34 / 441
生徒会長選挙編
先輩がうざすぎる後輩の話
しおりを挟む「えええええ⁉」
みんな揃って驚きの声を上げた。
誰もが、ニハルは何を言い出すのか、とビックリしている。
あんなにもイスカのことが大好きだとアピールしていて、実際恋人同士にもなったのに、このタイミングで離ればなれになる道を選んだのが、信じられないのだ。
「ど、どーして⁉ おねーさま、それでいいの⁉」
「うん……いろいろ考えたけど、こうするのが一番いいと思うんだ」
「はああ⁉ ありえない! ありえない! いや、私は大歓迎だけど! おねーさまをひとり占めできるんなら! だけど、なんか変よ!」
ライカに激しくツッコミを入れられて、ニハルは苦笑した。
「じゃあ、教えてくれ。なぜイスカがこのカジノを治めるのにふさわしいと考えたのだ?」
クイナも不思議そうな顔で追及してくる。
それに対して、ニハルはただ苦笑いを浮かべるだけで、まともに答えようとしない。特にイスカを指名したことに考えはないようだ。その態度を見て、ますますみんな、首を傾げた。
「ニハル……お前、何か隠し事してるだろ」
アイヴィーに尋ねられたニハルは、フッ、と寂しそうな笑みを浮かべた。実にわかりやすい。明らかに隠し事をしている。
「ニハルさん。話して。何があったの」
「うん……実はね……」
真剣な表情でイスカに問われて、あっさりと、ニハルは白状した。
イスカを助けるために、通りすがりの謎の男と、とんでもない契約を交わしてしまったことを。そして、その謎の男は、自分のことを「悪魔」と名乗っていたことを。
「なんですってえええ⁉ おねーさまに、俺の女になれ、ですってええ⁉」
「んだよ、その悪魔とかいうやつ! ふざけんな! 言うこと聞く必要ねーよ!」
ギャアギャアとやかましく、ライカとアイヴィーは喚き散らしている。
「もしかして、ニハルさん、それで僕のことを、離れたところに置いておこうと?」
イスカの問いに対して、コクン、とニハルは頷いた。
「だって……イスカ君に見られたくなかったから……他の男に連れていかれちゃうところなんて……」
「それって、つまり、僕がもしもカジノにいて、ニハルさんがコリドールにいたら、知らない間にニハルさんが、その悪魔とかいう男に迎えられて、どこかへ行っちゃってたかもしれない、っていうこと?」
「うん……」
「ひどいよ、ニハルさん。そんなことになったら、僕、立ち直れないくらいショックを受けていたよ」
プクッ、とイスカは頬をふくらませた。ニハルを責めたくはなかったけれど、それでも、誰にも相談せずに一人で抱え込んでいたことに、悲しみと若干の怒りを感じていた。
「警戒して誰も寄せ付けないようにしていれば、平気じゃないの?」
「ううん、レジーナ。あいつは、そんなことで食い止められるような奴じゃなかった。だって、いまにも死にそうだったイスカ君の怪我を、きれいに治したんだよ。回復魔法を使ったにしても、人間業じゃないわ」
「つまり……本物の、悪魔……ということ?」
「そうとしか考えられないよ」
ニハルは自分の腕を抱いて、ブルッ、と体を震わせた。
「私……そのうち、連れていかれちゃうんだ……あの男に……」
「そんなことはさせない! 絶対に!」
いまにも泣き出しそうなニハルの両肩を掴んで、イスカは真正面からしっかりと見据えて、力強い言葉を投げかけた。
「僕がいるし、アイヴィーさんもいる! 師匠だってきっと手伝ってくれる! 他にも、戦いに強い人達はいっぱいいる! みんなで力を合わせれば、悪魔なんて怖くない! ニハルさんのことを守り抜いてみせる!」
「イ、イスカ君……」
ニハルはウルウルと瞳を潤ませている。一人でどうにかしようと、ちょっとでも考えていた自分がバカだった、と言わんばかりに、イスカのことを見つめ返す。
「もぉ、仕方ないわねぇ。カジノのことは、私に任せてちょうだい」
いつまで経っても、カジノの新しい統治者が決まらないので、とうとうネネが自ら名乗りを上げた。
「ネネなら安心して任せられるね」
クークーの言葉に、他の者達も、同意を示した。
巨人族の血を引いており、人の心を読むことができる、かなり桁外れの能力を誇るネネ。マザーバニーを務めていたこともあり、まさに、このカジノを治めるのにうってつけの人材である。
「いいの? 帝国がいつ攻めこんでくるかわからないのに」
レジーナにそう忠告されても、ネネは動じることなく、うふふ、と余裕の笑みを見せた。
「私、強いからぁ」
頼もしく、説得力のあるセリフ。身長が三メートルもある迫力のネネにそう言われると、それもそうだ、と納得させられてしまう。
「それじゃあ、コリドールへ戻るか。オレ達が束になってかかれば、悪魔だろうと帝国だろうと、怖くなんかないさ!」
勇ましいアイヴィーの言葉に、他の面々も頷く。イスカ狙いで、本来ならニハルのことが邪魔なはずのクイナやレジーナも、つい場の雰囲気に流されて、同調している。いつの間にか、みんなでニハルを守ろう、という空気感が作り上げられていた。
こうして、ニハルは、仲間を増やした上に、カジノという新しい領地を手に入れて、コリドールへと凱旋することとなったのである。
※ ※ ※
一方で、帝国の首都では、早くもルドルフが敗れたことの報せが届き、緊急で騎士団の面々が召集されて、会議を開いていた。
みんな揃って驚きの声を上げた。
誰もが、ニハルは何を言い出すのか、とビックリしている。
あんなにもイスカのことが大好きだとアピールしていて、実際恋人同士にもなったのに、このタイミングで離ればなれになる道を選んだのが、信じられないのだ。
「ど、どーして⁉ おねーさま、それでいいの⁉」
「うん……いろいろ考えたけど、こうするのが一番いいと思うんだ」
「はああ⁉ ありえない! ありえない! いや、私は大歓迎だけど! おねーさまをひとり占めできるんなら! だけど、なんか変よ!」
ライカに激しくツッコミを入れられて、ニハルは苦笑した。
「じゃあ、教えてくれ。なぜイスカがこのカジノを治めるのにふさわしいと考えたのだ?」
クイナも不思議そうな顔で追及してくる。
それに対して、ニハルはただ苦笑いを浮かべるだけで、まともに答えようとしない。特にイスカを指名したことに考えはないようだ。その態度を見て、ますますみんな、首を傾げた。
「ニハル……お前、何か隠し事してるだろ」
アイヴィーに尋ねられたニハルは、フッ、と寂しそうな笑みを浮かべた。実にわかりやすい。明らかに隠し事をしている。
「ニハルさん。話して。何があったの」
「うん……実はね……」
真剣な表情でイスカに問われて、あっさりと、ニハルは白状した。
イスカを助けるために、通りすがりの謎の男と、とんでもない契約を交わしてしまったことを。そして、その謎の男は、自分のことを「悪魔」と名乗っていたことを。
「なんですってえええ⁉ おねーさまに、俺の女になれ、ですってええ⁉」
「んだよ、その悪魔とかいうやつ! ふざけんな! 言うこと聞く必要ねーよ!」
ギャアギャアとやかましく、ライカとアイヴィーは喚き散らしている。
「もしかして、ニハルさん、それで僕のことを、離れたところに置いておこうと?」
イスカの問いに対して、コクン、とニハルは頷いた。
「だって……イスカ君に見られたくなかったから……他の男に連れていかれちゃうところなんて……」
「それって、つまり、僕がもしもカジノにいて、ニハルさんがコリドールにいたら、知らない間にニハルさんが、その悪魔とかいう男に迎えられて、どこかへ行っちゃってたかもしれない、っていうこと?」
「うん……」
「ひどいよ、ニハルさん。そんなことになったら、僕、立ち直れないくらいショックを受けていたよ」
プクッ、とイスカは頬をふくらませた。ニハルを責めたくはなかったけれど、それでも、誰にも相談せずに一人で抱え込んでいたことに、悲しみと若干の怒りを感じていた。
「警戒して誰も寄せ付けないようにしていれば、平気じゃないの?」
「ううん、レジーナ。あいつは、そんなことで食い止められるような奴じゃなかった。だって、いまにも死にそうだったイスカ君の怪我を、きれいに治したんだよ。回復魔法を使ったにしても、人間業じゃないわ」
「つまり……本物の、悪魔……ということ?」
「そうとしか考えられないよ」
ニハルは自分の腕を抱いて、ブルッ、と体を震わせた。
「私……そのうち、連れていかれちゃうんだ……あの男に……」
「そんなことはさせない! 絶対に!」
いまにも泣き出しそうなニハルの両肩を掴んで、イスカは真正面からしっかりと見据えて、力強い言葉を投げかけた。
「僕がいるし、アイヴィーさんもいる! 師匠だってきっと手伝ってくれる! 他にも、戦いに強い人達はいっぱいいる! みんなで力を合わせれば、悪魔なんて怖くない! ニハルさんのことを守り抜いてみせる!」
「イ、イスカ君……」
ニハルはウルウルと瞳を潤ませている。一人でどうにかしようと、ちょっとでも考えていた自分がバカだった、と言わんばかりに、イスカのことを見つめ返す。
「もぉ、仕方ないわねぇ。カジノのことは、私に任せてちょうだい」
いつまで経っても、カジノの新しい統治者が決まらないので、とうとうネネが自ら名乗りを上げた。
「ネネなら安心して任せられるね」
クークーの言葉に、他の者達も、同意を示した。
巨人族の血を引いており、人の心を読むことができる、かなり桁外れの能力を誇るネネ。マザーバニーを務めていたこともあり、まさに、このカジノを治めるのにうってつけの人材である。
「いいの? 帝国がいつ攻めこんでくるかわからないのに」
レジーナにそう忠告されても、ネネは動じることなく、うふふ、と余裕の笑みを見せた。
「私、強いからぁ」
頼もしく、説得力のあるセリフ。身長が三メートルもある迫力のネネにそう言われると、それもそうだ、と納得させられてしまう。
「それじゃあ、コリドールへ戻るか。オレ達が束になってかかれば、悪魔だろうと帝国だろうと、怖くなんかないさ!」
勇ましいアイヴィーの言葉に、他の面々も頷く。イスカ狙いで、本来ならニハルのことが邪魔なはずのクイナやレジーナも、つい場の雰囲気に流されて、同調している。いつの間にか、みんなでニハルを守ろう、という空気感が作り上げられていた。
こうして、ニハルは、仲間を増やした上に、カジノという新しい領地を手に入れて、コリドールへと凱旋することとなったのである。
※ ※ ※
一方で、帝国の首都では、早くもルドルフが敗れたことの報せが届き、緊急で騎士団の面々が召集されて、会議を開いていた。
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
百合系サキュバスにモテてしまっていると言う話
釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。
如月さんは なびかない。~片想い中のクラスで一番の美少女から、急に何故か告白された件~
八木崎(やぎさき)
恋愛
「ねぇ……私と、付き合って」
ある日、クラスで一番可愛い女子生徒である如月心奏に唐突に告白をされ、彼女と付き合う事になった同じクラスの平凡な高校生男子、立花蓮。
蓮は初めて出来た彼女の存在に浮かれる―――なんて事は無く、心奏から思いも寄らない頼み事をされて、それを受ける事になるのであった。
これは不器用で未熟な2人が成長をしていく物語である。彼ら彼女らの歩む物語を是非ともご覧ください。
一緒にいたい、でも近づきたくない―――臆病で内向的な少年と、偏屈で変わり者な少女との恋愛模様を描く、そんな青春物語です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる