食べたい2人の気散事・裏

黒川

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39:表~60

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明るいっていいな。
ゆん君の均整のとれた身体をくまなく見ることが出来るし、反応もしっかりと確認出来る。

ゆん君の好きなところ……ここ、

「ふぁ……あぁっ!!」

で、こう……

「……んん……んぁっ!」

触れば触る程に反応してくれるゆん君が可愛すぎて、いつも以上に身体を撫で回してしまう。

「可愛いよ。裕也、もっと声聞かせて?ほら、ここ、気持ちいいね……」

身体が弛緩したところで、アナルに指を挿入し、前立腺を刺激する。

「んん~~~っ!!!あ……ぅ……」

仰向けで足を大きく開かせているので、ペニスの反応も顔の表情もよく見える。

「タットさん……」

はぁはぁと息切れしながら俺の名前を呼ぶゆん君が愛おしい。
緩んだ顔で見つめていると、ゆん君も同じようにヘラリと笑ってくれた。

ローションを足しながら、ゆん君の様子を見つつ、指の本数も増やしていく。

「はぁ……っ……んん……は……っ!」

嫌がられても、怖がられてもいない事を確認しながら、前立腺と一緒にペニスを扱く。まだ、後ろだけで快感を拾うのは難しそうだ。

「ふっ……んんっ!!きもち、いい……タットさん……」
「うん……かわいい……裕也かわいい……1度、イッておこうね……」

1度イかせるために、アナルとペニスの刺激を強めると、限界が近いのか、ゆん君の身体がガクガクと震え始め、可愛い喘ぎ声と共に射精した。
愛しさのあまり、後処理もおざなりに抱き締めてキスをする。
ちょっと苦しそうにしてるのに、一生懸命俺のキスに応えようとしてる姿が健気だし、それでいて身体を擦り付ける行為が堪らない。

「かわいい……かわいいよ……好き……大好き……裕也……愛してる……凄く、凄く愛してるんだよ」

「俺も大好きです……とても大好きです」

自ら強請ってくれるキスもうれしい。
けど……もう少し……あと少し……先に進みたい。

「挿れて、いい?」

そう聞きながら、ゆん君の手の甲にキスをする。
なんだか誓いの儀式みたいだ。

「はい……」

ゆん君の返事を貰うと、俺は彼の足を掴んだ。
対面で足を大きく開かせ、ゆん君の腰にクッションをあてがい間に割り入る。

「この格好、辛くない?」
「はい……」

そのまま、自分のペニスにゴムを被せ、腰を進ませた。ゆん君のアナルと俺の先っぽが触れ合う。

「挿れるよ……?」

宣言してから、ゆん君に覆いかぶさって腰を押し進めた。
あぁ、いよいよだ。
ずっと……こんな日がくれば良いと、思いながらも、どこか来る事は無いだろうと思っていた。
でも……ゆん君とひとつになれるんだ。
逸る気持ちを何とか抑え、挿入を始めた。


♡.*・゚┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈゚・*.♡


……分かっていたけど、キツい。
けど幸せな締め付け。

「んぐっぁ………」

ゆん君が耐えているのも分かる。
苦しいよね……痛い……かな……?
彼のどんな些細な表情さえも見逃すまいと見つめながら、少しずつ、少しずつ進める。
ヤバい……既に気持ちいい。
全部入り切っていないにもかかわらず、「好きな子と結ばれる」と言う事実だけでイッてしまいそう。
何とか暴発するのを耐えようと歯を食いしばりながら腰を進めてると、

「っは!……ぅあっ、はぁ……タットさん……タットさん……」

息を吐いて、身体全体の力を抜いて受け入れてくれてるゆん君が、腰を揺らして俺のペニスを刺激してきた。

「……あっ……こらっ……」

思わず腰を掴んで動きを制する。

「幸せ過ぎてすぐイッちゃいそうなの堪えてるんだよ?煽っちゃだめ」

カッコ悪いと思ったけど、素直に現状を伝えると、ゆん君は嬉しそうに笑ってくれた。

少しずつ進めながら全部挿入し終えると、堪らずに抱きついて、頬にキス。

「全部入ったよ……苦しくない?」

そう聞くと、ゆん君は回答に困ってるみたいだった。まぁ、苦しいよね。
挿入しただけなので、別の感覚も与えようと、

「少しだけ……ね?」

そう言って腰を引き、ペニスを途中まで抜く。

「んんんっ、ひうぁっ!!」

目を見開いて声を漏らすゆん君が可愛い。

「かわいい……」

「あっ、あぁ!!」

グッと今度は腰を進めて挿入。

「大丈夫そうだね、」

口から漏れるのは喘ぎ声。
痛みは無さそう……ゆるゆると抽挿を繰り返す。

「こんな感覚……知ら……いっ……あぁん!」

そうだよね、知る訳が無い。
だって俺が初めてなんだから。

「うん……俺が、……っく、教えてあげるっ!」

教えたい。
けど、俺も初めて知った。
両思いセックスの多幸感。
だから、俺にも教えてね?

カリの部分を使って彼の前立腺を刺激する。

「あっ!!ゃあっ、……!!」

ビクンっ!と跳ねる様が可愛い。
少しでも、俺とのセックスが気持ち良いと思ってもらえたら、幸せな気持ちでいてくれたら、そう思いながら、ゆん君の胎の中を刺激する。

「あ゛っ……あ、……はぁっ……、……おれ……ゃ……」

言葉にならない声が、ゆん君の口から漏れてくる。その声すらも興奮する。

「……ごめっ!もちそうにもないっ……」

しばらくゆん君の様子を見ながらゆっくりと反応を楽しんでいたのだけど、

「ひっ!!あぁん!!!」

激しめに抽挿を始めた。

「んぁ……あ゛、、やぁ…………!あぁぁ……んんーーっ!!」

「裕也……!裕也………!!!」

噛み付くようにキスをし、キツくキツ抱き締める。そのまま、腰を押し付けて……そのまま射精した。
2人息絶え絶えで抱き合っていると、腹にゆん君の堅いペニスの感触。
あ……、と気づいた時には、ゆん君は自ら腰を動かし、俺の腹に擦り付けてきた。

「んん……ぁ……」

勢いの無い精子が零れ、ゆん君も小さく息を漏らしていた。



可愛い。



可愛くて、愛おしい。
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