雑司ヶ谷高校 歴史研究部!!

谷島修一

文字の大きさ
上 下
73 / 433
波乱の夏休み編

川越城(日本100名城No.19)

しおりを挟む
 夏休みもいよいよ終盤となった。8月第3週目の土曜日。
 この日は、歴史研の活動、日本100名城巡り。
 今回は埼玉県にある川越城、鉢形城を回る。

 しかし、今日も暑い。
 暦の上では、もうとっくに“残暑”ということらしいが、8月に入ってからは、毎日ずっと暑さには変わりはない。

 僕、伊達先輩、上杉先輩、毛利さんの4人は、いつものように、池袋に集合した。今回はさほど早くない時間の集合だったので、楽勝だった。

 今日も移動はJR。いつもの“青春18きっぷ”を使う。すべて在来線の旅だ。
 池袋駅の有人改札でハンコを押してもらって、ぞろぞろと移動開始。
 池袋駅からは埼京線を乗りついで川越駅まで向かう。

 そして、川越駅から川越城まではバスを使って向かうのだが、そのバスが、珍しいボンネットバスだった。
“小江戸巡回バス”と言って観光用のバスらしい。

 バスの中は、観光客で結構混んでいた。座ることはできず、立ったまま移動。
 そして、約15分で、“博物館・美術館前”というバス停に到着。そこで下車。
 下車するとすぐに川越城だ。
 

 川越城は天守閣などがあるわけではなく、本丸御殿という建物が残っている。
 ちなみに、ここの“本丸御殿”は、東日本で唯一現存しているそうだ。

 最初、1457年、室町時代に扇谷上杉氏が築城。1537年に北条氏綱によって占拠。
 その後、豊臣秀吉の小田原征伐の際に落城。そして、徳川家康が関東に配置換えになった時に家康の領地になった。
 現存の状態に築城したのは太田道真、太田道灌親子ということらしい。
 
 僕らは入場料を払って中を見学する。

 城内を堪能した後は、折角なので、川越で有名な“蔵造りの町並み”という観光地を見ることになり。徒歩で移動した。そこには城下町風情のある通りがあった。
 ここは観光客でいっぱいだった。
 和服のレンタルなんかもあるらしく、和服姿の女性もちらほら。
 車道の交通量が多くて、ちょっと危ないので気を付けながら歩く。

 そして“時の鐘”という有名な塔があって、そこも見物をした。
 1日に4回、鐘が打たれるという。

 歴史研一行は、町並みを一通り散策し、川越駅まで戻ると昼食を食べて、次の目的地鉢形城を目指す。

===========================
川越城の詳細
 https://www.city.kawagoe.saitama.jp/welcome/kankospot/hommarugotenzone/hommarugoten.html
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

如月さんは なびかない。~クラスで一番の美少女に、何故か告白された件~

八木崎(やぎさき)
恋愛
「ねぇ……私と、付き合って」  ある日、クラスで一番可愛い女子生徒である如月心奏に唐突に告白をされ、彼女と付き合う事になった同じクラスの平凡な高校生男子、立花蓮。  蓮は初めて出来た彼女の存在に浮かれる―――なんて事は無く、心奏から思いも寄らない頼み事をされて、それを受ける事になるのであった。  これは不器用で未熟な2人が成長をしていく物語である。彼ら彼女らの歩む物語を是非ともご覧ください。  一緒にいたい、でも近づきたくない―――臆病で内向的な少年と、偏屈で変わり者な少女との恋愛模様を描く、そんな青春物語です。

将棋部の眼鏡美少女を抱いた

junk
青春
将棋部の青春恋愛ストーリーです

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

隣人の女性がDVされてたから助けてみたら、なぜかその人(年下の女子大生)と同棲することになった(なんで?)

チドリ正明@不労所得発売中!!
青春
マンションの隣の部屋から女性の悲鳴と男性の怒鳴り声が聞こえた。 主人公 時田宗利(ときたむねとし)の判断は早かった。迷わず訪問し時間を稼ぎ、確証が取れた段階で警察に通報。DV男を現行犯でとっちめることに成功した。 ちっぽけな勇気と小心者が持つ単なる親切心でやった宗利は日常に戻る。 しかし、しばらくして宗時は見覚えのある女性が部屋の前にしゃがみ込んでいる姿を発見した。 その女性はDVを受けていたあの時の隣人だった。 「頼れる人がいないんです……私と一緒に暮らしてくれませんか?」 これはDVから女性を守ったことで始まる新たな恋物語。

落ち込んでいたら綺麗なお姉さんにナンパされてお持ち帰りされた話

水無瀬雨音
恋愛
実家の花屋で働く璃子。落ち込んでいたら綺麗なお姉さんに花束をプレゼントされ……? 恋の始まりの話。

処理中です...