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8話 理想区域(ユートピア)ルート

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エース
「では俺はいくぞ」

エースは理想区域を選んだ
竜の群れへの浮上は戦艦貿易都市に存在した空中バイクに乗る事となる

電子ウイルス・ロウ
「全ての認識を空中バイクへと置いてきた」

空中バイクには戦艦貿易都市に存在していた電子ポケット空間が接続されている
つまりはそれは戦艦貿易都市の存在の壊滅を意味する

電子ウイルス・ロウ
「心配はするな 行き着くまでは持つ」

エース
「それでも死ぬわけだろ 俺はロウを忘れない」

電子ウイルス・ロウ
「ありがとうエース 忘れないよ 君の友情を」

そして空中バイクに乗るとそのまま
マッハで空中へと移動する

上空にいくと竜の群れが辺りを浮かんでいた



エース
「竜の群れで沢山だ あいつら何と戦ってるのだ?」

竜の群れは何かを攻撃していた
そこから回避して避けている奴らがいる

六餓鬼
「おらおら!死にやがれ!竜殺しの俺ら六餓鬼様が
哀れな理想を追い求めた選定者を殺してやるからなぁ!」

空中バイクから情報が排出される
戦艦貿易都市から選定者として選ばれた人間達
しかし、そこから暗黒堕ちしていった奴らこそが六餓鬼だった

エース
「アダルトチルドレンだから六餓鬼ね なるほど」

六餓鬼がこちらをみる

六餓鬼
「あ?今俺らの事アダルトチルドレンと言ったな?
つまりは馬鹿にしたという事だろ 許さぬよ」

六餓鬼がこちらへと襲い掛かる



六餓鬼
「なんだ?あいつがいなくなった?
それに俺達の周りが掠めていくぞ」

六餓鬼は幻想庭園に巻き込まれた

六餓鬼
「なぁーんてな
そんなの通用する訳ねえぜ」

幻想庭園は直ぐに破られた
現実を見せつけられた六餓鬼には刺激にすら成り得なかった

六餓鬼
「最低限の刺激すら無い閉鎖空間上でのシークレット能力だろ
それじゃたかが知れるぞ

そうだなほんの一つ力を見せつけてやろうか」

六餓鬼は攻撃を繰り出した
それは下方向からの放射だった

その放射によって竜の群れが壊滅していく



エース
「何をしたのだ?」

六餓鬼
「六餓鬼となった俺達はギア様の世界命運(デスティニア)を託された
世界命運はつまりは暗黒区域(ディストピア)の使用許可という事になる」

暗黒領域からの干渉能力
それが六餓鬼にある能力だ

エース
「それでも竜たちは思いをとどめることを知らない!」

世界は味方していた
竜の群れである理想区域へと飛び立った選定者は竜へと思いをとどめていた

エース
「そうか…お前達六餓鬼は竜になれなかった奴らなのか」

六餓鬼は何も分からない
自分達が竜になれなかったことを



エース
「では俺は今一度六餓鬼に幻想庭園を魅せてやろう」

六餓鬼
「無駄な事を…するな…!」

暗黒区域の使用許可より先に幻想庭園を起動する

六餓鬼
「あれは…なんだ?」

そこには竜の群れが人間の群れとなっていた

六餓鬼
「おい、あいつらは!」
「俺は知ってるぞ!」
「私の友達だ!」
「何故だ!何故あいつらはあちら側にいるのだ!」

六餓鬼は知っていた 竜の群れを



エース
「竜の群れは元々は選定者 つまりはお前たちと同じ人間だ
電子ポケット空間と干渉続けることが出来れば可能の領域だ」

暗黒堕ちした六餓鬼は知らなかった
そして思い出していく

六餓鬼
「俺は…ギア様に…ギアに…操られていたのか…」

エース
「そうだろうよ ギアって奴がノアの箱舟の敵だろ?」

竜の群れが電子ポケット空間に干渉してくる

竜の群れ
「そうだな ギアが私達の世界を壊した」
「ギアはノアの箱舟を作った本人」

エース
「ノアの箱舟を作った要因は」

竜の群れ
「世界の破滅が始まった」
「世界の破滅を招いたのもギアだ」
「ギアは選定者より上の世界運命(ディスティニア)に存在する」



エース
「では、俺はギアに立ち向かう」

竜の群れ
「行けるのか?」
「この子ならやれそうよ」
「では託すぞ 俺達の全てを」

竜の群れが世界命運に向かって道を作る

エース
「六餓鬼!あんたらはどうする!」

六餓鬼
「俺達は暗黒区域で世界を形を変える!」

エースは世界命運へ
六餓鬼は暗黒区域へ
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