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墓場編
64話 メイズ協会の闇
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~メイズ協会~
ラウド
「こんな墓場に何故メイズ協会が…?」
ラウドが墓場に纏うイルの怨念が共鳴し合っているのを無効化した状態で歩いていると
そこにラウドの足を止める光景があった
メイズ協会と同じ建物だ
しかしそれはメイズ協会と違って1階建ての詰所のようなものだ
ラウド
「それでもメイズ協会のマークがついている
誰かいるのだろうか…墓守が」
メイズ協会の詰所から
その墓守となる人物が出て来ていた
それはラウドが知っているであろう身近の人物だった
トルギス
「墓守はね
墓場を守るのが全てのメイズ生物だよ」
身近な人物 エンド村でも商人として来ていたトルギスだった
トルギスは墓守をしていた
しかしそのトルギスの近くにいるのは異様な光景だった
ラウド
「墓場を守っているのか…?
その様子では守っているようには見えないぞ」
トルギスの近くでは死体が転がっていた
それを操るように動かしているように見える
何も言わないトルギスに対して
ラウドは更に尋ねる
ラウド
「墓場にいる死体がどうなってもいいのが墓守か?」
そしてトルギスはその場で笑った
死体を操ったその人物は笑った
「笑ってしまった」と言った方が正しいほどに
トルギス
「違うよそれは
その死体を何故墓守が操れたのか感じれた事があるか?」
ラウドの近くを死体が寄ってきては驚かす
攻撃をする訳にはいかない
回避しながらも死体は攻撃を終えてトルギスの方へと寄っていく
言う事を聞いたというより、主人のようだ
トルギス
「墓場の死体は、メイズ反応適応剤によって新しく生まれ変わった死体型生物だよ
単なる防腐剤では無い メイズ反応適応剤なんだ」
そうして死体は生物へと形を変えて
今でも生きている
その生き方をラウドは否定していた 確信を持っていた言葉があった
ラウド
「それはつまり…人間では無く死体メイズ生物という事だろう?
悪魔めが」
ラウドは怒りながらも
死体型生物が攻撃する前に
真空円化によって死体生物の動きを封じていた
これで次に攻撃される事は無い
それをトルギスは射殺メイズ道具で殺していた
真空円化をすり抜けて死体生物を射殺していた
トルギス
「メイズ干渉から乖離した改造射殺メイズ道具なんだけどね
死んだ後はまた生き返ってくれる これがメイズ協会の闇の一つだ」
トルギス
「それがメイズ協会のやっている事だよ
メイズ協会は正義も悪も持っていないって事は君も知っているはずだ
ここまで来たのだからね」
ここまで来た
それはラウドが一応の経験値を得て来た事を示していた
全てはこの瞬間の時の為
そう感じたラウドは唇を噛みしめていた
震える拳には一体何が詰まっているのだろうか
ラウド
「お前らは…ローズの回想で見た事がある
ガンズが使っていた怨念メイズの棺桶にいたであろう死体メイズ生物
怨念メイズは、怨念が強い力を操作するメイズ
だから死体メイズ生物はここで作られて利用されているのか」
死体生物となった者達の再利用
それが怨念メイズの元となった力
つまりガンズはメイズ能力を持たない者を意味している
トルギス
「怨念メイズ…というよりは
怨念メイズ道具だね
ガンズはメイズ協会員で無能力者だったからね
何の力も無かったから当時作られていたダークな力を利用していたのさ
ローズは愛していたけど
その情報は知らなかった
ガンズはそれこそそんな闇なる情報は墓場まで持っていく寸法だった訳だけどね!」
力を持たない者はメイズ協会の闇を知る前に機械繊維によって傀儡化されてしまう
それから外れた者はマギノテック学園へと入学していた
力を求めた事で闇に生きる事になったガンズ
それは必ずしも正義には成り得ない事を意味している
ロースの知らないその真実
それがラウドの心を何より痛めていた
ラウド
「こんな墓場に何故メイズ協会が…?」
ラウドが墓場に纏うイルの怨念が共鳴し合っているのを無効化した状態で歩いていると
そこにラウドの足を止める光景があった
メイズ協会と同じ建物だ
しかしそれはメイズ協会と違って1階建ての詰所のようなものだ
ラウド
「それでもメイズ協会のマークがついている
誰かいるのだろうか…墓守が」
メイズ協会の詰所から
その墓守となる人物が出て来ていた
それはラウドが知っているであろう身近の人物だった
トルギス
「墓守はね
墓場を守るのが全てのメイズ生物だよ」
身近な人物 エンド村でも商人として来ていたトルギスだった
トルギスは墓守をしていた
しかしそのトルギスの近くにいるのは異様な光景だった
ラウド
「墓場を守っているのか…?
その様子では守っているようには見えないぞ」
トルギスの近くでは死体が転がっていた
それを操るように動かしているように見える
何も言わないトルギスに対して
ラウドは更に尋ねる
ラウド
「墓場にいる死体がどうなってもいいのが墓守か?」
そしてトルギスはその場で笑った
死体を操ったその人物は笑った
「笑ってしまった」と言った方が正しいほどに
トルギス
「違うよそれは
その死体を何故墓守が操れたのか感じれた事があるか?」
ラウドの近くを死体が寄ってきては驚かす
攻撃をする訳にはいかない
回避しながらも死体は攻撃を終えてトルギスの方へと寄っていく
言う事を聞いたというより、主人のようだ
トルギス
「墓場の死体は、メイズ反応適応剤によって新しく生まれ変わった死体型生物だよ
単なる防腐剤では無い メイズ反応適応剤なんだ」
そうして死体は生物へと形を変えて
今でも生きている
その生き方をラウドは否定していた 確信を持っていた言葉があった
ラウド
「それはつまり…人間では無く死体メイズ生物という事だろう?
悪魔めが」
ラウドは怒りながらも
死体型生物が攻撃する前に
真空円化によって死体生物の動きを封じていた
これで次に攻撃される事は無い
それをトルギスは射殺メイズ道具で殺していた
真空円化をすり抜けて死体生物を射殺していた
トルギス
「メイズ干渉から乖離した改造射殺メイズ道具なんだけどね
死んだ後はまた生き返ってくれる これがメイズ協会の闇の一つだ」
トルギス
「それがメイズ協会のやっている事だよ
メイズ協会は正義も悪も持っていないって事は君も知っているはずだ
ここまで来たのだからね」
ここまで来た
それはラウドが一応の経験値を得て来た事を示していた
全てはこの瞬間の時の為
そう感じたラウドは唇を噛みしめていた
震える拳には一体何が詰まっているのだろうか
ラウド
「お前らは…ローズの回想で見た事がある
ガンズが使っていた怨念メイズの棺桶にいたであろう死体メイズ生物
怨念メイズは、怨念が強い力を操作するメイズ
だから死体メイズ生物はここで作られて利用されているのか」
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それが怨念メイズの元となった力
つまりガンズはメイズ能力を持たない者を意味している
トルギス
「怨念メイズ…というよりは
怨念メイズ道具だね
ガンズはメイズ協会員で無能力者だったからね
何の力も無かったから当時作られていたダークな力を利用していたのさ
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その情報は知らなかった
ガンズはそれこそそんな闇なる情報は墓場まで持っていく寸法だった訳だけどね!」
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