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食べたい2人の火曜日。
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いつかの火曜日。
ゆん君のバイトが夕方まで。
俺の仕事は少し長引いた。
それでも恋人同士だ。
一緒にご飯を食べたいと思うのは、自然の摂理なはず。
そんな週の進み始め、2人で何を食べようか?
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
【火曜日の宅配ピザ、サラダと手作りドレッシングを添えて】
「っっっあ゛ーーーー!!!やだっ!!もうやっっ!!つかれた!!!ぼくつかれた!!!」
普段、「ぼく」なんて言わない俺が叫ぶ。
ゆん君はそんな俺の様子を珍しそうに、愛おしそうに、見詰めている。
若干視線がおかしい。
「こう……駄々っ子なタットさんも新鮮です。お疲れだと口調も幼くなるんですね」
キラキラな表情で見られると、ちょっと恥じらいが生まれる。
「きょう、ぼく悪い子になるんで!!極悪人になるんで!!!」
恥じらいどこ行った?けど止まらない。
それくらい、今日の仕事に嫌気が差した。
久々にあっちこっちからの指示があっちこっちと矛盾があって、何が正しいのか奔走すれば、どっちも間違ってたとか、それを俺ともう1人の同僚と一緒に振り回されていたので、仕事の終わりもいつもより遅かった。
やること多くて残業するのは構わない。でも、人災(だと俺は思ったね!)で仕事が押して残業は解せない。
そんな精神的な疲労がドッと出てしまったのだ。
そこまで俺だってコミュニケーションに長けてるわけではないので、対人から来るメンタル的な疲労はなおさらだ。
よって、外食する気にもなれないし、作る気力もない。
かと言って、ゆん君に帰ってもらうのはもっと嫌だ。
帰られると俺の癒しが無くなり疲労が倍増する。
「よしっ!こんな時は宅配ピザだ」
「ピザ!!!好きです!!!炭酸ジュース欲しいですっ」
ゆん君も食いついてくれた。
しかも、なかなかの悪い提案。
こういう時は、躊躇せず悪い方向に突き進むのも選択肢の一つだ。
俺はスマホで宅配ピザのサイトを開いた。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
「30分くらいだって」
宅配までの時間が表示される。
「じゃ、それまでにサラダ作りますね」
そう言ってゆん君は台所に向かった。
確かにサラダ類は一切頼まなかったけど……
「え?いいよ、ゆん君。今日はとことん体に悪いことしようよ!」
「はい、身体に悪いこともしますが、俺が野菜食べたいんです。で、ついでにタットさんも食べましょう」
「あ、でもドレッシング切らしてる」
「作るので大丈夫です。タットさんはそっちでのんびりしてて下さい。俺がやりたくてやってるんですから」
そう言って、ゆん君は台所で手際良く野菜を切り始めた。
そんなに時間もかけずにスタンダードなサラダが出来上がる。いや、これだって俺が作ろうとすれば、かなり時間はかかるのに、ゆん君は涼しい顔してものの10分程度で仕上げた。
小さな鉢には濃い茶色い液体。
「中華風です。味見してください。酸味強すぎませんか?」
ティースプーンに少しだけ掬われ、俺の口元に運ばれる。
ゆん君が作るものに絶対的信頼を寄せてる俺は、戸惑うことなくスプーンを舐めた。
「んっ!中華ドレッシング!美味しいね。俺好みの味」
「なら良かったです。ピザが来るまで冷やしておきますね」
そう言って、ゆん君はサラダとドレッシングを冷蔵庫の中に一旦しまった。
その様子を見て、改めてゆん君の家庭力に感心した。
「ゆん君凄いね、こんな簡単にサラダもドレッシングも作っちゃうんだから。ゆん君だって大学とバイトで疲れてるでしょ?なのに任せっぱなしで俺カッコ悪い」
仕事の疲れもあって、自分の不甲斐なさを愚痴ってしまう。
すると、ゆん君は俺の隣に座り寄りかかってきた。
「タットさん、お仕事おつかれさまです。俺はまだ学生なので、社会人の大変さを知りません。でも、目の前で……その……こ……恋人……が、疲れていたら何かしたいなって思うのは学生も社会人も関係ないと思うんです」
俺の事を恋人って言うのを恥ずかしがるゆん君が可愛い。まだ照れがあるんだね。
無言でゆん君の頭を撫でると、気持ち良さそうに擦り付けてきた。こう言うスキンシップは真っ直ぐなんだよなぁ。
「ジャンクな食事にサラダなんて付け焼き刃かも知れませんけど……」
「そんな事ないよ。俺もサラダ好きだし。箸休めにもなるし。しかもゆん君の手作りドレッシングでしょ?こんなに体にも心にも嬉しいメニューは他にないよ」
素直に気持ちを伝えて唇にキスを落とす。
甘い雰囲気に纏われて、少しだけと下心でゆん君のシャツをまくって肌に触れようとした所で、家のチャイムが鳴った。
「「………」」
2人で顔を見合わせて苦笑いする。
このタイミングでピザが届いた。
「俺が受け取りますね」
ゆん君がササっとシャツの乱れを整えて玄関に向かう。
「……チッ」
行儀悪いのは承知で舌打ちをした。
いや、もともとは食事前だと言うのに俺が触ったのが悪いんだけどね。
けどピザ屋さんも少しは空気読んで欲しい。
なんて理不尽な八つ当たりでしかない悪態を吐く。
「タットさん、タットさん!ホカホカ!いい匂い!!」
居間に戻ってきたゆん君は、とてもご機嫌だった。
待ちきれないとばかりにテーブルに置けば、さっさと箱を開ける。
「お皿とサラダ持ってきます!」
早く食べたいと全身で訴えてるゆん君は、俺が立つタイミングも無く、良く動いてくれる。
居間に戻ってきたゆん君の手には、お皿とフォーク、サラダ……脇の下にビール??
器用に全てを持ってきてる。
「タットさん、ビール飲みましょ。俺も付き合います」
「え?でも、ゆん君ビールは苦手でしょ?」
ビールは苦いからと言って、お酒は甘めのカクテルやワインを飲みがちなゆん君に無理はさせたくない。
それでもゆん君は一緒に飲みたいのだと主張してきた。
「それにこれ、ありますし」
俺に見せてきたのはピザのセットで頼んだ飲み物だ。
「ジンジャーエール……あっ、そうか」
俺が、ゆん君の意図に気付くと、ゆん君は良い笑顔を見せてくれた。
「「シャンディガフ」」
なるほどね。
ビールは苦手でも、シャンディガフならゆん君も好きだもんね。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
サラダにドレッシングをかけて、各々ピザを自分の皿にうつす。
俺は行儀悪くビールは缶のまま。
ゆん君は真剣な表情でコップにビールを注ぎ、そこに潜らすようにジンジャーエールを流し込んでいる。
相変わらずジンジャーエール多めだ。
準備が整うと乾杯をして食事時間の始まり。
ジャンクな宅配ピザなんて、腹に貯まればどれも一緒なんて思ってた時もあったけど、今は全然違う。2人で選ぶところから既に楽しくて美味しい。
届いて二人並んで食べればどんなご馳走にだって引けを取らない。
「うーん、コレが期間限定なんて勿体ないですよねぇ」
「グランドメニューにして欲しい……オールシーズン食べたい……」
「せめて、今シーズンあと1回は一緒に食べましょう」
「いいね、頼もう頼もう」
遠くない先の約束をする。
こんな会話も随分と慣れたものだ。
ゆん君の口の周りにはピザソースがべっとり付いている。
俺は思わず笑ってしまって、自分の指でゆん君の唇のソースを拭って、そのまま舐めとった。
ゆん君は最初、ポカンとした表情をしていたけど、俺が何をしたのか分かったみたいで可愛らしく「へへっ」と笑っていた。
「タットさんだって付いてますからね」
ゆん君の指で口を拭われる。
逆パターンだ。
付き合う前もこんな事されてビックリしたけど、今じゃ俺もゆん君も自然な仕草だ。
悪戯心に、拭った指を舐め取られる前に俺がゆん君の手を取って指を舐めとる。少しばかり性的な意味も込めてねっとり舐めれば、ゆん君の顔は赤く染まる。
「………そう言うのは、ご飯の後です」
チュポと音を立てて指が口から外された。
「期待していいの?」
なんて聞けば、無言で頷くゆん君。
可愛いな。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
「はい、タットさん」
食事も終わって食休みをしていると、ゆん君が俺に向かって両手を広げてきた。
吸い寄せられるように腕の中に入り込む。
「……一緒に……お風呂入りませんか?」
とても魅力的なお誘いだった。
「一緒に入ってくれるの?」
もちろん、入るだけでは済まない雰囲気を出す。
ゆん君は顔を赤らめながらも真っ直ぐ俺の事を見てくれている。
「ん……明日も大学とバイトがあるので。その……、最後までは、あの……ですが……少しくらいなら、、」
「うん、うん……嬉しいよ」
抱き込まれている状態から、ゆん君を抱き締め直す。そのまま、少しだけ舌を絡ませるキスを仕掛ければ、ゆん君も積極的に応えてくれた。
1週間も始まったばかり。
そんな日に限って仕事がままならなかったりもするけど、恋人がこんなにも一生懸命癒してくれるなら、たまにだったら仕事に追われてもいいかな?なんて思ってしまった。
ゆん君のバイトが夕方まで。
俺の仕事は少し長引いた。
それでも恋人同士だ。
一緒にご飯を食べたいと思うのは、自然の摂理なはず。
そんな週の進み始め、2人で何を食べようか?
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
【火曜日の宅配ピザ、サラダと手作りドレッシングを添えて】
「っっっあ゛ーーーー!!!やだっ!!もうやっっ!!つかれた!!!ぼくつかれた!!!」
普段、「ぼく」なんて言わない俺が叫ぶ。
ゆん君はそんな俺の様子を珍しそうに、愛おしそうに、見詰めている。
若干視線がおかしい。
「こう……駄々っ子なタットさんも新鮮です。お疲れだと口調も幼くなるんですね」
キラキラな表情で見られると、ちょっと恥じらいが生まれる。
「きょう、ぼく悪い子になるんで!!極悪人になるんで!!!」
恥じらいどこ行った?けど止まらない。
それくらい、今日の仕事に嫌気が差した。
久々にあっちこっちからの指示があっちこっちと矛盾があって、何が正しいのか奔走すれば、どっちも間違ってたとか、それを俺ともう1人の同僚と一緒に振り回されていたので、仕事の終わりもいつもより遅かった。
やること多くて残業するのは構わない。でも、人災(だと俺は思ったね!)で仕事が押して残業は解せない。
そんな精神的な疲労がドッと出てしまったのだ。
そこまで俺だってコミュニケーションに長けてるわけではないので、対人から来るメンタル的な疲労はなおさらだ。
よって、外食する気にもなれないし、作る気力もない。
かと言って、ゆん君に帰ってもらうのはもっと嫌だ。
帰られると俺の癒しが無くなり疲労が倍増する。
「よしっ!こんな時は宅配ピザだ」
「ピザ!!!好きです!!!炭酸ジュース欲しいですっ」
ゆん君も食いついてくれた。
しかも、なかなかの悪い提案。
こういう時は、躊躇せず悪い方向に突き進むのも選択肢の一つだ。
俺はスマホで宅配ピザのサイトを開いた。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
「30分くらいだって」
宅配までの時間が表示される。
「じゃ、それまでにサラダ作りますね」
そう言ってゆん君は台所に向かった。
確かにサラダ類は一切頼まなかったけど……
「え?いいよ、ゆん君。今日はとことん体に悪いことしようよ!」
「はい、身体に悪いこともしますが、俺が野菜食べたいんです。で、ついでにタットさんも食べましょう」
「あ、でもドレッシング切らしてる」
「作るので大丈夫です。タットさんはそっちでのんびりしてて下さい。俺がやりたくてやってるんですから」
そう言って、ゆん君は台所で手際良く野菜を切り始めた。
そんなに時間もかけずにスタンダードなサラダが出来上がる。いや、これだって俺が作ろうとすれば、かなり時間はかかるのに、ゆん君は涼しい顔してものの10分程度で仕上げた。
小さな鉢には濃い茶色い液体。
「中華風です。味見してください。酸味強すぎませんか?」
ティースプーンに少しだけ掬われ、俺の口元に運ばれる。
ゆん君が作るものに絶対的信頼を寄せてる俺は、戸惑うことなくスプーンを舐めた。
「んっ!中華ドレッシング!美味しいね。俺好みの味」
「なら良かったです。ピザが来るまで冷やしておきますね」
そう言って、ゆん君はサラダとドレッシングを冷蔵庫の中に一旦しまった。
その様子を見て、改めてゆん君の家庭力に感心した。
「ゆん君凄いね、こんな簡単にサラダもドレッシングも作っちゃうんだから。ゆん君だって大学とバイトで疲れてるでしょ?なのに任せっぱなしで俺カッコ悪い」
仕事の疲れもあって、自分の不甲斐なさを愚痴ってしまう。
すると、ゆん君は俺の隣に座り寄りかかってきた。
「タットさん、お仕事おつかれさまです。俺はまだ学生なので、社会人の大変さを知りません。でも、目の前で……その……こ……恋人……が、疲れていたら何かしたいなって思うのは学生も社会人も関係ないと思うんです」
俺の事を恋人って言うのを恥ずかしがるゆん君が可愛い。まだ照れがあるんだね。
無言でゆん君の頭を撫でると、気持ち良さそうに擦り付けてきた。こう言うスキンシップは真っ直ぐなんだよなぁ。
「ジャンクな食事にサラダなんて付け焼き刃かも知れませんけど……」
「そんな事ないよ。俺もサラダ好きだし。箸休めにもなるし。しかもゆん君の手作りドレッシングでしょ?こんなに体にも心にも嬉しいメニューは他にないよ」
素直に気持ちを伝えて唇にキスを落とす。
甘い雰囲気に纏われて、少しだけと下心でゆん君のシャツをまくって肌に触れようとした所で、家のチャイムが鳴った。
「「………」」
2人で顔を見合わせて苦笑いする。
このタイミングでピザが届いた。
「俺が受け取りますね」
ゆん君がササっとシャツの乱れを整えて玄関に向かう。
「……チッ」
行儀悪いのは承知で舌打ちをした。
いや、もともとは食事前だと言うのに俺が触ったのが悪いんだけどね。
けどピザ屋さんも少しは空気読んで欲しい。
なんて理不尽な八つ当たりでしかない悪態を吐く。
「タットさん、タットさん!ホカホカ!いい匂い!!」
居間に戻ってきたゆん君は、とてもご機嫌だった。
待ちきれないとばかりにテーブルに置けば、さっさと箱を開ける。
「お皿とサラダ持ってきます!」
早く食べたいと全身で訴えてるゆん君は、俺が立つタイミングも無く、良く動いてくれる。
居間に戻ってきたゆん君の手には、お皿とフォーク、サラダ……脇の下にビール??
器用に全てを持ってきてる。
「タットさん、ビール飲みましょ。俺も付き合います」
「え?でも、ゆん君ビールは苦手でしょ?」
ビールは苦いからと言って、お酒は甘めのカクテルやワインを飲みがちなゆん君に無理はさせたくない。
それでもゆん君は一緒に飲みたいのだと主張してきた。
「それにこれ、ありますし」
俺に見せてきたのはピザのセットで頼んだ飲み物だ。
「ジンジャーエール……あっ、そうか」
俺が、ゆん君の意図に気付くと、ゆん君は良い笑顔を見せてくれた。
「「シャンディガフ」」
なるほどね。
ビールは苦手でも、シャンディガフならゆん君も好きだもんね。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
サラダにドレッシングをかけて、各々ピザを自分の皿にうつす。
俺は行儀悪くビールは缶のまま。
ゆん君は真剣な表情でコップにビールを注ぎ、そこに潜らすようにジンジャーエールを流し込んでいる。
相変わらずジンジャーエール多めだ。
準備が整うと乾杯をして食事時間の始まり。
ジャンクな宅配ピザなんて、腹に貯まればどれも一緒なんて思ってた時もあったけど、今は全然違う。2人で選ぶところから既に楽しくて美味しい。
届いて二人並んで食べればどんなご馳走にだって引けを取らない。
「うーん、コレが期間限定なんて勿体ないですよねぇ」
「グランドメニューにして欲しい……オールシーズン食べたい……」
「せめて、今シーズンあと1回は一緒に食べましょう」
「いいね、頼もう頼もう」
遠くない先の約束をする。
こんな会話も随分と慣れたものだ。
ゆん君の口の周りにはピザソースがべっとり付いている。
俺は思わず笑ってしまって、自分の指でゆん君の唇のソースを拭って、そのまま舐めとった。
ゆん君は最初、ポカンとした表情をしていたけど、俺が何をしたのか分かったみたいで可愛らしく「へへっ」と笑っていた。
「タットさんだって付いてますからね」
ゆん君の指で口を拭われる。
逆パターンだ。
付き合う前もこんな事されてビックリしたけど、今じゃ俺もゆん君も自然な仕草だ。
悪戯心に、拭った指を舐め取られる前に俺がゆん君の手を取って指を舐めとる。少しばかり性的な意味も込めてねっとり舐めれば、ゆん君の顔は赤く染まる。
「………そう言うのは、ご飯の後です」
チュポと音を立てて指が口から外された。
「期待していいの?」
なんて聞けば、無言で頷くゆん君。
可愛いな。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
「はい、タットさん」
食事も終わって食休みをしていると、ゆん君が俺に向かって両手を広げてきた。
吸い寄せられるように腕の中に入り込む。
「……一緒に……お風呂入りませんか?」
とても魅力的なお誘いだった。
「一緒に入ってくれるの?」
もちろん、入るだけでは済まない雰囲気を出す。
ゆん君は顔を赤らめながらも真っ直ぐ俺の事を見てくれている。
「ん……明日も大学とバイトがあるので。その……、最後までは、あの……ですが……少しくらいなら、、」
「うん、うん……嬉しいよ」
抱き込まれている状態から、ゆん君を抱き締め直す。そのまま、少しだけ舌を絡ませるキスを仕掛ければ、ゆん君も積極的に応えてくれた。
1週間も始まったばかり。
そんな日に限って仕事がままならなかったりもするけど、恋人がこんなにも一生懸命癒してくれるなら、たまにだったら仕事に追われてもいいかな?なんて思ってしまった。
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