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2章.学園祭
楽しいクッキー改良計画!
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買い物を終えた次の日の放課後。
私は家庭科室にクッキー製作係を集まってもらった。
「みんな、また集まってくれてありがとう。実は、私このままだとクッキーは売上トップにならないと思ってるの」
私の発言にネムノちゃんを除くクッキー係5人は驚いているようだった。
まぁ、そうだよね。発案者は先生だけど、作った本人が売れないとか言い出したら。
「アイリスさん。大丈夫だよ!クッキーは十分美味しいしこれなら絶対…」
「いえ!これじゃダメなの!」
係の1人が元気づけようとしてくれたのかその発言を私は容赦なく切った。
私の声に驚いたのかちょっと怯えたような声をあげていた。ごめんなさい…。
「だってそうじゃない?クッキーは美味しいけど、味が1つしかないですもの。」
「それはしょうがないんじゃないのかな…お砂糖は甘いだけだし…」
「そこで、私とネムノちゃんで昨日話し合いで決まったんだけど、ここにいる7人で新しいクッキーの味を作って売るの!」
私の案を聞いてネムノちゃん意外は不安そうにしていた。
「そこで、一昨日ネムノちゃんが試作してたものがこれなんだけど、みんな食べてみて」
私はネムノちゃんが一昨日作ったココア味のクッキーを出した。
「なにこれ?」
「真っ黒だね…焦がしちゃったの?」
「でもネムノちゃんってお料理上手だし焦がすなんて…」
「ささ、みんな食べてみて!」
ざわつくみんなにココアクッキーを渡していく。
恐る恐るみんなは食べた。
「変わった味…少し苦いけど…甘い?」
「あ、でも私この味好きかも…」
「私は普通の味の方が好きかな…甘いの好きだし…」
クッキーを食べてそれぞれが感想をのべているのを見計らって私は味を増やす理由をのべた。
「今、みんなはこれを食べて好き嫌いが出たよね?つまり、お客さんも好き嫌いが出てくるの」
私の言うことでみんなが気がついた。
そう、クッキーは美味しい。それはわかってる。だけど、それは飽きるのだ。5日もある学園祭、毎日来てくれる人もいるらしい中で、そんな人達を初日以降来てくれなくなるのはもったいない。
「つまり、私達で普通の味以外のクッキーを作って、飽きないようにするってこと?」
「そういうこと!そこで、昨日ネムノちゃんと材料を買ってきました!」
私の声に合わせてネムノちゃんが昨日買ってきたプアルとオレーを出した。
「ここにある材料以外も家庭科室にあるものなら使っていいって先生が言ってたから1人1つ、味を作ってみよう!」
「あ、あのアイリスさん…」
「なに?」
「私…レシピとおりになら作るのはできるけどそんな工夫なんて思いつかないよ…」
さすがに急に味をつくれと言われても困るか…。しかし!それも想定済み!
「大丈夫!とっても簡単だから!でもここからはネムノちゃんに説明してもらって!私これからクラス対抗の訓練だから。それじゃあネムノちゃん、後はよろしくね。あ、訓練が終わったら試食に先生達を連れてくるからそれまでに頑張ってみて!」
「うん!アイリスちゃん、頑張ってね!」
私はネムノちゃんに見送られて訓練室へ向かった。
あぁ…ネムノちゃんのエプロン姿で見送り…頑張れる気がする…。
私は家庭科室にクッキー製作係を集まってもらった。
「みんな、また集まってくれてありがとう。実は、私このままだとクッキーは売上トップにならないと思ってるの」
私の発言にネムノちゃんを除くクッキー係5人は驚いているようだった。
まぁ、そうだよね。発案者は先生だけど、作った本人が売れないとか言い出したら。
「アイリスさん。大丈夫だよ!クッキーは十分美味しいしこれなら絶対…」
「いえ!これじゃダメなの!」
係の1人が元気づけようとしてくれたのかその発言を私は容赦なく切った。
私の声に驚いたのかちょっと怯えたような声をあげていた。ごめんなさい…。
「だってそうじゃない?クッキーは美味しいけど、味が1つしかないですもの。」
「それはしょうがないんじゃないのかな…お砂糖は甘いだけだし…」
「そこで、私とネムノちゃんで昨日話し合いで決まったんだけど、ここにいる7人で新しいクッキーの味を作って売るの!」
私の案を聞いてネムノちゃん意外は不安そうにしていた。
「そこで、一昨日ネムノちゃんが試作してたものがこれなんだけど、みんな食べてみて」
私はネムノちゃんが一昨日作ったココア味のクッキーを出した。
「なにこれ?」
「真っ黒だね…焦がしちゃったの?」
「でもネムノちゃんってお料理上手だし焦がすなんて…」
「ささ、みんな食べてみて!」
ざわつくみんなにココアクッキーを渡していく。
恐る恐るみんなは食べた。
「変わった味…少し苦いけど…甘い?」
「あ、でも私この味好きかも…」
「私は普通の味の方が好きかな…甘いの好きだし…」
クッキーを食べてそれぞれが感想をのべているのを見計らって私は味を増やす理由をのべた。
「今、みんなはこれを食べて好き嫌いが出たよね?つまり、お客さんも好き嫌いが出てくるの」
私の言うことでみんなが気がついた。
そう、クッキーは美味しい。それはわかってる。だけど、それは飽きるのだ。5日もある学園祭、毎日来てくれる人もいるらしい中で、そんな人達を初日以降来てくれなくなるのはもったいない。
「つまり、私達で普通の味以外のクッキーを作って、飽きないようにするってこと?」
「そういうこと!そこで、昨日ネムノちゃんと材料を買ってきました!」
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「うん!アイリスちゃん、頑張ってね!」
私はネムノちゃんに見送られて訓練室へ向かった。
あぁ…ネムノちゃんのエプロン姿で見送り…頑張れる気がする…。
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