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終章
提案
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大陸歴1658年5月23日・帝国首都アリーグラード
さらに翌日。
今日も刑は執行されずに、私は牢にいる。
午後、昨日から引き続き、手紙を書いていると扉が誰かにノックされた。私が返事をする前に扉は開いた。刑の執行人がやって来たのかと思い、覚悟を決め、ゆっくりと立ち上がり扉の方に顔を向けた。
開けられた扉の前に立っていたのは、予想をしていなかった人物であった。死刑執行人ではなく、恋人の皇帝親衛隊隊長ヴァシリーサ・アクーニナだった。
いつもの赤い親衛隊の制服を纏っている。彼女の顔を見られて嬉しさがこみあげてきた。驚きも相まって、私は可笑しな表情をしていたに違いない。
ヴァーシャは牢の中に入ってきて言った。
「ユーリ、陛下がお呼びです。服をこれに着替えてください」。
ヴァーシャはそう言うとベッドに上に服を置いた。それは、帝国軍の制服だった。
「着替えが終わったら、声を掛けて下さい」。
そう言うと、ヴァーシャは一旦牢を出て行った。
私は囚人服から制服に着替えた。牢の中は鏡が無いので、できる限りではあるが身なりを整えた。そして、扉の外にヴァーシャに声を掛けた。
ヴァーシャは再び扉を開けて中に入ってきた。彼女は私を見ると手を伸ばして、私の髪と服の乱れを整えてくれた。
「では、行きましょう」。
私はヴァーシャの後を着いて牢を出て地上につながる階段を上がった。
ヴァーシャの言ったことばを頭の中で繰り返した。“皇帝が呼んでいる?” いまさら何の用だろうか? 私は皇帝に呼び出される理由について考えを巡らせながら歩いていた。
しかし、しばらく、ヴァーシャの後に続き城の中を進むが、これは皇帝のいる謁見の間に進んでいないと気が付いた。
見慣れぬ通路を進み、そして、あまり人の来ない袋小路のようなところまでやって来たところで、ヴァーシャは振り返った。そして突然、剣を抜いた。そして、剣先を私の喉元に突き付けた。彼女は鋭い目つきで私を睨みつけた。
私は思わず一歩後ずさったが、ヴァーシャは一歩踏み込んで、間を詰めた。剣先は私の喉元に突き付けられたままだ。
彼女は言った。
「ユーリ、あなたは帝国を裏切ったの?」
「私は裏切ってなどいない」。
「反乱分子と通じ、帝国の情報を流していた」。
「法廷で話した通り、それは検事の妄想だ」。
ここは嘘を押し通した。
「私に近づいたのも、情報を得るためだったのでしょう?」
「それは違う」。
「私を抱いたのも」。
「断じて違う。私は君を愛している」。
彼女を愛していることは本当だ。共和国への忠誠とヴァーシャへの愛情の狭間でいつか齟齬が出るだろうと思ったことはあった。残念だが、それが現実となってしまった。
ヴァーシャは突然剣を手放して地面に落とした。剣が石畳に落ちる音があたりに響いた。そして、私の胸に飛び込んできた。
彼女の肩が震えている。どうやら泣いているようだ。
彼女は私の胸に顔をうずめたまま、震える声で口を開いた。
「どれだけ不安だったか。あなたが帝国を裏切っていたと、陛下とイワノフに言われ」。
私は彼女の頭と髪を撫でながら言う。
「不安にさせて、申し訳ない」。
しばらく沈黙が続いた。彼女は肩をふるさせている。
私は続けた。
「私はいずれ処刑され、さらに君を悲しませてしまうことになる。それは本当に申し訳ないと思っている」。
彼女はそれを聞くと、私から離れた。そして、涙をぬぐって言った。
「陛下が待っています。あまりお待たせしてはいけないので、早く行きましょう」。
ヴァーシャは落とした剣を拾い鞘に納め、謁見の間に向かって歩き始めた。
私は、その後ろに続いた。
しばらく城の中を歩き、謁見の間に入った。また、ここに来ることがあるとは思っても居なかった。
正面には皇帝が玉座に座って待ち構えている。私はヴァーシャに付いて広い謁見の間を進んだ。そして、皇帝の前まで来ると跪《ひざまず》いた。ヴァーシャは皇帝の横に歩み寄り、私の方を向く。それを待つように皇帝は話を始めた。
「よく来ました。クリーガー」。皇帝は微笑んだ。「早速ですが、あなたを恩赦します」。
私は、想定外のその言葉に驚いた。
「恩赦…ですか?」
「そうです」。
「非常にありがたいことだと思います。しかし、なぜでしょうか。理由をお聞かせください」。
「前にあなたに会った時、言われたことを実行します」。
「私が言ったこと、ですか?」
「忘れましたか? 共和国を解放しろという話です」。
私は再び驚いた目を見開いた。皇帝は話を続ける。
「イワノフがそう考えていたということも本人に確認しました。それで、考えた結果、帝国の現状を魔術師アーランドソンに乗っ取られる前に戻そうということにしました」。
「と、言うと」。
「共和国を解放します。結果的には、あなたの望む通りになります。現在、共和国の暫定政府と我が軍の撤退などの条件について協議をしているところです」。
私は驚きのあまり声を出せなかった。そして、安堵のため息をついた。
「嬉しそうですね」。
皇帝は私の様子をうかがう。
「はい」。
「話を戻しますが、あなたの恩赦の件です。条件があります」。
「条件?」
「そうです。しかし、条件を拒否すれば恩赦は無しとします」。
「条件をお聞かせください」。
「あなたを見込んで、帝国の人間として残りの人生を捧げてほしいのです」。
私は驚いて顔を上げた。皇帝は続ける。
「これまでのあなたの働きぶりを評価しています。以前から、あなたの力が欲しいと言っていましたが、そうしてほしいのです」。
「有難いご提案かと思います」。命が助かるならそれに越したことはない。しかし、釈然としなかった。私は浮かんだ疑問をぶつけた。「しかし、それで他の軍の司令官達が納得するでしょうか?」
「安心してください、イワノフやルツコイたちを始め他の者達は納得させました。裁判の証言の通り、裏切りの意志はなかったと」。
「先日の軍法会議の内容も極秘にして、関係者の胸の内にしまうように言いました。通常であれば、私は裁判の結果に干渉するようなことはしないのですが、今回は特例中の特例です」。
「陛下の寛大さに感謝いたします」。
私は頭を深く下げた。そして、続けて予てより気になっていた質問をした。
「あと、よろしければ聞きたいことがあります」。
「なんですか?」
「私の弟子たちと遊撃部隊の仲間についてです。モルデンで別れて以来、消息が分かりません。現在のモルデンの状況は?」。
「モルデンでは戦闘は行われていないと聞いています。なので、全員生きているでしょう。先ほど言った通り、帝国は共和国の完全な解放のため暫定政府と具体的な日程を交渉中です。現在、国境は一時的に閉鎖していますが、その交渉が終われば国境の通過も可能となり、彼らと会う機会もできるでしょう」。
そうか、モルデンでは本当にその後、戦闘が行われなかったのか。ということは遊撃部隊も共和国派も全員無事と考えていいだろう。私は再び安堵した。そう遠くない将来、彼らと会うこともできるかもしれない。
皇帝は、私がしばらく黙り込んでいるのを見て、声を掛けた。
「それで、条件を飲むのですか?」
「もちろんです、喜んで陛下の傍でお仕えいたします」。
皇帝は満足そうに頷いた。
「いいでしょう。そうであれば、もう牢に戻る必要はありません。部屋を用意してあります。いつもの部屋です。しばらくは、そちらで過ごしなさい。今後の任務や所属、肩書については数日中にアクーニナから伝えてもらいます」。
「わかりました」。
私はそう答えると、皇帝は再び満足そうに頷いた。
「では、あとは任せましたよ」
皇帝はヴァーシャに向かって言った。
「御意」。
ヴァーシャは皇帝に頭を下げた。皇帝はうなずいて、立ち上がった。そして、部屋の袖の扉から退出した。
非常にありがたい提案だった。私も命が助かるなら、それに越したことはない。それにヴァーシャとも、ずっと一緒にいることができるだろう。
私は皇帝の後姿を見送った後、立ち上がりヴァーシャを見つめた。彼女も私を見つめ微笑んで見せた。
さらに翌日。
今日も刑は執行されずに、私は牢にいる。
午後、昨日から引き続き、手紙を書いていると扉が誰かにノックされた。私が返事をする前に扉は開いた。刑の執行人がやって来たのかと思い、覚悟を決め、ゆっくりと立ち上がり扉の方に顔を向けた。
開けられた扉の前に立っていたのは、予想をしていなかった人物であった。死刑執行人ではなく、恋人の皇帝親衛隊隊長ヴァシリーサ・アクーニナだった。
いつもの赤い親衛隊の制服を纏っている。彼女の顔を見られて嬉しさがこみあげてきた。驚きも相まって、私は可笑しな表情をしていたに違いない。
ヴァーシャは牢の中に入ってきて言った。
「ユーリ、陛下がお呼びです。服をこれに着替えてください」。
ヴァーシャはそう言うとベッドに上に服を置いた。それは、帝国軍の制服だった。
「着替えが終わったら、声を掛けて下さい」。
そう言うと、ヴァーシャは一旦牢を出て行った。
私は囚人服から制服に着替えた。牢の中は鏡が無いので、できる限りではあるが身なりを整えた。そして、扉の外にヴァーシャに声を掛けた。
ヴァーシャは再び扉を開けて中に入ってきた。彼女は私を見ると手を伸ばして、私の髪と服の乱れを整えてくれた。
「では、行きましょう」。
私はヴァーシャの後を着いて牢を出て地上につながる階段を上がった。
ヴァーシャの言ったことばを頭の中で繰り返した。“皇帝が呼んでいる?” いまさら何の用だろうか? 私は皇帝に呼び出される理由について考えを巡らせながら歩いていた。
しかし、しばらく、ヴァーシャの後に続き城の中を進むが、これは皇帝のいる謁見の間に進んでいないと気が付いた。
見慣れぬ通路を進み、そして、あまり人の来ない袋小路のようなところまでやって来たところで、ヴァーシャは振り返った。そして突然、剣を抜いた。そして、剣先を私の喉元に突き付けた。彼女は鋭い目つきで私を睨みつけた。
私は思わず一歩後ずさったが、ヴァーシャは一歩踏み込んで、間を詰めた。剣先は私の喉元に突き付けられたままだ。
彼女は言った。
「ユーリ、あなたは帝国を裏切ったの?」
「私は裏切ってなどいない」。
「反乱分子と通じ、帝国の情報を流していた」。
「法廷で話した通り、それは検事の妄想だ」。
ここは嘘を押し通した。
「私に近づいたのも、情報を得るためだったのでしょう?」
「それは違う」。
「私を抱いたのも」。
「断じて違う。私は君を愛している」。
彼女を愛していることは本当だ。共和国への忠誠とヴァーシャへの愛情の狭間でいつか齟齬が出るだろうと思ったことはあった。残念だが、それが現実となってしまった。
ヴァーシャは突然剣を手放して地面に落とした。剣が石畳に落ちる音があたりに響いた。そして、私の胸に飛び込んできた。
彼女の肩が震えている。どうやら泣いているようだ。
彼女は私の胸に顔をうずめたまま、震える声で口を開いた。
「どれだけ不安だったか。あなたが帝国を裏切っていたと、陛下とイワノフに言われ」。
私は彼女の頭と髪を撫でながら言う。
「不安にさせて、申し訳ない」。
しばらく沈黙が続いた。彼女は肩をふるさせている。
私は続けた。
「私はいずれ処刑され、さらに君を悲しませてしまうことになる。それは本当に申し訳ないと思っている」。
彼女はそれを聞くと、私から離れた。そして、涙をぬぐって言った。
「陛下が待っています。あまりお待たせしてはいけないので、早く行きましょう」。
ヴァーシャは落とした剣を拾い鞘に納め、謁見の間に向かって歩き始めた。
私は、その後ろに続いた。
しばらく城の中を歩き、謁見の間に入った。また、ここに来ることがあるとは思っても居なかった。
正面には皇帝が玉座に座って待ち構えている。私はヴァーシャに付いて広い謁見の間を進んだ。そして、皇帝の前まで来ると跪《ひざまず》いた。ヴァーシャは皇帝の横に歩み寄り、私の方を向く。それを待つように皇帝は話を始めた。
「よく来ました。クリーガー」。皇帝は微笑んだ。「早速ですが、あなたを恩赦します」。
私は、想定外のその言葉に驚いた。
「恩赦…ですか?」
「そうです」。
「非常にありがたいことだと思います。しかし、なぜでしょうか。理由をお聞かせください」。
「前にあなたに会った時、言われたことを実行します」。
「私が言ったこと、ですか?」
「忘れましたか? 共和国を解放しろという話です」。
私は再び驚いた目を見開いた。皇帝は話を続ける。
「イワノフがそう考えていたということも本人に確認しました。それで、考えた結果、帝国の現状を魔術師アーランドソンに乗っ取られる前に戻そうということにしました」。
「と、言うと」。
「共和国を解放します。結果的には、あなたの望む通りになります。現在、共和国の暫定政府と我が軍の撤退などの条件について協議をしているところです」。
私は驚きのあまり声を出せなかった。そして、安堵のため息をついた。
「嬉しそうですね」。
皇帝は私の様子をうかがう。
「はい」。
「話を戻しますが、あなたの恩赦の件です。条件があります」。
「条件?」
「そうです。しかし、条件を拒否すれば恩赦は無しとします」。
「条件をお聞かせください」。
「あなたを見込んで、帝国の人間として残りの人生を捧げてほしいのです」。
私は驚いて顔を上げた。皇帝は続ける。
「これまでのあなたの働きぶりを評価しています。以前から、あなたの力が欲しいと言っていましたが、そうしてほしいのです」。
「有難いご提案かと思います」。命が助かるならそれに越したことはない。しかし、釈然としなかった。私は浮かんだ疑問をぶつけた。「しかし、それで他の軍の司令官達が納得するでしょうか?」
「安心してください、イワノフやルツコイたちを始め他の者達は納得させました。裁判の証言の通り、裏切りの意志はなかったと」。
「先日の軍法会議の内容も極秘にして、関係者の胸の内にしまうように言いました。通常であれば、私は裁判の結果に干渉するようなことはしないのですが、今回は特例中の特例です」。
「陛下の寛大さに感謝いたします」。
私は頭を深く下げた。そして、続けて予てより気になっていた質問をした。
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「なんですか?」
「私の弟子たちと遊撃部隊の仲間についてです。モルデンで別れて以来、消息が分かりません。現在のモルデンの状況は?」。
「モルデンでは戦闘は行われていないと聞いています。なので、全員生きているでしょう。先ほど言った通り、帝国は共和国の完全な解放のため暫定政府と具体的な日程を交渉中です。現在、国境は一時的に閉鎖していますが、その交渉が終われば国境の通過も可能となり、彼らと会う機会もできるでしょう」。
そうか、モルデンでは本当にその後、戦闘が行われなかったのか。ということは遊撃部隊も共和国派も全員無事と考えていいだろう。私は再び安堵した。そう遠くない将来、彼らと会うこともできるかもしれない。
皇帝は、私がしばらく黙り込んでいるのを見て、声を掛けた。
「それで、条件を飲むのですか?」
「もちろんです、喜んで陛下の傍でお仕えいたします」。
皇帝は満足そうに頷いた。
「いいでしょう。そうであれば、もう牢に戻る必要はありません。部屋を用意してあります。いつもの部屋です。しばらくは、そちらで過ごしなさい。今後の任務や所属、肩書については数日中にアクーニナから伝えてもらいます」。
「わかりました」。
私はそう答えると、皇帝は再び満足そうに頷いた。
「では、あとは任せましたよ」
皇帝はヴァーシャに向かって言った。
「御意」。
ヴァーシャは皇帝に頭を下げた。皇帝はうなずいて、立ち上がった。そして、部屋の袖の扉から退出した。
非常にありがたい提案だった。私も命が助かるなら、それに越したことはない。それにヴァーシャとも、ずっと一緒にいることができるだろう。
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