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ソローキン反乱
ソローキンの最後
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大陸歴1658年4月8日・帝国公国国境セベルー川付近
ベセルー川の側の対岸に、二千人近い部隊が現れた。
皇帝からの伝令が伝えてきた予想の時刻と、ほぼ同じだ。
先頭に重装騎士団が見える。あれは、間違いなくソローキンの旅団だ。
ペシェハノフは皇帝からの命令で、ソローキンの食料補給依頼を無視していたので、ソローキン達は十分な補給もなく、さらに公国軍に追撃され、満身創痍の状態となっている。その勢力は最初国境を越えた時の十分の一以下となっていた。
川のこちら側にはルツコイ、イェブツシェンコ、スミルノワ、ペシェハノフの旅団と私の遊撃部隊が待ち構えていた。総数は一万七千七百。
ソローキンの旅団の様子をしばらく眺めていると、ルツコイが私の傍まで馬を走らせてきた。
「陛下から命令が来た。聞いてくれ」。
「はい」。
「命令違反をして越境し公国軍と戦闘を始めたソローキンを討つ」。
私はその命令を聞いて驚いた。
「拘束ではなく、『討つ』のですか?」
「そうだ」。
「陛下のご命令だ。従ってほしい」。
「わかりました」。
「そして、もう一つ。いくら陛下の命令で、主流派と反主流派での対立があったと言っても、兵士達は味方同士で討ち合うのは抵抗があるだろう。そこで君の遊撃部隊のみでソローキンの旅団を攻撃しろということだ」。
確かに、遊撃隊の隊員はほとんどが共和国出身で、帝国軍を討つのに抵抗はほとんどないだろう。
しかし、遊撃隊は二百人、ソローキンの旅団の十分の一だ。平地でまともに戦えば勝ち目はない。
私は少し考えた。
ソローキンの旅団は縦に長く進軍してきているようなので、一度には渡河してこない。渡河してきた者だけを狙って順次攻撃すれば、こちらの方が有利に戦いを進めることができるかもしれない。
「わかりました。命令に従います」。
「気をつけてな」。
私とルツコイは敬礼し合い、私は馬を進め遊撃部隊に号令を掛けた。
部隊は川岸まで進む。反対側からはソローキンの旅団が渡河を開始した。
オットーが話しかけてきた。
「ソローキンに降伏勧告をすればどうでしょう?」
「私も本来ならそうしたかったが、ソローキンを討つのが皇帝の命令だ」。
「無用な戦いは避けたいです」。
私は思わず、ふっと笑った。オットーが、普段なら私が言いそうなことと同じことを言ってきたからだ。
「いい提案だと思う。しかし、ソローキンが素直に降伏しれてくれれば良いが、彼は実質的に帝国軍のトップだ。プライドが邪魔して、みすみす降伏するようなことはないかもしれん」。
「そうでしょうか」
「確かにわからない。ソローキンとは話をしてみるが、おそらく戦いになるだろう。そうなる可能性が大だが」。
我々がベセルー川岸にたどり着き、ソローキンの旅団が近づいてくるの待った。
赤いマントが目立つ重装騎士ソローキンが先頭で渡河してきた。
私は馬でソローキンの前に出る。我々は対峙した。上にあげられたバイザーの隙間から見えるソローキンの表情には疲労が隠せないようだった。
私は口を開いた。
「ソローキン旅団長。命令違反で越境し、帝国軍に多大な被害をもたらしたかどで、あなたを拘束します」。
ソローキンは、いきなり味方であるはずの者にそのようなことを言われ少々驚いたようだが、毅然とした口調で答えてきた。
「やってみろ」。
「抵抗しても無駄です。皇帝から、あなたを討つ命令が出ている」。
「討つだと? そう簡単にやられるとでも思っているのか?」
「なるべくなら穏便に済ませたい」。
私は続けた。
「できれは、剣を捨て降伏を」。
「地位を捨て、降伏するぐらいなら、死を選ぶ」。
「私の後には、一万七千の兵がいます。抵抗は無駄です。私は、これ以上の犠牲者を出したくありません」。
「何を言っても無駄だ」。
ソローキンは剣を抜いた。やむを得ない。私も剣を抜いた。それを見た遊撃部隊の全員が剣を抜いた。
ソローキンの旅団は、まだすべてが渡河しきっておらず、まだ数十騎しか岸にいないが、彼らも剣を抜いて、遊撃部隊に対峙した。
ソフィアは念動魔術で上空に舞い上がった。旅団の後方に飛んで行き魔術で稲妻を放ち、渡河中の残りの重装騎士団に攻撃を開始し始めた。遊撃部隊が不利にならないように、続く兵士達を岸に上がって来させないようにしているのだ。
ソフィアを見た歩兵達は対岸で留まったままで、渡河してくる様子がなかった。さらに彼らは遠征の疲れか、抵抗する力はほとんど無く、戦意を喪失しているようだ。
それを見たソフィアは、渡河している重装騎士団を狙うべく遊撃部隊の方へ向かった。
遊撃部隊は渡河してきた重装騎士団に襲い掛かる。
歩兵を除いた重装騎士と騎兵は総数で四~五百と言ったところだが、まだほとんどが渡河中だ。当初の考え通り、渡河した者だけを順次攻撃すれば優勢に戦えるだろう。
私とソローキンは鍔迫り合いを続けている。
私は剣を振り抜くが、剣は鈍い音を立ててソローキンの盾にはじき返された。次は、ソローキンの剣が私に襲い掛かる。私は素早く左手でもう一本の剣を抜きそれで相手の剣を防いだ。
次に素早く右手の剣を突きだした。しかし、鎧を貫通することなく、鈍い音を立ててはじき返した。噂通りの厚い鎧だ。鎧の継ぎ目を狙って攻撃するしかない。
ソローキンは上段から剣を振り下ろした。私は剣を十字にしてそれを防いだ。ソローキンは力を込めて剣で押さえつけて来る。こちらも力を籠め何とか耐えている。
しばらく膠着状態だったが、ソローキンが力を弱めたように見えた。
ソローキンの剣を押し戻すとそのまま、相手の首元を狙い左右の剣で突いた。しかし、首を守っている鎧に当たり弾き返された。
私は、一旦、後ろに下がり距離を保つ。
ソローキンは盾を掲げて、前に突き進んできた。
私は素早く呪文を唱え指先から稲妻を放った。稲妻が命中し盾が弾き飛ばされる。
私は、ソローキンがひるんだのを見逃さなかった。一気にソローキンに駆け寄った。
ソローキンは剣を振り下ろそうとしたが、わずかに私の方が早くソローキンに体当たりした。ソローキンは短く叫び声を上げ、その場に仰向け倒れた。
私は剣を捨て、代わりにナイフを取り出し、鎧頭部のバイザーの目の隙間からナイフを突き刺した。ソローキンはもう一度叫び声を上げた。
ナイフがソローキンの眉間に突き刺さった。致命傷だ。
ソローキンが倒されたのを見て、戦っていた残りの兵士達は抵抗を辞めた。遠征と戦闘で疲労が積み重なっていた兵士達の士気は低かった。
しばらく、兵士達が地面に剣や斧を捨てる音が続いた。
今回の狙いはソローキン一人のみで、一般の兵士達は抵抗さえしなければ、討ち取る必要がない。
私は遊撃部隊の被害状況を確認する。
死亡無し。負傷者が数名居るということだ。負傷者の中にマリア・リヒターがいると聞き負傷者が集められている場所まで向かった。
マリアは横になっている。見ると右腕から大量の出血をしているようだ。
「マリア、大丈夫か?」
私は声を掛けた。
「油断しました。でも大丈夫です」。
どうやら命に別状はないようで、安心した。
他の負傷者も重傷は居ないようだ。ソローキンとの決着が早めについたことが幸いしたようだった。
その後、ルツコイの指揮のもと、ソローキンの旅団の兵士達は、ペシェハノフの旅団に一時的に編入されプリブレジヌイに待機させられた。各旅団も兵士達をまとめ、プリブレジヌイを拠点としているペシェハノフの旅団以外は、一旦首都に戻ることになった。
首都への帰還の途中、私は今回の戦いについて考えていた。
命令違反をしていたとしても、ソローキンを打ち取る必要はあったのか? 本来は味方同士ということもあり無駄な戦いと感じた。もっといい方法がなかったのだろうか。
ベセルー川の側の対岸に、二千人近い部隊が現れた。
皇帝からの伝令が伝えてきた予想の時刻と、ほぼ同じだ。
先頭に重装騎士団が見える。あれは、間違いなくソローキンの旅団だ。
ペシェハノフは皇帝からの命令で、ソローキンの食料補給依頼を無視していたので、ソローキン達は十分な補給もなく、さらに公国軍に追撃され、満身創痍の状態となっている。その勢力は最初国境を越えた時の十分の一以下となっていた。
川のこちら側にはルツコイ、イェブツシェンコ、スミルノワ、ペシェハノフの旅団と私の遊撃部隊が待ち構えていた。総数は一万七千七百。
ソローキンの旅団の様子をしばらく眺めていると、ルツコイが私の傍まで馬を走らせてきた。
「陛下から命令が来た。聞いてくれ」。
「はい」。
「命令違反をして越境し公国軍と戦闘を始めたソローキンを討つ」。
私はその命令を聞いて驚いた。
「拘束ではなく、『討つ』のですか?」
「そうだ」。
「陛下のご命令だ。従ってほしい」。
「わかりました」。
「そして、もう一つ。いくら陛下の命令で、主流派と反主流派での対立があったと言っても、兵士達は味方同士で討ち合うのは抵抗があるだろう。そこで君の遊撃部隊のみでソローキンの旅団を攻撃しろということだ」。
確かに、遊撃隊の隊員はほとんどが共和国出身で、帝国軍を討つのに抵抗はほとんどないだろう。
しかし、遊撃隊は二百人、ソローキンの旅団の十分の一だ。平地でまともに戦えば勝ち目はない。
私は少し考えた。
ソローキンの旅団は縦に長く進軍してきているようなので、一度には渡河してこない。渡河してきた者だけを狙って順次攻撃すれば、こちらの方が有利に戦いを進めることができるかもしれない。
「わかりました。命令に従います」。
「気をつけてな」。
私とルツコイは敬礼し合い、私は馬を進め遊撃部隊に号令を掛けた。
部隊は川岸まで進む。反対側からはソローキンの旅団が渡河を開始した。
オットーが話しかけてきた。
「ソローキンに降伏勧告をすればどうでしょう?」
「私も本来ならそうしたかったが、ソローキンを討つのが皇帝の命令だ」。
「無用な戦いは避けたいです」。
私は思わず、ふっと笑った。オットーが、普段なら私が言いそうなことと同じことを言ってきたからだ。
「いい提案だと思う。しかし、ソローキンが素直に降伏しれてくれれば良いが、彼は実質的に帝国軍のトップだ。プライドが邪魔して、みすみす降伏するようなことはないかもしれん」。
「そうでしょうか」
「確かにわからない。ソローキンとは話をしてみるが、おそらく戦いになるだろう。そうなる可能性が大だが」。
我々がベセルー川岸にたどり着き、ソローキンの旅団が近づいてくるの待った。
赤いマントが目立つ重装騎士ソローキンが先頭で渡河してきた。
私は馬でソローキンの前に出る。我々は対峙した。上にあげられたバイザーの隙間から見えるソローキンの表情には疲労が隠せないようだった。
私は口を開いた。
「ソローキン旅団長。命令違反で越境し、帝国軍に多大な被害をもたらしたかどで、あなたを拘束します」。
ソローキンは、いきなり味方であるはずの者にそのようなことを言われ少々驚いたようだが、毅然とした口調で答えてきた。
「やってみろ」。
「抵抗しても無駄です。皇帝から、あなたを討つ命令が出ている」。
「討つだと? そう簡単にやられるとでも思っているのか?」
「なるべくなら穏便に済ませたい」。
私は続けた。
「できれは、剣を捨て降伏を」。
「地位を捨て、降伏するぐらいなら、死を選ぶ」。
「私の後には、一万七千の兵がいます。抵抗は無駄です。私は、これ以上の犠牲者を出したくありません」。
「何を言っても無駄だ」。
ソローキンは剣を抜いた。やむを得ない。私も剣を抜いた。それを見た遊撃部隊の全員が剣を抜いた。
ソローキンの旅団は、まだすべてが渡河しきっておらず、まだ数十騎しか岸にいないが、彼らも剣を抜いて、遊撃部隊に対峙した。
ソフィアは念動魔術で上空に舞い上がった。旅団の後方に飛んで行き魔術で稲妻を放ち、渡河中の残りの重装騎士団に攻撃を開始し始めた。遊撃部隊が不利にならないように、続く兵士達を岸に上がって来させないようにしているのだ。
ソフィアを見た歩兵達は対岸で留まったままで、渡河してくる様子がなかった。さらに彼らは遠征の疲れか、抵抗する力はほとんど無く、戦意を喪失しているようだ。
それを見たソフィアは、渡河している重装騎士団を狙うべく遊撃部隊の方へ向かった。
遊撃部隊は渡河してきた重装騎士団に襲い掛かる。
歩兵を除いた重装騎士と騎兵は総数で四~五百と言ったところだが、まだほとんどが渡河中だ。当初の考え通り、渡河した者だけを順次攻撃すれば優勢に戦えるだろう。
私とソローキンは鍔迫り合いを続けている。
私は剣を振り抜くが、剣は鈍い音を立ててソローキンの盾にはじき返された。次は、ソローキンの剣が私に襲い掛かる。私は素早く左手でもう一本の剣を抜きそれで相手の剣を防いだ。
次に素早く右手の剣を突きだした。しかし、鎧を貫通することなく、鈍い音を立ててはじき返した。噂通りの厚い鎧だ。鎧の継ぎ目を狙って攻撃するしかない。
ソローキンは上段から剣を振り下ろした。私は剣を十字にしてそれを防いだ。ソローキンは力を込めて剣で押さえつけて来る。こちらも力を籠め何とか耐えている。
しばらく膠着状態だったが、ソローキンが力を弱めたように見えた。
ソローキンの剣を押し戻すとそのまま、相手の首元を狙い左右の剣で突いた。しかし、首を守っている鎧に当たり弾き返された。
私は、一旦、後ろに下がり距離を保つ。
ソローキンは盾を掲げて、前に突き進んできた。
私は素早く呪文を唱え指先から稲妻を放った。稲妻が命中し盾が弾き飛ばされる。
私は、ソローキンがひるんだのを見逃さなかった。一気にソローキンに駆け寄った。
ソローキンは剣を振り下ろそうとしたが、わずかに私の方が早くソローキンに体当たりした。ソローキンは短く叫び声を上げ、その場に仰向け倒れた。
私は剣を捨て、代わりにナイフを取り出し、鎧頭部のバイザーの目の隙間からナイフを突き刺した。ソローキンはもう一度叫び声を上げた。
ナイフがソローキンの眉間に突き刺さった。致命傷だ。
ソローキンが倒されたのを見て、戦っていた残りの兵士達は抵抗を辞めた。遠征と戦闘で疲労が積み重なっていた兵士達の士気は低かった。
しばらく、兵士達が地面に剣や斧を捨てる音が続いた。
今回の狙いはソローキン一人のみで、一般の兵士達は抵抗さえしなければ、討ち取る必要がない。
私は遊撃部隊の被害状況を確認する。
死亡無し。負傷者が数名居るということだ。負傷者の中にマリア・リヒターがいると聞き負傷者が集められている場所まで向かった。
マリアは横になっている。見ると右腕から大量の出血をしているようだ。
「マリア、大丈夫か?」
私は声を掛けた。
「油断しました。でも大丈夫です」。
どうやら命に別状はないようで、安心した。
他の負傷者も重傷は居ないようだ。ソローキンとの決着が早めについたことが幸いしたようだった。
その後、ルツコイの指揮のもと、ソローキンの旅団の兵士達は、ペシェハノフの旅団に一時的に編入されプリブレジヌイに待機させられた。各旅団も兵士達をまとめ、プリブレジヌイを拠点としているペシェハノフの旅団以外は、一旦首都に戻ることになった。
首都への帰還の途中、私は今回の戦いについて考えていた。
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