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操撃部隊編

89話 変化するステータス認識

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ヒュメルマン
「早速で悪いが死んでくれや」


ラウドに射殺メイズ道具を銃撃
しかしラウドはその強さに疑問

ラウド
「何故お前のような無能力者をここに…?」


ラウドはヒュメルマンがステータスが低い事を察知していた
それをヒュメルマンは肯定していた

ヒュメルマン
「ま、何も考え無しじゃない
ちゃんと考えありありで今お前の前に立ってんだよ

これからが俺のショータイムの始まりだ」


ラウドは疎かだった
学園生徒はラウドを魔法メイズで攻撃していた
氷漬けにしていた






ラウド
(何故だ…
何故俺を氷漬けに)


ラウドは振り向く事も声を出す事も出来ない
しかしそこに学園生徒はパニックしていた
どうやら一人だけがその行動をしていたようだ

ヒュメルマン
「イレギュラーなように感じているのだろうが…
こいつは俺と仮初の契約をしたからな」


契約メイズ
それがヒュメルマンの能力だった
無能力者と思ったのはステータスの低さだった
基本的に能力者ならばどんどん経験値を増やしてレベルが上がりステータスが上がるはずだが
ヒュメルマンの場合はステータスが低かったので無能力者と勘違いしていた

ラウド
(何か特別な条件があるのだな…)


氷漬けされている中考えてる事を見越して話していく

ヒュメルマン
「仮初の契約は仮状態だ
だからレンタル条件期間がある

だからレンタル終了で自我を取り戻す
当然記憶は取り除かれているから何も覚えていない
だが…それでもマギノテック学園の生徒がパニックするにはもってこいだったなぁ」


氷漬けのラウドにそう話す





ラウド
(こいつ…俺が氷漬けになっているから
今から惨殺の演説をしようっていうのか?)


学園生徒は争い始めていた
誰かが魔法メイズを使って他生徒を攻撃していた

ラウドはそれも仮契約のものだと分かった
その証拠に学園生徒が魔法メイズで死んでいく前に
記憶の欠如を訴えていたからだ

しかし沸点が上がっていた学園生徒たちは聞く気も無かった

ヒュメルマン
「判断力がお前に比べて低いな
なぁ…お前こっちの味方になれよ

けどお前は氷が解かれたら直ぐに俺を殺してきちまいそうだ
だったら俺は思う存分学園生徒が殺し合う様を見物させてもらうぜ」


笑いながらそう言った
その腐り具合をラウドは心で怒っていた

ヒュメルマン
「そして最後にだが…お前は一つ誤解をしているぜ…?
ハイルド討伐に選ばれた学園生徒は俺が引き合わせたんだよ

本質の契約を添えてな」


本質の契約ではレンタル期間条件が無い
上限設定の無い状態だ





ヒュメルマン
「けど俺は…その分ステータスが低下しちまうからよぉ…
だから俺は最初に魔法メイズでお前を凍らせたかったって訳だ

俺が氷漬けにしたのも
最初からお前を懲らしめる為だ」


本質の契約によって
ラウドは魔法学園生徒に魔法メイズ道具を使用される
火の魔法によって氷は消滅した

ヒュメルマン
「よっしゃああああ!
これでラウド討伐成功!
俺の勝ち――」

ラウド
「俺の勝ちだな」


ラウドは真空加速斬りをして
ヒュメルマンの首を跳ねていた

ステータス低下したそれは安易に首を跳ねのけられる程脆かった




ラウド
「その一瞬の命の駆け引きでお前は負けたのだよ」


何故負けたか…?
ヒュメルマンは分からなかった

ラウド
「能力に依存し過ぎだ
お前の敗因は…力不足の要因を見ていない
俺は…お前が判断していた材料よりも強くなっているんだ

それに…魔法メイズ道具で焼き殺すのがそもそも間違いだったな
昇華されていくまで時間がかかる
その一瞬がどれだけ真空メイズにとって強みになるか分かって無かっただろ…?」


そして学園生徒は意識を取り戻していた
ラウドはヒュメルマンの契約にかかっていた事実を離した

謝罪されたがラウドは一向に構わなかった
自分の失態を他人に押し付けるのは違うと思ったからだ

ラウド
「次の部隊員を倒しにいくぞ」

ラウドのその一言で一気に士気が上がっていった
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