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第三章
それはおどろくよね…
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「せんせーい!うまくできません!」
「はーい、今行きますねー」
私はそのまま生徒のところへ行ってはやり方を教えていく。
この世界の学校の授業に剣術があるけど、やっぱり包丁を扱うのは難しいらしく、さっきから生徒の調理台を行ったり来たりしている。
意外とティトス君があっさりと三枚おろしができていて驚いた。
「さて、それでは皆さん、次はこれを焼いていきます」
私はもう一度みんなに集まってもらって説明を始めた。
「最初にこの白い紙、キッチンペーパーと言うんですが、これで包んで水気をとります」
マッケをキッチンペーパーで包んで軽く抑えてから開く。
「そして、この切り身に塩と胡椒で味付けを…」
「塩!?」
私の『塩』と言う単語にクラスのみんなが反応した。
あ、そっか…この世界の塩ってめちゃくちゃ高いんだった。
ひとつまみ50万だっけ…それを考えると、ここにある塩って宝の山だよね…。
前に塩の作り方と材料をコック長と王様達に話したけど、絶対にほかの人に言っちゃダメって言われたし。
「ほ、本当にこれ全部塩なんですか?」
さっきのメガネの男の子が聞いてきた。
「え、えっと…そうなんだけど…」
「どこでそんなに手に入るんですか!?こんなに塩があるのは王国の厨房でもありえない!それがこんにあるのは、ましてはこんな試験運用の授業で使うなんてありえない!」
すごく言い寄られて対応に困ってしまう。
なんて言えばいいのだろうか…。
「えっと…えっとぉ…」
「おい、クロマ。そんなこといいから次に進めろよ。先生が困ってんだろ」
私が返答に困っていると、ティトスくんが助け舟を出してくれた。
「何をいってるんだ!今まで入手方法さえ曖昧な食材が大量にあるなんておかしいじゃないか!」
「え、えっとね!私、料理が好きでいろいろ試したことあったの!そしたら簡単に塩を作る方法を見つけちゃっただけなの!」
私の言葉に全員が絶句した。
「どうやって!?」
「それは言えないの…王様に口止めを…」
私はクロマ君の勢いに気圧されて、若干涙目になってくる。
「クロマくんもういいじゃない、スノウ先生がかわいそう!」
「そうよそうよ!それに、はやく次に進みたいわ!」
周りの女子生徒からの言葉で、クロマ君は渋々引き下がった。
「えっと…ごめんなさい…授業を止めちゃって…」
「そんなことより、次を教えてください!」
みんな塩のことは気にしないという感じだったので、すごくありがたかった。
私はそのまま次の作業を進めた。
「はーい、今行きますねー」
私はそのまま生徒のところへ行ってはやり方を教えていく。
この世界の学校の授業に剣術があるけど、やっぱり包丁を扱うのは難しいらしく、さっきから生徒の調理台を行ったり来たりしている。
意外とティトス君があっさりと三枚おろしができていて驚いた。
「さて、それでは皆さん、次はこれを焼いていきます」
私はもう一度みんなに集まってもらって説明を始めた。
「最初にこの白い紙、キッチンペーパーと言うんですが、これで包んで水気をとります」
マッケをキッチンペーパーで包んで軽く抑えてから開く。
「そして、この切り身に塩と胡椒で味付けを…」
「塩!?」
私の『塩』と言う単語にクラスのみんなが反応した。
あ、そっか…この世界の塩ってめちゃくちゃ高いんだった。
ひとつまみ50万だっけ…それを考えると、ここにある塩って宝の山だよね…。
前に塩の作り方と材料をコック長と王様達に話したけど、絶対にほかの人に言っちゃダメって言われたし。
「ほ、本当にこれ全部塩なんですか?」
さっきのメガネの男の子が聞いてきた。
「え、えっと…そうなんだけど…」
「どこでそんなに手に入るんですか!?こんなに塩があるのは王国の厨房でもありえない!それがこんにあるのは、ましてはこんな試験運用の授業で使うなんてありえない!」
すごく言い寄られて対応に困ってしまう。
なんて言えばいいのだろうか…。
「えっと…えっとぉ…」
「おい、クロマ。そんなこといいから次に進めろよ。先生が困ってんだろ」
私が返答に困っていると、ティトスくんが助け舟を出してくれた。
「何をいってるんだ!今まで入手方法さえ曖昧な食材が大量にあるなんておかしいじゃないか!」
「え、えっとね!私、料理が好きでいろいろ試したことあったの!そしたら簡単に塩を作る方法を見つけちゃっただけなの!」
私の言葉に全員が絶句した。
「どうやって!?」
「それは言えないの…王様に口止めを…」
私はクロマ君の勢いに気圧されて、若干涙目になってくる。
「クロマくんもういいじゃない、スノウ先生がかわいそう!」
「そうよそうよ!それに、はやく次に進みたいわ!」
周りの女子生徒からの言葉で、クロマ君は渋々引き下がった。
「えっと…ごめんなさい…授業を止めちゃって…」
「そんなことより、次を教えてください!」
みんな塩のことは気にしないという感じだったので、すごくありがたかった。
私はそのまま次の作業を進めた。
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