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第7章 ハーレム旅行ってマジですか?
第107話 ホテルの夜
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プールを満喫した一行はホテルに戻って入浴することにした。
蓮は温泉が売りの大浴場――もちろん男湯――で、ひと息つく。
肩まで浸かって天井を見上げ、ぼんやりと、
(そういえば、女湯以外は久しぶりだな……)
普段は寮の浴室に入っていて、広い湯船には慣れっこだ。入浴時は1人きりとはいえ、そこは女子寮の湯。
(……今の、声に出したら変態だよな)
異様な生活をしているなと改めて思う。もはや男湯に浸かっているほうが違和感があるくらいなのだから。
蓮の風呂は早い。
さっさと上がってしまったから当然、女性陣を待つことになった。
浴場前の長椅子に座っていると、しばらくして――
「あ、蓮くん待っててくれたの?」
結乃たちが女湯ののれんをくぐって出てきた。
浴衣姿だ。
ホテルに用意されてあったピンク色のもので特別なデザインではないが、湯上がりのプールとはまた違ったしっとりとした雰囲気も相まって、匂い立つような色気がある。そんな湯上がり美女が5人。
「このホテル、お食事も一流なんですよ」
すべてを手配してくれた衛藤の案内で、ホテルの1Fにある和食レストランに向かう。そしてさすがは配信者事務所のマネージャー、その高級そうなレストランでしっかりと個室を予約していた。
掘りごたつの上品なテーブルに着くと、次々と食事が運ばれてきた。
「豪華~! 前菜、カラフルでかわいい~☆」
「まともな食事……、久しぶり……胃が驚いてる……」
「同感だね。ボクも座って食事を摂るのは何ヶ月ぶりだろう」
「貴女のは世間一般と比べるものじゃないから、修羅」
衛藤と修羅は軽くアルコールも嗜み、美味しい料理に会話も弾んでいる。
そして一番、この食事を満喫していたのは――
「んん~~っ、お肉とろける……! あむ、あむっ……! 蓮くん、コレも美味しいよ!? こっちも最高……!」
結乃はほんわかして見えて、食事に関しては貪欲だ。寮の食事でもこんな感じ。それでいて箸さばきをはじめ食べ方が上品なので見ていて楽しさすらあるし、けっして大食いではない蓮も釣られてたくさん食べてしまうほどだったりする。
運ばれてくるコース料理をみんなでぺろりと平らげて、デザートのフルーツシャーベットに舌鼓を打ちながら翌日の打合せが始まった。
「明日は木更津ダンジョンです」
ビールやハイボールでほんのり肌を赤くした衛藤が言う。
「ご存じのとおり『特殊な立地』にあるダンジョンですし、中も変わってますからね。それだけでも撮れ高は十分です。さて、配信枠はどうしましょうか。ご希望はありますか?」
衛藤と修羅は除くと、れんゆの・梨々香・シイナの3組の配信者が集まっている。コラボを誰か1人のチャンネルで配信してもいいし、3つそれぞれで同じ内容を配信するという方法もあるが――
「【れんゆの】の枠でやろうよ!」
即答する梨々香に、蓮はたずねる。
「梨々香先輩は配信しなくていいの?」
コラボ配信はリスナーの幅を広げるチャンスだ。
同じ事務所の同じジャンルの配信者とはいえ、リスナーというのは意外ときっかけがないと視聴してくれないものだ。
蓮はそこまで配信欲はないにしても、梨々香は良い意味でガツガツと広げているイメージだったが。
そう思っての疑問だったが梨々香はあっさりと、
「だってー。この旅行はレンレンたちへのご褒美じゃん? ここはれんゆのチャンネルに集中させるべきでしょ☆」
ノリは軽いがこういうところは『先輩』だ。
「シイナ先輩は――」
「……梨々香ちゃんと配信……、一緒に……っ! 永久保存版っ……!」
「…………」
平常運転だ。どうやら配信枠にこだわりなどないらしい。配信者に向いてない性格だなと、蓮は自分のことを棚に上げて思う。
「では決まりですね。蓮さん、責任重大ですよ? アイビスのトップ配信者を集めての配信なんですから」
からかうように笑ってプレッシャーをかけてくる衛藤は、やっぱりちょっと酔っているようだった。
■ ■ ■
(こーゆうのも楽しいな~)
明日の行動もだいたい決まり、部屋に戻りながら梨々香は思う。
配信自体が好きで、配信を通じてリスナーや他の配信者たちと交流できるのが好きな梨々香だが、このメンバーだと殊更リラックスして楽しめる。
――配信者としては、突然現れた蓮にあっさりと抜かされたのは悔しいけれど、嫌な気分はない。
そもそも、ダンジョン配信者として戦闘に強いというのはとてつもないアドバンテージだ。それが蓮の場合、誰にも負けない――本当に誰にも負けないほどの高みにいるのだから。
加えて彼の人柄のおかげもあるんだろう。
無愛想なのに根は優しくて、意外と揺るぎない正義感も持っている。
(そりゃあ人気出るよねー)
完敗というやつだ。
それでも競うのをやめようとも思わない。蓮の視界には入り続けられるくらいに活躍して、嫌でも意識させてやるんだ――
最近はそんなふうに感じるようになってきた。
(まー、レンレンは結乃ちゃんしか見てないけどねー)
スイートルームに帰り着くと、彼と彼女はごく自然とソファに並んで座る。
(いつもこんな感じなんだろうな~)
さすがは同棲カップルだ。
距離感が出来上がっている。
食後の歯みがきでもしようと洗面台に向かう梨々香の背中で、2人の声がした。
「いつものしよっか、蓮くん」
「うん」
(…………? いつもの?)
――ピクッ、と梨々香の耳が動く。
「今日はどっちからする?」
「僕が結乃にするよ」
(ちょっっっ!? レンレン、結乃ちゃん!? そーゆーの2人きりのときにするもんじゃない!?)
彼らの『そういうの』が何なのかはともかく、この大部屋のど真ん中でヤルことではないだろう。
(いやいや!? 聞きまちがいってゆーか、梨々香の早とちりだよね!?)
思いつつも、物陰に隠れてガン見する。
浴衣姿のカップルは、ぴとっと身を寄せ合って、
「蓮くんがしてくれるの? 嬉しいな。蓮くんの指、本当に気持ちいいから……」
(気持ちいいの結乃ちゃん!?!?)
「今日は……ちょっと強くするよ。いい?」
「……うん、いいよ。痛くしてもいいから」
(いいのっっっっ!?!?!?)
この2人、思ったよりもずっと進んでいるのかもしれない……!
シイナは洗面台、大人組はミニキッチンにいる。確かに周りに人がいないかもしれないが、しかしそんな激しいことをしちゃったら絶対に声が出て……!
「結乃の……柔らかい」
「プールにも温泉にも入ったからかな……ぁんっ」
「ごめん、痛かった?」
「痛くてもいい我慢するから、蓮くんの好きにして?」
「じゃあ……このあいだネットで勉強したから。ここ、グリグリするよ」
「やっ!? あああっ!?」
「いつもより熱くなってるね。結乃って、このくらいのほうが好きなんだ?」
「うぅううっ、蓮くんのっ――、すごい奥まで来てるよっ、ああっ!」
「ちょっとぉおおおおおお!? すとーっぷ! さすがにストップーーーー!!」
「「え」」
耐えかねて飛び込んでいった梨々香の目に入ったのは、2人のあられもない姿だった。結乃の浴衣はめくれ上がり、その健康的で瑞々しい肌が露わになっていた。結乃の弱々しいそこに蓮の指が食い込んで、腕の内側のツボをぎゅっと押し込む的確な指圧マッサージが――
「…………あれ??」
「どうしたの梨々香ちゃん?」
「梨々香先輩?」
「…………。レンレン、結乃ちゃん……」
「「はい?」」
「今夜寝かさないから! ぜーーったい寝かさないからね!!」
照れ隠し半分、紛らわしい2人への怒り半分で梨々香は叫んだ。
蓮は温泉が売りの大浴場――もちろん男湯――で、ひと息つく。
肩まで浸かって天井を見上げ、ぼんやりと、
(そういえば、女湯以外は久しぶりだな……)
普段は寮の浴室に入っていて、広い湯船には慣れっこだ。入浴時は1人きりとはいえ、そこは女子寮の湯。
(……今の、声に出したら変態だよな)
異様な生活をしているなと改めて思う。もはや男湯に浸かっているほうが違和感があるくらいなのだから。
蓮の風呂は早い。
さっさと上がってしまったから当然、女性陣を待つことになった。
浴場前の長椅子に座っていると、しばらくして――
「あ、蓮くん待っててくれたの?」
結乃たちが女湯ののれんをくぐって出てきた。
浴衣姿だ。
ホテルに用意されてあったピンク色のもので特別なデザインではないが、湯上がりのプールとはまた違ったしっとりとした雰囲気も相まって、匂い立つような色気がある。そんな湯上がり美女が5人。
「このホテル、お食事も一流なんですよ」
すべてを手配してくれた衛藤の案内で、ホテルの1Fにある和食レストランに向かう。そしてさすがは配信者事務所のマネージャー、その高級そうなレストランでしっかりと個室を予約していた。
掘りごたつの上品なテーブルに着くと、次々と食事が運ばれてきた。
「豪華~! 前菜、カラフルでかわいい~☆」
「まともな食事……、久しぶり……胃が驚いてる……」
「同感だね。ボクも座って食事を摂るのは何ヶ月ぶりだろう」
「貴女のは世間一般と比べるものじゃないから、修羅」
衛藤と修羅は軽くアルコールも嗜み、美味しい料理に会話も弾んでいる。
そして一番、この食事を満喫していたのは――
「んん~~っ、お肉とろける……! あむ、あむっ……! 蓮くん、コレも美味しいよ!? こっちも最高……!」
結乃はほんわかして見えて、食事に関しては貪欲だ。寮の食事でもこんな感じ。それでいて箸さばきをはじめ食べ方が上品なので見ていて楽しさすらあるし、けっして大食いではない蓮も釣られてたくさん食べてしまうほどだったりする。
運ばれてくるコース料理をみんなでぺろりと平らげて、デザートのフルーツシャーベットに舌鼓を打ちながら翌日の打合せが始まった。
「明日は木更津ダンジョンです」
ビールやハイボールでほんのり肌を赤くした衛藤が言う。
「ご存じのとおり『特殊な立地』にあるダンジョンですし、中も変わってますからね。それだけでも撮れ高は十分です。さて、配信枠はどうしましょうか。ご希望はありますか?」
衛藤と修羅は除くと、れんゆの・梨々香・シイナの3組の配信者が集まっている。コラボを誰か1人のチャンネルで配信してもいいし、3つそれぞれで同じ内容を配信するという方法もあるが――
「【れんゆの】の枠でやろうよ!」
即答する梨々香に、蓮はたずねる。
「梨々香先輩は配信しなくていいの?」
コラボ配信はリスナーの幅を広げるチャンスだ。
同じ事務所の同じジャンルの配信者とはいえ、リスナーというのは意外ときっかけがないと視聴してくれないものだ。
蓮はそこまで配信欲はないにしても、梨々香は良い意味でガツガツと広げているイメージだったが。
そう思っての疑問だったが梨々香はあっさりと、
「だってー。この旅行はレンレンたちへのご褒美じゃん? ここはれんゆのチャンネルに集中させるべきでしょ☆」
ノリは軽いがこういうところは『先輩』だ。
「シイナ先輩は――」
「……梨々香ちゃんと配信……、一緒に……っ! 永久保存版っ……!」
「…………」
平常運転だ。どうやら配信枠にこだわりなどないらしい。配信者に向いてない性格だなと、蓮は自分のことを棚に上げて思う。
「では決まりですね。蓮さん、責任重大ですよ? アイビスのトップ配信者を集めての配信なんですから」
からかうように笑ってプレッシャーをかけてくる衛藤は、やっぱりちょっと酔っているようだった。
■ ■ ■
(こーゆうのも楽しいな~)
明日の行動もだいたい決まり、部屋に戻りながら梨々香は思う。
配信自体が好きで、配信を通じてリスナーや他の配信者たちと交流できるのが好きな梨々香だが、このメンバーだと殊更リラックスして楽しめる。
――配信者としては、突然現れた蓮にあっさりと抜かされたのは悔しいけれど、嫌な気分はない。
そもそも、ダンジョン配信者として戦闘に強いというのはとてつもないアドバンテージだ。それが蓮の場合、誰にも負けない――本当に誰にも負けないほどの高みにいるのだから。
加えて彼の人柄のおかげもあるんだろう。
無愛想なのに根は優しくて、意外と揺るぎない正義感も持っている。
(そりゃあ人気出るよねー)
完敗というやつだ。
それでも競うのをやめようとも思わない。蓮の視界には入り続けられるくらいに活躍して、嫌でも意識させてやるんだ――
最近はそんなふうに感じるようになってきた。
(まー、レンレンは結乃ちゃんしか見てないけどねー)
スイートルームに帰り着くと、彼と彼女はごく自然とソファに並んで座る。
(いつもこんな感じなんだろうな~)
さすがは同棲カップルだ。
距離感が出来上がっている。
食後の歯みがきでもしようと洗面台に向かう梨々香の背中で、2人の声がした。
「いつものしよっか、蓮くん」
「うん」
(…………? いつもの?)
――ピクッ、と梨々香の耳が動く。
「今日はどっちからする?」
「僕が結乃にするよ」
(ちょっっっ!? レンレン、結乃ちゃん!? そーゆーの2人きりのときにするもんじゃない!?)
彼らの『そういうの』が何なのかはともかく、この大部屋のど真ん中でヤルことではないだろう。
(いやいや!? 聞きまちがいってゆーか、梨々香の早とちりだよね!?)
思いつつも、物陰に隠れてガン見する。
浴衣姿のカップルは、ぴとっと身を寄せ合って、
「蓮くんがしてくれるの? 嬉しいな。蓮くんの指、本当に気持ちいいから……」
(気持ちいいの結乃ちゃん!?!?)
「今日は……ちょっと強くするよ。いい?」
「……うん、いいよ。痛くしてもいいから」
(いいのっっっっ!?!?!?)
この2人、思ったよりもずっと進んでいるのかもしれない……!
シイナは洗面台、大人組はミニキッチンにいる。確かに周りに人がいないかもしれないが、しかしそんな激しいことをしちゃったら絶対に声が出て……!
「結乃の……柔らかい」
「プールにも温泉にも入ったからかな……ぁんっ」
「ごめん、痛かった?」
「痛くてもいい我慢するから、蓮くんの好きにして?」
「じゃあ……このあいだネットで勉強したから。ここ、グリグリするよ」
「やっ!? あああっ!?」
「いつもより熱くなってるね。結乃って、このくらいのほうが好きなんだ?」
「うぅううっ、蓮くんのっ――、すごい奥まで来てるよっ、ああっ!」
「ちょっとぉおおおおおお!? すとーっぷ! さすがにストップーーーー!!」
「「え」」
耐えかねて飛び込んでいった梨々香の目に入ったのは、2人のあられもない姿だった。結乃の浴衣はめくれ上がり、その健康的で瑞々しい肌が露わになっていた。結乃の弱々しいそこに蓮の指が食い込んで、腕の内側のツボをぎゅっと押し込む的確な指圧マッサージが――
「…………あれ??」
「どうしたの梨々香ちゃん?」
「梨々香先輩?」
「…………。レンレン、結乃ちゃん……」
「「はい?」」
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