104 / 152
操撃部隊編
88話 生命力の銃弾
しおりを挟む
ラウド
「これは…酷いな
死体の群れだよ」
死体の群れが転がっていた
それは天罰メイズのエンドファイで焼却された者を
一人一人持ち運んできたというのが分かる
ラウド
「何故このような事をしたのだ?」
クイックロー
「それは僕の武器にするからだよ
僕はイルの怨念から生まれた生物
寄せ集めのメイズ生物」
生物と言われているが人間の形をしている
そして尻尾が生えている
ラウド
「半妖のようなものか…
して何故ハイルドに加担しているのだ?
イルの怨念で出来上がっているのなら他に発散するべき場所があるのでは?」
クイックロー
「散々復讐していったよ
イルの怨念で出来ているから
それらを成仏させる気持ちで操撃部隊に志願したのだが…
殺していく内に成仏させるのが無駄な事が分かった」
怨念を身に纏って
それを一つの銃弾にしていき銃弾としてセットする
射殺メイズ道具が改良されたようになり
そこから銃撃する
マギノテック学園の生徒はそれによって撃たれていく
ラウド
「頭を貫かれたな
大丈夫なのか…?
何故生きている…?」
銃弾を撃たれた生徒は生きていた
しかし頭を貫かれた状態で穴も開いていた
しかし生きていた ただ死んだような目をしていた
そして一心不乱に人間の動きではない動作でぐらぐら動いてから死滅した
クイックロー
「怨念の塊である銃弾だからね
その銃弾に撃たれた場合「物理ダメージ+精神ダメージ」を与えられることになる
よって、撃たれた奴は上級者でない限りは間違いなく死滅するだろうね」
寄せ集めメイズで集めたそれは
何よりの力と成していた
ラウド
「しかし俺には通用しないからな
次は俺が受け止めてやる」
クイックロー
「いや…やめておいた方がいいよ
つっても…仲間を庇うなら受け止めてしまうが…」
ラウドは魔法生徒を庇って銃弾を受けていた
一発の銃弾でラウドに怨念の魂が乗り移り出すが
ラウドは最初からネガティブサイドを持ち合わせていたので大丈夫だった
クイックロー
「それでも多段ヒットされれば終わるんだよね」
だから射殺メイズ道具を別のものにした
マシンガン式で撃たれたそれはラウドの心を蝕むものであった
ラウドは気が狂うように暴れ出す
クイックロー
「ほらな…だから言わんこっちゃない
僕は生物として生誕出来た という奇跡を得られた
だから死にたくないのが本音なんだ」
成仏していく内に
自身の生命力が消えかかっているのが分かって以来
生と死についてクイックローは考えていた
数多の小説や書籍を戦争の歴史を見ていく内に
人間の革すらも被らずに生活していたクイックローでも分かった
クイックロー
「どれだけ死というのが残酷なもので
どれだけ生きる事の素晴らしさがあるかって分かったんだ…」
ラウド
「なら…どうしてだ…
どうして加担し続ける…?」
ラウドは苦悩をもがき苦しみながらも
その銃弾で与えられたダメージを受け止めている
記憶の中を精神ダメージが蓄積されていく
それ以上に、ラウドはそれまでの精神的ショックと相殺されていて
深手を負う攻撃が即死を免れていた
クイックロー
「生きたいからだよ…!
だから生きるには常に戦いの勝者で居続けなければならない
僕は…普通の人間ではない
生物としのて生命力を阻害されてしまうのは心外なんだよ」
だからラウドに
もう一度銃撃を食らわせていた
しかしラウドは真空放出爆風によって全ての銃弾を跳ねのけていた
マシンガンを繰り出された瞬間ラウドは真空肉体内臓と共に真空放出爆風による軌道の修正を行っていた
上手く神経伝達物質に齟齬が発生しないように進行速度・角度を変えていたのだ
ラウド
「俺も…命の尊さを学んだ
近しい人間が打ち破られた時やっと学んだ
だから俺はハイルドを打ち勝つためにお前を成仏させるんだ」
クイックローは
一つだけ願いも残ってあった
それは自分以上の強い意志が存在している事だ
この世は綺麗に出来上がっていた
汚く綺麗に出来上がっていた
だから彼は一つ強さを求めていた
クイックロー
「強い意志である君に打たれるなら
僕も成仏出来るよ
生にもがいて生き続けろよラウド」
クイックローはそうして消滅成仏していった
「これは…酷いな
死体の群れだよ」
死体の群れが転がっていた
それは天罰メイズのエンドファイで焼却された者を
一人一人持ち運んできたというのが分かる
ラウド
「何故このような事をしたのだ?」
クイックロー
「それは僕の武器にするからだよ
僕はイルの怨念から生まれた生物
寄せ集めのメイズ生物」
生物と言われているが人間の形をしている
そして尻尾が生えている
ラウド
「半妖のようなものか…
して何故ハイルドに加担しているのだ?
イルの怨念で出来上がっているのなら他に発散するべき場所があるのでは?」
クイックロー
「散々復讐していったよ
イルの怨念で出来ているから
それらを成仏させる気持ちで操撃部隊に志願したのだが…
殺していく内に成仏させるのが無駄な事が分かった」
怨念を身に纏って
それを一つの銃弾にしていき銃弾としてセットする
射殺メイズ道具が改良されたようになり
そこから銃撃する
マギノテック学園の生徒はそれによって撃たれていく
ラウド
「頭を貫かれたな
大丈夫なのか…?
何故生きている…?」
銃弾を撃たれた生徒は生きていた
しかし頭を貫かれた状態で穴も開いていた
しかし生きていた ただ死んだような目をしていた
そして一心不乱に人間の動きではない動作でぐらぐら動いてから死滅した
クイックロー
「怨念の塊である銃弾だからね
その銃弾に撃たれた場合「物理ダメージ+精神ダメージ」を与えられることになる
よって、撃たれた奴は上級者でない限りは間違いなく死滅するだろうね」
寄せ集めメイズで集めたそれは
何よりの力と成していた
ラウド
「しかし俺には通用しないからな
次は俺が受け止めてやる」
クイックロー
「いや…やめておいた方がいいよ
つっても…仲間を庇うなら受け止めてしまうが…」
ラウドは魔法生徒を庇って銃弾を受けていた
一発の銃弾でラウドに怨念の魂が乗り移り出すが
ラウドは最初からネガティブサイドを持ち合わせていたので大丈夫だった
クイックロー
「それでも多段ヒットされれば終わるんだよね」
だから射殺メイズ道具を別のものにした
マシンガン式で撃たれたそれはラウドの心を蝕むものであった
ラウドは気が狂うように暴れ出す
クイックロー
「ほらな…だから言わんこっちゃない
僕は生物として生誕出来た という奇跡を得られた
だから死にたくないのが本音なんだ」
成仏していく内に
自身の生命力が消えかかっているのが分かって以来
生と死についてクイックローは考えていた
数多の小説や書籍を戦争の歴史を見ていく内に
人間の革すらも被らずに生活していたクイックローでも分かった
クイックロー
「どれだけ死というのが残酷なもので
どれだけ生きる事の素晴らしさがあるかって分かったんだ…」
ラウド
「なら…どうしてだ…
どうして加担し続ける…?」
ラウドは苦悩をもがき苦しみながらも
その銃弾で与えられたダメージを受け止めている
記憶の中を精神ダメージが蓄積されていく
それ以上に、ラウドはそれまでの精神的ショックと相殺されていて
深手を負う攻撃が即死を免れていた
クイックロー
「生きたいからだよ…!
だから生きるには常に戦いの勝者で居続けなければならない
僕は…普通の人間ではない
生物としのて生命力を阻害されてしまうのは心外なんだよ」
だからラウドに
もう一度銃撃を食らわせていた
しかしラウドは真空放出爆風によって全ての銃弾を跳ねのけていた
マシンガンを繰り出された瞬間ラウドは真空肉体内臓と共に真空放出爆風による軌道の修正を行っていた
上手く神経伝達物質に齟齬が発生しないように進行速度・角度を変えていたのだ
ラウド
「俺も…命の尊さを学んだ
近しい人間が打ち破られた時やっと学んだ
だから俺はハイルドを打ち勝つためにお前を成仏させるんだ」
クイックローは
一つだけ願いも残ってあった
それは自分以上の強い意志が存在している事だ
この世は綺麗に出来上がっていた
汚く綺麗に出来上がっていた
だから彼は一つ強さを求めていた
クイックロー
「強い意志である君に打たれるなら
僕も成仏出来るよ
生にもがいて生き続けろよラウド」
クイックローはそうして消滅成仏していった
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
奪われたものは、もう返さなくていいです
gacchi
恋愛
幼い頃、母親が公爵の後妻となったことで公爵令嬢となったクラリス。正式な養女とはいえ、先妻の娘である義姉のジュディットとは立場が違うことは理解していた。そのため、言われるがままにジュディットのわがままを叶えていたが、学園に入学するようになって本当にこれが正しいのか悩み始めていた。そして、その頃、双子である第一王子アレクシスと第二王子ラファエルの妃選びが始まる。どちらが王太子になるかは、その妃次第と言われていたが……
裏切られた令嬢と裏切った令息の、その後の人生
柚木ゆず
ファンタジー
子爵令嬢アンジェリーヌの幼馴染であり婚約者である、子爵令息ジェラルド。彼はある日大怪我を負って昏睡状態となってしまい、そんなジェラルドを救うためアンジェリーヌは神に祈りを捧げ始めました。
その結果アンジェリーヌの声が届き願いが叶うのですが、その代償として彼女は醜悪な姿になってしまいます。
自らを犠牲にしてまでジェラルドを助けたアンジェリーヌでしたが、その後彼女を待っていたのは婚約解消。ジェラルドは変わり果てたアンジェリーヌを気持ち悪いと感じ、自分勝手に縁を切ってしまったのでした。
そんなジェラルドは、無事に縁を切れて喜んでいましたが――
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
異世界転生? いいえ、チートスキルだけ貰ってVRMMOをやります!
リュース
ファンタジー
主人公の青年、藤堂飛鳥(とうどう・あすか)。
彼は、新発売のVRMMOを購入して帰る途中、事故に合ってしまう。
だがそれは神様のミスで、本来アスカは事故に遭うはずでは無かった。
神様は謝罪に、チートスキルを持っての異世界転生を進めて来たのだが・・・。
アスカはそんなことお構いなしに、VRMMO!
これは、神様に貰ったチートスキルを活用して、VRMMO世界を楽しむ物語。
異世界云々が出てくるのは、殆ど最初だけです。
そちらがお望みの方には、満足していただけないかもしれません。
新しい道を歩み始めた貴方へ
mahiro
BL
今から14年前、関係を秘密にしていた恋人が俺の存在を忘れた。
そのことにショックを受けたが、彼の家族や友人たちが集まりかけている中で、いつまでもその場に居座り続けるわけにはいかず去ることにした。
その後、恋人は訳あってその地を離れることとなり、俺のことを忘れたまま去って行った。
あれから恋人とは一度も会っておらず、月日が経っていた。
あるとき、いつものように仕事場に向かっているといきなり真上に明るい光が降ってきて……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる