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6巻
6-1
しおりを挟む私――雨宮咲の不幸続きの人生は、落雷に打たれたことにより幕を閉じた……はずだったんだけど、なぜかシャルズという魔法の世界に可愛くて幼い姿で転生することに。
しかもシャルズを管轄する神様、ナーティ様の計らいでたくさんの才能と、頼れる子猫の従魔ネルをもらっちゃった!
こうしてサキ・アメミヤとして第二の人生を送り始めた私が養子として身を寄せたのは、王都エルトにあるアルベルト公爵家だった。
パパとママ――当主のフレル様とその奥さんであるキャロル様、そして二人の子供であるフランとアネットの四人は、私を家族として迎えてくれたんだ。
でも私を受け入れてくれたのは、家族だけじゃない。
魔法を習うために通っている学園では、ブルーム公爵家の一人娘で努力家な赤髪の女の子アニエちゃん、青髪とメガネがトレードマークで、水魔法と洋服作りが得意な女の子ミシャちゃん、おっちょこちょいだけど憎めない金髪の男の子オージェとも仲良くなった。
みんなと一緒だと、魔法の訓練も遊びもすごく楽しいんだ!
遊びと言えば、学園一強いクロード公爵家次男のレオン先輩がこの間、学園の長期休暇を利用して泊まりでのお出かけに行こうって誘ってくれたの。
ちょっとドキドキしながら向かった先は、ギャンブルの街メルブグ。いろいろなゲームができる楽しい街だったんだけど、その裏には貧しい人たちもいる。
私は街で孤児の兄妹――キールとアリスに出会う。
体内に宿す魔力量が多すぎる、魔力異常体質によって死んでしまいそうになっていたアリスを助けた後、私はアルベルト侯爵家の使用人として二人を雇おうと提案した。
というのも、私にはアリスの溢れる魔力を活かしてみんなが幸せになれるアイデアがあるの。
そのアイデアとは、彼女の魔力を原動力にして動く魔道具を作り出し、それらを販売するお店を作ること!
魔力を宿していない魔石――空の魔石を使えば魔力を溜め込むことができるから、車のガソリン代みたいな感じで、お金を払ってアリスの魔力を補給しにきてもらうシステムができればいいなって。そうしたら病弱で自信のないアリスも『人の役に立てるんだ!』って思えるようになるはず。
よーし、勉強も店作りも頑張るぞー!
1 久しぶりのお屋敷
メルブグへのお出かけが終わり、私たちは馬車でアルベルト家へと戻った。
家に到着したのは夕方になる前だった。
「サーキちゃーん!」
私が馬車を降りるや否や、お屋敷から出てきたママが抱きついてきた。
ママの腕の中で窒息しそうになりながら、どうにか声を出す。
「マ、ママ……くるし……」
「だって久しぶりにサキちゃんと会えたんですもの!」
「キャロル様、相変わらずですね」
そう口にしたのは、馬車から降りたレオン先輩。
他の貴族の前ではキリッとしているママだけど、レオン先輩の前では取り繕わない。
公爵家同士は交流が深いから、今さら隠す必要がないってことなんだろう。
でもそんなことより、ママの匂いを嗅いだりアルベルト家を見たりしているうちに、なんだか懐かしい気持ちになってしまった。
ここはもう私の帰る場所なんだって、改めて感じる。
たった数日、家を離れただけなのにね。
そんなことを考えていると、ママは私を解放してから立ち上がって、レオン先輩に言う。
「レオン、今回はありがとう。それに、今後もいろいろ手伝ってくれるみたいね」
お店を開くに当たって、旅先から電話でパパに相談したんだけど……ママも知っているようだ。
レオン先輩は、はにかんで言う。
「はい。僕なんかでよければぜひ」
「ふふ、頼りにしているわ。この子、すぐ考えなしに突き進んじゃうところがあるから」
そんなママの聞き捨てならない発言に、私は思わず口を挟む。
「そ、そんなことないもん……」
「いやいや、この旅の途中でも向こう見ずな行動を――」
「ちょっと! レオン先輩!」
慌てて先輩の口を塞ぐ私。
だけど先輩とママはニヤニヤしてこちらを見てくる。
アリスが人身売買目的で悪徳貴族に攫われた時に、考えなしにすぐに助けに向かおうとして、レオン先輩に止められたんだよね。
他の貴族に手を出したら、自分の家にまで迷惑をかけることになっちゃうからって。
でもあれは、アリスを助けるのに必死だっただけで……あ、そういえば二人を紹介しないと。
「……私の行動についての話はおしまい。そんなことより、紹介したい人がいるの。キール、アリス。出ておいで」
私が呼ぶと、二人は恐る恐る馬車から降りてきた。
そしてぎくしゃくした足取りでママの前まで来ると、頭を下げる。
「は、初めまして……キール・シャンスです」
「妹のアリスです……」
それを見て、ママは目を輝かせる。
「あなたたちが、サキちゃんが発掘した逸材ね!」
じーっと二人を見つめてにっこり笑うと、ママは続ける。
「二人とも今まで大変だったでしょう。これから商人として働いてくれるのよね。さっきも言ったけど、サキちゃんは考える前に動いちゃうタイプだから支えてあげてほしいの」
「い、いえ……そんな……」
「恐れ……多いです……」
キールとアリスが緊張で言葉に詰まっていると、屋敷の扉がバンッと勢いよく開いた。
「お姉さま! お帰りなさいませー!」
声の主はアネットだ。
こちらへ走ってきて、抱きついてくる。
私は見上げてくるアネットの目を見て言う。
「アネット、ただいま」
「レオン様との旅行はどうでしたの?」
「うん、とっても楽しかったよ。後でお話聞かせてあげるね」
「はいですわ!」
ああ、このアネットの反応も久々な感じがして、落ち着く……!
そう思っていると、アネットが不思議そうな表情を浮かべているのに気付く。
顔は、キールとアリスの方を向いている。
「お姉さま、こちらの方々は?」
「えっと、後でちゃんと説明するんだけど……この二人とレオン先輩とでお店を作ることになったんだ」
「つまりこちらの方々は、お姉さまのお店で雇われる商人の方なのですね」
アネットは私から離れて、二人の前に歩いていく。
「初めまして。私、アルベルト公爵家当主フレル・アルベルト・イヴェールの長女、アネット・アルベルト・イヴェールと申します。此度は姉の出店に協力していただけるとのこと、感謝いたします」
アネットはスカートを両手で摘まみながら、丁寧な挨拶をした。
どうやら、キールとアリスをどこかの大商人の子供だと勘違いしているらしい。
「お、俺たちなんかにそんな言葉は……えっと……」
キールがなんとか返そうとするが、どういう言葉を使えばいいのかわからないようだ。
なんか顔も赤くなっているし……もしかしてちょっと照れてる?
私が代わりに説明しようと口を開きかけたその時、ママがパンと手を打つ。
「まぁとにかく中に入りましょう。レオンも上がっていってちょうだい」
ママは言うが早いか、馬車を使用人さんに任せて屋敷の方へ。
まぁ確かに立ち話もなんだもんね。
そう思いながらみんなで移動する。
すると、キールとアリスは屋敷の豪華さに当てられて、壊れた人形のようにぎくしゃくとしか歩けなくなってしまった。
これから何度もここに来ることになるだろうし、早く慣れてもらわないとね。
客室に着いて少しすると、メイドさん一同が紅茶とお菓子を出してくれた。
早速カップに口を付ける。
数日ぶりのクレールさんの紅茶……とても美味しい。
思わず感動してしまうけれど、そんな場合じゃなかった。
私は改めて二人をみんなに紹介する。
すると、アネットが驚いた顔をした。
「え? それではお二人は商人の方ではなかったのですね!?」
「俺たちはただの孤児だよ、サキ姉に助けられたな」
キールは居心地が悪そうにそう言った。
敬語にはまだ慣れていないらしく、ぶっきらぼうな物言いだったけど、アネットは気分を害した様子もなくあっけらかんと返す。
「そうだったのですね! でも、これからお姉さまのお店で働いていただけるということであれば、大した違いはありませんわ」
「そう……なのか?」
キールは自分の中の貴族像と目の前のアネットの反応がかなり違うことに、困惑しているみたい。
私はそんな二人のやり取りを微笑ましく見つつ、収納空間から柑橘系の果物であるオラジを使ったパンやらケーキやらを取り出し、テーブルに広げる。
オラジは、旅行で訪れたフォルジュの名産品なのだ。
「これ、みんなに買ってきたお土産」
「あら、たくさん買ってきたのね」
「わぁ、どれも美味しそうですわ!」
ママとアネットは大喜びだ。
あれ、そういえば――
「フランは?」
「フランなら『今日はみんなで特訓する日だから』って学園に行ったわよ」
ママの言葉に、私は驚きの声を上げる。
「え!? そんな話、聞いてない!」
「旅行から帰ってきたばかりだし、疲れてるだろうからって、気を利かせてくれたんじゃない?」
「もう、そんなのいいのに! そうだ、今から私たちも学園に行こう! キールとアリスを紹介しないと」
私がキールとアリスの方を向いてそう言うのを見て、アネットが手を挙げる。
「それなら私も行きますわ! お兄さまやアニエさまがどんな練習をしてらっしゃるのか、見てみたいです!」
「あらあら……それはいいけど、このお土産はどうするの?」
「これに入れておけば大丈夫!」
私は収納空間からあるものを取り出した。
「これは?」
「これは私のお店で出す予定の商品――時間停止型食料保管庫の試作品なんだ」
そう、これは私の発明品の一つ。
この世界には家電製品がないため、食料を長時間保存できない。
だけど、この時間停止型食料保管庫があれば大丈夫。
見た目はほとんど前世の冷蔵庫と同じなんだけど、ドアを閉めると保管庫内の時間が止まり、中に入っているものが劣化しなくなるのだ。
とはいえ、一回聞いただけで理解することなんてできるわけもなく、ママは首を傾げる。
「じか……何?」
「この中に食べ物を入れておけば、ずっと入れた時のままの状態を保てるの」
私の言葉に対して、ママはちょっと反応に困っているような感じ。
でも少ししてどうにか理解したらしく、笑みを浮かべて褒めてくれる。
「そ、そうね! これが広まれば食料問題なんかも解決できるかもしれないわ」
「うん!」
そう返事してから時間停止型食料保管庫に食料をしまっていると、アネットが私の袖を引く。
「お姉さま、早く行きましょう!」
「うん! ……あ、待ってアネット。レオン先輩はどうします?」
それに答えたのは、レオン先輩じゃなくてママだった。
「ごめんね、レオンには話したいことがあるの。だから、サキちゃんたちだけで行っておいで」
話ってなんだろう……?
そう思いつつも、私は頷く。
「わかった。レオン先輩、また馬を借りてもいいですか?」
「構わないよ」
「ありがとうございます。アネット、キール、アリス、行こう」
「はいですの!」
「あ、うん! し、失礼します」
「失礼します……」
キールとアリスもママにぎこちなくお辞儀してから、先に部屋を出た私とアネットの後をついて部屋を出る。
それから私たちは小型馬車に乗り、四人で学園に向かう。
御者台に座るのは、当然キール。
旅行の道すがら、レオン先輩から手解きを受けていたんだけど、もう普通に馬車を扱えるようになっているね。
あっという間に学園にたどり着いた。
学園の門の前で見張りをしている人に、キールとアリスも入っていいか聞く。
二人が入れるかは少し心配だったんだけど、アルベルト家の長女と養子の頼みだからってことであっさりと通してくれた。
それから馬車を置き場に止めて、馬を預けてから訓練場へと向かう。
キールとアリスは学園に通ったことがないので、物珍しそうに周囲をキョロキョロと眺めながらついてきた。
訓練場の近くまで来ると、見知った声が聞こえてくる。
「ちょ、ちょっと待つっすよ!」
「敵は待ってはくれませんよぉ!」
「そうよ! 訓練だからって甘えないの!」
「ほらほら、足がもたついてるよ?」
慌てたようなオージェの声に次いで、ミシャちゃん、アニエちゃん、フランの声。
訓練場を覗くと、案の定オージェがみんなから総攻撃を受けていた。
たぶん多数の敵に襲われた時の訓練なんだろうけど、アネットとアリスとキールはそれを見て怖がってしまった。
「お、お姉さまの学年ではこんなにも激しい特訓が行われているのですね」
「お兄ちゃん……王都って怖いね……」
「あぁ……俺もやっていけるか不安になってきた」
あぁ、これは早く誤解を解かないと……。
そのためには、とにかくみんなの特訓を終わらせないとね。
「三人ともちょっと待っててね」
三人が頷くのを見て、私は訓練中の四人の方へと駆け出す。
「【飛脚】」
足に魔力を集めて速度を上げ、一気にオージェに近づく。
射程に入ったタイミングでオージェは私に気付いたみたいで、驚きの表情を浮かべた。
「サ、サキ――」
「ネル流……【陽ノ型・陽炎】」
「グヘェ!」
陽炎は相手の後ろに一瞬で回り、両手で掌打を放つ技。
オージェは私の技を食らい、変な声を出して倒れた。
みんなが唖然としている。
そんな中で口を開いたのは、フランだった。
「サキ、どうしてここに?」
「むー……私を仲間外れにするなんてずるーい」
私が不貞腐れたふりをすると、アニエちゃんとミシャちゃんが慌てて弁解する。
「あ、違うのよサキ。別に仲間外れにしようとしたんじゃなくてね!」
「そうですよ! サキちゃんとはずっと特訓していたいし、一緒にいたいです!」
そんな二人がおかしくて、私はつい笑ってしまった。
「冗談だよ。気を利かせてくれたんだってママから聞いたし。私は全然気にしていないよ!」
そう言って二人に微笑んでいると、後ろから声がする。
「そんなことより……俺を心配してくれないんすね……」
振り返ると、オージェが背中を擦りながら起き上がるところだった。
前までなら、しばらくはぐったり倒れていたけど……うん、特訓のおかげで日に日に丈夫になってきているんだね。感心、感心。
「ごめんごめん。特訓を止めるにはああするのが一番いいかなって思って。一応加減はしたよ?」
オージェが『本当っすか……?』みたいな視線を送ってきているが、無視しつつ話を続ける。
「そうそう、みんなに紹介したい子たちがいるの。入っておいで」
私が呼ぶと、アネット、それからキールとアリスが入ってくる。
「えっと、アネットと……誰だい?」
「レオン先輩と旅行に行ってる時に出会った子たち。今度私が開くお店で働いてもらうんだぁ」
そう告げると、みんなが『え、お店ってなんの話?』って顔をする。
そっか、そのことも説明しなきゃだよね。
こうして私がさらっとお店を開くことについて説明したんだけど、意外なことに、みんなはすんなり受け入れてくれた。
っていうより『サキならしょうがないよね』って感じのリアクションだった。なんだか釈然としない……。
とはいえ、そこでごねるのもなんなので、私はキールとアリスに自己紹介するように促す。
「さ、二人とも」
「キール・シャンスです……」
「妹のアリスです……」
緊張している二人に対して、アニエちゃんは少ししゃがんで目線を合わせてから、にっこりと笑った。
「初めまして、私はアニエス。サキの友達よ。みんなからはアニエって呼ばれているわ。何か困ったことがあったら相談に乗るからね」
そんなアニエちゃんの言葉に対しても、キールとアリスはガチガチだ。
「は、はい!」
「よろしくお願いします!」
「ふふふ……そんなに緊張しなくても大丈夫よ」
そう言ってアニエちゃんは微笑んだ。
そんな彼女に続いて、他のみんなも自己紹介する。
「私はミシャです。二人とも可愛いですね。ぜひ私にコーディネートさせてください!」
「僕はフラン。アネットとサキの兄だよ。これからよろしくね」
「俺はオージェっす! 二人とも何かあったら助けてやるっすよ!」
オージェの言葉を聞いて、私を含めたチームメンバー三人が噴き出した。
口を尖らせてオージェは言う。
「な、なんすか!」
「俺が助けてやるって、あんた、そんな兄貴分キャラじゃないでしょ! 何をしてあげるのかしら?」
ニヤッと笑いながら言うアニエちゃんに対して、オージェはぐぬぬってなっている。
「そ、それは……俺だっていろいろできるっすよ!」
「ふふふ……それじゃあキール、アリス、何か困ったことがあったら、まずはオージェのところに行こうね」
私が言うと、オージェは胸をどんと叩いた。
「お、おう! 任せとくっすよ!」
それからしばらくみんなでお話をした。
最初こそ緊張していたキールとアリスだったけど、段々と普通に話せるようになっていく。
うん、仲良くなれたみたいでよかった。
特に、キールとオージェは通じ合うところがあるみたい。
夕方になったので私たちは別れ、馬車で家へと戻ることに。
これからの日々はもっと楽しくなるんだろうなーって思いながら、窓の外を見るのだった。
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