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本編
6-5 里帰りの、寮母♂さん。
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タマサワリノギは、日が落ちてから始まります。
お風呂を上がった3人ですが、日が暮れるにはまだ少し時間がかかりそうです。
さて、このあとはどうしようか?と寮母♂さんが考えていると、お着替えを終えた弟君が白目を剥いてウツラウツラとしています。
まだ、お昼寝が必要な年齢なのでしょう。
お兄ちゃんが割と強めにパシパシと弟君の頬を叩いています。
「起きろ、いま寝るな」
なんて、言ってるお兄ちゃんも、よく見ればちょっと眠たそうです。
いっぱい体を動かして、ゆっくりお風呂に浸かれば、そりゃ眠たくもなります。
寮母♂さんは、
「無理して起きなくていい。弟の方はそのまま寝かせとけ。お前も寝たかったらこのまま寝てしまえ」
そう言って2人を再び抱き上げました。
弟君は遠慮なくスコンと寝落ちました。
お兄ちゃんは、でもでも……と言いつつも、お風呂屋を出て歩き始めれば、直ぐにスヤァと寝落ちてしまいました。
そんな2人を抱き抱え向かった先は、寮母♂さんのお家です。
𓂃𓈒𓂂𓏸
寮母♂さんのお家は、ノドカナ村の端っこにあります。
ご両親が生きていた頃から住んでいたお家なので、1人で住むには少し広い平屋のお家でした。
毎年、里帰りしては簡単な掃除をし、空気を入れ替え、状態保存の魔法をかけなおします。
いつか、寮母♂さんがこの村に戻ってきた時に住めるようにメンテナンスを行っているのです。
まだまだ戻るつもりは一切ありませんけどね。
そんなお家に、すやすやと眠る兄弟を招き入れ、寝室のベッドに寝かせました。
2人とも、少し身動ぎしましたが起きる事は無く、ぐっすり夢の中です。
寮母♂さんは、ベッドの周りに遮音の結界を張りました。
これで、兄弟たちもさらに良く眠れる事でしょう。
寮母♂さんも、一休みの時間です。
𓂃𓈒𓂂𓏸
ところで、タマサワリノギとは何なのでしょうか?
それは、ノドカナ村独自の風習で、夏を過ぎた頃に死んだ人たちの霊魂が村に遊びにやって来るので、一緒に楽しく過ごしましょうと言う行事です。
……お盆ですね、分かります。
魂と交流するので、魂に触る、タマサワリ、となったのです。
格式ばった理は無く、どちらかと言うと死人を口実に村人みんなで飲み食いして交流しましょうと言う、娯楽の少ない村ならではの行事なのです。
寮母♂さんは、毎年タマサワリノギに合わせて、里帰りをするのでした。
𓂃𓈒𓂂𓏸
さて、お昼寝している兄弟を気にしつつ、寮母♂さんはお家のお掃除を始めます。と、言っても状態保存の魔法がかかったお家です。目立った汚れや傷みも無く、すぐに終わってしまいました。
そんな風に時間を過ごしていると、来客がありました。
「寮母♂、俺だ」
兄弟の父親である庭師です。
お仕事が終わったみたいですね。
兄弟を預けていたので、まっすぐ寮母♂さんのお家に向かったのでしょう。
「いらっしゃい、庭師。あいつらは昼寝中だ。そろそろ起こそうとは思っている」
「あぁ、助かる。あまり寝かせすぎると今度は夜寝なくなるからな」
きちんと子育てをしている父親の言葉に、寮母♂さんはニッコリと微笑みました。
「タマサワリノギまで時間は空いているか?良かったら上がっていけ」
寮母♂さんが庭師を誘います。
庭師も礼を言い、寮母♂さんのお家にあがりました。
𓂃𓈒𓂂𓏸
通されたのはリビングでは無く、寝室でした。兄弟がスヤスヤと眠っているお部屋です。
「様子が見れた方が安心だろ?遮音の結界貼ってるから、音は気にしなくていい」
寮母♂さんが庭師にお茶とお茶請けを出しながら説明します。
「ありがとう、相変わらずハチャメチャな魔法だな」
「ははっ、それな。よく言われるが、まぁ便利だしいいだろ?」
「いいけどさ……で、なんだ。コイツらと俺の事とか、話した方がいいか?」
庭師が姿勢を正しました。
顔も少し強ばっています。
「うーん……そこまで介入するつもりは無かったんだが、兄の方は気づいてるぞ?それとも2人に話してるのか?」
寮母♂さんが聞くと、庭師は首をゆっくり横に振りました。
「話したことはない。でも上が察してるのは俺も分かっている。下は恐らく分かってない」
「そうか……もし、お前が望むなら俺があの2人を王都の孤児院に送る事も出来る」
「ダメだ。俺の息子たちだ」
「血が繋がってないのに?」
それでも、と、庭師は息子たちを手放したくないと寮母♂さんに訴えました。
𓂃𓈒𓂂𓏸
庭師は昔、村を出て王都で就職し、職場の上司の紹介で知り合った女性と結婚をしました。
女性は、男の子2人を産みましたが、どちらも庭師の子どもではありませんでした。
女性は他の男との間に子どもを作ったのです。
それでも、自分の傍に彼女がいてくれるならと庭師は女性と子ども達を愛しましたが、結局女性は子どもと庭師を捨て、別の男と一緒になる事を選びました。
残された子どもたちは、とてもショックを受けていました。
彼女が母親として子どもたちと関わっていたか?と言うと、そうでも無かったのですが、それでも子どもたちは、母親とは自分を愛してくれる存在なのだと信じていたのです。
「あの時の、あいつらの絶望した顔を見たら突き放す事なんか出来なかった」
ポソリ、と庭師が胸の内を曝けます。
「それに、あいつらを手放したら、俺だってまた1人になっちまう……だから、無理なんだ。俺が、あいつらから離れられねぇんだよ」
庭師も寮母♂さん同様、ご両親を早くに亡くしています。
なので、家族が居ない寂しさを、寮母♂さんは十分に共感しました。
「お前が納得して育てているなら問題無ぇ。存分に愛してやれ。あと兄は聡いぞ。真実をお前の口からきちんと説明して、その上で家族で居続けたいのだと、言ってやれ」
「……そうだな。変に隠してたらダメだよな。どうせ分かる事なんだし」
「そりゃぁな。お前の魔法属性が火と風なのに、あいつら水と土だろ?見えるやつには見える。弟の方にも直ぐとは言わねぇが、きちんと説明しとけ」
「うん」
庭師がスヤスヤと寝ている兄弟の姿を愛おしそうに眺めました。
「じゃぁ、大人の会話も終わった事だし、2人を起こすか」
「そうだな」
𓂃𓈒𓂂𓏸
外の日は陰り、そろそろタマサワリノギの時間です。
寮母♂さんと庭師、その息子たちは仲良く集会所に向かいました。
もちろん、兄弟2人は寮母♂さんに抱っこされています。
すっかり抱っこ大好きマンですね。
庭師が呆れています。
「お前らなぁ……」
「そんな目くじら立てんな庭師。いつかは2人とも自分の足で立たなきゃいけねぇ日が来るんだからよ。今のうち存分に甘えればいい」
「寮母♂さん……♡♡」
「寮母♂さん……」
お兄ちゃんも、弟君も寮母♂さんにメロメロですね。
熱量はお兄ちゃんの方が多そうですけど……
そんなこんなでゆっくり歩んでは、道すがら別の村人とも合流して、寄合所に到着しました。
中ではバタバタとお料理担当たちが忙しなく準備をしています。
村長も、村長の奥さんも率先して動いています。
子どもたちは、子どもたちで集まってボードゲーム等の屋内遊具でキャッキャと遊んでいました。
「ほら、お前らもあっちに入れてもらえ」
寮母♂さんが抱っこから2人を降ろすと、
「「はーい」」
元気なお返事をして、子どもたちの輪の中に入って行きました。
寮母♂さんと庭師は、お料理担当たちのお手伝いです。
テーブルに食事を配膳したり、飲み物の準備をしたり、食器を並べたりと細々と動きます。
座ってのんびりとしている健康な大人は居ません。
座っている大人は、妊婦さんだったり持病があったり、怪我や老化等で動くのがしんどい人達だけです。
でも、そんな人たちだって子どもの遊びに付き合ったり、目の前に置かれた食器を並べたりと、自分の出来る事をしています。
ノドカナ村の住人は、長閑な人たちばかりですが、働き者でもあるのでした。
✂ーーーーーーーーーー✂
この国では、魔法属性は遺伝します(例外有)
血液型的なポジション。
お風呂を上がった3人ですが、日が暮れるにはまだ少し時間がかかりそうです。
さて、このあとはどうしようか?と寮母♂さんが考えていると、お着替えを終えた弟君が白目を剥いてウツラウツラとしています。
まだ、お昼寝が必要な年齢なのでしょう。
お兄ちゃんが割と強めにパシパシと弟君の頬を叩いています。
「起きろ、いま寝るな」
なんて、言ってるお兄ちゃんも、よく見ればちょっと眠たそうです。
いっぱい体を動かして、ゆっくりお風呂に浸かれば、そりゃ眠たくもなります。
寮母♂さんは、
「無理して起きなくていい。弟の方はそのまま寝かせとけ。お前も寝たかったらこのまま寝てしまえ」
そう言って2人を再び抱き上げました。
弟君は遠慮なくスコンと寝落ちました。
お兄ちゃんは、でもでも……と言いつつも、お風呂屋を出て歩き始めれば、直ぐにスヤァと寝落ちてしまいました。
そんな2人を抱き抱え向かった先は、寮母♂さんのお家です。
𓂃𓈒𓂂𓏸
寮母♂さんのお家は、ノドカナ村の端っこにあります。
ご両親が生きていた頃から住んでいたお家なので、1人で住むには少し広い平屋のお家でした。
毎年、里帰りしては簡単な掃除をし、空気を入れ替え、状態保存の魔法をかけなおします。
いつか、寮母♂さんがこの村に戻ってきた時に住めるようにメンテナンスを行っているのです。
まだまだ戻るつもりは一切ありませんけどね。
そんなお家に、すやすやと眠る兄弟を招き入れ、寝室のベッドに寝かせました。
2人とも、少し身動ぎしましたが起きる事は無く、ぐっすり夢の中です。
寮母♂さんは、ベッドの周りに遮音の結界を張りました。
これで、兄弟たちもさらに良く眠れる事でしょう。
寮母♂さんも、一休みの時間です。
𓂃𓈒𓂂𓏸
ところで、タマサワリノギとは何なのでしょうか?
それは、ノドカナ村独自の風習で、夏を過ぎた頃に死んだ人たちの霊魂が村に遊びにやって来るので、一緒に楽しく過ごしましょうと言う行事です。
……お盆ですね、分かります。
魂と交流するので、魂に触る、タマサワリ、となったのです。
格式ばった理は無く、どちらかと言うと死人を口実に村人みんなで飲み食いして交流しましょうと言う、娯楽の少ない村ならではの行事なのです。
寮母♂さんは、毎年タマサワリノギに合わせて、里帰りをするのでした。
𓂃𓈒𓂂𓏸
さて、お昼寝している兄弟を気にしつつ、寮母♂さんはお家のお掃除を始めます。と、言っても状態保存の魔法がかかったお家です。目立った汚れや傷みも無く、すぐに終わってしまいました。
そんな風に時間を過ごしていると、来客がありました。
「寮母♂、俺だ」
兄弟の父親である庭師です。
お仕事が終わったみたいですね。
兄弟を預けていたので、まっすぐ寮母♂さんのお家に向かったのでしょう。
「いらっしゃい、庭師。あいつらは昼寝中だ。そろそろ起こそうとは思っている」
「あぁ、助かる。あまり寝かせすぎると今度は夜寝なくなるからな」
きちんと子育てをしている父親の言葉に、寮母♂さんはニッコリと微笑みました。
「タマサワリノギまで時間は空いているか?良かったら上がっていけ」
寮母♂さんが庭師を誘います。
庭師も礼を言い、寮母♂さんのお家にあがりました。
𓂃𓈒𓂂𓏸
通されたのはリビングでは無く、寝室でした。兄弟がスヤスヤと眠っているお部屋です。
「様子が見れた方が安心だろ?遮音の結界貼ってるから、音は気にしなくていい」
寮母♂さんが庭師にお茶とお茶請けを出しながら説明します。
「ありがとう、相変わらずハチャメチャな魔法だな」
「ははっ、それな。よく言われるが、まぁ便利だしいいだろ?」
「いいけどさ……で、なんだ。コイツらと俺の事とか、話した方がいいか?」
庭師が姿勢を正しました。
顔も少し強ばっています。
「うーん……そこまで介入するつもりは無かったんだが、兄の方は気づいてるぞ?それとも2人に話してるのか?」
寮母♂さんが聞くと、庭師は首をゆっくり横に振りました。
「話したことはない。でも上が察してるのは俺も分かっている。下は恐らく分かってない」
「そうか……もし、お前が望むなら俺があの2人を王都の孤児院に送る事も出来る」
「ダメだ。俺の息子たちだ」
「血が繋がってないのに?」
それでも、と、庭師は息子たちを手放したくないと寮母♂さんに訴えました。
𓂃𓈒𓂂𓏸
庭師は昔、村を出て王都で就職し、職場の上司の紹介で知り合った女性と結婚をしました。
女性は、男の子2人を産みましたが、どちらも庭師の子どもではありませんでした。
女性は他の男との間に子どもを作ったのです。
それでも、自分の傍に彼女がいてくれるならと庭師は女性と子ども達を愛しましたが、結局女性は子どもと庭師を捨て、別の男と一緒になる事を選びました。
残された子どもたちは、とてもショックを受けていました。
彼女が母親として子どもたちと関わっていたか?と言うと、そうでも無かったのですが、それでも子どもたちは、母親とは自分を愛してくれる存在なのだと信じていたのです。
「あの時の、あいつらの絶望した顔を見たら突き放す事なんか出来なかった」
ポソリ、と庭師が胸の内を曝けます。
「それに、あいつらを手放したら、俺だってまた1人になっちまう……だから、無理なんだ。俺が、あいつらから離れられねぇんだよ」
庭師も寮母♂さん同様、ご両親を早くに亡くしています。
なので、家族が居ない寂しさを、寮母♂さんは十分に共感しました。
「お前が納得して育てているなら問題無ぇ。存分に愛してやれ。あと兄は聡いぞ。真実をお前の口からきちんと説明して、その上で家族で居続けたいのだと、言ってやれ」
「……そうだな。変に隠してたらダメだよな。どうせ分かる事なんだし」
「そりゃぁな。お前の魔法属性が火と風なのに、あいつら水と土だろ?見えるやつには見える。弟の方にも直ぐとは言わねぇが、きちんと説明しとけ」
「うん」
庭師がスヤスヤと寝ている兄弟の姿を愛おしそうに眺めました。
「じゃぁ、大人の会話も終わった事だし、2人を起こすか」
「そうだな」
𓂃𓈒𓂂𓏸
外の日は陰り、そろそろタマサワリノギの時間です。
寮母♂さんと庭師、その息子たちは仲良く集会所に向かいました。
もちろん、兄弟2人は寮母♂さんに抱っこされています。
すっかり抱っこ大好きマンですね。
庭師が呆れています。
「お前らなぁ……」
「そんな目くじら立てんな庭師。いつかは2人とも自分の足で立たなきゃいけねぇ日が来るんだからよ。今のうち存分に甘えればいい」
「寮母♂さん……♡♡」
「寮母♂さん……」
お兄ちゃんも、弟君も寮母♂さんにメロメロですね。
熱量はお兄ちゃんの方が多そうですけど……
そんなこんなでゆっくり歩んでは、道すがら別の村人とも合流して、寄合所に到着しました。
中ではバタバタとお料理担当たちが忙しなく準備をしています。
村長も、村長の奥さんも率先して動いています。
子どもたちは、子どもたちで集まってボードゲーム等の屋内遊具でキャッキャと遊んでいました。
「ほら、お前らもあっちに入れてもらえ」
寮母♂さんが抱っこから2人を降ろすと、
「「はーい」」
元気なお返事をして、子どもたちの輪の中に入って行きました。
寮母♂さんと庭師は、お料理担当たちのお手伝いです。
テーブルに食事を配膳したり、飲み物の準備をしたり、食器を並べたりと細々と動きます。
座ってのんびりとしている健康な大人は居ません。
座っている大人は、妊婦さんだったり持病があったり、怪我や老化等で動くのがしんどい人達だけです。
でも、そんな人たちだって子どもの遊びに付き合ったり、目の前に置かれた食器を並べたりと、自分の出来る事をしています。
ノドカナ村の住人は、長閑な人たちばかりですが、働き者でもあるのでした。
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この国では、魔法属性は遺伝します(例外有)
血液型的なポジション。
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