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職場の変更届は至ってシンプルだ。
住所変更に通勤費変更、あとは緊急連絡先。
幸か不幸か、子どもは俺の扶養には入ってなかった。なので扶養関係の手続きは一切無い。
元嫁は、こうなる事を予測してたのだろうか?今となっては分からないけど、多分予測してたんだろう。
なので、傍から見れば俺の変更届けは単なるお引越し。
しかもこれらの変更届は数年前から、電子化されたので、余計な人の目につくことなく変更される。
と、思ってたのは俺だけで、自分のPCから変更届を作成してたら後ろから女性社員に声をかけられた。
「あれ?中本さん、お引越しですか?」
あー……面倒臭いかも。
「うん、引越し」
「確か、奥さんお勤め先の社宅にお住いでしたよね?ご家族で社宅から出るんですか?」
いや、本当にやめて。俺のライフがゼロになるから。てか、なんで彼女が俺の住まい状況把握してんの?って俺がこの支店に異動してきた当初に自己紹介がてらベラベラ喋ってたか。そりゃそうなるな。
「んふ……センシティブ情報♡」
我ながらキモい含み笑いとセンシティブで誤魔化してみた。センシティブって便利な言葉だよな。
「はーい」
彼女はニコっと笑って「別に興味があったわけでも無いんですけどね」と見て分かるような態度で去って行った。
そんなやり取りがあったせいか、職場では程なくして俺が別居か離婚か?と噂され、職場で比較的仲の良い同僚に聞かれ、「あぁ、やっぱり……」と言う反応を貰った。
その後、俺は腫れ物扱いされたかと言うと特にそんなことも無く、以前と変わらない職場環境で働いてる。みんな大人だ。下世話な事は俺の知らない所で話されてる。いつだったか、いつもは出ない時間に休憩に出たら、先に女性社員数人が集まって休憩を取っていた。彼女らは話に夢中で俺が来た事に気づいてなかったっぽい。
「中本さんの奥さん……良かったね」
「本当に、ようやく!?って思ったわ」
「私もー!ぜったい耐えられないもん!」
「仕事仲間としては別に文句は無いけどさ……」
「「うん」」
「「「夫としては無いわ」」」
綺麗に女性社員たちの言葉が被った。
そうか、俺は無いのか。
珈琲を買いたかったが、気づかれてはいけない気がして俺はその場を去った。
ショックか否かと言えばショックかも知れないが、それより彼女たちの「仕事仲間としては文句は無い」と言う言葉に安堵した。うん、嫌われてないならいいや。
そんなワケで、今日も俺は、表向きではあるけど比較的平和な日常を送ってる。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
「中本さーん、今年の七五三はどうします?」
直属の上司が聞いてきた。
「行きます」
俺が答えると「はーい」と何とも軽い返事が返ってきた。
「5年目の時もやってるよね?流れは把握してる?不在時の引継だけしっかりしといてね」
「承知しました」
うちの会社は、新卒・中途関係なく、まず入社3ヶ月、5ヶ月、7ヶ月に2泊3日のフォローアップ研修がある。これは出席必須。その後に任意参加の、入社3年目、5年目、7年目に同じく2泊3日のフォローアップ研修がある。それらを社内では子どもの節句になぞらえて「七五三」と呼んでいる。俺は中途採用の今年で7年目。フォローアップ最後の研修を受ける事になってた。正直、3年目までは参加者もそこそこいるのだが5年目7年目となると段々参加者は尻すぼみになると言われてる。
理由は2つ。1つは勤続7年未満で退職。もう1つは参加するのが面倒臭い。
正直、7年くらい勤めていると一通り知識も経験も積み上がり良くも悪くも仕事がこなれてくる。そうすると、任される仕事の責任が今まで以上に重くなり、仕事に穴を空けてまで研修を受けに行くと言う事が億劫になってしまう。
俺は一切そんな事思わないけど。
俺からしたら公に仕事がサボれる最高のイベントにしか思えない。任意とは言え与えられた権利だし、研修中は宿泊先で3食しっかり食事が出るし、研修なので残業はない。仕事だって俺一人でしてる訳じゃないから誰かしらに引き継いでおけばいい。「俺がいないと仕事が回らない!」なんて古い考えでしかない。誰が居なくなったって結局仕事は回る。
「中本さんも、とうとう最後の七五三ですねぇ」
隣に座ってる女性社員が話しかけてきた。多分、引継の事を気にしてるのだろう。
「私が業務引き継ぎますので、特殊対応の案件があったら早めに声がけして下さいね」
「ありがとうございます。今の所は特にはないですが、出てきたら早めに連携します。その時はよろしくお願いします」
ヘコっと軽く会釈すると、彼女はニコッと笑った。
うん。良い職場だ。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
「では、行ってまいります」
研修初日、一旦職場に顔を出してから研修施設に向かう。
幸い、変な引継が発生する事はなく、普段のルーチンを隣の席の女性社員に引継いだ。彼女も難しい案件が無くホッとしているみたいだった。
「こっちは心配しないで大丈夫ですよ。まぁ、中本さんはそう言う事無いと思いますけど」
ニコニコ笑いながらピリっとした棘を感じるが、まぁ気にしない。その通りだから。
「引継の時も言いましたが、変なの来たら取り敢えず課長に丸投げでOKです。その後、俺に振るかは課長が判断しますし」
「はーい。気をつけて行ってきてくださいね」
グッと彼女は親指を立てから、ヒラヒラと手を振ってくれた。
再度、俺は周りにヘコっと会釈をしながら職場を出て研修施設へと向かった。
研修施設と言っても、場所は本社の一角。宿泊も本社併設の宿泊所で、二段ベッドと机を置いただけのキッツキツの部屋。風呂トイレは共同と言う、しんどい人にはしんどい環境。皆、入社1年目の七五三でこれを経験してるので、多分それも相まって参加者は減っていくのかもしれない。と、指示された部屋番号に入室しながら思った。
俺は、こう言う狭い場所は好きだし、共同風呂も気にならない。
「おはようございます」
扉が開く音と同時に男の声が聞こえる。振り向くと、俺より少し肌ツヤの良い男が入ってきた。
「相変わらず狭っ!よくこの部屋に大の男2人詰め込もうって思いましたよね。決めた奴も経験してみろって話ですよ」
言葉の割には楽しそうに鞄を机の上に置き、事前に渡された研修資料と思われるファイルと筆記用具を取り出していた。
「中本さーん、ベッド上と下どっちが良いですか?俺は上がいいです。なので中本さんは下で良いですか?」
選択権とは?
「はい」
とは言え、ベッドの上も下も拘りは無いので下のベッドに腰をかけ、男と同じように研修資料と筆記用具を取り出し準備をした。荷物はベッドの上に置く。男の鞄が机の上を陣取ってるので、俺の荷物は置けない。それくらい、机も小さいんだよな。
「もう準備は大丈夫ですか?確か今日の研修開始は10時からでしたよね。これから3日間、よろしくお願いします」
ヘコっと男に会釈する。そう言えば、この男、俺の名前知ってたよな?同室になる奴の名前って事前に知れたっけ?頭を下げながら「ん?」と首を傾げた。
「中本さん、お久しぶりです。平久です」
人好きしそうな笑顔で挨拶してくれたが、覚えてない。
「はい、お久しぶりです。研修室は上の階でしたっけ?準備が出来てるなら、一緒に行きませんか?」
覚えてないと言うのも失礼だろうし、会話してれば何か思い出せるかと思い、当たり障りのない返答をする。すると男は「ぶふっ!」と吹き出し爆笑しだした。
「中本さん、絶対俺の事覚えてないですよね。めっちゃ顔に出てますよ。誤魔化し方が雑!!」
何がどう雑なのか、そんなに俺の態度は面白かったのか、良く分からないが覚えてない事がバレたので素直に謝っておく。
「すみません、人の顔と名前を覚えるのが苦手で。不快な思いをされたのなら謝ります。申し訳ありませんでした、平久さん」
「いや、いーんですよ。覚えて貰ってるとは思ってなかったので。俺も試すような事を言ってしまってすみませんでした。改めて、平久陽一です。本当は、入社1年目の七五三も、3年目も5年目も一緒に研修受けてるんですけどね」
ははは、と眉をハの字にして笑う。ちょっと犬っぽい表情だな、とか思ったのは内緒。
でも、確かに7年目の研修が一緒と言うことはそれまでの研修も一緒だったはずだ。なのに全く覚えてないと言うことは、俺にとってはその程度の記憶だったのだろう。平久さんには申し訳ないが、多分この研修が終わったら程なくしてまた彼を俺は忘れるだろう。それこそ、同じ部署にならない限りは。
住所変更に通勤費変更、あとは緊急連絡先。
幸か不幸か、子どもは俺の扶養には入ってなかった。なので扶養関係の手続きは一切無い。
元嫁は、こうなる事を予測してたのだろうか?今となっては分からないけど、多分予測してたんだろう。
なので、傍から見れば俺の変更届けは単なるお引越し。
しかもこれらの変更届は数年前から、電子化されたので、余計な人の目につくことなく変更される。
と、思ってたのは俺だけで、自分のPCから変更届を作成してたら後ろから女性社員に声をかけられた。
「あれ?中本さん、お引越しですか?」
あー……面倒臭いかも。
「うん、引越し」
「確か、奥さんお勤め先の社宅にお住いでしたよね?ご家族で社宅から出るんですか?」
いや、本当にやめて。俺のライフがゼロになるから。てか、なんで彼女が俺の住まい状況把握してんの?って俺がこの支店に異動してきた当初に自己紹介がてらベラベラ喋ってたか。そりゃそうなるな。
「んふ……センシティブ情報♡」
我ながらキモい含み笑いとセンシティブで誤魔化してみた。センシティブって便利な言葉だよな。
「はーい」
彼女はニコっと笑って「別に興味があったわけでも無いんですけどね」と見て分かるような態度で去って行った。
そんなやり取りがあったせいか、職場では程なくして俺が別居か離婚か?と噂され、職場で比較的仲の良い同僚に聞かれ、「あぁ、やっぱり……」と言う反応を貰った。
その後、俺は腫れ物扱いされたかと言うと特にそんなことも無く、以前と変わらない職場環境で働いてる。みんな大人だ。下世話な事は俺の知らない所で話されてる。いつだったか、いつもは出ない時間に休憩に出たら、先に女性社員数人が集まって休憩を取っていた。彼女らは話に夢中で俺が来た事に気づいてなかったっぽい。
「中本さんの奥さん……良かったね」
「本当に、ようやく!?って思ったわ」
「私もー!ぜったい耐えられないもん!」
「仕事仲間としては別に文句は無いけどさ……」
「「うん」」
「「「夫としては無いわ」」」
綺麗に女性社員たちの言葉が被った。
そうか、俺は無いのか。
珈琲を買いたかったが、気づかれてはいけない気がして俺はその場を去った。
ショックか否かと言えばショックかも知れないが、それより彼女たちの「仕事仲間としては文句は無い」と言う言葉に安堵した。うん、嫌われてないならいいや。
そんなワケで、今日も俺は、表向きではあるけど比較的平和な日常を送ってる。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
「中本さーん、今年の七五三はどうします?」
直属の上司が聞いてきた。
「行きます」
俺が答えると「はーい」と何とも軽い返事が返ってきた。
「5年目の時もやってるよね?流れは把握してる?不在時の引継だけしっかりしといてね」
「承知しました」
うちの会社は、新卒・中途関係なく、まず入社3ヶ月、5ヶ月、7ヶ月に2泊3日のフォローアップ研修がある。これは出席必須。その後に任意参加の、入社3年目、5年目、7年目に同じく2泊3日のフォローアップ研修がある。それらを社内では子どもの節句になぞらえて「七五三」と呼んでいる。俺は中途採用の今年で7年目。フォローアップ最後の研修を受ける事になってた。正直、3年目までは参加者もそこそこいるのだが5年目7年目となると段々参加者は尻すぼみになると言われてる。
理由は2つ。1つは勤続7年未満で退職。もう1つは参加するのが面倒臭い。
正直、7年くらい勤めていると一通り知識も経験も積み上がり良くも悪くも仕事がこなれてくる。そうすると、任される仕事の責任が今まで以上に重くなり、仕事に穴を空けてまで研修を受けに行くと言う事が億劫になってしまう。
俺は一切そんな事思わないけど。
俺からしたら公に仕事がサボれる最高のイベントにしか思えない。任意とは言え与えられた権利だし、研修中は宿泊先で3食しっかり食事が出るし、研修なので残業はない。仕事だって俺一人でしてる訳じゃないから誰かしらに引き継いでおけばいい。「俺がいないと仕事が回らない!」なんて古い考えでしかない。誰が居なくなったって結局仕事は回る。
「中本さんも、とうとう最後の七五三ですねぇ」
隣に座ってる女性社員が話しかけてきた。多分、引継の事を気にしてるのだろう。
「私が業務引き継ぎますので、特殊対応の案件があったら早めに声がけして下さいね」
「ありがとうございます。今の所は特にはないですが、出てきたら早めに連携します。その時はよろしくお願いします」
ヘコっと軽く会釈すると、彼女はニコッと笑った。
うん。良い職場だ。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
「では、行ってまいります」
研修初日、一旦職場に顔を出してから研修施設に向かう。
幸い、変な引継が発生する事はなく、普段のルーチンを隣の席の女性社員に引継いだ。彼女も難しい案件が無くホッとしているみたいだった。
「こっちは心配しないで大丈夫ですよ。まぁ、中本さんはそう言う事無いと思いますけど」
ニコニコ笑いながらピリっとした棘を感じるが、まぁ気にしない。その通りだから。
「引継の時も言いましたが、変なの来たら取り敢えず課長に丸投げでOKです。その後、俺に振るかは課長が判断しますし」
「はーい。気をつけて行ってきてくださいね」
グッと彼女は親指を立てから、ヒラヒラと手を振ってくれた。
再度、俺は周りにヘコっと会釈をしながら職場を出て研修施設へと向かった。
研修施設と言っても、場所は本社の一角。宿泊も本社併設の宿泊所で、二段ベッドと机を置いただけのキッツキツの部屋。風呂トイレは共同と言う、しんどい人にはしんどい環境。皆、入社1年目の七五三でこれを経験してるので、多分それも相まって参加者は減っていくのかもしれない。と、指示された部屋番号に入室しながら思った。
俺は、こう言う狭い場所は好きだし、共同風呂も気にならない。
「おはようございます」
扉が開く音と同時に男の声が聞こえる。振り向くと、俺より少し肌ツヤの良い男が入ってきた。
「相変わらず狭っ!よくこの部屋に大の男2人詰め込もうって思いましたよね。決めた奴も経験してみろって話ですよ」
言葉の割には楽しそうに鞄を机の上に置き、事前に渡された研修資料と思われるファイルと筆記用具を取り出していた。
「中本さーん、ベッド上と下どっちが良いですか?俺は上がいいです。なので中本さんは下で良いですか?」
選択権とは?
「はい」
とは言え、ベッドの上も下も拘りは無いので下のベッドに腰をかけ、男と同じように研修資料と筆記用具を取り出し準備をした。荷物はベッドの上に置く。男の鞄が机の上を陣取ってるので、俺の荷物は置けない。それくらい、机も小さいんだよな。
「もう準備は大丈夫ですか?確か今日の研修開始は10時からでしたよね。これから3日間、よろしくお願いします」
ヘコっと男に会釈する。そう言えば、この男、俺の名前知ってたよな?同室になる奴の名前って事前に知れたっけ?頭を下げながら「ん?」と首を傾げた。
「中本さん、お久しぶりです。平久です」
人好きしそうな笑顔で挨拶してくれたが、覚えてない。
「はい、お久しぶりです。研修室は上の階でしたっけ?準備が出来てるなら、一緒に行きませんか?」
覚えてないと言うのも失礼だろうし、会話してれば何か思い出せるかと思い、当たり障りのない返答をする。すると男は「ぶふっ!」と吹き出し爆笑しだした。
「中本さん、絶対俺の事覚えてないですよね。めっちゃ顔に出てますよ。誤魔化し方が雑!!」
何がどう雑なのか、そんなに俺の態度は面白かったのか、良く分からないが覚えてない事がバレたので素直に謝っておく。
「すみません、人の顔と名前を覚えるのが苦手で。不快な思いをされたのなら謝ります。申し訳ありませんでした、平久さん」
「いや、いーんですよ。覚えて貰ってるとは思ってなかったので。俺も試すような事を言ってしまってすみませんでした。改めて、平久陽一です。本当は、入社1年目の七五三も、3年目も5年目も一緒に研修受けてるんですけどね」
ははは、と眉をハの字にして笑う。ちょっと犬っぽい表情だな、とか思ったのは内緒。
でも、確かに7年目の研修が一緒と言うことはそれまでの研修も一緒だったはずだ。なのに全く覚えてないと言うことは、俺にとってはその程度の記憶だったのだろう。平久さんには申し訳ないが、多分この研修が終わったら程なくしてまた彼を俺は忘れるだろう。それこそ、同じ部署にならない限りは。
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