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番外編

5.おとぎの国の性悪王子 1 ジェイミーのお話

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 第二王子の華やかな人生は今日で終わりだ。どうしよう、これから起死回生とかムリゲーなんじゃないかな。
 記憶を取り戻した時、私はざまあされるところだった。それは今も現在進行中で、お話ならばいわゆるヒロイン役の命を狙って暗殺を企てたのが発覚したのだった。
 この世の私は十五歳で母が死ぬ直前に記憶を取り戻した。暗殺未遂を兄に問い詰められて発狂したかと思われるほど取り乱して気絶してしまい、その後に目が覚めたところだ。その際に首飾りを引きちぎって首には擦れた傷がついて包帯が巻かれていた。
  本当にみっともない姿を晒してしまった。取り柄は美貌だけの第二王子で、人としては最低な部類だった。
 私は交通事故に巻き込まれて二十六歳の短い人生を終え、この異世界に転生した。こういった場合には五歳くらいで前世の記憶を持ったまま生まれ変わって、この世界の創造主から与えられたスキルやチートで乗り越えるんじゃないの?

「ジェイミー、お前がこんなことをするとは思わなかったよ」
 兄は冷ややかな視線を私に向けている。それを指示したのは私だけれど私じゃない。でもそんなことを言ったら狂ったとしか思われない。それでなくとも十分狂ったことをしでかした。

「幸いエディは助かったよ。私はお前の顔は一生見たくないよ。修道院で自分の犯した罪を生涯悔やむといい」
「申し訳ありませんでした。寛大な処遇に感謝します」
「ずいぶんと殊勝だね。さっきみたいに泣き喚いて怒鳴り散らすかと思ったよ」

 うん、兄の言う通りにジェイミーならそうしたと思う。きっと双子を罵倒して、自分は間違っていないと主張しただろう。そして兄の怒りを買って、間違いなく何らかの事故で私は短い人生を終わる。今ですらそれもあり得る。
 エディが死ななくてよかった。あの優しい繊細な少年を殺すだなんて、本当にジェイミーは狂っている。
 今日の午後に恋敵の双子の弟を毒殺しようと侍従を使って実行させたが未遂に終わり、その証拠を持った兄に咎められたのだった。恋愛程度で人を殺めようだなんて私の宿主はなんて馬鹿な子なんだろうか。
 いわゆる悪役令嬢そのままの立ち位置で、公爵家の跡取りのグレイに恋焦がれ、彼の婚約者アディを憎悪しその弟までもこの世から消そうとした。
 その婚約者は次期王太子である兄が愛した少年で、それがばれて修道院で余生を送ることになった。兄としては私を殺してしまいたかったんだろうけど、さすがにそれは出来なかったようだ。
   お兄様ありがとうこざいます、処刑されないってだけでも十分です。

 この世界は女性がいない。前世は恋愛には全く縁がなくファンタジーやBL大好きな私にとっては、イケメン率が超高い男同士が結婚をする天国のような世界だった。
 目が覚めたと同時に一気に前世の記憶が蘇ったけれど、よりによって私は人を殺させようとしていた。私が目を覚ましたと連絡を受けた兄が、私を尋問しに部屋にやって来た。いつも優しかった兄からの汚物を見るような眼差しを向けられて胸がひどく痛んだ。
 王室所属の光属性の魔導師が回復魔法で私の首の傷を治療してくれようとしたけど、自分のやったことを忘れない様に誡めのためにそのままにしてもらった。ジェイミーの性格だとありえないことなので、これ見よがしの反省していますのアピールかと兄に嫌味まで言われた。本来の兄はこんな嫌味を言う人ではない。それだけのことを私はしてしまったのだ。
 
 修道院に行くまで自室に軟禁されることになり、私はそれに大人しく従った。
 母が昏睡状態になり今日や明日にも危ない状況になったことを知って涙が止まらなかった。私の中のジェレミーが心の底から悲しんでいた。彼にも人の心はあったようだ。
 兄はそんな心があるのにどうしてと皮肉ってきたけど、何も言い返すことは出来ない。
 心から反省して大人しくしていたので、暗殺のことを母に言わないことを条件に最期を看取ることを許された。死にゆく母の心残りにならないために、良い息子を演じる様に言われた。
 ジェレミーは馬鹿な行いで母を悲しませると思わなかったのだろうか。愛するグレイと結ばれるために色々とお膳立てをしてくれたのに、それをぶち壊す真似をしてしまった愚かなジェイミーの気持ちが分からない。

 母は不治の病にかかっていた。光属性の魔導師たちの回復魔法で多少の延命は出来ていたようだけど、病に気が付くのが遅くてどうしようもなくなっていた。あと半年早ければもう数年は延命できていたそうだ。この世界の魔法は万能じゃないんだな。

 国一番の美しさを持つ母の生き写しと言われるほどの美貌も、修道院で清貧な一生を送ることになっては持ち腐れにしかならない。
 王族にしか生まれない黒髪と父譲りの淡い緑色の瞳に、ビスクドールのような白い肌で薄く形のよい唇をしてとても美しい顔をしている。十五歳だっていうのに変な色気はあるし、このまま生涯独身だなんてなんて勿体ない。
 まあ、それは外身の話だけどね。休みの日は家から一歩も出ずに引きこもっていたい私にとっては修道院での生活は実はご褒美だった。
 趣味のハンドクラフトに没頭できる機会がやってこようとは。下手の横好きだけれど、就職してからはそんな元気も時間も無くなっていた。
 ああ、押し入れの布やビーズたちはどうなったんだろう。買うだけ買って作ってあげられなかったなあ。

 修道院での私の指導員は十歳上のマーティンで修道院に入る前は男爵家の次男坊だった。御両親が不慮の事故で他界されて、後を継いだ長兄に厄介払いをされてここに入ったと聞いたのはふた月ほど経ってからだった。
 マーティンはお人好しを絵に描いたような好青年で周囲からの人望も厚かった。根気強く優しい彼の指導に大人しく従い、私は出来るだけ早くこの生活に溶け込めるように努力した。
 質素な食事で簡素な部屋とみんなと同じ粗末な修道着に、ジェイミーは直ぐに音を上げると思われていただろう。前世は庶民の私にとっては何の問題もなかった。
 特別待遇でひとり部屋なだけで十分だった。その部屋も本来はふたり部屋で六畳あるかないかで広くはないけど、カーテンもあって鍵を閉めることが出来た。プライバシーを守れる素敵な我が家だった。
 電化製品はないけれど魔道具が生活に必要な灯りやお湯を供給して思ったよりも暮らしやすかった。私は魔法の素養が無いので、生活に魔法が使えないので魔道具にかなり助けられた。
 腰まで伸ばしていた黒髪を一つにまとめられる程度に切った。結わえてくれる侍従もなく、私は持て余してしまっていた。髪はアディに対抗して伸ばしていただけだったんだよね。髪は手入れが行き届いて綺麗だったので、いつか何かに使えないだろうかと捨てずに取っておくことにした。

 私は最近母を失いそれを機に教義に目覚めて修道院に入ったということになっているので、それ以上は誰も何も聞いては来ない。
 もしかしたら修道院で禁断の恋とかあるかもしれない、相手はマッチョなイケメンだといいのになあなんて、そんなことを思っていた時もありました。
 しかし、びっくりするほどそんなことはなかった。確かにこの美貌に顔を赤らめる若い修道士もいたけれど、みんな大人しい草食系で遠くから見つめられるだけで、元王子様に手を出そうとする奴はいなかった。
 まあ、いきなり襲われるのよりはましだよね。禁欲生活に耐えている修道士達に輪姦されるといった王道な展開はなくて本当に良かった。
 そして、残念ながら私好みのマッチョな修道士はいなかった。ジェイミーに求婚した隣国の皇太子のイリヤが私のタイプだったのになあ。彼は長身で筋骨隆々で王道の武闘派の皇太子様だった。
 側室の産んだ第二皇子だったけれど、人柄と能力を認められて皇太子として擁立された。そのイリヤ皇太子の政略結婚の相手としてジェイミーに白羽の矢が立ったのだった。
 グレイに固執したジェイミーは彼を侮辱してしまい当然破談した。彼に向かって死んだほうがましとか言っちゃったんだよね。本当に何様のつもりだったんだろうか。
 その場で刀の錆にされても仕方がない様な愚かなことをしてしまった。祖父達には本当に申し訳ないことをしたなあ。私の代わりに病弱なオズワルド伯爵家のウェスリーが人身御供になったようなものだけれど、彼等は愛のある結婚だったのがせめてもの救いだ。

 グレイと婚約が決まったけれど、一線を越えたいジェイミーに対してグレイは徹底して紳士的な対応を取って手を繋ぐ以上のことは何もなかった。今なら上手くあしらわれていたと分かるけど、おバカなジェイミーは大事にされていると舞い上がっていた。
 彼は本当に頭も何もかもが弱い可哀想な子だった。初恋の相手だけでなく、兄や祖父や母までもアディを気に入ったことが許せなかった。
   いつもみんなにちやほやされていたのに、格下の相手から初めての敗北感を味わったのだ。騎士団の訓練所でアディ達に嫌がらせをして、兄に叱られたのを逆恨みして何年も憎しみ続けていた。
 グレイのことはもちろん好きだったけれど、本当のところはアディから奪いたいだけだった。そのアディと同じ顔をしているエディまで憎くて仕方なかった。ジョイスに愛されて幸せそうな彼も憎くて仕方なかった。
 せっかく若くて美しく高貴な身分に生まれたのに、人を恨むだけの勿体ない人生を歩んでいた。ジェイミーは本当にバカな子だ。
 今の私に何が出来るわけでもないけれど、心穏やかに誰にも迷惑をかけずにひっそりと生きていければいい。

 毎日、陽の昇る前に起きて礼拝し、洗濯や掃除や畑仕事に従事した。午後からは各々が自由に勤めを果たした。
 薬草を調合する者、外国の書物を翻訳する者、宗教画を描く者もいて、修道院の収入源になればなんでも許されている時間なので、私は夕食の時間まで裁縫という名の趣味にいそしんだ。
 食事当番は交代だったけど、私は免除されていた。元王子様だということもあるけれど、包丁を使う手があまりにも危なっかしいだけではなく、独創的な味付けをするというのが理由だった。味音痴と言われているようで切なかったけれど、その分後片付けを任されていた。
 午後の活動に私は子供向けのクマのぬいぐるみを作成していた。
 実は修道院に納めるものと別にふたつ作成中だ。夜の礼拝の後、就寝までの数時間に一生懸命作っていた。罪滅ぼしにならないかもしれないけれど、いつか双子達に渡せないものかと頑張っていた。サイコちゃんなジェイミーが渡すものなんて受け取ってくれないと思うけど、もうバカなことは考えていないというアピールもあった。
 今は自室で三ヶ月もの間、クマの衣装にチクチクと刺繍をやっているところだ。夜の自由時間に作りたいと修道院長にお願いして自分用の裁縫道具を用意して貰った。希望する手芸の材料は何でも用意して貰えるのは非常にありがたかった。
 まだあまり進んでないけれど、我ながら良い出来だと思う。深紅の絹の布地に同色の糸で華やかな大輪の花の意匠をこらした、黒いマントの裏地によく見ると豪華な刺繍っていうのをやってみたかったんだよね。
 深紅の布地は修道院に持ち込んだ数少ない私物をほどいた物だった。私によく似合うと兄がくれたドレスシャツで、修道院には似つかわしくはなかったけれど良い思い出のある物だったので持ち込んだ。
 夜遅くまで私が部屋で何をやっているかみんなが気になっているけれど、他人の詮索をしないのが良いとされているので聞いてこない。
 飽きたら合間に修道院に持参したハンカチや手袋の縁に刺繍で柄を入れて、出来たものを修道院長に夜はぬいぐるみの衣装にこういった刺繍をしていますとお渡しした。
 修道院長は私の生活態度を父や兄達に報告しているので、言葉だけでなく心を入れ替えて本当に慎ましく暮らしていますと分かって貰いたかったのもある。兄の気が変わって不慮の事故や急な流行り病でこの世を去る羽目にはなりたくないからだ。
 素晴らしい出来だと褒め称えられ、自作のぬいぐるみの衣装にも刺繍を施して、私の作品は多額の寄付してくれる貴族や商人にお礼の品で贈答することになった。
 もちろんジェイミーとしての評価が上がるから喜んでやった。元王子様の作品ということが付加価値にもなったようで良かった。

 年下だけど先輩のポールとレイブンと仲良くなり、裁縫室でたわいもない話をしながら手仕事をする日々を過ごした。ポールは私と同じ位の小柄できれいな赤毛をしている。色白で顔立ちも可愛くて小動物っぽい印象だ。レイブンは明るい茶色い髪にかなり背が高くて、性格はさばさばしていて頼れるアニキ肌だ。ふたりは見た目も性格も正反対で凸凹コンビで仲がいい。
 私は見た目のせいでお高くとまって近寄りがたいんじゃないかと思われたくなかったので、出来るだけ笑顔で愛想よく過ごした。花のような笑顔はなかなかの威力で、みんな優しく親切にしてくれるし直ぐに仲間に入れて貰えた。
   そのせいか私に憧れて恋をしている修道士もちらほらといるそうだ。それは厄介だけどツンツンすると反省がないと人格が疑われるだろうし本当に加減が難しいもんだわ。
   修道院では恋愛はご法度だけど、この容姿だと片想いされても仕方はないかもしれない。
 好きになるのは自由だけど、今後何があろうとも想いを遂げるために実力行使に出るのはやめていただきたい。私は目立たずに平穏な生活を送りたいのだから。この人生は健やかに長生きをさせて欲しい。
   元王子様の肩書きと修道院長の庇護とマーティンというお目付け役が居るから手を出されないのかもしれない。

 その平穏な生活を揺るがす事件が起こってしまった。
 いつも通りにポールが布地を断裁していると、切れ味の良い裁ち鋏で指を切ってしまい真っ赤な血が床にぼたぼたと落ちていった。

「痛っ!」
「うわっ、大丈夫?」

 ポールは指の傷の下を強く握って止血しようとした。私は慌てて布地の端切れで傷口を覆って指の根元を紐で縛った。

「ポール、傷口を心臓より上にしていて。そうすれば少しは早く血が止まるから」
「うん、分かった」

 レイブンが裁縫室に備え付けの救急箱を取り出した。

「あ、消毒用のお酒が無いな。貰いに行かなきゃ」

 応急手当に必要な消毒用のアルコール代わりのお酒の小瓶が空になっていた。強いお酒で消毒をするのだけど、誰かが飲んでしまったようだ。先週、怪我の手当てをしたときは瓶に一杯だったのに。

「また誰かが飲んだな。僕達が疑われるのが嫌だから、薬局に瓶を返しに行こうか?」

 レイブンは口を尖らして、私達に空の小瓶を見せた。

「うん、私も疑われるのは困るな。それについては後でマーティンに相談しようか。ポール、薬局で手当てをして貰いなよ」

 やってもないことで目を付けられるのは堪ったものじゃない。濡れ衣で修道院長やマーティンに睨まれるのは御免被る。

「あーもう、痛い。今週は料理当番なのになあ」
「今週は僕が代わるよ」

 ポールの当番をレイブンが快く引き受けてくれてよかった。私は代わってあげたいけど無理だ。

「痛いの痛いの、飛んで行けー!」

 なーんてね。前世のおまじないを唱えてながら、ポールの痛みを遠くに投げる様に指を振ってみた。

「何それ?」
「は?」

 ふたりが残念な人を見る様な眼差しを私に向けた。

「うっ‥‥。痛みが飛んでいくおまじないだよ」
「それって効くの?」
「ジェイミーって時々変なことするよな」

 何にも考えなしにノリでやってしまったんだけど、冷静につっこまれてものすごく恥ずかしい。私は世間知らずの箱入りの王子様だったから、変わっていても仕方ないと思われていた。

「ん?あれ?」
「どうした、ポール?」
「なんか痛くなくなった気がする」
「お前って本当に単純だな。僕らが片付けておくから早く行って来いよ」
「ごめんな。ついでだから空瓶にお酒も詰めて貰ってくるよ」

 お酒の補充依頼をよろしくとポールを見送って、レイブンとふたりで床や机の血を拭いて綺麗に掃除した。
 薬局は修道院の畑で収穫した薬草で薬や軟膏を作ったり、医療の心得がある修道士が医療行為を行っていた。裁縫室から少し遠いから、救急箱に消毒薬が無いのは少し困るんだよね。

「ふたりとも、修道院長がお呼びです」

 ポールが薬局に向かってしばらくすると、硬い表情をしたマーティンが裁縫室にやって来た。
 考え過ぎかもしれないけどただ事じゃない雰囲気がする。何があったんだろう。もしかしてお酒の小瓶のことを言われるんだろうか。私達はマーティンの後ろを黙って着いて行った。
 この時はまだ私は呑気なもので、酒泥棒の濡れ衣を晴らすことだけを考えていた。まさかの出来事が私を待ち受けているなんて思ってもいなかった。


☆☆☆☆☆

しばらくジェイミー王子のお話になります。
よろしくお願いします(*´∀`*)


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