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衝撃の新学年編
新クラス
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僕と雪乃、毛利さんを始め全校生徒が体育館に向かう。
始業式は、入学式も兼ねているのだった。
新入生とその父兄も沢山やって来ていて、体育館はいっぱいだ。
2年生が座る席へ誘導する教師たち、その中に、ベージュ色のスーツを着て、髪が肩あたりまで伸びている女教師が目に入った。
あれは島津先生だ。
早速、顔を合わせる羽目になったか…。
島津先生は僕の姿を見つけると声を掛けてきた。
「武田君、おはよう」
「お、おはようございます」
「今年度もよろしくね」
島津先生はそういうと、ほほ笑んだ。
不気味は微笑みに見えるのは気のせいだろうか…。
“よろしく”の意味は、“歴史研をよろしく”とか、“卓球部に入部よろしく”とか、いろんな意味が含まれてそう。
今は、卓球の話は出なかったが、今後も油断しないようにしないと。
とりあえず、2年D組の席に座った。
校長先生と、伊達生徒会長のありがたい長い話を眠気をこらえつつ聞いて、1時間と少し経つと入学式は終わった。
そして、再び雪乃と毛利さんと連れ立って教室へ移動する。
体育館を出たところで、見覚えのある小柄な金髪ギャルがいた。
上杉先輩だ。
「キミィ! 今日も女子を引き連れてるね」
と言ってニヤつく。
「おはようございます…。別に引き連れている訳じゃあないですよ…」
「「おはようございます」」
雪乃と毛利さんも上杉先輩に挨拶をする。
上杉先輩は手をあげて2人も挨拶を返すと、再び僕に向き直って言う。
「今日、部室に集合ね」
「え? 今日って、別に活動の予定はないですよね?」
歴史研は平日は活動なく、いつも部室でダベっているだけだから、用事が無ければさっさと帰りたいのだが。
「何、言ってるの? 前部長からの引継ぎがあるでしょ! 新部長!」
そうだった。部長になったんだった。不本意だったが。
引継ぎって何をやるんだろ?
「じゃあ、よろしくねー」
上杉先輩はそういうと、さっさと校舎の中に消えていった。
僕らも新しい教室に向かう。
教室に入ると、黒板に座席表が書いてあって、その通りに座る。
出席番号順で、僕の席はちょうど真ん中らへんの座席。
雪乃は早速、陽キャグループで集まって話をしている。
グループの中には1年の時、同じクラスで僕を女子トイレに引きずり込んで、僕の股間を蹴った名前は確か、ミユ、がいる。
苗字はなんだっけ? まあいいや。
雪乃とは仲が良いみたいだが、また蹴られたらいやなので僕はあまり近づかないようにしよう。
僕は椅子に座ると、教室の中を見回して、雪乃、毛利さん以外に知っている人がいないか確認する。
悠斗は、やはりいないようだな。
おや。サッカー部所属で、ゲーム内でいつも一緒の六角君がいる。
VRMMORPGの情報交換がいつでもできそうだ。
あとは…。さらに僕はあたりを見回す。
あっ、あれは、学校一の美少女の水泳部所属の赤松さんではないか。
彼女とはバレンタインデーで、ちょっと事件があったから気まずいな…。
などど考えていると、いきなり背中をたたかれた。
「武田氏!」
「痛たたたた…」
僕は背中をさすりながら、振り返った。
そこには小柄なポニーテールの女子が立っていた。
ええと…、確か水泳部の…。
「山名さん?」
「そうそう、山名。クラスが一緒になったね。よろしくね」
彼女はテンション高めで言った。
「う、うん。よろしく…」
山名さん、ちょっと苦手だ。
あとは、顔を知っている程度の人がちらほら。
1年の時、別のクラスで、絡みがなかった人は全然わからないな。
そうこうしていると、新担任の島津先生がやってきた。
今日のところは、彼女は4月上旬の予定を簡単に説明をして、1時間もしないうちに解散となった。
本格的な授業は明日からだ。
そんなこんなで、僕と毛利さんは教室を後にして歴史研の部室に向かう。
始業式は、入学式も兼ねているのだった。
新入生とその父兄も沢山やって来ていて、体育館はいっぱいだ。
2年生が座る席へ誘導する教師たち、その中に、ベージュ色のスーツを着て、髪が肩あたりまで伸びている女教師が目に入った。
あれは島津先生だ。
早速、顔を合わせる羽目になったか…。
島津先生は僕の姿を見つけると声を掛けてきた。
「武田君、おはよう」
「お、おはようございます」
「今年度もよろしくね」
島津先生はそういうと、ほほ笑んだ。
不気味は微笑みに見えるのは気のせいだろうか…。
“よろしく”の意味は、“歴史研をよろしく”とか、“卓球部に入部よろしく”とか、いろんな意味が含まれてそう。
今は、卓球の話は出なかったが、今後も油断しないようにしないと。
とりあえず、2年D組の席に座った。
校長先生と、伊達生徒会長のありがたい長い話を眠気をこらえつつ聞いて、1時間と少し経つと入学式は終わった。
そして、再び雪乃と毛利さんと連れ立って教室へ移動する。
体育館を出たところで、見覚えのある小柄な金髪ギャルがいた。
上杉先輩だ。
「キミィ! 今日も女子を引き連れてるね」
と言ってニヤつく。
「おはようございます…。別に引き連れている訳じゃあないですよ…」
「「おはようございます」」
雪乃と毛利さんも上杉先輩に挨拶をする。
上杉先輩は手をあげて2人も挨拶を返すと、再び僕に向き直って言う。
「今日、部室に集合ね」
「え? 今日って、別に活動の予定はないですよね?」
歴史研は平日は活動なく、いつも部室でダベっているだけだから、用事が無ければさっさと帰りたいのだが。
「何、言ってるの? 前部長からの引継ぎがあるでしょ! 新部長!」
そうだった。部長になったんだった。不本意だったが。
引継ぎって何をやるんだろ?
「じゃあ、よろしくねー」
上杉先輩はそういうと、さっさと校舎の中に消えていった。
僕らも新しい教室に向かう。
教室に入ると、黒板に座席表が書いてあって、その通りに座る。
出席番号順で、僕の席はちょうど真ん中らへんの座席。
雪乃は早速、陽キャグループで集まって話をしている。
グループの中には1年の時、同じクラスで僕を女子トイレに引きずり込んで、僕の股間を蹴った名前は確か、ミユ、がいる。
苗字はなんだっけ? まあいいや。
雪乃とは仲が良いみたいだが、また蹴られたらいやなので僕はあまり近づかないようにしよう。
僕は椅子に座ると、教室の中を見回して、雪乃、毛利さん以外に知っている人がいないか確認する。
悠斗は、やはりいないようだな。
おや。サッカー部所属で、ゲーム内でいつも一緒の六角君がいる。
VRMMORPGの情報交換がいつでもできそうだ。
あとは…。さらに僕はあたりを見回す。
あっ、あれは、学校一の美少女の水泳部所属の赤松さんではないか。
彼女とはバレンタインデーで、ちょっと事件があったから気まずいな…。
などど考えていると、いきなり背中をたたかれた。
「武田氏!」
「痛たたたた…」
僕は背中をさすりながら、振り返った。
そこには小柄なポニーテールの女子が立っていた。
ええと…、確か水泳部の…。
「山名さん?」
「そうそう、山名。クラスが一緒になったね。よろしくね」
彼女はテンション高めで言った。
「う、うん。よろしく…」
山名さん、ちょっと苦手だ。
あとは、顔を知っている程度の人がちらほら。
1年の時、別のクラスで、絡みがなかった人は全然わからないな。
そうこうしていると、新担任の島津先生がやってきた。
今日のところは、彼女は4月上旬の予定を簡単に説明をして、1時間もしないうちに解散となった。
本格的な授業は明日からだ。
そんなこんなで、僕と毛利さんは教室を後にして歴史研の部室に向かう。
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