ユメセカイ

クライン・トレイン

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ツンデレ妹とリアルセカイ

22話 極楽生活

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粋な計らいで
議長によって、親の墓を建てた
残っていた遺灰を親の墓に埋めたのだった

ラブゼリカ
「アニキさ、俺の事どう思ってんだ?」

マナブ
「どうって…何がだよ」

ラブゼリカ
「ほら、俺雑だからさ、アニキうざがってねぇかって思ってんじゃん 言わせんなアホ!」

マナブ
「まあ妹だからな 可愛いもんだよ
だってお前のそれツンデレだし」

ラブゼリカ
「な!?」

ラブゼリカは図星を言われて赤くなる

ラブゼリカ
「調子乗んなクソアニキおら!」

ラブゼリカはマナブを殴る蹴る

マナブ
「やめろ!やっぱ修正だわ ダメだわお前」

そんな行動を繰り返して疲れる二人

ラブゼリカ
「俺もさ、養子だったんだぜ
後からアニキ来たじゃん?優しくしようって思ったんだけどさ
ごめんな」

真正面を見ないで風を見ながら髪を靡かせるラブゼリカ

マナブ
「そんなの何度も話してれば分かるよ
そういう性格ってのも、だからその優しくしようっての知ってたし気にしてねぇよ妹」

二人は笑い合う
風が靡きながら

議長
「いいもんですな」

議長はそれを後ろから見ていたのだった




~議長の間~

議長
「はい これが通帳と証明書ですな
無くしてはいけませんですな」

ラブゼリカ
「オッケー!あんがとなクソジジイ!」

妹が雑に片手で持っていく

マナブ
「はは、こんな妹ですけど感謝してますよ」

議長
「えぇ、えぇ分かっていますともですな」

墓であんな風にされたらね と議長


トントン!
ドアにノックが

ドンドン!
次第にドアのノック音がデカくなる
そしてドアが壊される

MC女
「議長!養子を受け入れたってほんとですか!?
しかも100億の資産を譲渡したと聞いたのですが!?」

懐かしのMC女が来ていた
テレビ番組の突撃だった

議長
「許可取っていないですな」

議長が言うには許可取ってなかったらここに入れない
入口で返される

議長
「何で入れたんですかな」

マナブ
「妹よ どう思う?」

ラブゼリカ
「うーん 入れた理由は能力?この女が?」

マナブ
「この女は昔見てたMC女だから それは無いぞ」

ラブゼリカ
「じゃあ別の能力者がいるって事だろうよ」

マナブ
「リアルセカイにまた異世界人かよ どんだけ筒抜けだよ」

ヨキナは夢力が少なかったから異世界を開けれなかった
だが、マナブが統括者になってから異世界人だったので
夢力の余力を持っていれば開けられる

ラブゼリカ
「リアルセカイで生きてただけなんじゃねーの
そんで、ユメセカイから来ている俺らを珍しがってる」

マナブ
「そんな感じかね」

ラブゼリカ
「まあ、俺の時みたいに飛ばされたって所もあり得るし」

考えても仕方ないかと思いその話を終える




~ホテル~

養子となり100億の資産を保有したマナブと妹
ラブゼリカはホテルではしゃぐ

貸し切りでプールや露天風呂やカラオケがあった

~プール~

ラブゼリカ
「アニキお前もこいよ
ははははーーー!」

妹はプールで全力で泳ぎまくる



~露天風呂~

ラブゼリカ
「なにこの泡おもしれー!
アニキもこいよ!」

ぶくぶく泡が出る場所で大喜びのラブゼリカ



~カラオケ~

ラブゼリカはカラオケでアニソンをひたすら熱唱した

マナブ
「いやぁ もう疲れたわ…」

マナブはラブゼリカに
「日頃の感謝だおら!」と言われて付き添っていたのだが

マナブ
「俺付き添われてるよねこれ」

兄には苦痛だった

マナブ
(果てしなく強引だ…)

ラブゼリカ
「おら!アニキも早く歌えよほら
アニキの番だろうがおらあくしろよ」

マナブ
「マイク顔に押し付けすぎだ妹」

ラブゼリカ
「うっせ!あく歌えっつうの」



~ホテル ベッド~

マナブは強引な妹の相手をする
そしてベッドで寝る 疲れた

ラブゼリカ
「アニキ!一緒に寝ようぜ!」

マナブ
「ぶへぇっ!!!」

ラブゼリカは兄のベッドへそのままダイブした
身体に全体重がかかる ついでに急所にも当たってしまう

ラブゼリカ
「おいどうしたんだよアニキ!大丈夫か!?」

妹は極度に心配する

マナブ
「ぜ、全部てめぇのせいだろう…がよ…」

ラブゼリカ
「あっはは、なんだ元気じゃんアニキ
心配して損したわー」

マナブ
(だ、駄目だこの妹…全然治ってねぇわ)

リアルセカイでの妹は毎度こんな調子だった
ユメセカイで改心したのかと思いきや全くそんな事はなく

マナブ
(ま、まあ元気なのはいい事か…)

マナブも諦め気味だった

ラブゼリカ
「ほらほら早くこっちこっち!」

妹は枕をポンポン叩く

マナブ
「一緒に寝るってまずくない?」

ラブゼリカ
「何言ってんだ
一緒に寝てるじゃねえか毎日」

マナブ
「その発言は取り消そうよ
妹の前にお前は女の子だろ と」

ラブゼリカ
「アニキ…俺を女だと認めてくれたのか」

マナブ
(何突然言ってんのこの妹)

妹は赤くなり兄に近づく
そして

ラブゼリカ
「嬉しいぜアニキ!」

マナブ
「ぼふぇっ!」
(またかよこいつ…)

マナブは妹の嬉しさというパンチを精いっぱい受け止める

マナブ
「ひでぇなほんと お前言葉で表せよ 行動じゃなくてさ」

ラブゼリカ
「え?でもなんかに乗ってたけど
こういう時って行動で表した方が好感度あるって言ってたぞ」

マナブ
「お前のそれはちげぇんだよなぁ」

マナブは呻きながら患者のように枕へと落ちる
よしよしと撫でる妹

マナブ
「強引すぎるよ…」

ラブゼリカ
「いいからとっとと寝ようぜアニキ」
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