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惑星編

16話 海底都市の守り人

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レーラ
「ライナーが守り人なの?」

ライナー
「そして惑星の世界の事が知りたければ
この飾られた惑星に手を触れてみればあなたの真実も分かるでしょう」

海底都市には惑星が模型として飾られていた
レーラは恐る恐る手で触れる

レーラ
「頭が…痛い」

頭が痛くなる
それは自分の頭痛では無い事を感知した
それは自分の脈を触られてるような感覚だった

ライナー
「天候を画面で見てみましょう」

画面で映し出された惑星の天候は崩壊していた

レーラ
「どうしてだ?画面を巻き戻してみよう」

画面を巻き戻してみると手が出現していた事が分かる
それはレーラの手だった

レーラ
「これは私の手じゃないか
殺戮接触によって惑星が半壊した事じゃないか…」

ライナー
「本当にそれだけの真実?」

天候の殺戮
惑星タワーの崩壊
これによって天候は荒れ狂う事になった



ライナー
「最初から天候は過酷だった
この惑星は人の住める場所では無かったのよ
それを惑星タワーによって天候を構築していた

しかし守り人が崩壊した事で惑星タワーが崩落した」

レーラ
「何てことを…!」

ライナー
「レーラにはその権利があるという事よ」

ライナー
「海で生きられないのと同じ
海は血脈 細胞の海 この惑星こそが生命であり細胞
海はその細胞のナノ細菌だらけ

だから殺戮接触と空気適応で無い限りは不可能
何故二人がこれたのか

それは二人が海の搭乗者だから」



ライナー
「空気適応によって惑星の空気に触れていたから
自然とその空気に適応していた

知ってはならない惑星の真実にね

原書ではこう記されていた
惑星知るもの、即ち崩壊を招くと」

ライナーが最後に口にした

ライナー
「レーラ
あなたが惑星の守り人なのよ

そして惑星があなたの心臓部分
あなたは誓約武装者

惑星の守り人
惑星の心臓部分が惑星自身であり、自分自身なの」
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