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本編

24-カナタ キリ の、事後。

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ヌプン、とお尻から抜かれる刺激もなんだか気持ち良くてフルフルっと体を震わせてしまった。
うーん……僕、そんなにエッチに興味ある自覚は無かったんだけど、本当は凄く好きだったのかな?
こんなにサガリ君とのエッチが気持ち良くて……出来れば……これからもこう言う事したいなぁ……なんて、終わったばっかりなのに、もう次のエッチを考えてしまっている。

けど、サガリ君は真面目顔でガサゴソしてから僕の事を心配そうに覗き込んでくれた。

「体……痛くない?」

「うん?……う……んー、ちょっとお尻と腰が痛いけど、そこまでじゃないと思うよ」

そう答えると、サガリ君は僕にピッタリくっ付いて、膝の裏と肩に腕を回して抱き上げてくれた。
コレお姫さま抱っこだ……女の子がみんな憧れるやつ!

「なんか……余裕無くてゴメン、もっとスマートにシたかったのに……」

お姫さま抱っこが特別でも何でも無い雰囲気を醸し出してお風呂に向かってる。
あ、そうかお風呂入るのか。
確かに体中ベトベトしてるもんね。

「あの、サガリ君。歩けるから、降ろして?」

と言いつつ実はしっかりと落ちないようにサガリ君の首に手を回している。
でも、このまま両手離してくれたら首にぶら下がって降りられると思っていたんだけもね。

「歩けてもヤダ。俺が運びたいんだよ」

降ろして貰えなかった。


▪▫❑⧉◻︎□◻︎□◻︎⧉❑▫▪


お風呂の中でもずっと横抱きで、僕のことを隅々まで洗ってシャワーで流してくれた。
バスタブの中でも抱っこだ。
1ミリも離れる気配が無い。
お風呂から上がって体を拭く時、さすがに離れるだろうと思ったけど、後ろから抱き込まれて密着状態で拭かれた。
その後もお姫さま抱っこ、座って横抱きにされて顔と髪の毛にいつものベタベタが塗られる。
僕が不満気な顔をしていると、サガリ君は機嫌良さそうに俺を見つめていた。

「俺の手で、もっと可愛くなろうな?」

そんな言葉も添えられた。
そんな事言われたら……帰りたくないなぁって気持ちがムクムクと出てきちゃう。
それでも明日帰るけど。


▪▫❑⧉◻︎□◻︎□◻︎⧉❑▫▪


ベタベタが終わると、最初の宣言通り、僕たちはサガリ君のベッドで一緒に眠った。
サガリ君は抱き枕の様に僕を抱え込んで、僕もその感触が気持ち良くて……あと、さっきされた事が怒涛過ぎて……いっぱい疲れていたたいで直ぐに眠ってしまった。
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