ブリキの兵隊達 ~ID人とST人~

クライン・トレイン

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ST世界編

3話 ボード盤の揺らぎ

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~ID側~

ID人
「ん?何だこれは?」
「どうしたのだ?」
「こいつらを見てみろ こいつらから量子盤のエネルギーが備わっている」
「特にこいつだ」


ID人が指示したのはボード上に存在している3人組だ
アリスト、マイ、イリカルの3人組

そこから量子盤というIDアイテムのエネルギーが放出している

ID人
「量子盤に触れたとは…それはID人が干渉しているという事だが…」
「そんなやわな真似はしないよな」
「だって私達はST人は玩具にしか思ってないもの」
「それにST堕ちするだけでしかないからな」




IDアイテムはあくまで兵隊達のソルジャートイを戯れる為に用いるアイテムだ
運命を弄ぶのがID人のやる行い 娯楽だ

ID人
「我々は娯楽と感じている」
「人間であった時代には、他に娯楽があったものの」
「超越技術まで陥った私達が娯楽と呼べるのは」
「理想世界の構築 と 娯楽上の世界の神視点干渉 といった所だよな」

【量子盤】
≪ID世界からST世界へ干渉する力
授ける力・与える力
ID世界の技術も歴史にも干渉出来る
IDチートアイテムの一つ≫




マリス
「量子版からの干渉…一体誰が…?」

ミゼル
「案外ID世界の住人にはマリスのようなST人に干渉心を芽生えた人間がいるのかもな」

しかしそれは一体どこから
マリスには疑問が尽きない
しかしミゼルはそっと指し示す

ミゼル
「このボード上から見える形式だけでは無い
ST世界に何かが潜んでいるのだろうな…」
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