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季節もすっかり冬めいた12月。
俺の寝室が少しだけ快適化した。
そう、ベッドをシングルサイズからセミダブルにバージョンアップさせた。
いっその事ダブルベッドにしてしまおうかとも思ったけど、1人で寝る時の寂しさを考えたら、セミダブルが限界だった。
そもそも、ゆん君と2人で寝る時、物凄く密着して寝るんだよね。
ゆん君も俺もその体勢が大好きで、しかも2人ともそれで熟睡できちゃう。なのでシングルでも問題は無いと言えば無いのだけど……ホラ、SEXの時はさ、もう少し広いベッドの方がいいなぁー、なんてね、思ってしまって。
実家から持ってきた年代物のベッドだったし、思い切って買い替えた。
使い心地は上々。
シングルの時より自由に体位を変えたり出来てる。なんて言ってみたけど、俺が好きな体位は密着系だから広さは関係ないんだけどね。
♡.*・。┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈。・*.♡
「……ふぁぁ……んんっ……ぃ……」
正常位で挿入。
ゆん君の前立腺を刺激すると、可愛い声が漏れる。9月に初めて身体を繋げてから、SEXもだいぶ慣れたと思う。相変わらず恥じらいはあるけど、それはそれで可愛いよね。
後ろで快楽を得るのも上手くなってきてる。
「あっ!……あ……っ!!!ゃあ……クる……!んふ……ぁぁ……」
ゆん君の声音が変わる。
そろそろかな?
目をギュッと瞑って、恐らく自分の意志とは別の反応だろう、ガクガクと体が震え始めた。
後ろでイく予兆だ。
「ん……上手……ゆん君……上手だよ……っはぁ……」
激しく突きたくなる衝動をグッと我慢して、一定のリズムで抽挿を続ける。受け手側は、こっちの方が快楽を得やすい筈なんだ。俺調べ。
後ろに刺激を与えつつ、開発中の乳首にも刺激を与えると、面白いくらいに身体が跳ねた。
「ひぁぁん!!!」
あぁ、可愛い反応だ!
ゆん君の足が俺の腰に絡む。それと一緒に胎の中もギュッと締まり……ゆん君の目が見開いた。
そうだね、自分で自分を刺激しちゃったね。
「あぁぁぁ……!!待って!!待って!!」
「ダメ……待たない……ね……?」
この反応が来たなら、もう待たない。
宣言し、抽挿を続け、とどめにゆん君のペニスを握る。後ろで快楽を得やすくなったとは言え、まだ後ろだけでイく事が難しい。
けれども前と後ろ、両方刺激をすると、とても良い反応を見せてくれる。
「んぁっ!!あ……っ!!やっ!!!そっちダメ!一緒っ……!!」
「ゆん君、好きだよね?一緒」
既に先走りでヌルヌルになってしまったペニスを、抽挿のリズムに合わせてしごく。
「んっ!!んっ!!イくっ!!好き……っ!!それ……あ゛……ふぅぅっ……!!!」
「かわいいっ!!かわいいよ……ゆん君……!好き……大好き……」
心から溢れるがままに呟く。可愛い、かわいいんだ、俺の恋人。俺の裕也。
彼の射精を促すように、それでいて俺自身も自分のリズムに段々とシフトさせる。
身体がぶつかり合う音が卑猥だ。
「あ゛……あ゛……ひぁ……やぁぁ……タケトさ……んんんっ~~~!!!!」
ビクビクっと痙攣した後に、身体を硬直させ、ゆん君のペニスから盛大な白濁が飛び散った。
無事にイけたみたいだけど……ゴメンね、と心の中で謝って、俺は腰を動かし続けた。俺はまだイってないんだ……
「タットさん!?……あ゛っっ……!!!イ゛……たっ!!イッてる……!ヤダっ!!も……っ……だめぇぇ……んぁぁぁ~~」
「後ろだけでも……ね……?」
1度前でイかせた後に刺激を与えると、後ろでもイきやすくなる。そして、俺はその反応を見るのがとても好き。ゆん君のあられもない姿と声が、可哀想で愛おしい。そんな姿が見たくて、俺も最後まで気持ち良くなりたくて、ちょっとだけ、ちょっとだけと言い訳しながら刺激を続ける。
「やっ!!またイくっ!!出ないのにっ!!クるっ!!ふぁ!!あ!!!あ!!!」
「気持ちいーよ……はぁ……あっ……裕也……好き……っ!!好きっ!!」
逃げを打とうとするゆん君を拘束する様に抱き締め、攻め続ける。
「……っひん……ぅっく……」
あぁ、目尻から涙出てるし鼻水もヨダレも垂れてる。可愛い、かわいい。ずっとビクビクと跳ねてるのも可愛い。
そんな哀れで可愛い恋人を抱き締めながら、俺も彼の中で果てる。
終わった後に乗っかられるのが好きだと言われてから、当たり前の様に、ゆん君の上に覆いかぶさった。
「はぁぅ……」
あ、この反応……
「まだイッてる?」
頬にキスをしながら聞くと、
「ゃん……うぅ……しばらく……このまま……刺激しないでください……」
なんとも可愛い返事を貰えた。
「んっ……ふふ……かわいい……」
「ダメって言ったのに……」
「ホントにダメだった……?」
これでも、本気のダメとそうじゃないダメは見極めているつもりだ。
今回は絶対にダメじゃないダメ。なので俺はゆん君が好きそうな態度で誤魔化した。首を傾げながら、目をのぞき込むやつね。あの仕草、ゆん君が好きなの知ってる。
思惑通り、ゆん君は言葉を詰まらせた後、絞り出すように、否定してくれた。
「気持ち良かったです……あと……乳首……弄られるの、気持ち良かったのでまたされたいです……」
「ふふっ!素直なゆん君大好き!!」
気持ち良かった事は教えて、と常々仕込み続けた結果、ゆん君はこうやって恥じらいながらも自分が好きなプレイを教えてくれるようになった。
恥ずかしがり屋な恋人であったとしても、SEXは気持ち良くて幸せな気持ちになるのだと、思って欲しい。
俺の寝室が少しだけ快適化した。
そう、ベッドをシングルサイズからセミダブルにバージョンアップさせた。
いっその事ダブルベッドにしてしまおうかとも思ったけど、1人で寝る時の寂しさを考えたら、セミダブルが限界だった。
そもそも、ゆん君と2人で寝る時、物凄く密着して寝るんだよね。
ゆん君も俺もその体勢が大好きで、しかも2人ともそれで熟睡できちゃう。なのでシングルでも問題は無いと言えば無いのだけど……ホラ、SEXの時はさ、もう少し広いベッドの方がいいなぁー、なんてね、思ってしまって。
実家から持ってきた年代物のベッドだったし、思い切って買い替えた。
使い心地は上々。
シングルの時より自由に体位を変えたり出来てる。なんて言ってみたけど、俺が好きな体位は密着系だから広さは関係ないんだけどね。
♡.*・。┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈。・*.♡
「……ふぁぁ……んんっ……ぃ……」
正常位で挿入。
ゆん君の前立腺を刺激すると、可愛い声が漏れる。9月に初めて身体を繋げてから、SEXもだいぶ慣れたと思う。相変わらず恥じらいはあるけど、それはそれで可愛いよね。
後ろで快楽を得るのも上手くなってきてる。
「あっ!……あ……っ!!!ゃあ……クる……!んふ……ぁぁ……」
ゆん君の声音が変わる。
そろそろかな?
目をギュッと瞑って、恐らく自分の意志とは別の反応だろう、ガクガクと体が震え始めた。
後ろでイく予兆だ。
「ん……上手……ゆん君……上手だよ……っはぁ……」
激しく突きたくなる衝動をグッと我慢して、一定のリズムで抽挿を続ける。受け手側は、こっちの方が快楽を得やすい筈なんだ。俺調べ。
後ろに刺激を与えつつ、開発中の乳首にも刺激を与えると、面白いくらいに身体が跳ねた。
「ひぁぁん!!!」
あぁ、可愛い反応だ!
ゆん君の足が俺の腰に絡む。それと一緒に胎の中もギュッと締まり……ゆん君の目が見開いた。
そうだね、自分で自分を刺激しちゃったね。
「あぁぁぁ……!!待って!!待って!!」
「ダメ……待たない……ね……?」
この反応が来たなら、もう待たない。
宣言し、抽挿を続け、とどめにゆん君のペニスを握る。後ろで快楽を得やすくなったとは言え、まだ後ろだけでイく事が難しい。
けれども前と後ろ、両方刺激をすると、とても良い反応を見せてくれる。
「んぁっ!!あ……っ!!やっ!!!そっちダメ!一緒っ……!!」
「ゆん君、好きだよね?一緒」
既に先走りでヌルヌルになってしまったペニスを、抽挿のリズムに合わせてしごく。
「んっ!!んっ!!イくっ!!好き……っ!!それ……あ゛……ふぅぅっ……!!!」
「かわいいっ!!かわいいよ……ゆん君……!好き……大好き……」
心から溢れるがままに呟く。可愛い、かわいいんだ、俺の恋人。俺の裕也。
彼の射精を促すように、それでいて俺自身も自分のリズムに段々とシフトさせる。
身体がぶつかり合う音が卑猥だ。
「あ゛……あ゛……ひぁ……やぁぁ……タケトさ……んんんっ~~~!!!!」
ビクビクっと痙攣した後に、身体を硬直させ、ゆん君のペニスから盛大な白濁が飛び散った。
無事にイけたみたいだけど……ゴメンね、と心の中で謝って、俺は腰を動かし続けた。俺はまだイってないんだ……
「タットさん!?……あ゛っっ……!!!イ゛……たっ!!イッてる……!ヤダっ!!も……っ……だめぇぇ……んぁぁぁ~~」
「後ろだけでも……ね……?」
1度前でイかせた後に刺激を与えると、後ろでもイきやすくなる。そして、俺はその反応を見るのがとても好き。ゆん君のあられもない姿と声が、可哀想で愛おしい。そんな姿が見たくて、俺も最後まで気持ち良くなりたくて、ちょっとだけ、ちょっとだけと言い訳しながら刺激を続ける。
「やっ!!またイくっ!!出ないのにっ!!クるっ!!ふぁ!!あ!!!あ!!!」
「気持ちいーよ……はぁ……あっ……裕也……好き……っ!!好きっ!!」
逃げを打とうとするゆん君を拘束する様に抱き締め、攻め続ける。
「……っひん……ぅっく……」
あぁ、目尻から涙出てるし鼻水もヨダレも垂れてる。可愛い、かわいい。ずっとビクビクと跳ねてるのも可愛い。
そんな哀れで可愛い恋人を抱き締めながら、俺も彼の中で果てる。
終わった後に乗っかられるのが好きだと言われてから、当たり前の様に、ゆん君の上に覆いかぶさった。
「はぁぅ……」
あ、この反応……
「まだイッてる?」
頬にキスをしながら聞くと、
「ゃん……うぅ……しばらく……このまま……刺激しないでください……」
なんとも可愛い返事を貰えた。
「んっ……ふふ……かわいい……」
「ダメって言ったのに……」
「ホントにダメだった……?」
これでも、本気のダメとそうじゃないダメは見極めているつもりだ。
今回は絶対にダメじゃないダメ。なので俺はゆん君が好きそうな態度で誤魔化した。首を傾げながら、目をのぞき込むやつね。あの仕草、ゆん君が好きなの知ってる。
思惑通り、ゆん君は言葉を詰まらせた後、絞り出すように、否定してくれた。
「気持ち良かったです……あと……乳首……弄られるの、気持ち良かったのでまたされたいです……」
「ふふっ!素直なゆん君大好き!!」
気持ち良かった事は教えて、と常々仕込み続けた結果、ゆん君はこうやって恥じらいながらも自分が好きなプレイを教えてくれるようになった。
恥ずかしがり屋な恋人であったとしても、SEXは気持ち良くて幸せな気持ちになるのだと、思って欲しい。
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