270 / 445
悪夢の奴隷生活編
痛いのは嫌なので素早さに極振りしたいと思います。
しおりを挟む
冬休みは、成人の日が明けるまで、残り5日ある。
冬休みの宿題も、先日の雪乃の家でやったおかげでほぼ終了しているのでかなり気が楽だ。
しばらくは、のんびりしようと思っている。
さて、今日は悠斗が久しぶりに遊びにやって来た。
今日はサッカー部の練習が休みらしい。
悠斗とは、中学の頃までは良くゲームをしていたが、高校に入ってからは、悠斗がサッカー部で忙しいみたいだから、ほとんど一緒に遊んでいないかった。
何か“見せたいもの”があるって言ってたけど…、なんだろう?
悠斗は、床に座って話し出した。
「純也の部屋に遊びに来るの久しぶりだね」
僕も座って答える。
「え? この前、学校休んだ時に来てくれたじゃん?」
「いや、“遊びに来る”ってこと」
「あ、そうか…。半年ぶりぐらいか…?」
僕は早速本題に入る。
「で、見せたいものって何?」
「これだよ」
そう言って悠斗がカバンから取り出したのは…、ゴーグル?
「何それ?」
「これはVRゴーグル。この前買ったばかり。これを見せたかったんだ」
VRゴーグルとそれを操作するためのリモコンのようなものを手渡され、僕はそれらを手に取ってよく見てみる。
これを付けてゲームができるらしい。
僕は気になったことを尋ねた。
「これって、結構高いんじゃないの?」
「いや、これは、スマホをゴーグルに挟むタイプだから、安いよ」
「へー」
スマホをゴーグルに挟んで、その画面として利用するもののようだ。
悠斗は続ける。
「これで、最近、流行ってるファンタジー大作のVR MMORPG“色彩の大陸”ができる」
「ああ、そのゲームの広告をネットとかで見たことあるけど…。VRってバーチャルリアリティーのことだろ? MMORPGって、どういう意味だっけ?」
「大規模多人数同時参加型オンラインRPG」
みんなでやるっていうことか…。
「なるほど…」
「面白いから。中学の頃は良く一緒にゲームしてたじゃん? 純也もゴーグルを買って、一緒にやろうぜ」
中学の頃は、よく家にあるゲーム機で遊んでいた。
最近は、全然遊んでなかったな。
しかし、VRゴーグル。面白いのかな?
「うーん…。ちょっと考えさせて」
「まあ、これでお試しでやってみなよ、はまること間違いなし!」
追加で、悠斗が教えてくれる。
「音声入力ができるから、それでチャットとかも出来るよ」
すごいな、文明開化だな。
悠斗は、お年玉を軍資金にしてVRゴーグルを買い、すでに数日プレイしたらしい。
彼が自信を持って勧めて来るので、僕も試しにやってみることにした。
まずは、自分のスマホのアップストアで、アプリ“色彩の大陸”をダウンロードする。
リモコンをBluetoothでリンク。
そして、アプリを立ち上げて、悠斗のゴーグルを借りる。
ゴーグルにスマホを挟んで、プレイ開始。
いきなりファンタジーの世界が目の前に広がった。
「おおっ!」
思わず声がでた。
まだ、ログイン画面だけど綺麗な不思議な風景が広がっていた。
近くには、中世ヨーロッパ風の城と城下町。
遠くの山脈の近くにドラゴンらしきものが飛んでいたり、雲の間から稲光が走っている。さらに、時折、目の前を火の玉のようなものが横切る。
首を振るとそれに合わせて景色も動いていく。
耳はゴーグルについているヘッドフォンで音も聞こえる。
スマホの画面とわかっていても、臨場感がなかなかすごい。
本当にファンタジーの世界にいるみたいだ。
そんなわけで、早速、ゲームの新規登録をする。
まずは、キャラ作りから。
悠斗に質問をする。
「このゲームって目的は何なの?」
「クエストがあるから、それを攻略しながらストーリーを進めて行くんだよ。あとは、他のプレイヤーと交流したりして遊べる」
「なるほどね。まったりとスローライフを送りたいんだけど?」
「まあ、そういうのもできるかもしれないけど、クエストやってると、どんどんクリアしたくなるよ。他のプレイヤーと協力プレイとかもできるし」
「そうか…」
根っから陰キャの僕は、あまり、人と交流とかしたくないんだけど。
まあ、悠斗とは一緒にやっても良いかな。
まず、キャラを作る。
性別は男性、種族は人間を選ぶ。
そして。名前を決める。
名前は、うーん…。
センスないけど、“シンゲン”でいいや。
「そういえば、悠斗はプレイヤー名はなんて名?」
「“ジス”だよ」
「“ジス”?」
「そう、本当は“ファンタジスタ”にしたかったんだけど、長いから短縮した」
ファンタジスタか、さすがサッカー好きだな。
次のステータス振り分け。
異世界ぐらいスローライフを送りたいし、戦闘はあまりやりたくないので、攻撃力や魔法を使うための精神力は少なくても良いかな。
痛いのは嫌だが防御力に極振りはしない。
代わりに素早さに極振りして、敵と出会ったらすぐに逃亡できるようにしよう。
逃げるが勝ち。
「よし、出来た」
「次は」
悠斗がアドバイスをくれる。
「街の“第5番詰所”というところの掲示板にクエストが張り出されているんだけど、まずはチュートリアルだ」
「お、おう…」
チュートリアルが始まる。
その前に、ゲーム内でアシスタント役を務めるNPC女性キャラが出てきて、世界観とか状況の説明をしてくれる。
ちなみに、NCP女性キャラの名前は“エミリア”。
説明、長いな…。
そして、ようやくチュートリアルだ。
操作方法とか、どうやって戦闘するかとか、エミリアが教えてくれるので、それに沿ってクリアしていく。
簡単なクエストをやったり、街の外へ出て弱い敵を倒したりして、30分ほどやって、チュートリアルは終了した。
「ふーん。面白いな」
「だろ? 純也もゴーグルを買って、一緒にやろうぜ」
「そうだな…、考えておくよ」
珍しく興味が出た。
そして、お年玉の使い道がまだ決まっていなかったので、買ってみようと思った。
その後は、クローゼットに仕舞い込んでいるゲーム機とディスプレイを出して、悠斗と夕方まで、それを久しぶりに楽しんだ。
冬休みの宿題も、先日の雪乃の家でやったおかげでほぼ終了しているのでかなり気が楽だ。
しばらくは、のんびりしようと思っている。
さて、今日は悠斗が久しぶりに遊びにやって来た。
今日はサッカー部の練習が休みらしい。
悠斗とは、中学の頃までは良くゲームをしていたが、高校に入ってからは、悠斗がサッカー部で忙しいみたいだから、ほとんど一緒に遊んでいないかった。
何か“見せたいもの”があるって言ってたけど…、なんだろう?
悠斗は、床に座って話し出した。
「純也の部屋に遊びに来るの久しぶりだね」
僕も座って答える。
「え? この前、学校休んだ時に来てくれたじゃん?」
「いや、“遊びに来る”ってこと」
「あ、そうか…。半年ぶりぐらいか…?」
僕は早速本題に入る。
「で、見せたいものって何?」
「これだよ」
そう言って悠斗がカバンから取り出したのは…、ゴーグル?
「何それ?」
「これはVRゴーグル。この前買ったばかり。これを見せたかったんだ」
VRゴーグルとそれを操作するためのリモコンのようなものを手渡され、僕はそれらを手に取ってよく見てみる。
これを付けてゲームができるらしい。
僕は気になったことを尋ねた。
「これって、結構高いんじゃないの?」
「いや、これは、スマホをゴーグルに挟むタイプだから、安いよ」
「へー」
スマホをゴーグルに挟んで、その画面として利用するもののようだ。
悠斗は続ける。
「これで、最近、流行ってるファンタジー大作のVR MMORPG“色彩の大陸”ができる」
「ああ、そのゲームの広告をネットとかで見たことあるけど…。VRってバーチャルリアリティーのことだろ? MMORPGって、どういう意味だっけ?」
「大規模多人数同時参加型オンラインRPG」
みんなでやるっていうことか…。
「なるほど…」
「面白いから。中学の頃は良く一緒にゲームしてたじゃん? 純也もゴーグルを買って、一緒にやろうぜ」
中学の頃は、よく家にあるゲーム機で遊んでいた。
最近は、全然遊んでなかったな。
しかし、VRゴーグル。面白いのかな?
「うーん…。ちょっと考えさせて」
「まあ、これでお試しでやってみなよ、はまること間違いなし!」
追加で、悠斗が教えてくれる。
「音声入力ができるから、それでチャットとかも出来るよ」
すごいな、文明開化だな。
悠斗は、お年玉を軍資金にしてVRゴーグルを買い、すでに数日プレイしたらしい。
彼が自信を持って勧めて来るので、僕も試しにやってみることにした。
まずは、自分のスマホのアップストアで、アプリ“色彩の大陸”をダウンロードする。
リモコンをBluetoothでリンク。
そして、アプリを立ち上げて、悠斗のゴーグルを借りる。
ゴーグルにスマホを挟んで、プレイ開始。
いきなりファンタジーの世界が目の前に広がった。
「おおっ!」
思わず声がでた。
まだ、ログイン画面だけど綺麗な不思議な風景が広がっていた。
近くには、中世ヨーロッパ風の城と城下町。
遠くの山脈の近くにドラゴンらしきものが飛んでいたり、雲の間から稲光が走っている。さらに、時折、目の前を火の玉のようなものが横切る。
首を振るとそれに合わせて景色も動いていく。
耳はゴーグルについているヘッドフォンで音も聞こえる。
スマホの画面とわかっていても、臨場感がなかなかすごい。
本当にファンタジーの世界にいるみたいだ。
そんなわけで、早速、ゲームの新規登録をする。
まずは、キャラ作りから。
悠斗に質問をする。
「このゲームって目的は何なの?」
「クエストがあるから、それを攻略しながらストーリーを進めて行くんだよ。あとは、他のプレイヤーと交流したりして遊べる」
「なるほどね。まったりとスローライフを送りたいんだけど?」
「まあ、そういうのもできるかもしれないけど、クエストやってると、どんどんクリアしたくなるよ。他のプレイヤーと協力プレイとかもできるし」
「そうか…」
根っから陰キャの僕は、あまり、人と交流とかしたくないんだけど。
まあ、悠斗とは一緒にやっても良いかな。
まず、キャラを作る。
性別は男性、種族は人間を選ぶ。
そして。名前を決める。
名前は、うーん…。
センスないけど、“シンゲン”でいいや。
「そういえば、悠斗はプレイヤー名はなんて名?」
「“ジス”だよ」
「“ジス”?」
「そう、本当は“ファンタジスタ”にしたかったんだけど、長いから短縮した」
ファンタジスタか、さすがサッカー好きだな。
次のステータス振り分け。
異世界ぐらいスローライフを送りたいし、戦闘はあまりやりたくないので、攻撃力や魔法を使うための精神力は少なくても良いかな。
痛いのは嫌だが防御力に極振りはしない。
代わりに素早さに極振りして、敵と出会ったらすぐに逃亡できるようにしよう。
逃げるが勝ち。
「よし、出来た」
「次は」
悠斗がアドバイスをくれる。
「街の“第5番詰所”というところの掲示板にクエストが張り出されているんだけど、まずはチュートリアルだ」
「お、おう…」
チュートリアルが始まる。
その前に、ゲーム内でアシスタント役を務めるNPC女性キャラが出てきて、世界観とか状況の説明をしてくれる。
ちなみに、NCP女性キャラの名前は“エミリア”。
説明、長いな…。
そして、ようやくチュートリアルだ。
操作方法とか、どうやって戦闘するかとか、エミリアが教えてくれるので、それに沿ってクリアしていく。
簡単なクエストをやったり、街の外へ出て弱い敵を倒したりして、30分ほどやって、チュートリアルは終了した。
「ふーん。面白いな」
「だろ? 純也もゴーグルを買って、一緒にやろうぜ」
「そうだな…、考えておくよ」
珍しく興味が出た。
そして、お年玉の使い道がまだ決まっていなかったので、買ってみようと思った。
その後は、クローゼットに仕舞い込んでいるゲーム機とディスプレイを出して、悠斗と夕方まで、それを久しぶりに楽しんだ。
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる