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開闢編
4話 超能力殺戮者より超能力希望者へ
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一室には
カプセルが存在していた
水入りのカプセル
そこには人間の姿はない
ただ、脳が入っていた
「なんだこれは…」
「おい!近づくなよ?」
アレストが近づいていると
そこに念力攻撃が繰り出される
重むろに座標戻しによって後ろへと転送回避した
「近づいたら、血みどろ惨劇の二の舞だよ
この血の惨劇は脳みそから成り立っている
脳の特異点を介してサイコキネシスを会得しているからな」
アレスト
「って事は
失敗体がああなったのはこいつが要因でもあるのか
でも、じゃあ何故こいつは…このカプセルの中で?
まさかこの脳だけで操っているのか?
だから死者であった人間は電撃を操っていたのか?
全てはこいつが能力を操作していたっていうのか?」
電灯を向けられる
そこにいるのは仲間の隊員だ
隊員
「実験台と言われているだろう?
そして、何故今この時期に私が廃棄工場の無人島に来たのか理解出来たかな?」
隊員
「空中からビーム砲が発射される
衛星砲と言う奴だ
何、国からの命令だよこれは
そんで俺はここで成功体が来ないかどうかの算段
時間通りに来たな
ずらかるぞ」
アレストは無人島へと来た理由を告げた
失敗体の中での利用できるものは利用するべきだという事を
隊員
「あくまで同志を助けようっていうのか?
健気だねぇ だが悪くねぇ
だがな、手名付けられなきゃ意味はねぇよ
なんて言ったって
あの脳が操作しているのだからな」
実験体である脳へとアレストはその辺にあるメスを投げていた
鋭利な凶器であったそれは分子まで粉々になり塵となって落ちていた
隊員はお手上げ状態の仕草をしていた
隊員
「ほら、この通りだよ
そんな超能力殺戮者(サイコキネシステロリスト)をどう操ろうというのだ?
僕には理解力が未だに足りないよ…
どれだけの希望を無人島の廃棄工場に持ち出した所でな…」
それを聞いてあきれていた
アレスト
「やれやれだな…これだから凡人は…
古くを見て見ろよ
いつだって、間違った光景にメスを入れて歴史は紡がれてきたではないか
超能力殺戮者が望んでいる光景を披露してやろう
いや、超能力希望者(サイコキネシスレイシスト)とでも呼べばいいだろうかな」
アレストは脳型コンピュータを介して
脳へと直接語り掛ける
リンクし合った語り掛け
そして、脳みそは引力を使用して引き寄せる
引き寄せられたのは色々な部品だった
人は引き寄せられない
隊員
「どうなってやがるんだ?
引力を介しているなら
何故僕らは引き寄せられない?」
アレスト
「だからそれは散々見てきただろうよ隊員さんよ
量産計画の為に、チャイナは人権を持っていない
あの脳みそにはそれだけの保有情報が詰まっているんだよ」
保有情報で脳みそは分子結合していき
科学物質と機械物質から人間になる自分を作り出した
人間の姿を催しているものの、人間と同じ物質では無い
いわゆる超人だ
「喋れるかな?」
「喋れる…」
そして感謝する
アレストの脳型コンピュータが無ければロックは解除されなかった
アレスト
「ロック?」
復活体
「そう この脳みそが動けないのには
他人を介在しなければロック解除が出来ない
と言っても、廃棄工場のロック解除なんざ
普通の人間では到底無理な話だがな…」
奴らチャイナ人は日本を駆逐した
そして、量産計画によって領土を広げて統一化した
試験体は日本人だらけだった
アレスト
「そう
今では我らのガラパゴス諸島は落第者と言われているな
それでも来るか?」
ブラッド
「そこに野望があるのなら…
我が名はブラッド…
とある独り身で生存し続けた闇に生きる叢雲さ」
ブラッドとアレストは手を組む事にした
地球内部の反逆者として知られる事となる
その時何も知らなかった
ブラッドの真意すらも
カプセルが存在していた
水入りのカプセル
そこには人間の姿はない
ただ、脳が入っていた
「なんだこれは…」
「おい!近づくなよ?」
アレストが近づいていると
そこに念力攻撃が繰り出される
重むろに座標戻しによって後ろへと転送回避した
「近づいたら、血みどろ惨劇の二の舞だよ
この血の惨劇は脳みそから成り立っている
脳の特異点を介してサイコキネシスを会得しているからな」
アレスト
「って事は
失敗体がああなったのはこいつが要因でもあるのか
でも、じゃあ何故こいつは…このカプセルの中で?
まさかこの脳だけで操っているのか?
だから死者であった人間は電撃を操っていたのか?
全てはこいつが能力を操作していたっていうのか?」
電灯を向けられる
そこにいるのは仲間の隊員だ
隊員
「実験台と言われているだろう?
そして、何故今この時期に私が廃棄工場の無人島に来たのか理解出来たかな?」
隊員
「空中からビーム砲が発射される
衛星砲と言う奴だ
何、国からの命令だよこれは
そんで俺はここで成功体が来ないかどうかの算段
時間通りに来たな
ずらかるぞ」
アレストは無人島へと来た理由を告げた
失敗体の中での利用できるものは利用するべきだという事を
隊員
「あくまで同志を助けようっていうのか?
健気だねぇ だが悪くねぇ
だがな、手名付けられなきゃ意味はねぇよ
なんて言ったって
あの脳が操作しているのだからな」
実験体である脳へとアレストはその辺にあるメスを投げていた
鋭利な凶器であったそれは分子まで粉々になり塵となって落ちていた
隊員はお手上げ状態の仕草をしていた
隊員
「ほら、この通りだよ
そんな超能力殺戮者(サイコキネシステロリスト)をどう操ろうというのだ?
僕には理解力が未だに足りないよ…
どれだけの希望を無人島の廃棄工場に持ち出した所でな…」
それを聞いてあきれていた
アレスト
「やれやれだな…これだから凡人は…
古くを見て見ろよ
いつだって、間違った光景にメスを入れて歴史は紡がれてきたではないか
超能力殺戮者が望んでいる光景を披露してやろう
いや、超能力希望者(サイコキネシスレイシスト)とでも呼べばいいだろうかな」
アレストは脳型コンピュータを介して
脳へと直接語り掛ける
リンクし合った語り掛け
そして、脳みそは引力を使用して引き寄せる
引き寄せられたのは色々な部品だった
人は引き寄せられない
隊員
「どうなってやがるんだ?
引力を介しているなら
何故僕らは引き寄せられない?」
アレスト
「だからそれは散々見てきただろうよ隊員さんよ
量産計画の為に、チャイナは人権を持っていない
あの脳みそにはそれだけの保有情報が詰まっているんだよ」
保有情報で脳みそは分子結合していき
科学物質と機械物質から人間になる自分を作り出した
人間の姿を催しているものの、人間と同じ物質では無い
いわゆる超人だ
「喋れるかな?」
「喋れる…」
そして感謝する
アレストの脳型コンピュータが無ければロックは解除されなかった
アレスト
「ロック?」
復活体
「そう この脳みそが動けないのには
他人を介在しなければロック解除が出来ない
と言っても、廃棄工場のロック解除なんざ
普通の人間では到底無理な話だがな…」
奴らチャイナ人は日本を駆逐した
そして、量産計画によって領土を広げて統一化した
試験体は日本人だらけだった
アレスト
「そう
今では我らのガラパゴス諸島は落第者と言われているな
それでも来るか?」
ブラッド
「そこに野望があるのなら…
我が名はブラッド…
とある独り身で生存し続けた闇に生きる叢雲さ」
ブラッドとアレストは手を組む事にした
地球内部の反逆者として知られる事となる
その時何も知らなかった
ブラッドの真意すらも
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