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ID世界編
7話 虚栄心はやがて心となり力となる
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~ID世界 娯楽室~
ID世界ではID人が遊んでいた
IDアイテムを駆使しては世界を動かしていた
ID人
「全ては我々の娯楽だ」
「それにしてもST世界での出来事が気になるな あれはいったいなんだったのだ」
ID住人が危惧したのは量子盤の反応
その反応を調査するIDアイテムで調べる事にした
ID人
「反応したST世界の地域はどこだ?」
「ここらしい」
そこは魔術研究所だ
そしてその光は大きさを増した
ID人
「反応が消えたぞ」
「何かやばそうだな」
一人のID人が消えた
そのほかのID人は娯楽として遊びすぎて危機感が回避には至らなかった
そのボード上から伸びるように物質がID人を襲う
ゲノム
「長らくお待たせしたな
ID世界から眺めていた気分はどうだ?
ブリキの兵隊が動き出したぞ(笑)」
笑いながらゲノムは襲い掛かる
しかしIDアイテムによって、物質を粉末に変えられた
ID人
「確かに私達は少し気を緩めすぎたな…」
「でも俺らID技術に正通しているからな」
「ID技術を持っていない人間なんて物質を素粒子に変換するだけで消滅さ」
笑いながらID住人は
ST世界を見た そしてST世界をもう一度再構築するか検討していた
ID人
「どうする?」
「だがな せっかくこれまで争いの歴史という楽しい世界があったのに次はどうするんだ?」
「次は神話の世界をST世界にイメージ化させてそれを穿つ奴の物語なんてどうだ?」
運命手帳というIDアイテムを使って
物語をボード上で展開するアイテムを使う事を議論する
そんな議論をしている所でID人が一人血を流していた
しかしID人には神経痛が存在していなかった
そしてID人は娯楽に正通する程危機感は薄れていて、その証拠に神経意識すら無くしている体にコアを入れていた
だからこそ出血多量になり倒れるまで分からなかったのだ
ID人
「血を大量に噴き出しているぞ」
「ID世界にまだ存在しているのか」
「量子盤を使用していたのなら私達も気を付けないといけないかもしれないな」
IDアイテムで身体構造を変えた
これにより血で死ぬ身体では無くなった
ID人
「私達の身体の構造を変えた事で
さぁて、正体を見破らせてもらおう」
IDアイテムスコープで
ID人以外を素粒子の存在でも物質化するアイテムで見破る
そこには暗殺家が存在
どこからともなく声が聞こえる
ゲノム
「危機感を持っていただけたようで何よりだ
しかしそれは同時に私が恐怖人物だと理解出来るのだ
今までID世界に侵入してきた人間がいなかったとお見受けする
暗殺家で無数の針で血を流させて殺したのだが
血では無い身体か しかしな、天秤は覆せる」
暗殺家が襲い掛かって来るが
ID人は何も動じない
暗殺家の攻撃は物質でない身体を通り抜ける
未物質化された身体となっていた
ID人
「いくら暗殺家が出来ようとも」
「物質で無ければどうしようもあるまいて」
行方を見せないゲノムは笑った
ゲノム
「そうだな
しかし私はST人
ID世界へ逆過干渉を行える」
量子盤に手を入れた人物だからだ
しかしID人に叶う訳が無いと感じる
炎魔法や氷魔法を繰り出すが
ID人は笑っている 物質を持っていないのでいくら攻撃されても背景が壊れるだけだ
ゲノム
「やはりID人も人だな
娯楽だと感じて笑っていた者と娯楽だと感じながらも共感性恐怖を感じていたものもいたらしいな」
ID人の一人が恐怖を植え付けられていた
それはST世界を見ていた時にうすうす思っていた
ID人
「何故だ?」
「そうだ お前は楽しんでいたじゃないか」
「それは…私は波長を合わせて楽しんでいたからだ」
ゲノム
「人は共感性を保ちながら
交流を深め合う
まさかこんな古来なる風習が役に立つとはな」
その恐怖の植え付けによって
魔法を対象へと逆過干渉出来るようになった
そこで神経感覚の再現を施した
ゲノム
「それでは魔法の威力を味わうがいい!」
ID人は神経感覚の再現を施されたその身体で
体温を感じていた
物質でなくても、その温度は感じていた
ゲノム
「音による恐怖
温度による威圧
物質でなくても、神経感覚の再現が出来れば安心だな
これで俺の勝ちは見えてきたぞ」
笑いながらしゃべる
他のID人はそれでもめげない
ID人
「何が勝ったと言えるのだ」
「そうだ 俺達が負けるとは言えねぇよ 関係無いじゃないか」
ゲノム
「確かに関係無いよな
ただ、それはあまりにも危機感の無い反応だ」
神経感覚の再現によって恐怖を植え付けられたID人は早く抜け出したいと感じる
そしてゲノムはそれをシンパシーとして感じて語る
ゲノム
「それではコアIDを言え
そうすればあんたは助けてやるさ」
ID人
「ま…まて!」
「やめろ…俺らがなんとか――」
その恐怖はあまりにもあまりにも感じた事のないものだった
ID人はその言葉に瞬時に反応していた
ゲノム
「なぁ、ID人よ
アクシデントは付き物だぜ?(笑)」
逆過干渉に成功 未物質を解除
そして魔法によって氷漬けと炎魔法によって粉々になる
ゲノム
「お、コアが出てきたな
逃げようとしても無駄だ」
コアだけとなってコアは逃避行を行うとするが
暗殺家の研ぎ澄まされた反応に叶わなかった
ゲノム
「ST世界を甘く見過ぎた
ST人でもIDの力を有すれば、頭一つでクリア出来るのだ
ID人は人権が厳守されているな
ST世界の味方をすればST堕ち
まるで地球人類の中国政府みたいな考えだ」
ST世界以外のボードを閲覧しながら
そのボードで繰り広げられてた歴史を見ながら言った
ゲノム
「だったら功労者にはID人権が適切についてる
そのコアを人質にすれば…人権厳守のこのID世界は攻略可能だ」
ID世界ではID人が遊んでいた
IDアイテムを駆使しては世界を動かしていた
ID人
「全ては我々の娯楽だ」
「それにしてもST世界での出来事が気になるな あれはいったいなんだったのだ」
ID住人が危惧したのは量子盤の反応
その反応を調査するIDアイテムで調べる事にした
ID人
「反応したST世界の地域はどこだ?」
「ここらしい」
そこは魔術研究所だ
そしてその光は大きさを増した
ID人
「反応が消えたぞ」
「何かやばそうだな」
一人のID人が消えた
そのほかのID人は娯楽として遊びすぎて危機感が回避には至らなかった
そのボード上から伸びるように物質がID人を襲う
ゲノム
「長らくお待たせしたな
ID世界から眺めていた気分はどうだ?
ブリキの兵隊が動き出したぞ(笑)」
笑いながらゲノムは襲い掛かる
しかしIDアイテムによって、物質を粉末に変えられた
ID人
「確かに私達は少し気を緩めすぎたな…」
「でも俺らID技術に正通しているからな」
「ID技術を持っていない人間なんて物質を素粒子に変換するだけで消滅さ」
笑いながらID住人は
ST世界を見た そしてST世界をもう一度再構築するか検討していた
ID人
「どうする?」
「だがな せっかくこれまで争いの歴史という楽しい世界があったのに次はどうするんだ?」
「次は神話の世界をST世界にイメージ化させてそれを穿つ奴の物語なんてどうだ?」
運命手帳というIDアイテムを使って
物語をボード上で展開するアイテムを使う事を議論する
そんな議論をしている所でID人が一人血を流していた
しかしID人には神経痛が存在していなかった
そしてID人は娯楽に正通する程危機感は薄れていて、その証拠に神経意識すら無くしている体にコアを入れていた
だからこそ出血多量になり倒れるまで分からなかったのだ
ID人
「血を大量に噴き出しているぞ」
「ID世界にまだ存在しているのか」
「量子盤を使用していたのなら私達も気を付けないといけないかもしれないな」
IDアイテムで身体構造を変えた
これにより血で死ぬ身体では無くなった
ID人
「私達の身体の構造を変えた事で
さぁて、正体を見破らせてもらおう」
IDアイテムスコープで
ID人以外を素粒子の存在でも物質化するアイテムで見破る
そこには暗殺家が存在
どこからともなく声が聞こえる
ゲノム
「危機感を持っていただけたようで何よりだ
しかしそれは同時に私が恐怖人物だと理解出来るのだ
今までID世界に侵入してきた人間がいなかったとお見受けする
暗殺家で無数の針で血を流させて殺したのだが
血では無い身体か しかしな、天秤は覆せる」
暗殺家が襲い掛かって来るが
ID人は何も動じない
暗殺家の攻撃は物質でない身体を通り抜ける
未物質化された身体となっていた
ID人
「いくら暗殺家が出来ようとも」
「物質で無ければどうしようもあるまいて」
行方を見せないゲノムは笑った
ゲノム
「そうだな
しかし私はST人
ID世界へ逆過干渉を行える」
量子盤に手を入れた人物だからだ
しかしID人に叶う訳が無いと感じる
炎魔法や氷魔法を繰り出すが
ID人は笑っている 物質を持っていないのでいくら攻撃されても背景が壊れるだけだ
ゲノム
「やはりID人も人だな
娯楽だと感じて笑っていた者と娯楽だと感じながらも共感性恐怖を感じていたものもいたらしいな」
ID人の一人が恐怖を植え付けられていた
それはST世界を見ていた時にうすうす思っていた
ID人
「何故だ?」
「そうだ お前は楽しんでいたじゃないか」
「それは…私は波長を合わせて楽しんでいたからだ」
ゲノム
「人は共感性を保ちながら
交流を深め合う
まさかこんな古来なる風習が役に立つとはな」
その恐怖の植え付けによって
魔法を対象へと逆過干渉出来るようになった
そこで神経感覚の再現を施した
ゲノム
「それでは魔法の威力を味わうがいい!」
ID人は神経感覚の再現を施されたその身体で
体温を感じていた
物質でなくても、その温度は感じていた
ゲノム
「音による恐怖
温度による威圧
物質でなくても、神経感覚の再現が出来れば安心だな
これで俺の勝ちは見えてきたぞ」
笑いながらしゃべる
他のID人はそれでもめげない
ID人
「何が勝ったと言えるのだ」
「そうだ 俺達が負けるとは言えねぇよ 関係無いじゃないか」
ゲノム
「確かに関係無いよな
ただ、それはあまりにも危機感の無い反応だ」
神経感覚の再現によって恐怖を植え付けられたID人は早く抜け出したいと感じる
そしてゲノムはそれをシンパシーとして感じて語る
ゲノム
「それではコアIDを言え
そうすればあんたは助けてやるさ」
ID人
「ま…まて!」
「やめろ…俺らがなんとか――」
その恐怖はあまりにもあまりにも感じた事のないものだった
ID人はその言葉に瞬時に反応していた
ゲノム
「なぁ、ID人よ
アクシデントは付き物だぜ?(笑)」
逆過干渉に成功 未物質を解除
そして魔法によって氷漬けと炎魔法によって粉々になる
ゲノム
「お、コアが出てきたな
逃げようとしても無駄だ」
コアだけとなってコアは逃避行を行うとするが
暗殺家の研ぎ澄まされた反応に叶わなかった
ゲノム
「ST世界を甘く見過ぎた
ST人でもIDの力を有すれば、頭一つでクリア出来るのだ
ID人は人権が厳守されているな
ST世界の味方をすればST堕ち
まるで地球人類の中国政府みたいな考えだ」
ST世界以外のボードを閲覧しながら
そのボードで繰り広げられてた歴史を見ながら言った
ゲノム
「だったら功労者にはID人権が適切についてる
そのコアを人質にすれば…人権厳守のこのID世界は攻略可能だ」
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