87 / 116
第6章 世界のピンチも救っちゃいます
第87話『お姉ちゃん』
しおりを挟む
『やったね蓮くん!』
20階層のエリアボス、レッド・コカトリスの死骸が光の粒子に変わっていく。
……ほんの少し、そこに違和感を覚えて蓮は振り返る。
『どうしたの?』
「いや――」
リスポーンの現象自体に不審な点はない。
しかし、なにか『異物』が紛れていたような、そんな魔力の気配がした。
「――なんでもないよ」
配信画面を見ている結乃やリスナーも、特に異変は感じなかったようだ。
・爆速すぎん?
・20階層のボスだろ、普通は装備ガチガチに対策してパーティー組んでやるやつ……
・蓮くん、恐怖とかないんかな
・そりゃ格下にビビったりせんやろ
・目を閉じても戦えそうw
「…………」
怖くない?――そんなことはない。蓮は、いつだって恐れている。
恐怖を感じるからこそ気配をつぶさに察知できる。怖いからこそ最小限の動作で、瞬く間に制圧する。
恐怖を忘れたら生きてはいけない。
ダンジョンの中で、ひたすら生き残ることだけを続けた蓮の――生きることを諦めなかった蓮の、本能との付き合い方。恐怖心との共存。
ただし、怖がってすくみ上がったりはしない。そんなものはとうに乗り越えている。恐怖心を飼い慣らした。自分の肉体を、寸分のズレもなく操れるまで感覚を研ぎ澄ませた。
それは、ダンジョン配信でも【痛覚】の感度を落とさずにいるのと似ている。痛みがなければ、恐れがなければ鈍くなる。苦痛も恐怖も引き受けて乗り越える――
ひたすら格上の相手と、血みどろの死闘を演じてたどり着いた。それが蓮のスタイルだ。
今日手にしている日本刀のように、無駄をそぎ落として切れ味を高めた一振りの刃だ。
『次は21階層だね』
――結乃の声は、すさんだ蓮の心を潤してくれる。
結乃にはたぶんバレている。蓮がいつだって恐怖と戦っていることが。まだあの地獄に立って、戦い続けていることを。
もしも。
蓮が死地に赴くとなったら彼女はどうするだろう? 例えばあの御殿場ダンジョンに、まだ配信環境も整っていない危険な場所に向かうとしたら。
(結乃は……)
止めるだろうか。それとも――。
(……なに考えてるんだ僕は)
少なくとも、いま考えることではない。
蓮は、右手に握った刀をヒュンと振った。
付着していたレッド・コカトリスの体液が、残らず飛散する。刃は、新品同様だ。
・お? 新機能?
・最近売り出し中のやつか
「そう。あらかじめ水魔法で薄くコーティングされてて」
『柄のところにある小さなボタンを押すとパージされるんだよね』
「血のりを気にせず戦闘を続けられるから……オススメ」
・ダイレクトマーケティング!w
・さすが企業案件!
・慣れてきたな蓮くんw
・普通に欲しいわ
・でもお高いんでしょう?
なんて、きっちり広報もしてから上の階層へと進んでいった。
■ ■ ■
蓮が去り、誰もいなくなった空間に2つの人影が現れた。それは、ダンジョンの壁面から音もなく――
1人は背の低い少女だ。
黒い着物姿で、真紅の椿があしらわれた、どこか不吉さを孕んだ色をしている。長い髪は光さえ吸い込んでしまいそうなほど黒い。その一方で、肌には生気を感じさせない白さだ。
――実際。
彼女は生物ではなかった。
「荒巾木様。周囲に脅威はありません」
「そりゃどうも」
フラリ、と無防備な足取りであとから出てきたのは、白衣のポケットに両手を突っ込んだ長身の女性だった。
燃えさかるような赤い髪に、左目には眼帯――顔のつくりは獰猛さを感じさせる。
しかし、本人はいたって飄々としていた。
「でもねぇ……驚いたな。私の可愛い甥っ子。感づいてたっぽくない?」
「あり得ません。レッド・コカトリスの体内に混ぜた荒巾木様の魔力は、ごく微量でした。それに――」
和服の少女は虚空を見つめたまま、
「――可愛くなどありません、アレは」
「可愛いよ。なにせ、私の可愛い妹の可愛い義理の息子なんだ。つまり、私の『超超超可愛い自慢の甥っ子』だよ。こんなダンジョンで、実験中に出会えるなんて奇跡だ。私の『観察用』の魔力すら察知する――あれは、あの少年はひとつの完成品だね」
「…………」
押し黙る少女を見て、白衣の女――荒巾木は、
「ああ、なんだ嫉妬してるのかな、鬼姫」
「――いいえ」
「そんなの比べるまでもないじゃないか」
変わらぬ声音のまま荒巾木は、
「私の造ったただの人形でしかない鬼姫と義理の甥っ子――甥っ子のほうが可愛いに決まってるだろう? 鬼姫、人間に嫉妬の感情を持つなんてそれは傲慢だよ」
ポケットから手を出し、少女の頭部をガシッと掴む。
「私は人間が大好きだ。壊してしまいたいほど愛している。人形は所詮、人間を模しただけのオモチャだ。人形は人形らしく――ね? 分かったかな?」
「……はい。申し訳ありません」
「よろしい。さて――」
レッド・コカトリスが消え去った跡を確かめようと歩み出したとき、
「あれ、ここで目撃情報があったんだけどな~」
「――あ。さっき討伐されちゃったみたい。例のほら、最年少配信者くん」
「マジかよ。せっかく装備揃えてきたのによ」
向こうの通路から、若い3人組の男女が。
どうやら、レッド・コカトリスを狙った配信者パーティーのようだ。
「お? 他にもいるじゃん」
「2人組? あの人たちも討伐に来たのかな」
「おーい、お姉さんたち!」
背の高い男が手を振ってこちらに呼びかけてくる。配信者仲間だと思ったのだろう。
それも当然だ。
こんな場所に配信者以外の者がいるなどと、誰も考えまい。無邪気な様子の男女3人。
——やはり人間はいい。
自然と、親しみに満ちた笑顔が浮かぶ。だから、左手をヒラヒラと振って応えた。
彼らが駆け寄ってくる。情報交換をするつもりか、あるいは即席のパーティーを組もうとでも言い出すのかもしれない。
それもいい。
けれど、やっぱり人間は——人間を楽しむのなら。
「鬼姫、解体しておいで」
変わらぬ笑顔のまま告げた。変わる理由などない。さっきも今も、愛しくてしょうがないのだから。人間が。
「はい荒巾木様」
事もなげに頷いた鬼姫が、足音もなく3人組へと肉薄した。着物姿とは思えぬ俊敏さに、彼らは反応できないまま、
「えっ」
「なに」
「——ぎゃッ⁉︎」
血飛沫が舞った。
悲鳴が上がった。
それは攻撃などという生ぬるいものではなかった。手刀で腕を斬り飛ばし、胴をえぐった。武器も使わぬ無情な殺戮。
――解体される彼らにとって、痛覚遮断があったのは幸いでもあり、不幸でもあった。痛みは薄い。
けれど。それ故に意識を失うこともできず我が身を引き裂かれていくのを知覚し続ける。
「やめッ――」
「待って、置いてかないで――っ」
「うぎッ!?」
20階層まで到達できる実力者たちだったが、そんなものは相手にならなかった。荒巾木の造りだした戦闘人形の前では。
「うん、やはりいいねぇ人間は」
恍惚の声が漏れる。
「苦痛と恐怖の前で本性をさらす――肉体の内側までさらしてくれる。可愛くて可愛くてたまらないね」
やがて、少女による解体作業は終わった。
リスポーン。
配信者たちの身体が消えていく。
「――――」
興ざめだ。
こればかりはつまらない。
「早くひとつにしなくちゃね。迷宮と人間の世界を。もっとたくさんの本性が見たい。――そう思わないかい、鬼姫?」
「はい荒巾木様」
機械的に、ではなく、まさしく造られた少女は首肯する。
が、
「…………先ほどの」
「ん?」
「『遠野蓮』にも苦痛と恐怖を」
「きみが?」
先ほどからの執着具合。これは珍しいことだった。
この鬼姫は、人間を模したとはいえ、人間的な感情は最小限にしか再現していないはずだった。
けれど、いま彼女は遠野蓮に対して特別な感情を抱いている。
荒巾木の興味が彼に向いているからだろうか。
「ふぅん。……いいよ。やれるものならね」
「――――はい」
平坦ながら、底冷えのする声音で鬼姫は応え、白い肌に返り血の赤をこびりつかせたまま、迷宮の奥へと進んでいった。
20階層のエリアボス、レッド・コカトリスの死骸が光の粒子に変わっていく。
……ほんの少し、そこに違和感を覚えて蓮は振り返る。
『どうしたの?』
「いや――」
リスポーンの現象自体に不審な点はない。
しかし、なにか『異物』が紛れていたような、そんな魔力の気配がした。
「――なんでもないよ」
配信画面を見ている結乃やリスナーも、特に異変は感じなかったようだ。
・爆速すぎん?
・20階層のボスだろ、普通は装備ガチガチに対策してパーティー組んでやるやつ……
・蓮くん、恐怖とかないんかな
・そりゃ格下にビビったりせんやろ
・目を閉じても戦えそうw
「…………」
怖くない?――そんなことはない。蓮は、いつだって恐れている。
恐怖を感じるからこそ気配をつぶさに察知できる。怖いからこそ最小限の動作で、瞬く間に制圧する。
恐怖を忘れたら生きてはいけない。
ダンジョンの中で、ひたすら生き残ることだけを続けた蓮の――生きることを諦めなかった蓮の、本能との付き合い方。恐怖心との共存。
ただし、怖がってすくみ上がったりはしない。そんなものはとうに乗り越えている。恐怖心を飼い慣らした。自分の肉体を、寸分のズレもなく操れるまで感覚を研ぎ澄ませた。
それは、ダンジョン配信でも【痛覚】の感度を落とさずにいるのと似ている。痛みがなければ、恐れがなければ鈍くなる。苦痛も恐怖も引き受けて乗り越える――
ひたすら格上の相手と、血みどろの死闘を演じてたどり着いた。それが蓮のスタイルだ。
今日手にしている日本刀のように、無駄をそぎ落として切れ味を高めた一振りの刃だ。
『次は21階層だね』
――結乃の声は、すさんだ蓮の心を潤してくれる。
結乃にはたぶんバレている。蓮がいつだって恐怖と戦っていることが。まだあの地獄に立って、戦い続けていることを。
もしも。
蓮が死地に赴くとなったら彼女はどうするだろう? 例えばあの御殿場ダンジョンに、まだ配信環境も整っていない危険な場所に向かうとしたら。
(結乃は……)
止めるだろうか。それとも――。
(……なに考えてるんだ僕は)
少なくとも、いま考えることではない。
蓮は、右手に握った刀をヒュンと振った。
付着していたレッド・コカトリスの体液が、残らず飛散する。刃は、新品同様だ。
・お? 新機能?
・最近売り出し中のやつか
「そう。あらかじめ水魔法で薄くコーティングされてて」
『柄のところにある小さなボタンを押すとパージされるんだよね』
「血のりを気にせず戦闘を続けられるから……オススメ」
・ダイレクトマーケティング!w
・さすが企業案件!
・慣れてきたな蓮くんw
・普通に欲しいわ
・でもお高いんでしょう?
なんて、きっちり広報もしてから上の階層へと進んでいった。
■ ■ ■
蓮が去り、誰もいなくなった空間に2つの人影が現れた。それは、ダンジョンの壁面から音もなく――
1人は背の低い少女だ。
黒い着物姿で、真紅の椿があしらわれた、どこか不吉さを孕んだ色をしている。長い髪は光さえ吸い込んでしまいそうなほど黒い。その一方で、肌には生気を感じさせない白さだ。
――実際。
彼女は生物ではなかった。
「荒巾木様。周囲に脅威はありません」
「そりゃどうも」
フラリ、と無防備な足取りであとから出てきたのは、白衣のポケットに両手を突っ込んだ長身の女性だった。
燃えさかるような赤い髪に、左目には眼帯――顔のつくりは獰猛さを感じさせる。
しかし、本人はいたって飄々としていた。
「でもねぇ……驚いたな。私の可愛い甥っ子。感づいてたっぽくない?」
「あり得ません。レッド・コカトリスの体内に混ぜた荒巾木様の魔力は、ごく微量でした。それに――」
和服の少女は虚空を見つめたまま、
「――可愛くなどありません、アレは」
「可愛いよ。なにせ、私の可愛い妹の可愛い義理の息子なんだ。つまり、私の『超超超可愛い自慢の甥っ子』だよ。こんなダンジョンで、実験中に出会えるなんて奇跡だ。私の『観察用』の魔力すら察知する――あれは、あの少年はひとつの完成品だね」
「…………」
押し黙る少女を見て、白衣の女――荒巾木は、
「ああ、なんだ嫉妬してるのかな、鬼姫」
「――いいえ」
「そんなの比べるまでもないじゃないか」
変わらぬ声音のまま荒巾木は、
「私の造ったただの人形でしかない鬼姫と義理の甥っ子――甥っ子のほうが可愛いに決まってるだろう? 鬼姫、人間に嫉妬の感情を持つなんてそれは傲慢だよ」
ポケットから手を出し、少女の頭部をガシッと掴む。
「私は人間が大好きだ。壊してしまいたいほど愛している。人形は所詮、人間を模しただけのオモチャだ。人形は人形らしく――ね? 分かったかな?」
「……はい。申し訳ありません」
「よろしい。さて――」
レッド・コカトリスが消え去った跡を確かめようと歩み出したとき、
「あれ、ここで目撃情報があったんだけどな~」
「――あ。さっき討伐されちゃったみたい。例のほら、最年少配信者くん」
「マジかよ。せっかく装備揃えてきたのによ」
向こうの通路から、若い3人組の男女が。
どうやら、レッド・コカトリスを狙った配信者パーティーのようだ。
「お? 他にもいるじゃん」
「2人組? あの人たちも討伐に来たのかな」
「おーい、お姉さんたち!」
背の高い男が手を振ってこちらに呼びかけてくる。配信者仲間だと思ったのだろう。
それも当然だ。
こんな場所に配信者以外の者がいるなどと、誰も考えまい。無邪気な様子の男女3人。
——やはり人間はいい。
自然と、親しみに満ちた笑顔が浮かぶ。だから、左手をヒラヒラと振って応えた。
彼らが駆け寄ってくる。情報交換をするつもりか、あるいは即席のパーティーを組もうとでも言い出すのかもしれない。
それもいい。
けれど、やっぱり人間は——人間を楽しむのなら。
「鬼姫、解体しておいで」
変わらぬ笑顔のまま告げた。変わる理由などない。さっきも今も、愛しくてしょうがないのだから。人間が。
「はい荒巾木様」
事もなげに頷いた鬼姫が、足音もなく3人組へと肉薄した。着物姿とは思えぬ俊敏さに、彼らは反応できないまま、
「えっ」
「なに」
「——ぎゃッ⁉︎」
血飛沫が舞った。
悲鳴が上がった。
それは攻撃などという生ぬるいものではなかった。手刀で腕を斬り飛ばし、胴をえぐった。武器も使わぬ無情な殺戮。
――解体される彼らにとって、痛覚遮断があったのは幸いでもあり、不幸でもあった。痛みは薄い。
けれど。それ故に意識を失うこともできず我が身を引き裂かれていくのを知覚し続ける。
「やめッ――」
「待って、置いてかないで――っ」
「うぎッ!?」
20階層まで到達できる実力者たちだったが、そんなものは相手にならなかった。荒巾木の造りだした戦闘人形の前では。
「うん、やはりいいねぇ人間は」
恍惚の声が漏れる。
「苦痛と恐怖の前で本性をさらす――肉体の内側までさらしてくれる。可愛くて可愛くてたまらないね」
やがて、少女による解体作業は終わった。
リスポーン。
配信者たちの身体が消えていく。
「――――」
興ざめだ。
こればかりはつまらない。
「早くひとつにしなくちゃね。迷宮と人間の世界を。もっとたくさんの本性が見たい。――そう思わないかい、鬼姫?」
「はい荒巾木様」
機械的に、ではなく、まさしく造られた少女は首肯する。
が、
「…………先ほどの」
「ん?」
「『遠野蓮』にも苦痛と恐怖を」
「きみが?」
先ほどからの執着具合。これは珍しいことだった。
この鬼姫は、人間を模したとはいえ、人間的な感情は最小限にしか再現していないはずだった。
けれど、いま彼女は遠野蓮に対して特別な感情を抱いている。
荒巾木の興味が彼に向いているからだろうか。
「ふぅん。……いいよ。やれるものならね」
「――――はい」
平坦ながら、底冷えのする声音で鬼姫は応え、白い肌に返り血の赤をこびりつかせたまま、迷宮の奥へと進んでいった。
92
お気に入りに追加
585
あなたにおすすめの小説

最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる
僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。
スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。
だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。
それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。
色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。
しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。
ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。
一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。
土曜日以外は毎日投稿してます。

僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる