55 / 67
49:表~77
しおりを挟む
季節もすっかり冬めいた12月。
俺の寝室が少しだけ快適化した。
そう、ベッドをシングルサイズからセミダブルにバージョンアップさせた。
いっその事ダブルベッドにしてしまおうかとも思ったけど、1人で寝る時の寂しさを考えたら、セミダブルが限界だった。
そもそも、ゆん君と2人で寝る時、物凄く密着して寝るんだよね。
ゆん君も俺もその体勢が大好きで、しかも2人ともそれで熟睡できちゃう。なのでシングルでも問題は無いと言えば無いのだけど……ホラ、SEXの時はさ、もう少し広いベッドの方がいいなぁー、なんてね、思ってしまって。
実家から持ってきた年代物のベッドだったし、思い切って買い替えた。
使い心地は上々。
シングルの時より自由に体位を変えたり出来てる。なんて言ってみたけど、俺が好きな体位は密着系だから広さは関係ないんだけどね。
♡.*・。┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈。・*.♡
「……ふぁぁ……んんっ……ぃ……」
正常位で挿入。
ゆん君の前立腺を刺激すると、可愛い声が漏れる。9月に初めて身体を繋げてから、SEXもだいぶ慣れたと思う。相変わらず恥じらいはあるけど、それはそれで可愛いよね。
後ろで快楽を得るのも上手くなってきてる。
「あっ!……あ……っ!!!ゃあ……クる……!んふ……ぁぁ……」
ゆん君の声音が変わる。
そろそろかな?
目をギュッと瞑って、恐らく自分の意志とは別の反応だろう、ガクガクと体が震え始めた。
後ろでイく予兆だ。
「ん……上手……ゆん君……上手だよ……っはぁ……」
激しく突きたくなる衝動をグッと我慢して、一定のリズムで抽挿を続ける。受け手側は、こっちの方が快楽を得やすい筈なんだ。俺調べ。
後ろに刺激を与えつつ、開発中の乳首にも刺激を与えると、面白いくらいに身体が跳ねた。
「ひぁぁん!!!」
あぁ、可愛い反応だ!
ゆん君の足が俺の腰に絡む。それと一緒に胎の中もギュッと締まり……ゆん君の目が見開いた。
そうだね、自分で自分を刺激しちゃったね。
「あぁぁぁ……!!待って!!待って!!」
「ダメ……待たない……ね……?」
この反応が来たなら、もう待たない。
宣言し、抽挿を続け、とどめにゆん君のペニスを握る。後ろで快楽を得やすくなったとは言え、まだ後ろだけでイく事が難しい。
けれども前と後ろ、両方刺激をすると、とても良い反応を見せてくれる。
「んぁっ!!あ……っ!!やっ!!!そっちダメ!一緒っ……!!」
「ゆん君、好きだよね?一緒」
既に先走りでヌルヌルになってしまったペニスを、抽挿のリズムに合わせてしごく。
「んっ!!んっ!!イくっ!!好き……っ!!それ……あ゛……ふぅぅっ……!!!」
「かわいいっ!!かわいいよ……ゆん君……!好き……大好き……」
心から溢れるがままに呟く。可愛い、かわいいんだ、俺の恋人。俺の裕也。
彼の射精を促すように、それでいて俺自身も自分のリズムに段々とシフトさせる。
身体がぶつかり合う音が卑猥だ。
「あ゛……あ゛……ひぁ……やぁぁ……タケトさ……んんんっ~~~!!!!」
ビクビクっと痙攣した後に、身体を硬直させ、ゆん君のペニスから盛大な白濁が飛び散った。
無事にイけたみたいだけど……ゴメンね、と心の中で謝って、俺は腰を動かし続けた。俺はまだイってないんだ……
「タットさん!?……あ゛っっ……!!!イ゛……たっ!!イッてる……!ヤダっ!!も……っ……だめぇぇ……んぁぁぁ~~」
「後ろだけでも……ね……?」
1度前でイかせた後に刺激を与えると、後ろでもイきやすくなる。そして、俺はその反応を見るのがとても好き。ゆん君のあられもない姿と声が、可哀想で愛おしい。そんな姿が見たくて、俺も最後まで気持ち良くなりたくて、ちょっとだけ、ちょっとだけと言い訳しながら刺激を続ける。
「やっ!!またイくっ!!出ないのにっ!!クるっ!!ふぁ!!あ!!!あ!!!」
「気持ちいーよ……はぁ……あっ……裕也……好き……っ!!好きっ!!」
逃げを打とうとするゆん君を拘束する様に抱き締め、攻め続ける。
「……っひん……ぅっく……」
あぁ、目尻から涙出てるし鼻水もヨダレも垂れてる。可愛い、かわいい。ずっとビクビクと跳ねてるのも可愛い。
そんな哀れで可愛い恋人を抱き締めながら、俺も彼の中で果てる。
終わった後に乗っかられるのが好きだと言われてから、当たり前の様に、ゆん君の上に覆いかぶさった。
「はぁぅ……」
あ、この反応……
「まだイッてる?」
頬にキスをしながら聞くと、
「ゃん……うぅ……しばらく……このまま……刺激しないでください……」
なんとも可愛い返事を貰えた。
「んっ……ふふ……かわいい……」
「ダメって言ったのに……」
「ホントにダメだった……?」
これでも、本気のダメとそうじゃないダメは見極めているつもりだ。
今回は絶対にダメじゃないダメ。なので俺はゆん君が好きそうな態度で誤魔化した。首を傾げながら、目をのぞき込むやつね。あの仕草、ゆん君が好きなの知ってる。
思惑通り、ゆん君は言葉を詰まらせた後、絞り出すように、否定してくれた。
「気持ち良かったです……あと……乳首……弄られるの、気持ち良かったのでまたされたいです……」
「ふふっ!素直なゆん君大好き!!」
気持ち良かった事は教えて、と常々仕込み続けた結果、ゆん君はこうやって恥じらいながらも自分が好きなプレイを教えてくれるようになった。
恥ずかしがり屋な恋人であったとしても、SEXは気持ち良くて幸せな気持ちになるのだと、思って欲しい。
俺の寝室が少しだけ快適化した。
そう、ベッドをシングルサイズからセミダブルにバージョンアップさせた。
いっその事ダブルベッドにしてしまおうかとも思ったけど、1人で寝る時の寂しさを考えたら、セミダブルが限界だった。
そもそも、ゆん君と2人で寝る時、物凄く密着して寝るんだよね。
ゆん君も俺もその体勢が大好きで、しかも2人ともそれで熟睡できちゃう。なのでシングルでも問題は無いと言えば無いのだけど……ホラ、SEXの時はさ、もう少し広いベッドの方がいいなぁー、なんてね、思ってしまって。
実家から持ってきた年代物のベッドだったし、思い切って買い替えた。
使い心地は上々。
シングルの時より自由に体位を変えたり出来てる。なんて言ってみたけど、俺が好きな体位は密着系だから広さは関係ないんだけどね。
♡.*・。┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈。・*.♡
「……ふぁぁ……んんっ……ぃ……」
正常位で挿入。
ゆん君の前立腺を刺激すると、可愛い声が漏れる。9月に初めて身体を繋げてから、SEXもだいぶ慣れたと思う。相変わらず恥じらいはあるけど、それはそれで可愛いよね。
後ろで快楽を得るのも上手くなってきてる。
「あっ!……あ……っ!!!ゃあ……クる……!んふ……ぁぁ……」
ゆん君の声音が変わる。
そろそろかな?
目をギュッと瞑って、恐らく自分の意志とは別の反応だろう、ガクガクと体が震え始めた。
後ろでイく予兆だ。
「ん……上手……ゆん君……上手だよ……っはぁ……」
激しく突きたくなる衝動をグッと我慢して、一定のリズムで抽挿を続ける。受け手側は、こっちの方が快楽を得やすい筈なんだ。俺調べ。
後ろに刺激を与えつつ、開発中の乳首にも刺激を与えると、面白いくらいに身体が跳ねた。
「ひぁぁん!!!」
あぁ、可愛い反応だ!
ゆん君の足が俺の腰に絡む。それと一緒に胎の中もギュッと締まり……ゆん君の目が見開いた。
そうだね、自分で自分を刺激しちゃったね。
「あぁぁぁ……!!待って!!待って!!」
「ダメ……待たない……ね……?」
この反応が来たなら、もう待たない。
宣言し、抽挿を続け、とどめにゆん君のペニスを握る。後ろで快楽を得やすくなったとは言え、まだ後ろだけでイく事が難しい。
けれども前と後ろ、両方刺激をすると、とても良い反応を見せてくれる。
「んぁっ!!あ……っ!!やっ!!!そっちダメ!一緒っ……!!」
「ゆん君、好きだよね?一緒」
既に先走りでヌルヌルになってしまったペニスを、抽挿のリズムに合わせてしごく。
「んっ!!んっ!!イくっ!!好き……っ!!それ……あ゛……ふぅぅっ……!!!」
「かわいいっ!!かわいいよ……ゆん君……!好き……大好き……」
心から溢れるがままに呟く。可愛い、かわいいんだ、俺の恋人。俺の裕也。
彼の射精を促すように、それでいて俺自身も自分のリズムに段々とシフトさせる。
身体がぶつかり合う音が卑猥だ。
「あ゛……あ゛……ひぁ……やぁぁ……タケトさ……んんんっ~~~!!!!」
ビクビクっと痙攣した後に、身体を硬直させ、ゆん君のペニスから盛大な白濁が飛び散った。
無事にイけたみたいだけど……ゴメンね、と心の中で謝って、俺は腰を動かし続けた。俺はまだイってないんだ……
「タットさん!?……あ゛っっ……!!!イ゛……たっ!!イッてる……!ヤダっ!!も……っ……だめぇぇ……んぁぁぁ~~」
「後ろだけでも……ね……?」
1度前でイかせた後に刺激を与えると、後ろでもイきやすくなる。そして、俺はその反応を見るのがとても好き。ゆん君のあられもない姿と声が、可哀想で愛おしい。そんな姿が見たくて、俺も最後まで気持ち良くなりたくて、ちょっとだけ、ちょっとだけと言い訳しながら刺激を続ける。
「やっ!!またイくっ!!出ないのにっ!!クるっ!!ふぁ!!あ!!!あ!!!」
「気持ちいーよ……はぁ……あっ……裕也……好き……っ!!好きっ!!」
逃げを打とうとするゆん君を拘束する様に抱き締め、攻め続ける。
「……っひん……ぅっく……」
あぁ、目尻から涙出てるし鼻水もヨダレも垂れてる。可愛い、かわいい。ずっとビクビクと跳ねてるのも可愛い。
そんな哀れで可愛い恋人を抱き締めながら、俺も彼の中で果てる。
終わった後に乗っかられるのが好きだと言われてから、当たり前の様に、ゆん君の上に覆いかぶさった。
「はぁぅ……」
あ、この反応……
「まだイッてる?」
頬にキスをしながら聞くと、
「ゃん……うぅ……しばらく……このまま……刺激しないでください……」
なんとも可愛い返事を貰えた。
「んっ……ふふ……かわいい……」
「ダメって言ったのに……」
「ホントにダメだった……?」
これでも、本気のダメとそうじゃないダメは見極めているつもりだ。
今回は絶対にダメじゃないダメ。なので俺はゆん君が好きそうな態度で誤魔化した。首を傾げながら、目をのぞき込むやつね。あの仕草、ゆん君が好きなの知ってる。
思惑通り、ゆん君は言葉を詰まらせた後、絞り出すように、否定してくれた。
「気持ち良かったです……あと……乳首……弄られるの、気持ち良かったのでまたされたいです……」
「ふふっ!素直なゆん君大好き!!」
気持ち良かった事は教えて、と常々仕込み続けた結果、ゆん君はこうやって恥じらいながらも自分が好きなプレイを教えてくれるようになった。
恥ずかしがり屋な恋人であったとしても、SEXは気持ち良くて幸せな気持ちになるのだと、思って欲しい。
0
お気に入りに追加
31
あなたにおすすめの小説

守護霊は吸血鬼❤
凪子
BL
ごく普通の男子高校生・楠木聖(くすのき・ひじり)は、紅い月の夜に不思議な声に導かれ、祠(ほこら)の封印を解いてしまう。
目の前に現れた青年は、驚く聖にこう告げた。「自分は吸血鬼だ」――と。
冷酷な美貌の吸血鬼はヴァンと名乗り、二百年前の「血の契約」に基づき、いかなるときも好きなだけ聖の血を吸うことができると宣言した。
憑りつかれたままでは、殺されてしまう……!何とかして、この恐ろしい吸血鬼を祓ってしまわないと。
クラスメイトの笹倉由宇(ささくら・ゆう)、除霊師の月代遥(つきしろ・はるか)の協力を得て、聖はヴァンを追い払おうとするが……?
ツンデレ男子高校生と、ドS吸血鬼の物語。
【完結】嘘はBLの始まり
紫紺
BL
現在売り出し中の若手俳優、三條伊織。
突然のオファーは、話題のBL小説『最初で最後のボーイズラブ』の主演!しかもW主演の相手役は彼がずっと憧れていたイケメン俳優の越前享祐だった!
衝撃のBLドラマと現実が同時進行!
俳優同士、秘密のBLストーリーが始まった♡
※番外編を追加しました!(1/3)
4話追加しますのでよろしくお願いします。

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

好きなあいつの嫉妬がすごい
カムカム
BL
新しいクラスで新しい友達ができることを楽しみにしていたが、特に気になる存在がいた。それは幼馴染のランだった。
ランはいつもクールで落ち着いていて、どこか遠くを見ているような眼差しが印象的だった。レンとは対照的に、内向的で多くの人と打ち解けることが少なかった。しかし、レンだけは違った。ランはレンに対してだけ心を開き、笑顔を見せることが多かった。
教室に入ると、運命的にレンとランは隣同士の席になった。レンは心の中でガッツポーズをしながら、ランに話しかけた。
「ラン、おはよう!今年も一緒のクラスだね。」
ランは少し驚いた表情を見せたが、すぐに微笑み返した。「おはよう、レン。そうだね、今年もよろしく。」

ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。
後輩に嫌われたと思った先輩と その先輩から突然ブロックされた後輩との、その後の話し…
まゆゆ
BL
澄 真広 (スミ マヒロ) は、高校三年の卒業式の日から。
5年に渡って拗らせた恋を抱えていた。
相手は、後輩の久元 朱 (クモト シュウ) 5年前の卒業式の日、想いを告げるか迷いながら待って居たが、シュウは現れず。振られたと思い込む。
一方で、シュウは、澄が急に自分をブロックしてきた事にショックを受ける。
唯一自分を、励ましてくれた先輩からのブロックを時折思い出しては、辛くなっていた。
それは、澄も同じであの日、来てくれたら今とは違っていたはずで仮に振られたとしても、ここまで拗らせることもなかったと考えていた。
そんな5年後の今、シュウは住み込み先で失敗して追い出された途方に暮れていた。
そこへ社会人となっていた澄と再会する。
果たして5年越しの恋は、動き出すのか?
表紙のイラストは、Daysさんで作らせていただきました。
Take On Me
マン太
BL
親父の借金を返済するため、ヤクザの若頭、岳(たける)の元でハウスキーパーとして働く事になった大和(やまと)。
初めは乗り気でなかったが、持ち前の前向きな性格により、次第に力を発揮していく。
岳とも次第に打ち解ける様になり…。
軽いノリのお話しを目指しています。
※BLに分類していますが軽めです。
※他サイトへも掲載しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる