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7話 顕在する悪意

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田舎にあるホテルに泊まる事にした
ホテルでベッドに腰掛ける

「殺人罪か」

ニュース番組を付けた
すると殺人ニュースがやっていた

「俺に顔似てるな」

酷似していたのだが、そこで電話が鳴った

「おー、お前?」

これは幼女風俗店の店主か
ホテルも支配してるんだな やべぇわこいつ

「お前さ、このままだとバラすぞ」
「は?」

「だからバラすっつってんの
だから早く金持って来いよ」

店主は軽々しく言っていた
そうか、ジジババが頭おかしいのもこいつがいるからなのだろうな

「俺は縛られてるのか」
「そうだね お前、帰れねぇからな
あいつら同様」

「上等だ死ねや」
「あ?やっぱお前ばらすわ」

そして電話が切れた

「ばらすってのは 殺人罪じゃなくて
殺す方のばらすだろ?(笑)」

笑いながら俺は思った
そのままホテルの部屋から走って逃げる

ベッドの下に殺気を感じたからだ



「この田舎は狂ってるな!」
「お客様!会計は!」
「うるせぇ受け取れ!!」

会計に右ストレートをカウンターしてやった
女だったのは申し訳なかった

女の顔面を右ストレート一発やってしまって
女が鼻血出したらしい
そしたら、いきなりオーナー男が鉄砲撃ってきやがった

「おい 何でもありかよ!」

無法地帯の中でもこの田舎は無法地帯すぎるだろ
そしてまた、隠れ蓑として最初に幼女に隠れさせてもらった所に入った

するとそこにはエリスがいた




「待ってたようにいたな」
「電話聞いてたからね あんたどうすんのさ」

「どうもこうもねぇよ ミストを助けたい」
「助けたい…か」

ノルマについて話す

「幼女風俗店のノルマは嘘 ミストが客を取るのに常套手段さ
ミストと私はいつも手を組んでるの

私でOKなら私の取り分
ミストが良いならミストの取り分ってね」

でも俺はどうでもよかった

「それでもミストは檻にいるんだろ
あんたらもさ」

影に潜んでいたのはジジババ
ジジババは刀を持ち歩いていた

「あんたらは、幼女の支配領域にいる」
「お痛は拷問だからな」

ジジイがその拷問の後を魅せる
背中にミストと同じような跡が残っていた

「なるほどなぁ あの店主なんとかしなきゃならねぇとな」
「私はパスだからね 私はもう通帳通り貯まったから、日本から出ていくのさ」

エリスはそのまま田舎から真夜中で抜け出す事にしていた

「田舎のジジババ二人を仲間にして逃げさせてもらう
あんた、結構好きだから これは選別」

エリスにそのままキスをされた
しかもディープなキスだ

「ベロの転がし方うめぇなお前」
「まあ、商売で何度もやってるから」

エリスはジジババと一緒に田舎から出て行ってしまった
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