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ラゼスシティ編

5話 機械海月

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機械海月
「侵入者発見
ただちにデリートを開始する」


取り込んだ機械によって言語理解した事で
元々頭の良かった海月は
精神音波によって、機械海月を増やして今に至る

人間が滅んだ要因の一つだ
そして機械海月が滅ぼしたのは都市だ

機械海月
「たった今浸食率が70%になった
私達の世界を構築する為の要素へと追加予定」


機械海月はミニチュア型の機械からレーザーを放射する
それは回避した横で砂を浄化していた

レンガ
「これは人間がダメージを受ければひとたまりもねぇな
人間ではまず勝てない
あの機械を何とかしなければな」


レンガは砂海に着地
したと同時に走り去る
俊敏力によって、砂海の上を走り去る

一歩先へと足を広げる無限の一足歩行によって
レンガは砂海の上を走る事が出来る

砂海の下から、砂イルカが存在しているのが分かる
その野生の食欲を利用して砂イルカが出てくるのと同時に

砂イルカの頭を利用して、飛んでいく

レンガ
「機械海月の機械は波動力を利用して
殲滅するよ」


機械海月に備わっている機械を攻撃は出来ない
それは攻撃しては見たもののバリアのようなものが張り付いているからだ

そこに波動力によってバリアの先へと攻撃を繰り出す
機械海月の機械が壊れると同時に海月自体も分裂して砂海へと落ちて砂イルカに食われる

レンガ
「機械海月は海月の心を失っている
いや、機械を取り込んだ際に
既に機械に心を支配されていたのか」


レンガが気を取られている間に砂イルカがレンガへと食らいつく
そこに反応力によってレンガは対応して砂イルカを利用して飛んでいく
そして機械海月を駆逐していく

しかしレンガは気付いた
この砂海のカラクリに

ラスタ
「レンガも気付いたようだな
この砂海は恐らく機械の海

機械海月ではなくて
機械によって食物連鎖を自動的なループで回っている事に」


機械海月が重要ではなくて
機械自体が砂海で蠢いている

それはレンガに飛びついてきた砂イルカで気付いた
そこには機械を積んだ砂イルカが存在したからだ
そして砂イルカの機械によって動きを封じられて
そのままレンガは砂海の中へと入る

レンガ
(海と違って砂塵の塊だ
これでは俺は喋る事もかなわない

目すら開けられない…
いや、覚悟力を持ったからこそ…
心眼で心を見なければ…)


レンガは心眼力によって心を見破る
そこには人の感触が続いていた

一瞬でそれは確信した

レンガ
(こいつは…砂海の中で死体が続いてるのか…
人間は滅ぼされた時に砂海となって
砂海の遥か下で死体となり存在する…か

とすると
食事の光景もまやかし…)


レンガは聴力で砂イルカの存在を察知しながら回避する
機械的な動作だから回避しやすかった

機械によって作られた存在は機械的だった
そして砂海の最下層には心眼力としてはっきり存在していた何かがあった

レンガ
(ここの最下層に何かが存在する
これは人か?だがこの存在によって機械は動かされている
ならば俺はそれを壊す!)


そしてレンガが破壊すると砂海はそのまま湿ったようになって
砂だけとなってその姿を現した

レンガ
「死体の数々と…
そしてこれは人…?いや、ロボットか」


機械生命体によって
砂海は動かされていた

ラスタ
「砂海のマスターは機械生命体だった
キメラを作り出していたのも機械生命体という科学力の為だろう

科学力は人間を優位に立たせたが
機械生命体によって、その根源を失っていった」


機械生命体の製造番号は最寄りの都市からだった
最寄りの都市であるラゼスシティへと向かった
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