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開闢編
1話 孤高の名も無き死神
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地球上でもっともすぐれた人種が
その地を支配する
それは今でも多感に行われ続けていた
島と島の境界線で
海の上では
戦闘機の残骸が漂っていた
そして運よく逃げ延びれたパイロットは
海の中で血を流して
海のマフィアである鮫に食われていた
しかしそんな事に誰も興味を示す事は無かった
生きるか死ぬかのサバイバルで
戦闘機1機だけ残っていた
「こいつが最後だな」
「この後、手当金で女でもナンパして飲み明かそうぜ」
「今回は日本の戦闘機撃ち落としたって事で2万ドルの手当てが出そう…だ」
日本の残党兵を全撃墜する事で多額の賞金が出る事になっていた
手厚い手当金だ
そして戦闘機1機に対して複数の戦闘機で撃ち落とす
タイミングよく回避されるも
「ラッキーパンチは二度目までってね!」
それは予想の範囲内のシナリオ
いくらでもパターンに対しては脳と適合した戦闘機からしてみれば
単純なシナリオだ
しかしそれも回避される
「三度目は仏は笑わないよ」
その後のシナリオでもう1弾構えているものの
それを角度で回避
「あんなオンボロの操縦桿しか回避方法の無い戦闘機で
俺達の攻撃を避けられたのか?」
「まぐれだろ ほら、次はホーミングミサイルでも撃てばいいだろ」
「おい待て あいつ何かやろうとしてやがるぞ」
単体戦闘機は
そのまま戦艦めがけてバルカンを撃った
数発程度だったが、見事に操縦部屋だけを狙い
戦艦の全てを停止させる
自分達と同じ戦闘機を持ち出したのかを疑問する
しかし製造番号も材質も情報もロジクトから判断しても
自分達よりも古い戦闘機としか考えられなかった
「戦闘機1機にやられたのか?」
「どうやら、ラッキーパンチでもなさそうだ」
「他の戦艦の戦闘機にも連絡しろ こいつは手強いからリンチ撃ちだとな」
リンチ撃ち
それは集団で囲って回避不可能な領域で撃つ事である
単体戦闘機は次の戦艦を狙おうとするが
集団に囲まれる
「俺達の仲間だったらお前最高の報酬貰えたろうに」
「日本なんか碌な報酬も出ないだろう?」
「何故戦っている?」
嘲りの疑問
しかしそのリンチ撃ちを
単体戦闘機は加速を止める事で降下させて操縦桿を握り
降下と回避運動で、難なくそのリンチ撃ちを回避する
「またか!」
「それに、俺達に攻撃しようとしない」
「確かに…攻撃した方が回避方法としては最善策な気がするが…」
そして単体戦闘機は
戦艦をまたもや同じように命令を出す場所だけを狙う
戦闘機の残骸にかぶさるように戦艦が跨いでいく
戦艦から出てきて上にいくように海の上を選ぶ
それは単体戦闘機が許さなかった
「おいマジか…」
「おいやめろ!」
「そうだ!俺達の手当金の身元いなくなるだろ!」
単体戦闘機は戦艦から出てきた人間を悉く打ち殺した
自分達がやっている事のオウム返し
一つ冷静を取り戻して落ち着かせる
「最初から戦艦狙い…」
「でもバルカンだけだぜ?」
「まだあれだけ戦艦があるってのに…殺るのかあいつは?」
戦艦がまだ数十隻
単体戦闘機のバルカンはそこまで無い
それでも最低限で遣り繰りすればギリギリ間に合う
「手当金もっと出るんだろうな…!」
「当たり前でしょ 戦艦既に2隻は撃ち落としているんだからな」
「それに戦艦以外で、俺達の味方いないからな」
「俺達の生命線って訳か」
単体戦闘機に対してリンチ撃ちをし続けるが
それも虚しく、ただ戦艦にだけバルカンを撃ち続けて
機能停止させていく単体戦闘機
「まさか…全ての戦艦を機能停止させるなんてな…」
「どんなパイロット性能してやがるんだ…」
「ちくしょう!やってられるか!」
「おいまて!はやまるな!」
単体戦闘機に痺れを切らして
敵の戦闘機が突っ込んでくるが
単体戦闘機は逃げない
「作戦開始だ 応答してくれ」
それは作戦の一つだったからだ
そこに海底の下から出陣する戦艦
「俺達は撃ち落とされる運命なんだな」
「はは そうだな」
「笑って死に際迎えようぜ」
笑いながら戦闘機たちは戦艦に集中砲火されて撃墜されていった
残りの単体戦闘機に向かっていった戦闘機も撃墜される事となる
単体戦闘機から顔を出す
後ろへ振り向いてロケットランチャーを繰り出した
「これにて駆逐完了
敵の残党はいない」
単体戦闘機に搭乗してそこを後にした
残党兵である戦艦内で艦長へ聞く
「何者なんです?彼は」
「いや…かの国からの使者だよ レイシストが現れやすいからね そのオウム返しなる制裁なのさ」
その地を支配する
それは今でも多感に行われ続けていた
島と島の境界線で
海の上では
戦闘機の残骸が漂っていた
そして運よく逃げ延びれたパイロットは
海の中で血を流して
海のマフィアである鮫に食われていた
しかしそんな事に誰も興味を示す事は無かった
生きるか死ぬかのサバイバルで
戦闘機1機だけ残っていた
「こいつが最後だな」
「この後、手当金で女でもナンパして飲み明かそうぜ」
「今回は日本の戦闘機撃ち落としたって事で2万ドルの手当てが出そう…だ」
日本の残党兵を全撃墜する事で多額の賞金が出る事になっていた
手厚い手当金だ
そして戦闘機1機に対して複数の戦闘機で撃ち落とす
タイミングよく回避されるも
「ラッキーパンチは二度目までってね!」
それは予想の範囲内のシナリオ
いくらでもパターンに対しては脳と適合した戦闘機からしてみれば
単純なシナリオだ
しかしそれも回避される
「三度目は仏は笑わないよ」
その後のシナリオでもう1弾構えているものの
それを角度で回避
「あんなオンボロの操縦桿しか回避方法の無い戦闘機で
俺達の攻撃を避けられたのか?」
「まぐれだろ ほら、次はホーミングミサイルでも撃てばいいだろ」
「おい待て あいつ何かやろうとしてやがるぞ」
単体戦闘機は
そのまま戦艦めがけてバルカンを撃った
数発程度だったが、見事に操縦部屋だけを狙い
戦艦の全てを停止させる
自分達と同じ戦闘機を持ち出したのかを疑問する
しかし製造番号も材質も情報もロジクトから判断しても
自分達よりも古い戦闘機としか考えられなかった
「戦闘機1機にやられたのか?」
「どうやら、ラッキーパンチでもなさそうだ」
「他の戦艦の戦闘機にも連絡しろ こいつは手強いからリンチ撃ちだとな」
リンチ撃ち
それは集団で囲って回避不可能な領域で撃つ事である
単体戦闘機は次の戦艦を狙おうとするが
集団に囲まれる
「俺達の仲間だったらお前最高の報酬貰えたろうに」
「日本なんか碌な報酬も出ないだろう?」
「何故戦っている?」
嘲りの疑問
しかしそのリンチ撃ちを
単体戦闘機は加速を止める事で降下させて操縦桿を握り
降下と回避運動で、難なくそのリンチ撃ちを回避する
「またか!」
「それに、俺達に攻撃しようとしない」
「確かに…攻撃した方が回避方法としては最善策な気がするが…」
そして単体戦闘機は
戦艦をまたもや同じように命令を出す場所だけを狙う
戦闘機の残骸にかぶさるように戦艦が跨いでいく
戦艦から出てきて上にいくように海の上を選ぶ
それは単体戦闘機が許さなかった
「おいマジか…」
「おいやめろ!」
「そうだ!俺達の手当金の身元いなくなるだろ!」
単体戦闘機は戦艦から出てきた人間を悉く打ち殺した
自分達がやっている事のオウム返し
一つ冷静を取り戻して落ち着かせる
「最初から戦艦狙い…」
「でもバルカンだけだぜ?」
「まだあれだけ戦艦があるってのに…殺るのかあいつは?」
戦艦がまだ数十隻
単体戦闘機のバルカンはそこまで無い
それでも最低限で遣り繰りすればギリギリ間に合う
「手当金もっと出るんだろうな…!」
「当たり前でしょ 戦艦既に2隻は撃ち落としているんだからな」
「それに戦艦以外で、俺達の味方いないからな」
「俺達の生命線って訳か」
単体戦闘機に対してリンチ撃ちをし続けるが
それも虚しく、ただ戦艦にだけバルカンを撃ち続けて
機能停止させていく単体戦闘機
「まさか…全ての戦艦を機能停止させるなんてな…」
「どんなパイロット性能してやがるんだ…」
「ちくしょう!やってられるか!」
「おいまて!はやまるな!」
単体戦闘機に痺れを切らして
敵の戦闘機が突っ込んでくるが
単体戦闘機は逃げない
「作戦開始だ 応答してくれ」
それは作戦の一つだったからだ
そこに海底の下から出陣する戦艦
「俺達は撃ち落とされる運命なんだな」
「はは そうだな」
「笑って死に際迎えようぜ」
笑いながら戦闘機たちは戦艦に集中砲火されて撃墜されていった
残りの単体戦闘機に向かっていった戦闘機も撃墜される事となる
単体戦闘機から顔を出す
後ろへ振り向いてロケットランチャーを繰り出した
「これにて駆逐完了
敵の残党はいない」
単体戦闘機に搭乗してそこを後にした
残党兵である戦艦内で艦長へ聞く
「何者なんです?彼は」
「いや…かの国からの使者だよ レイシストが現れやすいからね そのオウム返しなる制裁なのさ」
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