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第5章 夜も激しくなりそうです
第80話 反響:ニック
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「ジャパニーズ花火、エクセレ~~ントっ!! Fuu~~~~っ!」
その配信者、ニックは、夜の遊園地を背景に配信を開始した。
・今日も彼は何かがおかしいね
・そこはダンジョンかい?
・いいやテーマパークに見えるね
「僕がダンジョンの次に好きなモノは何か知ってるかい? そうさフェアリーワールドさ!!」
・初耳だね
・もう帰って来たのかい?
・日本のフェアリーワールドだろう
・フェアリーランドだ
・幼少期の幸せな思い出でもあるに違いない
「正解だね、ここはフェアリーランド! そう、僕はいま『ヤケフェアリーランド』を決め込んでいるのさ!!」
・ヤケ、とは?
・また何かあったのかな
・ダンジョン配信はどうした
「……君たちは見たかい? あの伝説的なナイトライセンス試験を」
突然、深刻なトーンになってニックは言う。
・もちろんだ
・トーノ・レンとシイナだね
・伝説とは生ぬるい、あれは神話だよ
「最っっっ高だったね! 僕はあの配信を【ヨツヤ・ダンジョン】の1階層で見ていたんだ、大人しくね」
・大人しく……
・本当かい?
・日本の皆さんに迷惑をかけていたのでは?
「……ふっふっふ、やはり君たちには嘘はつけないか」
・やはり
・鎖に繋いでおけないのがニックだ
「いやいや、暴れてなんかはいないんだよ? ただ、そこであの配信者に出会ったんだ!」
・ほう?
・誰だい?
「前に紹介した【りりさく】は覚えているかい? そう、アイビスの。そのうちの男性配信者……サクに出会ったんだ! 彼は何だか傷心気味でね。パートナーが年下の男にご執心だということで」
・ああ、サクか
・年下に夢中……なるほど
・リリカはレンに熱を上げているね!
「その日も、リリカが構ってくれないから他の女性と……おっと、これはNGだったかな? ともかく、彼女には内緒で【ヨツヤ・ダンジョン】を訪れていたのさ」
・失言したようだ
・今のはアーカイブカットだね
・おや? 今なにか聞こえなかったか?
・すでに手遅れの可能性
・何事もなかったかのように続けるね、ニックは
「そんな彼の相談に乗っているうちに意気投合しちゃってね。それで一緒に観戦することになったのさ! サクは、戦闘能力はともかく面白い男だよ! 僕たちは観戦を終えたあと、早い時間からバーで1杯、うまい酒を飲んだのさ」
・友人になっている
・ニックと気が合うということは彼も危険人物かな?
「その後、僕たちはどこへ向かったと思う?……うん、アイビスの事務所に向かったんだよ!!」
・Oh…
・ほら危険な香りがしてきたぞ
・アルコールを決めた厄介な連中だ
「サクが『俺がいれば顔パスだから! 事務所見学しようぜ!』なんて言ってくれてね! 事務所のビル前まで行ったんだけど……」
・またニンジャされたのかい?
・警備が厳重そうだ
「いやそれが、マネージャーにバッタリと。エトウという名のレディさ。眼鏡のとても似合う、美しい女性だったんだが……」
・だが?
・おいおいそこでガールズハントはやめてくれよ?
「笑顔でね、迎えてくれたんだ。そして僕がトーノ・レンの熱狂的ファンだと知ると、嬉しそうにしてくれた。しかし――。事務所に入ろうとするのだけは、かたくなに止められた」
・それはそうだろう
・完全なる部外者だからね
「…………。笑顔は崩れないんだ。素晴らしい笑顔のまま、けれど殺気が……あのニンジャと同じか、あるいはそれ以上の恐ろしい気配が彼女から立ち上ったんだ……!! さすがの僕も膝が震えて、冷や汗が止まらなかった……! 一瞬で酔いが覚めて、『ここはヤバイ』と思ったね!!」
・ポリスすら恐れないニックが
・かつては海兵隊にも喧嘩を売っていた記憶があるぞ
・狂犬ニックを怯えさせる〝何者か〟か……
「ただ、サクだけは彼女に連行されて――彼も、完全に青ざめて震えていたよ。……アイビスの事務所は、どこよりも恐ろしいダンジョンなのかもしれない。僕は学んだよ。『部外者がアポなしで来訪するのは非常識なのだ』とね」
・遅い
・それはジュニアハイスクールまでに学ぶべきだ
・子どもでも知っている
・尻尾を丸めて帰ったのか
「仕方なかったさ。あんな、一流配信者も顔負けの殺気を前にしちゃあね。ドラゴンだって一目散に逃げ出すよ。……残念だった。事務所も見たかったし、あわよくばトーノ・レンにも会えたかもしれないのに。…………と、そこで! だ!!!」
・急にどうしたんだい
・冒頭のテンションに戻ったね
「僕たちは今日、ヤケフェアリー・ランドをしようって話になったのさ!! 明日帰国する僕のためにね!!」
・僕たち?
・複数形ということは
「そう! 僕の新しい友人を紹介するよ!! サクだ!!!」
大げさなジェスチャーを合図に、1人の配信者がフレームインしてくる。
「どうも皆さん初めまして!【りりさく】の朔です!!」
・おお!?
・ホンモノかい?
・すまないリリカばかり見ていてサクの顔をよく覚えてない
・リリカと比べると目立たないからね
「おお英語ばっか! なんて書いてあるんだ? なあニック」
「うん。『サクは最高だ』『本人に会えるなんて光栄です』『誰よりも輝く配信者だ』とリスナーたちは言っているよ」
「マジで!? いや~、やっぱデキる男の魅力って国境を越えちゃうんだなぁ~」
「ははは」
・日本語で何と言ったんだろう
・自動翻訳機能をオンにした
・ニックは、サクで遊んでいるようだ
「今日は誘ってくれて嬉しいよ、サク!」
「今夜は梨々香がデートで出かけるっていうし、昨日からなぜか高校の制服を漁ってたけど、行き先も教えてくれないからさ……ニックがフェアリーランドに行きたいって言ってたし、こうなりゃヤケだ! って思って」
・なんだいい男じゃないか
・友達想いだね
「本当は女の子と来るはずだったんだけどドタキャンで――じゃなくて! いやいや、帰国する前にいい思い出を持って帰ってもらいたくてさ! マジでマジで!」
・ああ、これはダメな男だ
・ニックとは違う意味でヤバイね
・案外いいコンビかもしれない
・失言コンビ
・男2人でフェアリーランドか
「花火もバンバン上がって最高だよなニック!?」
「ああそうだ! 周りはカップルだとかファミリーが多いけど、友情も大事な人生の要素の1つだ!!」
「ダンジョンもいいけどフェアラン最高だな!?」
「イエス! 妖精と夢の国は僕らのオアシスさ!」
「アイビスの中なら、俺が一番だよな!?」
「ノー。それはノーだ、サク。トーノ・レンには負けるよ。僕は彼がイチオシなんだ。いま世界で一番ホットだよ」
「あはは、照れるなよニック!」
・本気のニック
・目が冷めているぞニック
・サクは楽観的なのだね
「……ん? いまチラッと梨々香が通ったような?」
「? そうかい? 僕には見えなかったが……気のせいじゃないか?」
「そうだよな。男女4人で歩いてたっぽいし……俺を置いてフェアリーでデートなんて、あり得ないよな!」
ハハハハ、と笑い合う2人。
「もちろんさ、仮に僕がそんな目に遭ったらハラキリものだよ!」
「うっし! フェアリーランド、楽しむぞ~っ!」
「イエ~~~ッス!!」
・楽しそうで何より
・日本を満喫してくれ
・そのままニックを日本で引き取ってくれても構わないぞ
こうしてフェアリーランド配信の夜は更けていった。
その配信者、ニックは、夜の遊園地を背景に配信を開始した。
・今日も彼は何かがおかしいね
・そこはダンジョンかい?
・いいやテーマパークに見えるね
「僕がダンジョンの次に好きなモノは何か知ってるかい? そうさフェアリーワールドさ!!」
・初耳だね
・もう帰って来たのかい?
・日本のフェアリーワールドだろう
・フェアリーランドだ
・幼少期の幸せな思い出でもあるに違いない
「正解だね、ここはフェアリーランド! そう、僕はいま『ヤケフェアリーランド』を決め込んでいるのさ!!」
・ヤケ、とは?
・また何かあったのかな
・ダンジョン配信はどうした
「……君たちは見たかい? あの伝説的なナイトライセンス試験を」
突然、深刻なトーンになってニックは言う。
・もちろんだ
・トーノ・レンとシイナだね
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・大人しく……
・本当かい?
・日本の皆さんに迷惑をかけていたのでは?
「……ふっふっふ、やはり君たちには嘘はつけないか」
・やはり
・鎖に繋いでおけないのがニックだ
「いやいや、暴れてなんかはいないんだよ? ただ、そこであの配信者に出会ったんだ!」
・ほう?
・誰だい?
「前に紹介した【りりさく】は覚えているかい? そう、アイビスの。そのうちの男性配信者……サクに出会ったんだ! 彼は何だか傷心気味でね。パートナーが年下の男にご執心だということで」
・ああ、サクか
・年下に夢中……なるほど
・リリカはレンに熱を上げているね!
「その日も、リリカが構ってくれないから他の女性と……おっと、これはNGだったかな? ともかく、彼女には内緒で【ヨツヤ・ダンジョン】を訪れていたのさ」
・失言したようだ
・今のはアーカイブカットだね
・おや? 今なにか聞こえなかったか?
・すでに手遅れの可能性
・何事もなかったかのように続けるね、ニックは
「そんな彼の相談に乗っているうちに意気投合しちゃってね。それで一緒に観戦することになったのさ! サクは、戦闘能力はともかく面白い男だよ! 僕たちは観戦を終えたあと、早い時間からバーで1杯、うまい酒を飲んだのさ」
・友人になっている
・ニックと気が合うということは彼も危険人物かな?
「その後、僕たちはどこへ向かったと思う?……うん、アイビスの事務所に向かったんだよ!!」
・Oh…
・ほら危険な香りがしてきたぞ
・アルコールを決めた厄介な連中だ
「サクが『俺がいれば顔パスだから! 事務所見学しようぜ!』なんて言ってくれてね! 事務所のビル前まで行ったんだけど……」
・またニンジャされたのかい?
・警備が厳重そうだ
「いやそれが、マネージャーにバッタリと。エトウという名のレディさ。眼鏡のとても似合う、美しい女性だったんだが……」
・だが?
・おいおいそこでガールズハントはやめてくれよ?
「笑顔でね、迎えてくれたんだ。そして僕がトーノ・レンの熱狂的ファンだと知ると、嬉しそうにしてくれた。しかし――。事務所に入ろうとするのだけは、かたくなに止められた」
・それはそうだろう
・完全なる部外者だからね
「…………。笑顔は崩れないんだ。素晴らしい笑顔のまま、けれど殺気が……あのニンジャと同じか、あるいはそれ以上の恐ろしい気配が彼女から立ち上ったんだ……!! さすがの僕も膝が震えて、冷や汗が止まらなかった……! 一瞬で酔いが覚めて、『ここはヤバイ』と思ったね!!」
・ポリスすら恐れないニックが
・かつては海兵隊にも喧嘩を売っていた記憶があるぞ
・狂犬ニックを怯えさせる〝何者か〟か……
「ただ、サクだけは彼女に連行されて――彼も、完全に青ざめて震えていたよ。……アイビスの事務所は、どこよりも恐ろしいダンジョンなのかもしれない。僕は学んだよ。『部外者がアポなしで来訪するのは非常識なのだ』とね」
・遅い
・それはジュニアハイスクールまでに学ぶべきだ
・子どもでも知っている
・尻尾を丸めて帰ったのか
「仕方なかったさ。あんな、一流配信者も顔負けの殺気を前にしちゃあね。ドラゴンだって一目散に逃げ出すよ。……残念だった。事務所も見たかったし、あわよくばトーノ・レンにも会えたかもしれないのに。…………と、そこで! だ!!!」
・急にどうしたんだい
・冒頭のテンションに戻ったね
「僕たちは今日、ヤケフェアリー・ランドをしようって話になったのさ!! 明日帰国する僕のためにね!!」
・僕たち?
・複数形ということは
「そう! 僕の新しい友人を紹介するよ!! サクだ!!!」
大げさなジェスチャーを合図に、1人の配信者がフレームインしてくる。
「どうも皆さん初めまして!【りりさく】の朔です!!」
・おお!?
・ホンモノかい?
・すまないリリカばかり見ていてサクの顔をよく覚えてない
・リリカと比べると目立たないからね
「おお英語ばっか! なんて書いてあるんだ? なあニック」
「うん。『サクは最高だ』『本人に会えるなんて光栄です』『誰よりも輝く配信者だ』とリスナーたちは言っているよ」
「マジで!? いや~、やっぱデキる男の魅力って国境を越えちゃうんだなぁ~」
「ははは」
・日本語で何と言ったんだろう
・自動翻訳機能をオンにした
・ニックは、サクで遊んでいるようだ
「今日は誘ってくれて嬉しいよ、サク!」
「今夜は梨々香がデートで出かけるっていうし、昨日からなぜか高校の制服を漁ってたけど、行き先も教えてくれないからさ……ニックがフェアリーランドに行きたいって言ってたし、こうなりゃヤケだ! って思って」
・なんだいい男じゃないか
・友達想いだね
「本当は女の子と来るはずだったんだけどドタキャンで――じゃなくて! いやいや、帰国する前にいい思い出を持って帰ってもらいたくてさ! マジでマジで!」
・ああ、これはダメな男だ
・ニックとは違う意味でヤバイね
・案外いいコンビかもしれない
・失言コンビ
・男2人でフェアリーランドか
「花火もバンバン上がって最高だよなニック!?」
「ああそうだ! 周りはカップルだとかファミリーが多いけど、友情も大事な人生の要素の1つだ!!」
「ダンジョンもいいけどフェアラン最高だな!?」
「イエス! 妖精と夢の国は僕らのオアシスさ!」
「アイビスの中なら、俺が一番だよな!?」
「ノー。それはノーだ、サク。トーノ・レンには負けるよ。僕は彼がイチオシなんだ。いま世界で一番ホットだよ」
「あはは、照れるなよニック!」
・本気のニック
・目が冷めているぞニック
・サクは楽観的なのだね
「……ん? いまチラッと梨々香が通ったような?」
「? そうかい? 僕には見えなかったが……気のせいじゃないか?」
「そうだよな。男女4人で歩いてたっぽいし……俺を置いてフェアリーでデートなんて、あり得ないよな!」
ハハハハ、と笑い合う2人。
「もちろんさ、仮に僕がそんな目に遭ったらハラキリものだよ!」
「うっし! フェアリーランド、楽しむぞ~っ!」
「イエ~~~ッス!!」
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