わが友ヒトラー

名無ナナシ

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リンツ編

シムシティ②

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アドルフの家
(*^◯^*)「アドルフ、手紙が来てるわよ」
(*^◯^*)ノ「あとコレ、クビツェク君と食べなさい」

彡(゚)(゚)ノ「サンキュー マッマ!」
(´・ω・`)「ありがとうございます」

(´・ω・`)「なんの手紙だい?」

彡(゚)(゚)「建築協会からの手紙みたいやな」
彡(゚)(゚)「こないだ会員になったんや」

(´・ω・`)「へーそんなのに加入したんだ」

彡(-)(-)「クビツェク まるで他人事やが……」
彡(゚)(゚)「お前にも関係があるんやぞ」

(´・ω・`)「え?どういうこと?」

彡(^)(^)「この協会はリンツの劇場を新しくするために結成されたんや」
彡(^)(^)「お前もさんざんあの劇場には文句いっとったやろ?」

(。゚ω゚)「本当!!」
(´^ω^`)「あの古い劇場が新しくなるなら、とても嬉しいよ!」

彡(^)(^)「しかも……や」
彡(^)(^)「ちゃんとコンテストを開いて、その中から採用されるんや!」

(`・ω・´)「あ!もしかしてアドルフも……」
彡(^)(^)「せや!もちろん応募したで!」

彡(^)(^)「きっとコレはワイの力作が当選した通知や!」

アドルフは手紙の封を切った

彡(゚)(゚)「ふむふむ……」
彡(•)(•)「はぁ?」

(;´・ω・` ) .。oO(あっ……この反応は…)
彡(●)(●)「落選やと!ふざけんなや!!」

( ;´-ω-` ) .。oO(やっぱりね…)
まあ、仕方ないよね
当選した案はきっと大人が考えたものだろうし……
アドルフの力作もさすがに敵わなかったんだ

(´・ω・` )「アドルフ、残念だったね……」
(`・ω・´)「でも、プロの手によるすごい作品が選ばれたんだよ」

(´ᴖωᴖ`)「これできっと、リンツの劇場はよくなるよ」
彡(●)(●) 「たしかに…」

彡(-)(-)「ワイも設計に関してはまだまだ素人や」
彡(゚)(゚)「一流の手によってリンツの劇場がよくなるなら……」

彡(-)(-)「それで納得せなアカンな……」
( ;´-ω-` )ふぅ……

彡(゚)(゚)「それで、どんな案が当選したんや……」
彡(゚)(゚)「ふむふむ……」

彡(•)(•)「はぁ?」
(;´・ω・` ) .。oO(え?)

彡(●)(●)「なんじゃこのふざけた案は!!」
(;´・ω・` )「え?……ボクにも見せて貰っていい?」

彡(●)(●)ノ「……」

(;´・ω・` )ふむふむ……
( ;´-ω-` )「えぇ…」

『リンツ劇場の建築案は費用の観点から現実的であると判断し
バウエル氏の現在のリンツ劇場を修繕した案を採用いたします。』

彡(●)(●)「この期に及んで修繕やと!!」
彡(●)(●)「古いがらくたを取り繕う姿が目に浮かぶわ!!!」

彡(●)(●)「それに……この協会の名前!」
彡(●)(●)「ムダに偉そうに長くしよってからに!!」

バシッ!
アドルフが叩きつけた封筒には
『劇場建設協会建築設計実行委員会』とあった……
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