことが頭から離れないのだ。
年上の最年少ダンジョン配信者・遠野蓮のことが。
身長なら同じくらいだし、少々の年の差など関係ないだろう。
「うーん私の弟になってくれないかなぁ……それから恋人にもなって、結婚して、赤ちゃんも3人くらい……」
ウェーブのかかった長くて柔らかな髪。
とろんと潤んだ黒目がちの双眸。
鈴の音のような声を漏らす、桜色の唇。
彼女――小学5年生の葛木 美桜音は、幼いけれどどこか妖艶さすらにじみ出ている美貌を切なげに曇らせて、
「会いたいな蓮ちゃん。東京……四ツ谷か」
美桜音の視線は、窓から見える夕焼けの景色へと向けられていた。
とにかくまずは認知してもらうことだ。電車賃なんて無いし、自転車も先月壊れたばかりだし。
歩いて行くしか手段がないが――
「家のことは心配だけど……行っちゃおっかな」
会って、籠絡して、幸せな家庭を築くんだ。
美桜音はもう小学5年生だし、蓮なんて中学1年生だ。
愛を育むには十分過ぎる年齢なのだし――
行こう。
そう決心すると、胸がドキドキと早鐘を打った。
「あ、宿題しよっと」
目標ができるとヤル気も出る。本当なら今すぐにでも家を出て――先日の配信で見たように――『蓮ちゃん』に首輪を付けて可愛がってあげたいところだけれど、まずは目の前のことからだ。
そうこうしているうちに、仕事を早く終えた母親が帰ってきた。
「ただいま」
「ママ、おかえりなさい」
日によっては遅くなる母は、家事を十分にできないことに負い目があるらしく、支度の終わった台所を見ると申し訳なさそうな顔をする。
美桜音としてはそんなことは気にしていないのだけれど。
料理も、掃除も、洗濯も、得意だし大好きだ。とはいえ父母のように将来は働いてみたい希望もあるし――それに、幸せな家庭を築くためならどんなことでもするつもりだ。
買い物はお金が減るので嫌いだけれど……愛する家族のためなら努力する所存。
そう、愛する家族――
「あの、ママ。お願いがあるんだけれど」
「美桜音がお願い……? な、何でも言ってちょうだい! 娘からのおねだりなんていつぶり……ううん、初めてかしら?」
何だかソワソワしている母が向かいに座るのを待って、美桜音は居間の畳で正座をすると、三つ指をついて頭を下げた。
「わたし、弟を作ろうと思います」
「えっ。う、うん?? そ、それは――っ?」
母の声が上ずる。
「お、弟――っ? ええっと……ぱ、パパと頑張れば何とか……っ! あっ、でもお財布事情が……なんて、美桜音に言うからいけないのよね……。でもね、寝室が1つしかないからね、パパとママだけ2時間くらいどこかに…………、じゃなくて!」
なぜかブンブンと頭を振ってから母は、
「弟を――『作る』? 欲しい、とかじゃなくて?」
「欲しいよ? だから作るの。蓮ちゃんって知ってるでしょ」
「ダンジョン配信者の――美桜音がよく見てる男の子よね?」
「そう。蓮ちゃんを弟にしようかと思って」
「――――しようかと思って?」
美桜音によく似た目をぱちくりさせて、母は首をかしげる。
「あの遠野蓮くんよね? 中学1年生だから、美桜音より2つくらいお兄さんよ? 弟?」
「蓮ちゃんって『お兄さん』って雰囲気じゃないでしょう」
「だからって――」
「安心して。蓮ちゃんのことはわたしがちゃんと養うから。しばらくはパパとママの協力もいるけれど……わたしがたくさん稼げるようになって、将来は蓮ちゃんを養うの。弟にして、結婚もするの」
「な、なるほどぉ……?」
容量オーバーしたような顔で目を回す母は、ブツブツとつぶやく。
「……想像のお話? そうよ、そうよね? そういうことを考えるのが楽しい時期ってあるものね……小学5年生だし、夢見がちなお年頃だし……」
「それでママ。わたしたち、お似合いだと思う?」
「お、お似合いよ? うんうん、お似合いだと思うわ――!」
ちょっと目の焦点が合っていないような気もしたけれど――お似合いだと認めてくれたということは、母の許可も取れたということだろう。
「良かった」
ニッコリ笑って美桜音は、さっそく未来の家族計画について胸を躍らせるのだった。
―――――――――――――――――
お読み頂きありがとうございます!
連続更新はここまでです。次回からは第8章ですが、書きためてから投稿したいので少しお時間をいただければありがたいですm(_ _)m
楽しんでいただけたら、お気に入りや感想などいただけると大変嬉しいです!
(すみません手違いでしばらく非公開になっていました……!内容は変わっていません!)
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「蓮ちゃん、可愛い……」
もともと人気急上昇中だった遠野蓮は、先日のクエストでさらに支持層を広げていた。
ダンジョン崩壊なんてことが起これば配信界隈だけに留まらず、社会的な大問題になっていたところだ――もはやネットニュースに留まらず地上波や全国紙の新聞までが蓮のことを大々的に取り扱っていた。
「ヨシヨシしてあげたいなぁ……」
そのおかげもあって、老若男女問わず『最年少にして最強のダンジョン配信者』に注目を向けることになった。
ダンジョン配信への反感を持つ者もまだ少なからずいるので、全国民が熱狂しているかというとそうはならないが――中には、これを機に彼の勇姿に夢中になる者もいた。
そんな人物はここにも――
平日の夕方。
東京の外れにある、とある安アパートの狭いキッチン。
型落ちの古い携帯端末が小さな窓の桟に立てかけられ、蓮のアーカイブを映しだしていた。
「こんな弟がいたらなぁ。恋人で、弟で――」
通信料金を気にして低画質で再生しているが、それでも彼の輝きはちっとも色あせなかった。
包丁を扱っていても、つい画面が気になってチラチラ見てしまう。もう何回も視聴したシーンだというのに、まったく飽きる気配がない。
普段のシャイな照れ顔と、モンスターを薙ぎ倒していく横顔のギャップ。平静でいるときも、どこか物憂げな、歳不相応の哀愁を感じさせる。
そんな魅力的な男の子――
「はあ、甘やかしてあげたい……」
熱い吐息が漏れる。
こんなに母性本能がくすぐられることなんて、これまでの人生で1回もなかった。
「【ゆのちゃん】より、わたしのほうがずっと――」
2人の距離はかなり近く見えるが、あの調子だとキス以上の行為には及んでいなさそうだ。まだチャンスはあるはず。
「――なんて、わたしも付き合ったことないけど」
ひとりごとをつぶやきながら小さな踏み台から降り、エプロンを外す。
夕飯の仕込みもひととおり終わったので、共働きの両親が帰ってくるまでは宿題の時間だ。居間の隅に置いていたランドセルを開いてプリントを取り出し、小さなちゃぶ台に広げて置いた。
けれどなかなか手に付かない。
彼のことが頭から離れないのだ。
年上の最年少ダンジョン配信者・遠野蓮のことが。
身長なら同じくらいだし、少々の年の差など関係ないだろう。
「うーん私の弟になってくれないかなぁ……それから恋人にもなって、結婚して、赤ちゃんも3人くらい……」
ウェーブのかかった長くて柔らかな髪。
とろんと潤んだ黒目がちの双眸。
鈴の音のような声を漏らす、桜色の唇。
彼女――小学5年生の葛木 美桜音は、幼いけれどどこか妖艶さすらにじみ出ている美貌を切なげに曇らせて、
「会いたいな蓮ちゃん。東京……四ツ谷か」
美桜音の視線は、窓から見える夕焼けの景色へと向けられていた。
とにかくまずは認知してもらうことだ。電車賃なんて無いし、自転車も先月壊れたばかりだし。
歩いて行くしか手段がないが――
「家のことは心配だけど……行っちゃおっかな」
会って、籠絡して、幸せな家庭を築くんだ。
美桜音はもう小学5年生だし、蓮なんて中学1年生だ。
愛を育むには十分過ぎる年齢なのだし――
行こう。
そう決心すると、胸がドキドキと早鐘を打った。
「あ、宿題しよっと」
目標ができるとヤル気も出る。本当なら今すぐにでも家を出て――先日の配信で見たように――『蓮ちゃん』に首輪を付けて可愛がってあげたいところだけれど、まずは目の前のことからだ。
そうこうしているうちに、仕事を早く終えた母親が帰ってきた。
「ただいま」
「ママ、おかえりなさい」
日によっては遅くなる母は、家事を十分にできないことに負い目があるらしく、支度の終わった台所を見ると申し訳なさそうな顔をする。
美桜音としてはそんなことは気にしていないのだけれど。
料理も、掃除も、洗濯も、得意だし大好きだ。とはいえ父母のように将来は働いてみたい希望もあるし――それに、幸せな家庭を築くためならどんなことでもするつもりだ。
買い物はお金が減るので嫌いだけれど……愛する家族のためなら努力する所存。
そう、愛する家族――
「あの、ママ。お願いがあるんだけれど」
「美桜音がお願い……? な、何でも言ってちょうだい! 娘からのおねだりなんていつぶり……ううん、初めてかしら?」
何だかソワソワしている母が向かいに座るのを待って、美桜音は居間の畳で正座をすると、三つ指をついて頭を下げた。
「わたし、弟を作ろうと思います」
「えっ。う、うん?? そ、それは――っ?」
母の声が上ずる。
「お、弟――っ? ええっと……ぱ、パパと頑張れば何とか……っ! あっ、でもお財布事情が……なんて、美桜音に言うからいけないのよね……。でもね、寝室が1つしかないからね、パパとママだけ2時間くらいどこかに…………、じゃなくて!」
なぜかブンブンと頭を振ってから母は、
「弟を――『作る』? 欲しい、とかじゃなくて?」
「欲しいよ? だから作るの。蓮ちゃんって知ってるでしょ」
「ダンジョン配信者の――美桜音がよく見てる男の子よね?」
「そう。蓮ちゃんを弟にしようかと思って」
「――――しようかと思って?」
美桜音によく似た目をぱちくりさせて、母は首をかしげる。
「あの遠野蓮くんよね? 中学1年生だから、美桜音より2つくらいお兄さんよ? 弟?」
「蓮ちゃんって『お兄さん』って雰囲気じゃないでしょう」
「だからって――」
「安心して。蓮ちゃんのことはわたしがちゃんと養うから。しばらくはパパとママの協力もいるけれど……わたしがたくさん稼げるようになって、将来は蓮ちゃんを養うの。弟にして、結婚もするの」
「な、なるほどぉ……?」
容量オーバーしたような顔で目を回す母は、ブツブツとつぶやく。
「……想像のお話? そうよ、そうよね? そういうことを考えるのが楽しい時期ってあるものね……小学5年生だし、夢見がちなお年頃だし……」
「それでママ。わたしたち、お似合いだと思う?」
「お、お似合いよ? うんうん、お似合いだと思うわ――!」
ちょっと目の焦点が合っていないような気もしたけれど――お似合いだと認めてくれたということは、母の許可も取れたということだろう。
「良かった」
ニッコリ笑って美桜音は、さっそく未来の家族計画について胸を躍らせるのだった。
―――――――――――――――――
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