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共和国再興
クリーガーの決意
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大陸歴1658年4月20日・旧共和国モルデン郊外
翌日の早朝、遊撃部隊は出発した。
我々はルツコイの旅団に見つからないように追い抜くために、大回りして進む必要があった。一昼夜休まずに進軍し、翌々日の正午までにはモルデンが見える平原近くまで到着した。そして、そこで部隊を横に展開させた。
ルツコイの旅団は夕方には、ここに到着するだろう。それまでは、隊員に休むように伝えた。
次に私はマリア・リヒターを呼びつけた。十日ほど前、公国との国境線で、重装騎士団との戦いで受けた怪我の具合を確認したが、もう大丈夫なようだ。それを確認した私は、彼女にはベルグブリックに向かい、そこにいる反乱軍のリーダー、それが誰かはわからないが、その人物に会うように命令した。我々がモルデンを掌握したということを伝えるためだ。
ベルグブリックにいる部隊がモルデンに合流すれば戦力が増す。彼らの部隊の多くが旧共和国軍に所属していた兵士で、その中に精鋭の“深蒼の騎士”も含まれると聞いている。
逆にモルデンにいる反乱軍は一部は元共和国軍の者だが多くが一般市民だ。万が一に備えて、ここは戦い慣れしている者が少しでも多い方がいい。
私の命令を受けて、リヒターはすぐに出発した。ここからベルグブリックまで馬を急がせて二日掛かる。ベルグブリックの共和国派がすぐに出発するとしたら、さらに二、三日後にはモルデンに到着できるだろう。
マリアは敬礼をしてテントを出てベルグブリックに向けて出発した。
その後、私がテントで待機していると、オットー・クラクス、ソフィア・タウゼントシュタイン、オレガ・ジベリゴワ、フリードリヒ・プロブストの四人がやって来た。
私が顔を上げて、彼らの訪問に驚いているとオットーが口を開いた。
「師、我々で話し合いましたが、もし、師が投降するのであれば我々も一緒に投降します」。
私は驚いて立ち上がった。
「何を言っているんだ。その必要はない」。
「師だけで投降させるわけにはいきません」。
「今回のことは反逆罪にあたります。そうなると、最悪、死刑が考えられます」。
法律にも詳しいソフィアが言う。
「君らは勘違いをしている。私は処刑されるために行くのではない。確かに投降なのだが、私はまずルツコイを説得してモルデンへの攻撃を止めるのが最初の目的だ。そして、その後、私を裁くための裁判が行われるため、首都に私は護送されるだろう。あわよくば皇帝に会う機会もあるだろう。そうなれば、その時、共和国の解放をお願いしようと思っている」。
「待ってください、ルツコイの陣で処刑されてしまうということも考えられませんか?」
プロブストが体を乗り出して声を上げた。
「私はルツコイのことはよく知っているから、そんなことはしない。彼は規律を守る人間だ。帝国軍の規律通り私を軍法会議にかけようとするだろう。そして、その軍法会議の場は首都になるはずだ。私の目論見通りであれば、私は首都に護送される。そして、私は“帝国の英雄”として皇帝にも信頼されていたから、彼女も私の行動について理由を知りたいと思うはずだ。そうなれば、彼女と話をする機会もあるだろう。さらに、五日ほど前、皇帝に司令官たちが集められた時、その場に軍事顧問をやっているミハイル・イワノフという人物がいた。私は彼と以前会ったことがあり、その時、帝国による共和国侵略が間違いだったと言っていた。今、皇帝が彼の進言を聞いていると考えるなら、皇帝にもそう言う話をしている可能性がある。だから、私も同様の話をすれば共和国の解放を説得できるかもしれない」。
「それは、あまりにも楽観的ではありませんか?」
オットーが不安そうに言う。
「そうかもしれない。しかし、今はそれが一番の案と考えている」。
「もし、ルツコイが攻めてきたらどうすれば良いですか?」
ソフィアが話す。
「君たち遊撃部隊は戦わずに街まで退却を。決して戦うなど考えないように。ルツコイは戦上手だ、数でも圧倒的に向こうが上。戦っても勝ち目はない。そして、コフに言って籠城戦を。城内にいる帝国軍の士官や兵士は人質として交渉のカードに使うように。そうすれば、ルツコイなら無理な攻め方をしないだろう。しかし、油断は禁物だ。何とかして城から君らをおびき出そうとするかもしれない。だから挑発には乗るな。先ほど、リヒターをベルグブリックにいる共和国派の元へ出発させた。そこにいる部隊はヴァイテステンに収容されていた“深蒼の騎士”も大勢いるはずだ。彼らが合流すれば大きな戦力の拡充になる」。
ずっと黙って我々のやり取りを聞いていたオレガが口を開いた。
「陛下の説得であれば、私も一緒に行きます。ご存知の通り、私は陛下とは親しくさせていただいていました。だから、一緒に説得を」。
オレガは私に詰め寄った。
「君も反逆罪として捕まってしまう」。
「そんなことは構いません」。
私は一同を落ち着かせるように、静かに締めくくった。
「今回は私一人で投降する。もし、すべてに失敗して、君らがルツコイや帝国軍に捕えられるようなことがあれば、君らは私の命令に、やむを得ず従っただけということだ」。
そしてオレガに向かい付け加えた。
「もし、私が皇帝の説得に失敗したら、その時は、チャンスを作って君がやってみてくれ」。
この場はこう言うしか彼女を説得できそうになかった。
「でも!」
「頼む、ここは私の命令に従ってほしい」
オレガは一度黙り込んだ。そして、オレガは小さな声で答えた。
「わかりました」。
渋々ながらその場は納得してくれたようだ。
さらにしばらくして、見張りの兵士から帝国軍の姿が見えたとの報告があった。
オットーたちは一旦退出する。
私は少し時間をかけて、剣とナイフを装備する。
意を決してテントを出ると、遊撃部隊のすべての隊員たちが私を見送るために整列して待っていた。
副隊長であるプロブストが私の前に歩み出て、敬礼した。
「ご武運を」。
残りの隊員たちも敬礼して、口々に別れの言葉を言う。オットー、ソフィア、オレガの顔も当然目に入った。オレガは泣いているようだった。
何か、二度と会えない別れのような見送りだと思ったが、私は死にに行くつもりは全くない。
私は馬にまたがり陣地を後にして、ゆっくりと前へ進む。
翌日の早朝、遊撃部隊は出発した。
我々はルツコイの旅団に見つからないように追い抜くために、大回りして進む必要があった。一昼夜休まずに進軍し、翌々日の正午までにはモルデンが見える平原近くまで到着した。そして、そこで部隊を横に展開させた。
ルツコイの旅団は夕方には、ここに到着するだろう。それまでは、隊員に休むように伝えた。
次に私はマリア・リヒターを呼びつけた。十日ほど前、公国との国境線で、重装騎士団との戦いで受けた怪我の具合を確認したが、もう大丈夫なようだ。それを確認した私は、彼女にはベルグブリックに向かい、そこにいる反乱軍のリーダー、それが誰かはわからないが、その人物に会うように命令した。我々がモルデンを掌握したということを伝えるためだ。
ベルグブリックにいる部隊がモルデンに合流すれば戦力が増す。彼らの部隊の多くが旧共和国軍に所属していた兵士で、その中に精鋭の“深蒼の騎士”も含まれると聞いている。
逆にモルデンにいる反乱軍は一部は元共和国軍の者だが多くが一般市民だ。万が一に備えて、ここは戦い慣れしている者が少しでも多い方がいい。
私の命令を受けて、リヒターはすぐに出発した。ここからベルグブリックまで馬を急がせて二日掛かる。ベルグブリックの共和国派がすぐに出発するとしたら、さらに二、三日後にはモルデンに到着できるだろう。
マリアは敬礼をしてテントを出てベルグブリックに向けて出発した。
その後、私がテントで待機していると、オットー・クラクス、ソフィア・タウゼントシュタイン、オレガ・ジベリゴワ、フリードリヒ・プロブストの四人がやって来た。
私が顔を上げて、彼らの訪問に驚いているとオットーが口を開いた。
「師、我々で話し合いましたが、もし、師が投降するのであれば我々も一緒に投降します」。
私は驚いて立ち上がった。
「何を言っているんだ。その必要はない」。
「師だけで投降させるわけにはいきません」。
「今回のことは反逆罪にあたります。そうなると、最悪、死刑が考えられます」。
法律にも詳しいソフィアが言う。
「君らは勘違いをしている。私は処刑されるために行くのではない。確かに投降なのだが、私はまずルツコイを説得してモルデンへの攻撃を止めるのが最初の目的だ。そして、その後、私を裁くための裁判が行われるため、首都に私は護送されるだろう。あわよくば皇帝に会う機会もあるだろう。そうなれば、その時、共和国の解放をお願いしようと思っている」。
「待ってください、ルツコイの陣で処刑されてしまうということも考えられませんか?」
プロブストが体を乗り出して声を上げた。
「私はルツコイのことはよく知っているから、そんなことはしない。彼は規律を守る人間だ。帝国軍の規律通り私を軍法会議にかけようとするだろう。そして、その軍法会議の場は首都になるはずだ。私の目論見通りであれば、私は首都に護送される。そして、私は“帝国の英雄”として皇帝にも信頼されていたから、彼女も私の行動について理由を知りたいと思うはずだ。そうなれば、彼女と話をする機会もあるだろう。さらに、五日ほど前、皇帝に司令官たちが集められた時、その場に軍事顧問をやっているミハイル・イワノフという人物がいた。私は彼と以前会ったことがあり、その時、帝国による共和国侵略が間違いだったと言っていた。今、皇帝が彼の進言を聞いていると考えるなら、皇帝にもそう言う話をしている可能性がある。だから、私も同様の話をすれば共和国の解放を説得できるかもしれない」。
「それは、あまりにも楽観的ではありませんか?」
オットーが不安そうに言う。
「そうかもしれない。しかし、今はそれが一番の案と考えている」。
「もし、ルツコイが攻めてきたらどうすれば良いですか?」
ソフィアが話す。
「君たち遊撃部隊は戦わずに街まで退却を。決して戦うなど考えないように。ルツコイは戦上手だ、数でも圧倒的に向こうが上。戦っても勝ち目はない。そして、コフに言って籠城戦を。城内にいる帝国軍の士官や兵士は人質として交渉のカードに使うように。そうすれば、ルツコイなら無理な攻め方をしないだろう。しかし、油断は禁物だ。何とかして城から君らをおびき出そうとするかもしれない。だから挑発には乗るな。先ほど、リヒターをベルグブリックにいる共和国派の元へ出発させた。そこにいる部隊はヴァイテステンに収容されていた“深蒼の騎士”も大勢いるはずだ。彼らが合流すれば大きな戦力の拡充になる」。
ずっと黙って我々のやり取りを聞いていたオレガが口を開いた。
「陛下の説得であれば、私も一緒に行きます。ご存知の通り、私は陛下とは親しくさせていただいていました。だから、一緒に説得を」。
オレガは私に詰め寄った。
「君も反逆罪として捕まってしまう」。
「そんなことは構いません」。
私は一同を落ち着かせるように、静かに締めくくった。
「今回は私一人で投降する。もし、すべてに失敗して、君らがルツコイや帝国軍に捕えられるようなことがあれば、君らは私の命令に、やむを得ず従っただけということだ」。
そしてオレガに向かい付け加えた。
「もし、私が皇帝の説得に失敗したら、その時は、チャンスを作って君がやってみてくれ」。
この場はこう言うしか彼女を説得できそうになかった。
「でも!」
「頼む、ここは私の命令に従ってほしい」
オレガは一度黙り込んだ。そして、オレガは小さな声で答えた。
「わかりました」。
渋々ながらその場は納得してくれたようだ。
さらにしばらくして、見張りの兵士から帝国軍の姿が見えたとの報告があった。
オットーたちは一旦退出する。
私は少し時間をかけて、剣とナイフを装備する。
意を決してテントを出ると、遊撃部隊のすべての隊員たちが私を見送るために整列して待っていた。
副隊長であるプロブストが私の前に歩み出て、敬礼した。
「ご武運を」。
残りの隊員たちも敬礼して、口々に別れの言葉を言う。オットー、ソフィア、オレガの顔も当然目に入った。オレガは泣いているようだった。
何か、二度と会えない別れのような見送りだと思ったが、私は死にに行くつもりは全くない。
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