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本編
6-6 里帰りの、寮母♂さん。
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タマサワリノギの準備も終わり、席に着きました。
ちなみに、寄合所は靴を脱いで床に座るスタイルです。
床に座るのがしんどい人には、足の低い椅子が用意されています。
皆が揃ったので、村長さんが飲み物のコップをかかげ、立ってタマサワリノギのご挨拶を述べ始めました。
「今年も良き儀になりますように。酒は程々にな」
タマサワリノギが始ましました。
𓂃𓈒𓂂𓏸
なぁーんて言っても結局は村を挙げての宴会です。
皆で楽しくお喋りをしながら飲み食いをするのです。
子どもは子ども同士でご飯を食べたり、小さな子どもは親のそばで介助をして貰いながら食事を楽しみます。
寮母♂さんも村のご飯をしっかりと食べています。
隣には、庭師が座っており、思い出話に花が咲いているみたいですね。
「お前は最初から規格外だった」
「自覚はあった。だから騎士になって国を守ろうと思ったんだ」
「立派だよなぁ」
「お前は?今は庭師だが、もともと薬師だろ?村でそっちはやらねーのか?」
「薬販売の許可が貰える条件が揃ってねぇんだ。特に薬草を育てる環境が整ってねぇ。だから栽培の技術を活かして庭師してる」
「そうか。お前が調合した薬は昔から効いてたからな。もったいねぇな」
「もったいねぇのは同感。俺も出来れば薬師を続けたかったんだが……あ、もう少し落ち着いたら環境整えて復帰するつもりではあるけどな?」
と、しっぽりとポツポツ会話をしていれば、寮母♂さんとお話をしたい同年代くらいの男どもがワラワラと群がってきました。
「元気だったか?」
「王都は変わりないか?」
「いつ村に戻ってくるんだ?」
「戻る予定はまだないのか」
「あっちでイイヒトは見つかったのか?」
寮母♂さんも、嫌な顔1つも浮かべずに丁寧に会話を楽しみます。
「元気じゃねぇ日なんて1日も無かったぜ?」
「王都も平和なもんだ。王様が良政を行ってくださっているおかげだろうな」
「バカヤロウ。騎士引退しても俺はまだまだ現役だ。隠居するには早ぇよ」
「だから戻らねぇっての」
「居ねぇよ。出会いなんか無ぇし興味も今のところ無ぇ」
ゲラゲラと笑い合って、思い出話に花を咲かせ、時々故人を思い、ホロリと気持ちをしっとりとさせる寮母♂さんと村の人たちなのでした。
𓂃𓈒𓂂𓏸
時間も程よく過ぎ、お料理も随分と片付きました。
子どもたちは、そろそろおネムの時間です。
「ホレ、子どもたちがネムネムしてる。そろそろお開きだな」
村長がそう言うと、動ける大人たちはゾロゾロと片付けを始めました。
大人数で片付ければ早いものです。
寄合所は、あっという間に綺麗に片付いてしまいました。
「じゃぁ、これでタマサワリノギを終わりにする。みんな、気をつけて帰るように」
村長さんが仕切ると、それぞれワラワラと寄合所を後にしました。
「寮母♂は二次会来るのか?」
村人の1人が寮母♂さんに声をかけました。
村の行事に二次会とは?と思いますが、村の若人たちはまだ飲み足りないようで、誰かの家に集まって引き続き飲み会をするみたいですね。
「いや、俺は遠慮しとく」
寮母♂さんは断りました。
その視線の先には、庭師とその息子たちの姿がありました。
2人とも、庭師に抱っこをせがんでいますが、庭師の体格は寮母♂さんと比べれば細身です。
……誰ですか?寮母♂さんと比較すれば誰でも細身になってしまうと突っ込んだのは。その通りですよ。
その通りですが、庭師はその中でも細身なのです。
「お前ら……俺が2人同時に抱っこ出来ると思ってるのか……?」
「寮母♂さんは出来たもん」
抱っこを求めて両手を広げているお兄ちゃんですが、出来ない事を分かってて甘えてるみたいですね。お顔がちょっとニヤついています。
「父ちゃんもやってぇ」
弟君は純粋なキラキラお目目でオネダリしてるので、きっとお父さんも出来ると信じているのでしょう。
寮母♂さんは3人に近づき、お兄ちゃんを後ろから抱き上げました。
「父ちゃんを困らせるな。体格を見ろ、2人は無理だ。悪いがお前は俺の抱っこで我慢してくれないか?」
「事実だが言われると傷付くんだが?」
庭師は文句を言いつつ、弟君を抱き上げました。
弟君はお父さんに抱っこされて嬉しそうです。
「寮母♂さん……♡♡」
「父ちゃん……♡♡」
それぞれ抱っこの主にムキュッとしがみつきました。
「お?兄貴は俺の抱っこでも満足してくれるか?でも、あとできちんと父ちゃんにも甘えておくんだぞ?」
ニコっと寮母♂さんが笑いかけると、お兄ちゃんの頬はポッとピンクに染まりました。
お兄ちゃんは、しっかりと寮母♂さんに初恋泥棒されたみたいですね。
「寮母♂さん、僕んちお泊まりしよ?」
「お?」
「お兄ちゃんずるい!僕んちにもお泊まり来て!」
「いやお前ら同じ家に住んでるだろ。てか客間も客用の布団も無ぇし寮母♂だってゆっくりしたいだろうが」
兄弟のお誘いを、ピシャと庭師が制しました。
寮母♂さんは、少し考えてから、
「じゃぁ、俺ん家来るか?お前らと一緒で客用の寝具は無ぇが、ベッドがデカいから4人で寝ても大丈夫だろ」
と、提案をしました。
もう兄弟たちは大興奮です。
お兄ちゃんは、寮母♂さんにさらにしがみつき、弟君はジタバタと庭師の腕の中で暴れました。
「ちょっ暴れるな!暴れるな!落ちるだろうが!!……寮母♂、いいのか?」
「もてなしとか何も出来ねぇぞ。けど、お前らがそれで良ければ俺は問題無い」
そんなこんなで、4人は寮母♂さんのお家に向かうのでした。
𓂃𓈒𓂂𓏸
子どもたちは、すでにお風呂に入っているので、液体歯磨きで口をすすぎ、パンツとシャツだけの姿になりました。
「冬以外はいつもこの格好だよ」
と、お兄ちゃん。
寝巻きは不要みたいですね。
問題は庭師です。
直接寮母♂さんの家に来てしまったので、着替えがありません。
「一旦家に戻るわ」
と言いましたが、
「俺の寝間着貸してやるよ。着てる服全部出せ。夜のうちに洗っといてやる」
と、庭師をスッポンポンにしてお風呂場に押し込みました。
寮母♂さんの寝間着と言えば、『4.寮母♂さんの夜は遅い』記載通り、触り心地の良い柔らかく薄い生地で作られた衣類1枚のみなので色々とうすーく透けてしまいます……
それを庭師と寮母♂さんが纏うと言うのでしょうか……
いいえ、そこは子どもが居る環境です。
触り心地は良いですが、きちんと肌が隠れるシャツと短パンが庭師には渡されましたし、寮母♂さんもしっかりと肌の透け感を抑えています。
庭師がお風呂に入っている間に、寮母♂さんは洗濯用魔道具にみんなの洗濯物を放り込みました。
「アライイッカイススギニカイダッスイカンソウゼンジドウ」
呪文を唱えてお洗濯は完了です。
明日の朝にはふんわり柔らかな衣類に仕上がっているはずです。
𓂃𓈒𓂂𓏸
ベッドの上で、3人でお風呂に入っている庭師を待っていると、兄弟たちはうつらうつらと船を漕ぎ始め、コテンと2人仲良くピットリくっついて夢の中へ行ってしまいました。
寮母♂さんは、起こさないようにそっとベッドの真ん中に来るよう体制を整え、薄手のタオルケットをかけてあげました。
寝室の照明も少し落とします。
2人はより一層深く夢の中へ誘われるのでした。
𓂃𓈒𓂂𓏸
しばらく待っていると、庭師がお風呂から上がり寝室にやって来ました。
明かりが落ちているので、庭師もそうっと入って来ます。
「2人は寝たのか」
と、ベッドに目をやると、寮母♂さんは静かに頷きました。
庭師はまず、眠っている2人の様子を見に近づきました。
そして、愛おしそうに2人の寝顔を眺めていました。
「今日は、ありがとうな。貴重な里帰りだって言うのにコイツらと一緒に過ごして貰っちまって。コイツらも楽しかったと思う」
「気にするな。俺が一緒に居たくて付き合って貰ったみたいなもんだ……ところで、大人が寝るには少しまだ早いと思うのだが……ちょっと一杯付き合ってくれないか?」
ちなみに、寄合所は靴を脱いで床に座るスタイルです。
床に座るのがしんどい人には、足の低い椅子が用意されています。
皆が揃ったので、村長さんが飲み物のコップをかかげ、立ってタマサワリノギのご挨拶を述べ始めました。
「今年も良き儀になりますように。酒は程々にな」
タマサワリノギが始ましました。
𓂃𓈒𓂂𓏸
なぁーんて言っても結局は村を挙げての宴会です。
皆で楽しくお喋りをしながら飲み食いをするのです。
子どもは子ども同士でご飯を食べたり、小さな子どもは親のそばで介助をして貰いながら食事を楽しみます。
寮母♂さんも村のご飯をしっかりと食べています。
隣には、庭師が座っており、思い出話に花が咲いているみたいですね。
「お前は最初から規格外だった」
「自覚はあった。だから騎士になって国を守ろうと思ったんだ」
「立派だよなぁ」
「お前は?今は庭師だが、もともと薬師だろ?村でそっちはやらねーのか?」
「薬販売の許可が貰える条件が揃ってねぇんだ。特に薬草を育てる環境が整ってねぇ。だから栽培の技術を活かして庭師してる」
「そうか。お前が調合した薬は昔から効いてたからな。もったいねぇな」
「もったいねぇのは同感。俺も出来れば薬師を続けたかったんだが……あ、もう少し落ち着いたら環境整えて復帰するつもりではあるけどな?」
と、しっぽりとポツポツ会話をしていれば、寮母♂さんとお話をしたい同年代くらいの男どもがワラワラと群がってきました。
「元気だったか?」
「王都は変わりないか?」
「いつ村に戻ってくるんだ?」
「戻る予定はまだないのか」
「あっちでイイヒトは見つかったのか?」
寮母♂さんも、嫌な顔1つも浮かべずに丁寧に会話を楽しみます。
「元気じゃねぇ日なんて1日も無かったぜ?」
「王都も平和なもんだ。王様が良政を行ってくださっているおかげだろうな」
「バカヤロウ。騎士引退しても俺はまだまだ現役だ。隠居するには早ぇよ」
「だから戻らねぇっての」
「居ねぇよ。出会いなんか無ぇし興味も今のところ無ぇ」
ゲラゲラと笑い合って、思い出話に花を咲かせ、時々故人を思い、ホロリと気持ちをしっとりとさせる寮母♂さんと村の人たちなのでした。
𓂃𓈒𓂂𓏸
時間も程よく過ぎ、お料理も随分と片付きました。
子どもたちは、そろそろおネムの時間です。
「ホレ、子どもたちがネムネムしてる。そろそろお開きだな」
村長がそう言うと、動ける大人たちはゾロゾロと片付けを始めました。
大人数で片付ければ早いものです。
寄合所は、あっという間に綺麗に片付いてしまいました。
「じゃぁ、これでタマサワリノギを終わりにする。みんな、気をつけて帰るように」
村長さんが仕切ると、それぞれワラワラと寄合所を後にしました。
「寮母♂は二次会来るのか?」
村人の1人が寮母♂さんに声をかけました。
村の行事に二次会とは?と思いますが、村の若人たちはまだ飲み足りないようで、誰かの家に集まって引き続き飲み会をするみたいですね。
「いや、俺は遠慮しとく」
寮母♂さんは断りました。
その視線の先には、庭師とその息子たちの姿がありました。
2人とも、庭師に抱っこをせがんでいますが、庭師の体格は寮母♂さんと比べれば細身です。
……誰ですか?寮母♂さんと比較すれば誰でも細身になってしまうと突っ込んだのは。その通りですよ。
その通りですが、庭師はその中でも細身なのです。
「お前ら……俺が2人同時に抱っこ出来ると思ってるのか……?」
「寮母♂さんは出来たもん」
抱っこを求めて両手を広げているお兄ちゃんですが、出来ない事を分かってて甘えてるみたいですね。お顔がちょっとニヤついています。
「父ちゃんもやってぇ」
弟君は純粋なキラキラお目目でオネダリしてるので、きっとお父さんも出来ると信じているのでしょう。
寮母♂さんは3人に近づき、お兄ちゃんを後ろから抱き上げました。
「父ちゃんを困らせるな。体格を見ろ、2人は無理だ。悪いがお前は俺の抱っこで我慢してくれないか?」
「事実だが言われると傷付くんだが?」
庭師は文句を言いつつ、弟君を抱き上げました。
弟君はお父さんに抱っこされて嬉しそうです。
「寮母♂さん……♡♡」
「父ちゃん……♡♡」
それぞれ抱っこの主にムキュッとしがみつきました。
「お?兄貴は俺の抱っこでも満足してくれるか?でも、あとできちんと父ちゃんにも甘えておくんだぞ?」
ニコっと寮母♂さんが笑いかけると、お兄ちゃんの頬はポッとピンクに染まりました。
お兄ちゃんは、しっかりと寮母♂さんに初恋泥棒されたみたいですね。
「寮母♂さん、僕んちお泊まりしよ?」
「お?」
「お兄ちゃんずるい!僕んちにもお泊まり来て!」
「いやお前ら同じ家に住んでるだろ。てか客間も客用の布団も無ぇし寮母♂だってゆっくりしたいだろうが」
兄弟のお誘いを、ピシャと庭師が制しました。
寮母♂さんは、少し考えてから、
「じゃぁ、俺ん家来るか?お前らと一緒で客用の寝具は無ぇが、ベッドがデカいから4人で寝ても大丈夫だろ」
と、提案をしました。
もう兄弟たちは大興奮です。
お兄ちゃんは、寮母♂さんにさらにしがみつき、弟君はジタバタと庭師の腕の中で暴れました。
「ちょっ暴れるな!暴れるな!落ちるだろうが!!……寮母♂、いいのか?」
「もてなしとか何も出来ねぇぞ。けど、お前らがそれで良ければ俺は問題無い」
そんなこんなで、4人は寮母♂さんのお家に向かうのでした。
𓂃𓈒𓂂𓏸
子どもたちは、すでにお風呂に入っているので、液体歯磨きで口をすすぎ、パンツとシャツだけの姿になりました。
「冬以外はいつもこの格好だよ」
と、お兄ちゃん。
寝巻きは不要みたいですね。
問題は庭師です。
直接寮母♂さんの家に来てしまったので、着替えがありません。
「一旦家に戻るわ」
と言いましたが、
「俺の寝間着貸してやるよ。着てる服全部出せ。夜のうちに洗っといてやる」
と、庭師をスッポンポンにしてお風呂場に押し込みました。
寮母♂さんの寝間着と言えば、『4.寮母♂さんの夜は遅い』記載通り、触り心地の良い柔らかく薄い生地で作られた衣類1枚のみなので色々とうすーく透けてしまいます……
それを庭師と寮母♂さんが纏うと言うのでしょうか……
いいえ、そこは子どもが居る環境です。
触り心地は良いですが、きちんと肌が隠れるシャツと短パンが庭師には渡されましたし、寮母♂さんもしっかりと肌の透け感を抑えています。
庭師がお風呂に入っている間に、寮母♂さんは洗濯用魔道具にみんなの洗濯物を放り込みました。
「アライイッカイススギニカイダッスイカンソウゼンジドウ」
呪文を唱えてお洗濯は完了です。
明日の朝にはふんわり柔らかな衣類に仕上がっているはずです。
𓂃𓈒𓂂𓏸
ベッドの上で、3人でお風呂に入っている庭師を待っていると、兄弟たちはうつらうつらと船を漕ぎ始め、コテンと2人仲良くピットリくっついて夢の中へ行ってしまいました。
寮母♂さんは、起こさないようにそっとベッドの真ん中に来るよう体制を整え、薄手のタオルケットをかけてあげました。
寝室の照明も少し落とします。
2人はより一層深く夢の中へ誘われるのでした。
𓂃𓈒𓂂𓏸
しばらく待っていると、庭師がお風呂から上がり寝室にやって来ました。
明かりが落ちているので、庭師もそうっと入って来ます。
「2人は寝たのか」
と、ベッドに目をやると、寮母♂さんは静かに頷きました。
庭師はまず、眠っている2人の様子を見に近づきました。
そして、愛おしそうに2人の寝顔を眺めていました。
「今日は、ありがとうな。貴重な里帰りだって言うのにコイツらと一緒に過ごして貰っちまって。コイツらも楽しかったと思う」
「気にするな。俺が一緒に居たくて付き合って貰ったみたいなもんだ……ところで、大人が寝るには少しまだ早いと思うのだが……ちょっと一杯付き合ってくれないか?」
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