アレストクロニクル ~永獄機関とサイバーコロニーと汎用人工知能~

クライン・トレイン

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発足編

11話 合流ポイントでの救助カプセル

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~アレスト側~

戦艦では皆がクルーである
そして皆、敵が出現するとユニットへと乗り攻撃して戦っていた


アレストは仮想体現ユニットに搭乗していた
体現されただけなので攻撃は弱い

移動の為のユニットとして扱っていた
戦力は全て合流場所だ


合流場所前に行くべき場所があった
座標確認する 光っている

アレスト
「やっぱりディライトマーク 宇宙に戻ってきたんだな」


ディライトマークは宇宙まで迷い込んでいた
マスターであるアレストを追いかけて
アレストはそれにこたえるべく向かっていた

マスターであるアレストを見つけると
そのまま合流

アレスト
「ディライトマーク
俺の為にありがとうな」


ディライトマークのコックピットに乗って
その仮想体現ユニットの量子データを
そのままディライトマークに兵装した

ディライトマークはそのまま
戦闘機から兵器ユニットとして誕生した

アレスト
「外装は量産機のディライトマークと変わらない
だが、初期である試験体のディライトマークの性能はこいつしか出せん」


ディライトマークのエンジン出力などを確認して遊んでいると
オペレータをしている仲間からきつく言われる






オペーレータ女
「このままですと
任務続行不可能となり強制停止と強制処分となります」

アレスト
「わかった了解」


アレストは探索を止めてUターンをする
量産型ユニットでは到底技術力が無ければ不可能な行為を平然とやってのける

オペーレータ女
「何を…危険ですやめてください」
(こんなのマニュアルに載ってない…)


マニュアルに載ってない事を出来ない一般オペーレータ女を他所に
アレストはエースパイロット以上でUターン+超加速をする

オペレーターやユニット画面の危険シグナルから察するに
岩礁に激突するはずがアレストは超加速のままビームを撃つ

アレスト
「こいつを狙えば岩礁中央から突っ込める…よな!」


撃った岩礁の破片が周囲に散らばって
量産型ユニット「ディライトマーク」をそのまま突進させる

岩礁が当たるものの
熱流バリアによって、岩礁が溶けてはバリアに消化される

アレスト
「岩礁を避けずに近道成功っと…!
そんで後はあの敵ユニットか

どう見ても俺の量産型ユニットより強そうだけど
ま、何とかなるか」


敵ユニットは5体存在
5体とも岩礁に隠れてはミサイルを撃っていく






アレスト
「どうもマニュアル操作みてぇで…
それじゃマニュアルに無い事でもしようか」


ディライトマークを標的にして
隠れる敵ユニットたち


「あんな格下の量産型ユニットで俺らに勝てるとでも思ってるのか?」
「飛んだマヌケパイロットだなおい」
「俺達でランク上げでもするか」


岩礁から出てきてディライトマークを一気に撃つ事に

アレスト
「なるほど
どうやら数撃ちで行く気か

じゃあ俺も同じだな」


敵ユニットの後ろに何かが迫っていた
それはディライトマークの兵器のコントロールミサイルだった
操作可能なミサイル それを操っていた


「量産型ユニットにこんな兵器はないはず…!?」

アレスト
「いやぁ、それは試験的に使われては扱える奴いないから廃棄処分なってたんだよな
うん」


アレストが通っていたガラクタショップにはそれが売っていた
それを店主に聞いては、そうした事情を知っていた

アレスト
「俺の給料全て前借して買ったのに意味があったよ
お前らはここで終わりだな 戦争では勝った奴が勝利者だ」


アレストの思惑通り、コントロールミサイルで敵ユニットは損傷する
そしてアレストは熱流バリアで超加速で突進


「自分を犠牲にしてでも俺達を破壊するのか!?」
「なんて奴だ!狂ってやがる!」

アレスト
「馬鹿 ちげぇよ
俺は死ぬわけねぇだろ」






ディライトマークを突進したが
それは左右に上手く当てるようにして
熱流バリアによる反発をさせる

そして敵ユニットは後ろにある岩礁に当たって死亡する
次の敵ユニットは、超加速と熱流バリアアタックしながら岩礁に機体を埋め込むように抉り壊す


「こいつ…無茶苦茶だ…!」
「無茶苦茶だが…あの量産型ユニットに俺達は勝てない…」
「逃げるぞ…!」

アレスト
「やっと敵が逃げていったか
でも俺は強制処分されるのは嫌だから
ここで戦火を上げるしかない」


ディライトマークでそのまま
熱流ソードで熱流による斬撃で3体とも破壊する

そのまま量産型ユニットを超加速で移動して
何とか間に合う

アレスト
「ジャスト0
間に合ったな」






しかしアレストはそこに救助カプセルがある事に気付く
アレストがそこに向かうのを交信して説得する


「敵が合流していた場所がそこだ
という事はその救助カプセル
只モノが載っているとは思えないぞ」


それでもアレストは向かった
岩礁漂う中その救助カプセルへと赴く


「でも…それは危険だ…!」

アレスト
「それでも俺は
目の前で救助が出来そうなものがあれば見過ごすのは違うと思う」


「アレスト…お前 甘ちゃんだぞ」

オペレータ
「けどアレストのそういうとこ
私は好きだぞ」


オペレータは同意していた
仲間ユニットも観念していた
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