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零地点航路編
121話 地上世界の歴史 と 外部世界の行方
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『地球
人類は未来で技術的特異点によって宇宙へと旅立っていった
地球に残っているのは旧人類という認識
そして地球に興味を示しているものはいない
もっと言えば地球を天然記念物の銀河遺産として残したい
そうしたコレクターによって地球は守られていた』
エンドファイ
「これじゃ守られてたっていうより
管理だけどな」
ラウド
「このメイズってのは何なんだ?
操縦出来る力…何を操縦しているんだ」
エンドファイ
「昔、技術的特異点が発足する前に新人類となった地球人は言った
「進化し続けた技術は魔法と大差が無くなる」とね
その魔法のようなものだよ」
リファリス
「僕達だって二度飯くらいじゃ済ませねぇよ…
僕らは地球で生きていた そんな事実を暴かれれば
この地層で生き続けようって柄にはならねぇぞ
そうだね
だから僕らは天災メイズとして君臨しているんだよ」
ラウド
「なら…俺達で協力すれば済む話じゃねえかよ
要はさ、お前もあの上の世界に行ってみてぇんだろ?」
リファリス
「僕らだってそうしたいさ
けど、僕らの強さの上を言ってるんだよ
例えて言うなら
地球にいる人間はレベル上限が99としたら
この上の世界にいる人間はレベル上限が999みたいなものさ
到底かないっこない」
そして零地点航路についても言及した
『零地点航路は電脳空間の事
ナイトメアラビリンスの中心地点にセットする事で
その零地点航路に電脳空間に入る事が出来る
零地点航路は自動人形が存在していて
どれだけの力を持ってしても抜け出す事が出来ない
電脳メイズ生物であるエールが電脳空間に手を加える事で
零地点航路の進行ルートを変える事が出来た
普通では存在し得ない座標に自ら手を加えて電脳空間を加えることで
偽物のデータにより電脳空間の航路を構築が出来る
その構築されたデータルートに対して進み続ける
メイズ生物が存在しているのは、メイズ操縦の中心視点だからこそ
天災メイズ対策用のメイズ生物が読み込まれる
この電脳空間に入れる者は天災メイズ以外に無いからだ』
リファリス
「メイズ協会が天災メイズに至る為に研究していた協会で
その天災メイズは地上世界の管理を任された中間管理職
でも本当はそんな管理職は嫌だった
だけど、それに歯が立つ事は無かった
僕らの仲間は挑んでは消えて挑んでは消えて
そうして数少ない天災メイズだけになっていった
地上世界に目を芽吹かせた災害メイズ達には自然と嫉妬が込みあがっていた
本当は空の世界を見たかったはずなのにな」
ラウド
「王冠評価を有していたメイズ能力者はそれを知っているのか?
なら、王冠評価に聞いた方が早いだろ恐らくは
王冠評価メイズで情報を一括に受け取っているんだろ
だったらどんなメイズが宇宙へと旅立てるものになるか知っているはずだ」
クラシスト
「王冠評価メイズでは評価数によってそのメイズの良さが異なる
ラウドは評価数は4.3だ 災害メイズとしても力としても申し分ないメイズだからね
天災メイズの上にいるメイズは未知数
そもそもメイズは高度技術からの副産物
それ以上の武装を彼らは有している
メイズは彼らにとったら玩具だろうね
だから僕から言わせてもらったら「やめとけ」って思うよ
明治革命やらしていた時代とは力の軸が違いすぎる
それにあの頃と違って、生身の人間が対決してくるわけじゃない」
ラウドはそれがどういう事か分からなかったが
天災メイズ能力者達は話をした
運良く自動人形と対峙して逃げ帰ってきたエンドファイからすれば
それは完全な対策をされた完全自動道である
自動人形によって電子連想武装されたもので攻撃されていたらしい
エンドファイ
「そうして残るのはわずかな戦力
戦力すらも彼らは補給できる
自動人形がそもそも電子操縦メイズだろうからな
だから電子連想という能力で
電子から連想した武装を召喚出来る 補給数とかそういうチャチな出来栄えでは無い
あれは完成されたメイズ品なのだ
あれを奴らは作りたかったのだろう
さながら私達は失敗作なのだよ
ガラクタの山こそがこの地球なんだ」
ラウド
「俺達は…地球人類が最後に残した遺品なんだ…
地球から離れるのを拒んだ人類は
結局最後に技術的特異点で得られた技術を利用する形で息絶えていった
歴史が語り継がなかったのは…俺の…?なのか?」
王冠評価メイズがそれを肯定した
それは災害メイズによって歴史が屠られた事とも知った
ラウドはその時にまた夢我によって現実世界を災害を引き起こしていた
ラウド
「あの先は一体何なのか?
何があるのか?
それを俺は知りたい
それが多分、
今まで地球に生き残っていた人間達の恋焦がれた遺伝子から語り継がれた遺伝子上の歴史なのかもしれない」
クラシスト
「けど、あんたら死ぬよ?
自動人形がそこに存在している
そして電子連想武装された形で破壊されるだけ」
そこに電脳メイズ生物であるエールが
零地点航路から対話を介入していた
エール
「技術的特異点が発足されてから
人類は極度に完成品を望んだ
それまでが資本主義で
いわゆる失敗作と未完成の世界で生きていたからね
不満がある人々が不満を払拭させられるものは何か
それは完成品ただ一つの概念だった
だからそれからは副作用の無い「完璧な試作品」と完成品
これらの二つしか世界には誕生しなくなった」
エンドファイ
「だとしたら
私達が戦うのはそうした完成品の数々なのか
通りで誰もゲートを完全到達出来なかった訳だ」
エンドファイ
「まずこの自動人形をクリアする事は不可能だ
なら、私達は地上世界でやった事をすればいい だろう?」
ラウド
「エンドファイ…
そいつはどういう事だ?」
エンドファイ
「電脳の開拓を始めるぞ
メイズという技術を研究した似非技術の果てに挑む準備は出来たか?」
クラシストは零地点航路の上で待つ事にした
ラウド、エンドファイ、リファリスの3人が零地点航路へと挑む準備をしていた
電脳の開拓
それは侵攻する為の伏線
それには傀儡メイズのクレインドールも参加していた
傀儡化は結局零地点航路の一部でしか紡げなかった
天災メイズという強力な味方と共にラウドは
この地上世界の元凶である零地点航路を目指すのだった
人類は未来で技術的特異点によって宇宙へと旅立っていった
地球に残っているのは旧人類という認識
そして地球に興味を示しているものはいない
もっと言えば地球を天然記念物の銀河遺産として残したい
そうしたコレクターによって地球は守られていた』
エンドファイ
「これじゃ守られてたっていうより
管理だけどな」
ラウド
「このメイズってのは何なんだ?
操縦出来る力…何を操縦しているんだ」
エンドファイ
「昔、技術的特異点が発足する前に新人類となった地球人は言った
「進化し続けた技術は魔法と大差が無くなる」とね
その魔法のようなものだよ」
リファリス
「僕達だって二度飯くらいじゃ済ませねぇよ…
僕らは地球で生きていた そんな事実を暴かれれば
この地層で生き続けようって柄にはならねぇぞ
そうだね
だから僕らは天災メイズとして君臨しているんだよ」
ラウド
「なら…俺達で協力すれば済む話じゃねえかよ
要はさ、お前もあの上の世界に行ってみてぇんだろ?」
リファリス
「僕らだってそうしたいさ
けど、僕らの強さの上を言ってるんだよ
例えて言うなら
地球にいる人間はレベル上限が99としたら
この上の世界にいる人間はレベル上限が999みたいなものさ
到底かないっこない」
そして零地点航路についても言及した
『零地点航路は電脳空間の事
ナイトメアラビリンスの中心地点にセットする事で
その零地点航路に電脳空間に入る事が出来る
零地点航路は自動人形が存在していて
どれだけの力を持ってしても抜け出す事が出来ない
電脳メイズ生物であるエールが電脳空間に手を加える事で
零地点航路の進行ルートを変える事が出来た
普通では存在し得ない座標に自ら手を加えて電脳空間を加えることで
偽物のデータにより電脳空間の航路を構築が出来る
その構築されたデータルートに対して進み続ける
メイズ生物が存在しているのは、メイズ操縦の中心視点だからこそ
天災メイズ対策用のメイズ生物が読み込まれる
この電脳空間に入れる者は天災メイズ以外に無いからだ』
リファリス
「メイズ協会が天災メイズに至る為に研究していた協会で
その天災メイズは地上世界の管理を任された中間管理職
でも本当はそんな管理職は嫌だった
だけど、それに歯が立つ事は無かった
僕らの仲間は挑んでは消えて挑んでは消えて
そうして数少ない天災メイズだけになっていった
地上世界に目を芽吹かせた災害メイズ達には自然と嫉妬が込みあがっていた
本当は空の世界を見たかったはずなのにな」
ラウド
「王冠評価を有していたメイズ能力者はそれを知っているのか?
なら、王冠評価に聞いた方が早いだろ恐らくは
王冠評価メイズで情報を一括に受け取っているんだろ
だったらどんなメイズが宇宙へと旅立てるものになるか知っているはずだ」
クラシスト
「王冠評価メイズでは評価数によってそのメイズの良さが異なる
ラウドは評価数は4.3だ 災害メイズとしても力としても申し分ないメイズだからね
天災メイズの上にいるメイズは未知数
そもそもメイズは高度技術からの副産物
それ以上の武装を彼らは有している
メイズは彼らにとったら玩具だろうね
だから僕から言わせてもらったら「やめとけ」って思うよ
明治革命やらしていた時代とは力の軸が違いすぎる
それにあの頃と違って、生身の人間が対決してくるわけじゃない」
ラウドはそれがどういう事か分からなかったが
天災メイズ能力者達は話をした
運良く自動人形と対峙して逃げ帰ってきたエンドファイからすれば
それは完全な対策をされた完全自動道である
自動人形によって電子連想武装されたもので攻撃されていたらしい
エンドファイ
「そうして残るのはわずかな戦力
戦力すらも彼らは補給できる
自動人形がそもそも電子操縦メイズだろうからな
だから電子連想という能力で
電子から連想した武装を召喚出来る 補給数とかそういうチャチな出来栄えでは無い
あれは完成されたメイズ品なのだ
あれを奴らは作りたかったのだろう
さながら私達は失敗作なのだよ
ガラクタの山こそがこの地球なんだ」
ラウド
「俺達は…地球人類が最後に残した遺品なんだ…
地球から離れるのを拒んだ人類は
結局最後に技術的特異点で得られた技術を利用する形で息絶えていった
歴史が語り継がなかったのは…俺の…?なのか?」
王冠評価メイズがそれを肯定した
それは災害メイズによって歴史が屠られた事とも知った
ラウドはその時にまた夢我によって現実世界を災害を引き起こしていた
ラウド
「あの先は一体何なのか?
何があるのか?
それを俺は知りたい
それが多分、
今まで地球に生き残っていた人間達の恋焦がれた遺伝子から語り継がれた遺伝子上の歴史なのかもしれない」
クラシスト
「けど、あんたら死ぬよ?
自動人形がそこに存在している
そして電子連想武装された形で破壊されるだけ」
そこに電脳メイズ生物であるエールが
零地点航路から対話を介入していた
エール
「技術的特異点が発足されてから
人類は極度に完成品を望んだ
それまでが資本主義で
いわゆる失敗作と未完成の世界で生きていたからね
不満がある人々が不満を払拭させられるものは何か
それは完成品ただ一つの概念だった
だからそれからは副作用の無い「完璧な試作品」と完成品
これらの二つしか世界には誕生しなくなった」
エンドファイ
「だとしたら
私達が戦うのはそうした完成品の数々なのか
通りで誰もゲートを完全到達出来なかった訳だ」
エンドファイ
「まずこの自動人形をクリアする事は不可能だ
なら、私達は地上世界でやった事をすればいい だろう?」
ラウド
「エンドファイ…
そいつはどういう事だ?」
エンドファイ
「電脳の開拓を始めるぞ
メイズという技術を研究した似非技術の果てに挑む準備は出来たか?」
クラシストは零地点航路の上で待つ事にした
ラウド、エンドファイ、リファリスの3人が零地点航路へと挑む準備をしていた
電脳の開拓
それは侵攻する為の伏線
それには傀儡メイズのクレインドールも参加していた
傀儡化は結局零地点航路の一部でしか紡げなかった
天災メイズという強力な味方と共にラウドは
この地上世界の元凶である零地点航路を目指すのだった
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