騎士団員より屈強な騎士団寮の寮母♂さんのお話。

本編

【閑話】教えて！！寮母♂さん！薬師さん！

※QAです。

質問：薬師くすしってどんなお仕事なの？

薬師：これは俺の管轄だな。薬師の仕事は、薬草の栽培と加工、調合、販売、新薬の研究。生産から販売まで全部出来るのが「薬師」それとは別に「薬販売士やっぱんし」ってのもあるが、それは薬の「仕入」と「販売」のみが出来る仕事だ。大抵「薬師」「薬販売士」がセットで薬屋を営んでるところが多い。俺も王都に居た時は割と大きな薬屋で働いていたから薬師も販売士もたくさんいた。けど、今は1人でのんびりと仕事をさせて貰ってるよ。


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質問：「薬師」「薬販売士」になるにはどうしたらいいですか？

薬師：また俺か。「薬師」も「薬販売士」も資格職だ。まずは資格試験に受かる事。それから薬師は店を構えるには、栽培～販売と研究出来る環境である事が条件だ。店の環境が整っていれば、そこに薬師が何人働いていても問題ない。大きな街では薬師が集まって出資して1つの店を構える事が多い。
「薬販売士」は薬師に雇われるのが大半だな。あとは自分で薬師から薬を卸して辺境の村に売りに行く事が出来る。なぜ「薬販売士」が資格職かと言うと患者に間違った薬を処方したり過小販売や過量販売を抑止するための資格だ。「薬販売士」は薬は作れないが知識を持ってないとなれない尊い職業だ。


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質問：魔植物ローションて、なんですか？

薬師：は？なんだそれ？

(薬師と婚姻した後の)弟君：はいはーい、ここは僕の管轄！わぁ、父さん若い！可愛い！
えっと、魔植物ローションだね。
これは僕が開発した夜の営みに使うためのローション。
小さい頃、兄さんと2人で遊んでたら魔植物に襲われて、寮母♂さんに助けてもらったって言う経緯があるんだけど、大きくなってから、その魔植物を研究したんだよね。
で、あれの茎から出る液体を他の素材と特定の魔力を与えて混ぜると、すんごいラブローションになったんだ。これ、僕が初めて開発した薬だよ。男女関係なく売れに売れまくってるから、僕の財産凄いことになってるよ。他にも僕が開発した薬は色々あるけど、それはまた今度紹介するね。
魔植物ローションは、父さんと僕の関係にも必需品になってるんだぁ♡♡

薬師：は？どういう事だ？

弟君：んふ♡♡僕が大きくなるまで待っててね(唐突に消える)

薬師：うわ消えた。何だったんだ……？

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質問：この国の魔法属性には、どんなものがありますか？

寮母♂：お？ようやく俺の番か？まぁ、どっちが答えても問題なさそうだけどな。
属性は、火・水・土・風・光・闇・その他
が、ある。あ？その他ってなんだ？その他はその他だ。火水土風光闇以外の属性だよ。
人は多かれ少なかれ必ず魔力を持って生まれる。そして、属性は必ず親から遺伝する。持てる属性の数は基本1つか2つ。それぞれ親から1個ずつ引き継ぐ。
どういう仕組みなのかは分からないが、人はそうやって産まれてくる。

薬師：ちなみに、俺は火と風の属性を持ってる。息子たちは水と土だ。俺の息子たちは俺の属性を引き継いでない。引いては俺とは血が繋がってないと言うことになるな。魔力の多いやつは、相手の属性が分かる。だから俺らみたいな属性の親子は、直ぐに血縁関係が無いと分かってしまうんだ。

寮母♂：まぁ、なんだ。そういう機微な所があるから相手の属性を無闇に聞いたり言いふらしたりするのはマナー違反だし、それらを理由に婚姻・採用・評価等を貶めてはいけないと法で定められている。


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質問：寮母♂さんと薬師の関係は？特別なの？


寮母♂：幼なじみだな。

薬師：幼なじみだ。

寮母♂：特別か？

薬師：普通の幼なじみだろ。まぁ、家借りてる事は特別だな。

寮母♂：普通の幼なじみだ。家貸してる事は特別か。


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質問：寮母♂さんのスリーサイズは？


寮母♂：ばかやろう。だからなんでそんな事を聞くんだよ。知らねぇよ。誰も興味無ぇだろそんなもん。

薬師：上から、デカい、デカい、デカい。で、いいんじゃないか？お前は総じてデカい。

寮母♂：そうか。じゃぁ薬師は、上から、薄い、薄い、薄い。でも心はデカい。これでどうだ？

薬師：身体的特徴については物申したいが事実なのが悔やまれる。心がデカいってのはありがとな。

寮母♂：ん。


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薬師：えーっと、これで今回はおしまいか？なんか俺が出しゃばって色々喋ってしまってたが、大丈夫か？

寮母♂：問題ない

薬師：そうか。なら良かった。もっと知りたい事があったら、寮母♂に聞いてくれ。恐らく俺よりずっと上手く答えてくれるはずだぜ？

寮母♂：気になる事があればなんでも聞けばいい。俺の分かることなら答える。
じゃぁ、またな。