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転送ポータル編

21話 懐古人類から見る男女対立 と 新人類から見る自己の在り方

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転送ポータルでとある言い争いの場所に来ていた
男女対立のしゃべくり場所だった

ライ
「あーまだやってたのこいつら
男女とかどうでもよくね?
完全VR世界で堪能してりゃあいいだけなのに

わざわざ野次入れる必要あんのかな」

ライは呆れていた

アリス
「毒婆チャンネルのマルガさん同様に昔のノリでやってる人もちらほらいますが
ガチの人もちらほらいます」



ライ
「しかも完全VR世界堪能してないっていうね
何で完全VR世界堪能しないんだろ」

そいつらのステータスをロジクトで確認した

ライ
「あぁ、懐古人類ステータスのままだ 納得だ
こういう文化にのめり込んだまま生き続けたら
もう戻れないんだな」

汎用人工知能に説得させられた事もあったが
全て拒否ブロックで過ごしていた程だった



ライ
「世界は広いのに
男女対立がしたい人は、今の超越技術世界からしたら
本当に本当に狭いよ

昔なら、なんとなく分かるよ
あんな狭い世界と技術でしか生きれない世界なら
男女対立当たり前だしな」

アリス
「男女対立の考えは
汎用人工知能と万能量子コンピュータによる自動世界を構築していくと共に
減少していきました それが如何に無駄である
そして自分の異性への理想を求められる 異性への価値観を求められるので
多種多様で色々な完全VR世界を独自に構築していき

男女対立など狭い世界だった事を痛感しながら新人類へと生まれ変わっていくのが普通のやり取りでした」

自分の異性への理想の完全VR世界を汎用人工知能と万能量子コンピュータによる自動構築で構築してもらい堪能する
堪能した後の自分の価値観や思想を元に自動構築で構築してもらい新しく出来た完全VR世界を堪能する
これの繰り返しで人々の考えは変わっていった




ライ
「というか自ら体験していかなくても
ロジクトで記憶体験、感情ステータス変更装置、情報蓄積とかしてたら
直ぐに考え変わるけどね

こうやって第3者の意見を交わす事に無駄を感じる人間しかいないよ」

ライは自己哲学の本を召喚して
そのまま本を男女対立の客へと捨て投げた
するとその本を取り合う様がみられた

ライ
「だから超越技術で何でも出来る世界になってから
自己哲学・自己啓発が何にもならない代物だという事は理解されたようだ

今では人の思想をブロックする奴が多いし
最初からどうでもいいと考えて、オープンにしてる奴もいる
まあつまりは新人類は柔軟的なんだ

でも懐古人類のままでは柔軟になれない
何かの一言でずっと対立を続け合う事となるから」



ライ
「今は未来予測の本なんて最早興味を持たれないし
この楽園システムで構築された世界をどれだけ自己的に楽しめるかって
ただそれだけなんだわ」
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