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悪夢の奴隷生活編
クリスマスイブ~その2
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僕ら歴史研の4人は、ミニシアターを後にした。
これから歴史研のメンバーでプレゼント交換会をやろうということになっている。
交換会の会場、その他については伊達先輩に全部お任せしていた。
伊達先輩曰く、交換会は先日の合コンをやったカラオケボックスでやるというので、そちらに皆でぞろぞろと向かう。
伊達先輩は、事前にカラオケボックスの予約を入れていたようで、ほとんど待たず部屋に案内された。
部屋に入るとすぐに上杉先輩の命令が下る。
今回もドリンクバーに飲み物取りに行かなければならなくなった。
今日も忠実な奴隷は仕事をしなければならない。
そんなわけで、みんなの注文を聞く。
そして、今回も毛利さんがドリンクを運ぶのを手伝ってくれると言うので着いてきた。
今日は4人分で少ないから、大丈夫なんだけど…、と思っていたら、彼女は2人だけで話がしたかったようだ。
僕がドリンクをサーバーから注いでいると、毛利さんが横から話しかけて来た。
「交換会が終わったら、先輩たちには内緒でこの前のカフェで待ち合わせしない?」
「いいけど、なんで内緒?」
「ちょっと恥ずかしいから」
毛利さんは少しうつむき加減に言う。
まあ、毛利さんが付き合っている伊達先輩に気を使ってということなんだろう。
いつものことだから、まあいいか。ということで承諾することに。
「いいよ」
僕は答えた。
とりあえず、この後のプラネタリウム行きは、伊達、上杉両先輩には何か言われたら、適当に理由を付けることにする。
まあ、内緒にしといたほうが上杉先輩の余計な絡みがなさそうだしな。
そんなこんなで、僕らはドリンクを4人分持って部屋に戻る。
ドリンクをテーブルに置くと、プレゼント交換会が開始される。
皆、プレゼントを取り出して、机の上に置いた。
誰の物が当たるかは、即席であみだくじを作って引く。
プレゼントが行き全員に行き渡る。その結果。
僕は伊達先輩のが当たった。
みんな、その場でプレゼントを開ける。
僕のプレゼントの中身は、アロマキャンドルだった。
僕のプレゼントは上杉先輩に当たった。
上杉先輩は喜んでくれたようだった。
それは、妹が選んだお菓子なので、妹に感謝かな。
伊達先輩には、毛利さんのプレゼントが当たった。
ロクシタンのハンドクリーム。いい香りがするらしい。
そして、毛利さんには上杉先輩のものがあたったようだ。何かのアニメのキャラのキーホルダー。
聞くと、アニメ『頼まれて魔法少女になったら、中央線沿線で戦う羽目になりました』のキャラのものらしい。
なんか、大人気で、今度2期の放映も決まっているんだそうな。
僕は興味が無いので、あまり突っ込まなかった。
「アロマキャンドルで、よかったじゃん」
僕に当たったプレゼントを見て、上杉先輩が絡んできた。
「え? ええ、まあ」
「だって、イカ臭いのをごまかせるでしょ?」
「いや…。僕の部屋はそんなにイカ臭くないですよ」
「え? でも、いつも、やってるんでしょ?」
何を聞くんだ、上杉先輩。
「やってません」
僕は嘘をついた。
「ところでさあ」
唐突に、上杉先輩は話題を変える。
「毛利ちゃん、今日はいつもと違うね」
上杉先輩は毛利さんの服装について突っ込んで来た。
僕もそれには気になっていたので、会話に聞き耳を立てる。
「ええ…、ちょっと…」
毛利さんは恥ずかしそうにしつつ、はぐらかしてみせる。
「そんな、短いスカートだと、武田君が興奮しちゃうよ」
おいおい、上杉先輩、何を言い出すんんだ。
いや、ちょっと興奮したけど。
僕は否定して見せる。
「興奮しませんよ。これで興奮するなら、上杉先輩のいつもの短い制服にも興奮しないといけないじゃないですか?」
「え? アタシを見て、いつも、興奮してるの?」
「だから、してませんって」
まあ、チラ見程度はしてるけどな。
そして、上杉先輩には耐性ができたので、あまり興奮しない。
毛利さんのほうは、いつもと違うから、ちょっと気になるよな…。
そんな会話をしつつ過ごすが、カラオケボックスは、1時間だけの予約だったので、残りの時間は上杉先輩がカラオケで少しだけ歌って解散となった。
というわけで、歴史研はカラオケボックス前で解散となり、一旦みんなと別れ、僕と毛利さんは約束していたプラネタリウムを見に行くため別々にサンシャインシティに向かう。
これから歴史研のメンバーでプレゼント交換会をやろうということになっている。
交換会の会場、その他については伊達先輩に全部お任せしていた。
伊達先輩曰く、交換会は先日の合コンをやったカラオケボックスでやるというので、そちらに皆でぞろぞろと向かう。
伊達先輩は、事前にカラオケボックスの予約を入れていたようで、ほとんど待たず部屋に案内された。
部屋に入るとすぐに上杉先輩の命令が下る。
今回もドリンクバーに飲み物取りに行かなければならなくなった。
今日も忠実な奴隷は仕事をしなければならない。
そんなわけで、みんなの注文を聞く。
そして、今回も毛利さんがドリンクを運ぶのを手伝ってくれると言うので着いてきた。
今日は4人分で少ないから、大丈夫なんだけど…、と思っていたら、彼女は2人だけで話がしたかったようだ。
僕がドリンクをサーバーから注いでいると、毛利さんが横から話しかけて来た。
「交換会が終わったら、先輩たちには内緒でこの前のカフェで待ち合わせしない?」
「いいけど、なんで内緒?」
「ちょっと恥ずかしいから」
毛利さんは少しうつむき加減に言う。
まあ、毛利さんが付き合っている伊達先輩に気を使ってということなんだろう。
いつものことだから、まあいいか。ということで承諾することに。
「いいよ」
僕は答えた。
とりあえず、この後のプラネタリウム行きは、伊達、上杉両先輩には何か言われたら、適当に理由を付けることにする。
まあ、内緒にしといたほうが上杉先輩の余計な絡みがなさそうだしな。
そんなこんなで、僕らはドリンクを4人分持って部屋に戻る。
ドリンクをテーブルに置くと、プレゼント交換会が開始される。
皆、プレゼントを取り出して、机の上に置いた。
誰の物が当たるかは、即席であみだくじを作って引く。
プレゼントが行き全員に行き渡る。その結果。
僕は伊達先輩のが当たった。
みんな、その場でプレゼントを開ける。
僕のプレゼントの中身は、アロマキャンドルだった。
僕のプレゼントは上杉先輩に当たった。
上杉先輩は喜んでくれたようだった。
それは、妹が選んだお菓子なので、妹に感謝かな。
伊達先輩には、毛利さんのプレゼントが当たった。
ロクシタンのハンドクリーム。いい香りがするらしい。
そして、毛利さんには上杉先輩のものがあたったようだ。何かのアニメのキャラのキーホルダー。
聞くと、アニメ『頼まれて魔法少女になったら、中央線沿線で戦う羽目になりました』のキャラのものらしい。
なんか、大人気で、今度2期の放映も決まっているんだそうな。
僕は興味が無いので、あまり突っ込まなかった。
「アロマキャンドルで、よかったじゃん」
僕に当たったプレゼントを見て、上杉先輩が絡んできた。
「え? ええ、まあ」
「だって、イカ臭いのをごまかせるでしょ?」
「いや…。僕の部屋はそんなにイカ臭くないですよ」
「え? でも、いつも、やってるんでしょ?」
何を聞くんだ、上杉先輩。
「やってません」
僕は嘘をついた。
「ところでさあ」
唐突に、上杉先輩は話題を変える。
「毛利ちゃん、今日はいつもと違うね」
上杉先輩は毛利さんの服装について突っ込んで来た。
僕もそれには気になっていたので、会話に聞き耳を立てる。
「ええ…、ちょっと…」
毛利さんは恥ずかしそうにしつつ、はぐらかしてみせる。
「そんな、短いスカートだと、武田君が興奮しちゃうよ」
おいおい、上杉先輩、何を言い出すんんだ。
いや、ちょっと興奮したけど。
僕は否定して見せる。
「興奮しませんよ。これで興奮するなら、上杉先輩のいつもの短い制服にも興奮しないといけないじゃないですか?」
「え? アタシを見て、いつも、興奮してるの?」
「だから、してませんって」
まあ、チラ見程度はしてるけどな。
そして、上杉先輩には耐性ができたので、あまり興奮しない。
毛利さんのほうは、いつもと違うから、ちょっと気になるよな…。
そんな会話をしつつ過ごすが、カラオケボックスは、1時間だけの予約だったので、残りの時間は上杉先輩がカラオケで少しだけ歌って解散となった。
というわけで、歴史研はカラオケボックス前で解散となり、一旦みんなと別れ、僕と毛利さんは約束していたプラネタリウムを見に行くため別々にサンシャインシティに向かう。
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