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2:妖狐~盗賊少女~女盗賊

第26話 あれは『男』を知った乙女の顔っす!

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 風呂トラップ(ただの露天風呂)に盗賊2人を沈めたあと、俺たちは湯冷めしないうちにお互いの体を拭いてダンジョンの出口まで向かった。

「ここまででいいよ、あとは自分らで出られるさ」

 立ち止まり、イメルダが微笑む。

 侵入者の盗賊を、ダンジョンマスターとその部下がお見送り……なかなか異様なシチュエーションだな。

「いやー、あんなに騒がしい風呂は初めてだったな」
「あんたらのせいだろ」
「一番は朧のせいだな」

 イメルダは、俺と軽口をきいてくれるくらいには打ち解けた。
 しかし――

「…………」

 キアは、イメルダの陰に隠れて、火照った頬を膨らませ俺をにらんでいる。『姉』を盾にする妹って感じだな。

「悪いな。『初めての男』になっちゃって」
「そ、そーゆーことゆう!? ぐうぅ……!」
「キアがこんなに照れるなんてね」

 イメルダも苦笑いだ。朧の乱入で俺が男だとバレたものの、このくらいで済むくらいには心と掴めていたらしい。やっぱ風呂って最強だな。

「しかしだね……こ、この格好は慣れないね……」

 ダメにしてしまった盗賊服の代わりに、《クリエイト》で作ってやった衣装。肌を隠していたのとは対照的に、キア並みに露出度の高い服だ。

 傷ひとつない長い腕も、美脚も惜しげもなくさらして。
 Eカップはあるバストを支えるチューブトップは、胸の谷間もバッチリ露出している――もちろんそこに奴隷の刻印はない。

「似合ってるじゃん」
「っ!? そういうことを言うんじゃないよ……!」

 さすが師弟、素のリアクションは似てるよな。
 イメルダは頬を染めながら、視線をそらしつつ、

「ま、まあ何だ……、感謝はしてるよ。こんなにいい気分になれたのは、もう記憶にないほどだ。それで、だが――」

 ようやくこっちを見る。

「まさか、何の対価も求めない、なんてことはないよね」
「ああ。もちろんだ」
「…………。いいよ、アタシに出来る範囲ならね。金かい? それとも」
「ここのことを口外しないこと」
「?」
「俺たちのことを誰にも言うんじゃない。それだけだ」
「本気で言ってるのかい?」

 盗賊の鋭いまなざしに戻り、しばらく俺を凝視していたが――

「よく分からないヤツだね、ホントに」
「俺はただこの子らと――」

 隣に並ぶメディと朧を見やる。

「ここで静かに暮らしたいだけなんだ。それさえ守れればいいんだよ」
「アルトさま……!」
「あるじ殿」
「……そうかい、分かった。約束するよ。恩人の言葉だ。アタシらは別に正義の味方ってワケでもないしね」

 肩をすくめてみせるイメルダ。

「助かるぜ」
「なに言ってんだい、アタシがしてもらったことに比べればこんなこと。……本当にありがとう」

 柄にもなく彼女は、深々と頭を下げた。
 そして、

「キア、行くよ」
「うん……」
「キア?」
「あ――、あのさっ!」

 キアは切羽詰まった顔をして、

「ま、また来てもいーかな!? そ、その……お風呂入りに、さ……」

 風呂で誤魔化して追い返す作戦だったが、この子も村娘ちゃん同様、聞きすぎたらしい。

「誰にもゆわないから! か、金が必要なら払うし!」
「だから金はいらないって言ってんだろ」
「アルトさま」

 メディが俺の袖をクイクイと引っ張る。

「またみんなで入れる?」

 あの賑やかなのを気に入ったらしい。うーん、侵入者が増えるリスクは避けたいんだが。

「盗賊だしな……誰にも尾けられずに来られるか?」
「う、うんっ! ぜったい気をつける! まかせてよっ!……姉御も」
「アタシも!? い、いいのかい……」

 2人そろって俺を見つめてくる。
 まあ、あんなこともそんなこともしちゃったし。男として責任は取らないとな。

「あー。いいよもう。メディも喜ぶからな」
「っっ! ありがと!」
「す、すまないね。迷惑かける……」
「やったー!」

 そうして、2人の盗賊はダンジョンを後にして行った。


 ■ ■ ■


「姉御!! キアちゃんも!」

 イメルダがダンジョンを出ると、部下の3人は律儀に帰りを待っていた。

「あんたら心配かけたね。キアもこのとおり無事だよ」
「ごめん、みんな」
「いいえ! 姉御が付いてるんだ、無事に決まって――って、なんですかい? その格好は?」
「う……」

 それは突っ込まれるだろうと思っていた。

「姉御がそんなサービスを!?」
「服も上等なもんじゃないっスか!」
「洞窟の中で見つけたんで? そいつぁ、売れば金貨にでも代えられそうな――」

 この服の価値を見抜くとは、目端の利く奴らだ。盗賊団のリーダーとしては喜ぶべきところだが。

「あ、アタシが着ちゃ悪いかい!?」
「そんなとんでもないっス!」
「眼福だぜ……!」
「っていうかよぉ、なんか髪もツヤツヤになってないですかい?」

 男たちは顔を寄せ合って、

「なんかいい匂いもするよなぁ!?」
「風に乗って漂ってくるな。表情も柔らかくなったような……?」
「それにほら、キアのほうも見てみろよ」

 視線がキアに集中する。
 13歳の少女は恥じらって、

「な、なに? ウチがどーしたの。変わりないけど……」

「オレ知ってるっす! あれは『男』を知った乙女の顔っす!」
「んな馬鹿なことがあるか! 俺たちの心の妹だぞ!」
「いや声も丸みを帯びてるっつーか、仕草もありゃあ、『女』のソレだ……」
「キアが、キアちゃんが……な、なにがあったんだぁあああッ!?」

 やたらと盛り上がっている。
 部下たちには悪いが、仮面の男との約束がある。

「あんたたち、ここには何も無かったよ」
「んなこと言ったって――」
――。いいね?」

 ギロリ、とにらみを利かせる。

「う、うす……!」
「姉御が言うなら!」
「ぁああああああ、姉御が、オレらの末っ子が、キアがぁあああああ!」

 嘘をついてしまったのは後ろめたいが、この部下たちには別のことで報いるとしよう。

「行くよ、あんたたち」

 イメルダは美しくなった髪をなびかせ、盗賊団とともに夜の闇へと消えていった。


 ■ ■ ■


「しかし、あれで良かったんじゃろうか、あるじ殿よ」
「ん? イメルダのことか?」

 家への帰り道、歩きながら朧がたずねてきた。

「信用して良かったんじゃろうか。――いっそ、ローパーを使って卵でも産みつけて、後戻りできなくさせて……こちら側に引き込むくらいしたほうが良かったのでは?」
「エグいエグい」

 さすがはモンスター。さらっと怖いことを言う。

「俺も、ただ信じたワケじゃないさ」
「?」

 風呂上がり、お互いの体を拭いているとき。俺は念のため、イメルダの【裏設定】を開いていた。
 奴隷の刻印を消したあと、彼女のステータスに変化があるのかを確認するためだ。

 例の[▼]ボタンから見てみると――

―――――――――――――――――― [▼]
……奴隷の刻印は、ダンジョンマスターの手
によって削除された。イメルダはこれに心か
ら感謝した。
さらに、初めて知った温かい男の肌。キアや
盗賊団の仲間に抱くのとは異なる感情を、ほ
のかに感じていた。
――――――――――――――――――――

 どんな原理なのか、裏設定は自動で更新されていた。
 心情まで読めるなら行動も予想できるはずだ。

 だから、見送りのときも約束が果たされるかを確認した。結果は――

―――――――――――――――――― [▼]
……恩を感じながらも、喜びを表現するのが
苦手なイメルダ。東国を訪れた際に知った
『頭を下げる』という行為が、彼女にとって
最大級の感謝の示し方だった。
そして、恩人からの依頼、ダンジョンを秘密
にすること。彼女はこれを絶対に守ると心に
誓った。
口外しないだけでなく、欺瞞情報を流し、他
の侵入者が現れないよう工作することも考え
ていた。
ちなみに、キアが申し出くれたおかげでまた
ダンジョンに通えることを心底喜んでいる。
――――――――――――――――――――


を見る限り、今のところは大丈夫そうだしな」
「あれとは?」
「いいんだよ。こっちの話だ」

 ちなみに、キアのも覗いてみた。

―――――――――――――――――― [▼]
……これまで色恋沙汰にまったく興味のなか
ったキアだが、ダンジョンマスターに対して
初めて恋心を持った。それは性の目覚めに近
く、純粋な恋心とは言えない面もあるが、彼
女にとっては『宝物』のような感情だった。

もっと自分を磨いて、盗賊としても、そして
ダンジョンマスターに見合う女になれるよう
になろうと決心を新たにした。
――――――――――――――――――――


 こっちも当面、裏切りの心配はなさそうだ。

 ふふ、そうさ。
 俺はリアリスト。ちゃんと顔も隠すし、肌と肌の付き合いをしたからってそれだけで信用する男じゃないのさ。……気持ち良かったけど。ごちそさまでしたけど。 

「おっと。これももういいな」

 付けっぱなしだった目元の仮面を外す。
 すると、前を歩いていたメディが振り返り、

「っっ! にこーーーっ」

 満面の笑み。

「メディ、そんなにこの仮面ダメだったか? ううん……」

 カッコいいデザインだと思うんだがな。

「ちがう」
「ん?」
「めでぃ、アルトさまの顔すき! 隠されるとさみしい……アルトさまの目が見えて、今はうれしい!」
「ああそういう――えっと、このデザインはどう思う?」
「かっこいい!」
「…………っ! だよなぁ!? これをダサいなんて思うやついねぇよなぁ!?!?」

 こうして盗賊を撃退した俺たちは、楽しい我が家に帰宅した。


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