ナイトメアメイズ ~悪夢の迷宮~

クライン・トレイン

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機械天使編

13話 復讐という名の忘却

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ボウイ
「やっと見つけたぞ
ガウルの敵だ!」

ボウイはやっと見つけた
復讐するべき対象を

ガウルはボウイの幼馴染の女だった
しかしクレナイによって殺されたのだ




クレナイ
「私を殺しても彼女は戻ってこないよ」

クレナイは少年の剣と交える

ボウイ
「何年後か復讐を誓ったあの日から
俺はお前を求めた
そして今がその時だ」

ボウイは留めをさそうとする

クレナイ
「そうだな このくらいでいいだろう」

クレナイは自らの剣を投げてそのまま
ボウイの剣に身を委ねた

倒したという実感と共にボウイは喜んだ

ボウイ
「これで終わった!
やっと殺したぞガウル!
見てるかガウル!」

しかしそこにはガウルの姿はない
喜びの後の喜びはどこで片づければよいのだろう

ボウイはそのまま
クレナイの身体を切り刻んで喜びまくった




しかしボウイは剣を振りかざすのを止めた
そこにはクレナイの身体から二重の血が染まりあがっていたのを分かったからだ

ボウイ
「これは…ガウル…?ガウルなのか?」

ボウイはクレナイの身体の中にガウルがいる事を知った
ガウルは着狂みメイズで着ぐるみを来ていた

ガウル
「ボウイのせいじゃないよ…
私が盗賊だったクレナイに危機感を察知できなかったせいだから…」

盗賊だったクレナイからの見せしめの殺害に
ガウルは選ばれた
そしてそのまま有無を言わさず殺された

咄嗟に発動したガウルの気狂みメイズによって
ずっとクレナイの着ぐるみを来ていた




ガウル
「半分クレナイの精神
半分わたしの精神が混ざり合ってた

だから私はボウイに殺されることを望んでいた
だからずっと殺されるまでボウイを生かしていた

ごめんねボウイ
私のせいでボウイの人生を殺しちゃって
もう私は逝くね それじゃあバイバイ」

ボウイがガウルの意識がぶっ飛ぶ前に唇を交わした
そこにガウルの血の涙が

それはガウルの涙だったのか 血だったのか
その涙は唇を交わした後だったのか、前である罪を感じての涙だったのか
それは誰にも分からない




ボウイはひたすら泣いて
そして泣いた末にクレナイの身体を引き裂いた

ボウイ
「全てはこの日の為に
俺は復讐すると誓った

だから俺はこのメイズ道具と一体化させる為に
ずっと人を殺し続けてきた

殺して殺して
だから俺はようやくお前を殺したと言うのに…

それがガウルなんて、そんなのふざけるなよ!」





ひっそりと歩いてくる者が一人
しかしボウイは全く気にも留めない

ラウド
「そして少年は無数の憎しみを増して
あの女へ絶対復讐を心に誓った

一緒に旅をした事もあったのだろう
このクルと共にな」

ラウドはクルを所持していた
そのクルは真空メイズで読み解くと
ボウイと仲間でいたという




ラウド
「ボウイはその絶対復讐の為に
仲間と復讐の選択肢でいつも
復讐を取って、仲間を救わないルートを選んだのだ

しかし仲間はそれでも恨んでなどいないのだよ
しかしボウイはあれだ」

ボウイは身体を殺していた

ラウド
「復讐に囚われてしまったのだよ
時間の束縛 因果の束縛

その地の果てまで
その血の果てまで
辿り着くと、なんともし難いものだ」

ラウドはボウイにデジャヴを感じていた
それは自分と同じ境遇だからだ




ラウド
「ナイトメアメイズの先にお前が見つめたものは何なのだ?
ボウイ」

ボウイはやっとその声に気付いて振り向いた
振り向いたボウイは血返りした顔を笑顔で垂らしていた

ボウイ
「満面の笑みで復讐を遂げる事――」

怨念の塊となりイルとなる
その瞬間、ラウドはイルをそのまま真空メイズで一刀両断する

そしてイルとクルが上空へと天高く登っていき
そのまま成仏していく




ラウド
「上空で管理されている
機械祭殿によって、その魂は正しく浄化されていく」

だからこそシステムとして固定されていなければならない
上空世界と地上世界では訳が違うのだ
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